広告指標のCTR(クリック率)とは?計算式・媒体別平均・改善方法も紹介

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CTRとは

Web広告を運用しているなかで、「CTR」という言葉を目にするかたは多いのではないでしょうか?

CTRは広告の効果改善において必ずと言っていいほど活用していくべき定番の指標です。 

今回は、CTRとは一体どのようなものなのか、どういった点で効果改善の手助けとなるのかということについて紹介していきます。

広告指標のCTR(クリック率)とは

CTR(Click Through Rate)とは、広告が表示された回数(インプレッション数)に対して、実際にクリックされた回数の割合のことです。 

クリック率とも言います。

つまり広告が、ユーザーのパソコンやスマートフォンに表示された中で、どれくらいの頻度でクリックされているのかということがわかります。 

そのためSEO対策やweb広告でよく使われる指標です。

CTR(クリック率)を求める目的

CTRの数値がわかると、その広告でユーザーからどれくらいの興味や関心を惹けたか、ということを知ることができます。

みなさんも何か広告を見て内容に興味があれば、自然とクリックして詳しく知ろうとしますよね。

なのでその広告の魅力度を測るためにも、CTRを計測することは大切になってくるのです。

CTR(クリック率)の計算方法

CTRの計算式

CTRは、下記計算式で求められます。

CTRの計算式

クリック数÷インプレッション数

例えばある期間で発生したインプレッション数が100,000回、そのなかでクリックされた数が500回だったとすると、

CTR=500回÷100,000回=5%

つまりこのCTRは5%ということがわかりました。

とても簡単に計算できますね。

インプレッション数とクリック数がわかればすぐに求められるので、ぜひ電卓片手に計算してみましょう。

SEOの順位別CTR(クリック率)

一言でCTRと言っても、媒体や掲載位置によってその数値はさまざまです。

まずはSEOの順位別のCTRを見てみましょう。

これは2020年4月時点でのSEOの順位別CTRを表したものです。

SEO順位別CTR

参考:Google Organic CTR History
(グラフはGoogle Organic CTR Historyの数値をもとに弊社が独自に作成)

なんとなく想像していたかたも多いと思いますが、SEOの順位が高ければ高いほどCTRも高いということがわかりますね。

デスクトップのデータを見てみると、SEO1位であれば100人中36人のユーザーにクリックしてもらえるのに対して、2位に一つ順位を落としただけで約半分の18人にしか見てもらえないということです。

また、1ページ目に自社サイトが載っていたとしても、掲載順位が10位だと、100人いるなかで1人か2人にしかサイトに訪れてもらえないというのが事実です。

なぜこれほど多くの企業がSEO対策に力を入れているのかということが見えてきますよね。

業界・媒体別の平均CTR(クリック率)

続いて、いくつかピックアップした業界の、リスティング広告とディスプレイ広告の平均CTRをそれぞれ見てみましょう。

業界別・媒体別平均CTR(クリック率)

 

ブライダル

web制作
マーケティング

歯科

企業
フランチャイズ

Googleリスティング広告

6.34%

2.90%

5.96%

2.75%

Yahoo!リスティング広告

2.45%

0.80%

3.29%

1.06%

Googleディスプレイ広告

0.53%

0.30%

0.74%

0.30%

Yahoo!ディスプレイ広告

0.08%

0.08%

0.06%

0.08%

※弊社実績を元に作成

この記事では、弊社の実績をもとに4つの業種のCTRについて解説します。

 

ディスプレイ広告よりもリスティング広告のほうがCTRが高い

業界別リスティング広告平均CTR
※弊社実績をもとに作成。

業界別ディスプレイ広告平均CTR
※弊社実績をもとに作成

リスティング広告とディスプレイ広告でかなり数値の差がありますよね。

ただ、単にCTRの数値だけを見て「ディスプレイ広告は効果がない」と判断をするのは間違いです。

なぜかというと、アプローチしているユーザー層が異なるからです。

リスティング広告は、わざわざパソコンやスマートフォンで、商品やサービスに関して検索してくる人にアプローチする広告です。

そのため、ある程度その商品やサービスに興味がある人、いわゆる「顕在層」向けの広告なので、上記のようなCTRを獲得できます。

対してディスプレイ広告では、まだ検索には至っていない、幅広いニーズを抱える「潜在層」に向けてアプローチします。

CTRは低くなりがちですが、検索結果画面以外のWebページやブログなど掲載先は多岐にわたるため、ブランディングとしてのアプローチに有利です。

そして、消費者行動の初期の段階で先手のアプローチすることが可能です。

BtoBの広告よりもBtoCの広告のほうがCTRが高い

リスティング広告平均CTR(BtoB,BtoC)

※弊社実績をもとに作成

ディスプレイ広告平均CTR(BtoB,BtoC)

※弊社実績をもとに作成

リスティング広告を業界別で比較してみると、BtoBよりBtoC向けの広告のほうがCTRが高いことがわかりますね。

CTRの数値を左右する要因の一つとして、ユーザーが「広告」と認知しているかどうかという点があります。

企業のユーザーだと、リスティング広告は「お金を出して掲載しているものだ」と知っていて、広告はあえて飛ばしてSEOのサイトにアクセスする人も少なくはありません。

ただ、最近はGoogleもYahoo!もCTRをより高めるために、「広告」という表示が悪い意味で目立たないよう、よりSEOの形式に寄せたものへ修正を繰り返しています

今後の広告のCTRの更なる向上に期待できますね。

Google Search Consoleを確認する方法

この記事の前半にCTRの計算方法をご紹介しましたが、実は自然検索の場合、「Google Search Console」を使えば自社サイトのCTRはもちろん、クリック数、表示回数、掲載順位のデータを簡単に確認することができます。

Google Search Consoleとは、サイト内に専用のタグを挿入するだけで、Google 検索結果で自社のサイトがどのように表示されているのかを知ることができるGoogleの無料ツールです。

確認方法はとても簡単です。

Google Search Consol検索結果

Google Search Consoleの「サマリー」の画面から

  1. 左上にある「検索パフォーマンス」をクリック
  2. その下の「検索結果」をクリック

で進むと平均CTRを確認することができます。

平均CTR以外にも、合計クリック数、合計表示回数、平均掲載順位も同時に確認できます。

Google Search Consolサマリー

もう一つの方法として、「サマリー」画面の検索パフォーマンス枠の中にある、検索結果の「レポートを開く」をクリックしても、同様に確認することができます。

広告のCTRを改善する方法

ここまでCTRの重要性と求め方を紹介してきましたが、実際のCTRが想定していたより低ければ、今すぐ広告を改善する必要がありますね。

代表的な改善方法を2つ紹介します。

1:検索キーワードとの関連性を高める

検索キーワードとの関連性を高める

リスティング広告で文章を作成する際に大切なのは、検索キーワードを広告のタイトルや説明文に含めることです。

理由は2つあります。

1つ目は、ユーザーが検索したキーワードが広告文に入っていることで、「このサイトなら自分の知りたい情報が載っていそうだ」とユーザーが判断し、クリックを誘導しやすいからです。

2つ目は、タイトルと説明文に入っている検索キーワードが太文字で強調されるためです。

現在Googleでは説明文、Yahoo!ではタイトルと説明文に検索キーワードが入っていると、そのキーワードが太文字で表示されます。

太文字で検索キーワードが強調されることで、ユーザーの目に留まりやすく、CTR向上に期待ができます。

これはGoogle広告の公式サイトでも推奨されており、CTRを高めるための定番の手法です。

参考:Write successful text ads – Google Ads Help

2:検索ユーザーに刺さり、サイト内容を的確に表したタイトルと説明文を用意する

サイト内容を的確に表したタイトルと説明文

マーケティングを考慮したWebサイトには、必ず読んで欲しいターゲット層がいますよね。

ターゲットとなるユーザーが、どのようなニーズがあって検索をしたのかという検索意図を読み取る必要があります。

検索する意図に当てはまるタイトルや説明文を用意することで、ユーザーをクリックへ誘導することができます。

もちろん、Webサイトの内容もその検索意図に応じたコンテンツを用意することが重要です。

【まとめ】CTRを改善してWeb集客を成功させよう

今回はCTRを求めることによって、その広告の価値を知ることができるというということがわかりましたね。

CTRは広告に対するユーザーからの評価ともいえます

そのため実際のCTRが平均よりも下回っていたら、すぐに改善が必要です。

そして広告を修正したあと、修正前よりCTRが上がったのか下がったのかという確認も忘れないでくださいね。

CTRをうまく活用して、より良い広告をつくっていきましょう!