【全問正解できる？】Web広告クイズで基礎知識をチェック！

こんにちは！Webma編集部ライターの具志堅です。

「Web広告には覚えるべき指標や機能が多くて大変…。」そう感じている初心者も多いのではないでしょうか？

今回は、Web広告の基礎知識を楽しくチェックできる「Web広告クイズ」を作成しました。

問題は全部で8問、リスティング広告に関する内容がメインとなっています。

100点を目指してぜひ挑戦してみてください！

※記事前半が問題、記事後半が解答・解説となっています。

問題

第1問（10点）

「顧客獲得単価」を表す指標は次のうちどれか？1つ選びなさい。

1. CPM
2. CPA
3. CTR

第2問（10点）

リスティング広告に関する次の説明のうち、正しいものはどれか？1つ選びなさい。

1. 潜在層にアプローチしやすい
2. クリックされたときのみ費用が発生する
3. オーガニック検索（SEO）の1位より高いクリック率が見込める

第3問（10点）

Google広告において「品質スコア」の算出に用いられない要素はどれか？1つ選びなさい。

1. 広告の関連性
2. ランディングページの利便性
3. 入札単価
4. 推定クリック率

第4問（10点）

リスティング広告のマッチタイプについて。

「ヨーロッパ 旅行」を完全一致で登録した場合に、広告が表示されないキーワードは次のうちどれか？1つ選びなさい。

1. 「旅行 ヨーロッパ」
2. 「欧州 旅行」
3. 「ヨーロッパ 旅行 スペイン」

第5問（10点）

「特定の検索語句に対して広告が表示されないように設定するキーワード」のことを、Google広告では何と呼ぶか？1つ選びなさい。

1. 除外キーワード
2. 対象外キーワード
3. ロングテールキーワード

第6問（10点）

広告表示オプションに関する説明として、誤りを含むものはどれか？1つ選びなさい。

1. 追加するとクリック数の増加が期待できる
2. Google広告では「アセット」と呼ばれる
3. 掲載順位に関係なく表示される
4. 追加しても費用はかからない

第7問（20点）

健康食品の広告において掲載可能な表現はどれか？1つ選びなさい。

1. 「◯◯（栄養成分）は健康維持に役立つ」
2. 「おなかすっきり」
3. 「食前食後に1～2個ずつ」

第8問（20点）

「複数の見出しや説明文を設定することで、システムが自動で作成する広告」を何と呼ぶか？1つ選びなさい。

1. レスポンシブ検索広告
2. ディスプレイ広告
3. 動的検索広告

解答・解説

第1問（10点）

「顧客獲得単価」を表す指標は次のうちどれか？1つ選びなさい。

1. CPM
2. CPA
3. CTR

【正解】2

正解は2の「CPA」です。

CPAは Cost Per Action の略語で、「コンバージョン1件あたりどれくらいのコストがかかったか」を表します。

CPAは「発生コスト÷コンバージョン数」で算出可能です。

他の選択肢については、以下のとおりです。

• CPM：Cost Per Milleの略。広告が1,000回表示されるのにかかる費用を表す指標。課金形態として「CPM課金」も存在しています。
• CTR：Click Through Rate の略。「クリック率」のこと。広告が表示された回数（インプレッション数）に対して、実際にクリックされた回数の割合を表します。

第2問（10点）

リスティング広告に関する次の説明のうち、正しいものはどれか？1つ選びなさい。

1. 潜在層にアプローチしやすい
2. クリックされたときのみ費用が発生する
3. オーガニック検索（SEO）の1位より高いクリック率が見込める

【正解】2

正解は2の「クリックされたときのみ費用が発生する」です。

リスティング広告はクリック課金制なので、掲載自体には費用がかからず、それぞれのクリックに対して費用が発生します。

「1．潜在層にアプローチしやすい」広告は、ディスプレイ広告や動画広告です。
リスティング広告は、特定のキーワードで検索するユーザーに向けた広告なので、すでに商品やサービスに興味のある「顕在層」へのアプローチに適しています。

3に関して、リスティング広告のクリック率は多くの場合、オーガニック検索の1位には及びません。

広告担当者は各広告の特徴を理解しておくことが重要です。

第3問（10点）

Google広告において「品質スコア」の算出に用いられない要素はどれか？1つ選びなさい。

1. 広告の関連性
2. ランディングページの利便性
3. 入札単価
4. 推定クリック率

【正解】3

正解は3の「入札単価」です。

入札単価は「広告ランク（ページ上でどの広告をどの位置に表示するかを決める数値）」を決める要素ではありますが、品質スコアとは関係がありません。

品質スコアは、広告の品質目安を 1～10のスコアで表す指標です。

Googleは「推定クリック率」「広告の関連性」「ランディングページの利便性」の3つの要素から品質スコアを算出することを明言しています。

第4問（10点）

リスティング広告のマッチタイプについて。

「ヨーロッパ 旅行」を完全一致で登録した場合に、広告が表示されないキーワードは次のうちどれか？1つ選びなさい。

1. 「旅行 ヨーロッパ」
2. 「欧州 旅行」
3. 「ヨーロッパ 旅行 スペイン」

【正解】3

正解は3の「ヨーロッパ 旅行 スペイン」です。

完全一致は「キーワードとまったく同じ意味・意図の検索が広告の表示対象」になります。

「旅行 ヨーロッパ」は語順が異なるだけで意図は「ヨーロッパ 旅行」と変わりません。

「欧州 旅行」は類義語による言い換えなので、こちらも検索の意図は同じです。

一方で「ヨーロッパ 旅行 スペイン」は、キーワードの意図が「ヨーロッパ 旅行」とは異なり、スペインまで絞り込まれています。

よって、完全一致の表示対象からは除外されるわけです。

マッチタイプには「完全一致」以外にも「部分一致」「フレーズ一致」の3種類があります。

リスティング広告の運用をする場合には、理解が必須となるので、間違えてしまった方はしっかりと確認しておきましょう。

第5問（10点）

「特定の検索語句に対して広告が表示されないように設定するキーワード」のことを、Google広告では何と呼ぶか？1つ選びなさい

1. 除外キーワード
2. 対象外キーワード
3. ロングテールキーワード

【正解】1

正解は1の「除外キーワード」です。

除外キーワードを正しく設定することで、成果につながりにくいキーワードでの広告表示を避け、無駄な予算消費を抑えることができます。

2の「対象外キーワード」はYahoo!広告での呼び方です。

3の「ロングテールキーワード」は、リスティング広告のみならず、SEOでもよく使われます。
検索回数が少なく、複数の単語の組み合わせで構成されるようなキーワードをロングテールキーワードと呼びます。

第6問（10点）

広告表示オプションに関する説明として、誤りを含むものはどれか？1つ選びなさい。

1. 追加するとクリック数の増加が期待できる
2. Google広告では「アセット」と呼ばれる
3. 掲載順位に関係なく表示される
4. 追加しても費用はかからない

【正解】3

正解は3の「掲載順位に関係なく表示される」です。

広告表示オプションが表示されるには、いくつかの条件をクリアしなければなりません。

その一つに「広告の掲載順位」が含まれているため、掲載順位は広告表示オプションの表示可能性に影響します。

実際にGoogleは「掲載順位の低い広告のアセットが、掲載順位の高い広告のものより多く表示されることは通常ありません」と説明しています。

広告表示オプションは、情報を補い、広告の視認性を高めることができるので、クリック数を増やす施策として効果的です。

以前はGoogleでも「広告表示オプション」と呼ばれていましたが、現在では「アセット」と呼ばれるようになりました。
アセットについて – Google 広告 ヘルプ

広告表示オプションを追加しても費用はかかりませんが、オプション部分がクリックされると広告本体と同様に費用が発生します。

第7問（20点）

健康食品の広告で使用可能な表現はどれか？1つ選びなさい。

1. 「◯◯（栄養成分）は健康維持に役立つ」
2. 「おなかすっきり」
3. 「食前食後に1～2個ずつ」

【正解】1

正解は1の「◯◯（栄養成分）は健康維持に役立つ」です。

健康食品の広告では、医薬品と誤認されるような効能効果を謳うと薬機法違反となるため、掲載ができません。

1の表現は、あくまでも「健康維持」に役立つことを述べており、医薬品的な効能効果に該当しないため使用可能です。

2の「おなかすっきり」は身体の特定部位に作用を及ぼすような、暗示的な表現となるのでNG。

3の「食前食後に1～2個ずつ」という表現は、「医薬品的な用法用量の指定」に該当してしまうので使用できません。

広告掲載をするには事前に審査があり、「薬機法や景表法に違反していないか？」「媒体社のポリシーに反していないか？」がチェックされます。

第8問（20点）

「複数の見出しや説明文を設定することで、システムが自動で作成する広告」を何と呼ぶか？1つ選びなさい。

1. レスポンシブ検索広告
2. ディスプレイ広告
3. 動的検索広告

【正解】1

正解は1の「レスポンシブ検索広告」です。

レスポンシブ検索広告は、作成時に広告見出しや説明文を複数入力することで、最適な組み合わせが自動で表示される仕組みになっています。

2のディスプレイ広告は、Webサイトやアプリの広告枠において画像や動画、テキストで表示される広告です。

3の動的検索広告は、Googleが提供している検索連動型広告の一つです。
キーワードを登録するのではなく、Webサイトを登録することによって、広告が動的に配信されます。

それぞれの広告について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

まとめ

全問正解できましたか？

普段から広告運用に携わっている方にとっては、簡単だったかもしれませんね。

満点を取れなかった方は、しっかりと解説内容を確認して、今後に役立ててみてください。

「ここが難しかった」「100点取れた！」など、記事の感想や点数はSNSでシェアしていただけると嬉しいです！

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具志堅

株式会社エクスコアのコンテンツディレクター・ライター。
1996年生まれ。大学で言語学専攻を卒業したのち、エクスコアに入社。2020年からオウンドメディア「Webma」の運営に従事し、コンテンツ制作・編集・SEO業務に携わる。累計100記事以上を執筆し、PV数・CV数400%超成長に貢献。