「Web広告の種類やそれぞれの特徴を知りたい!」
「自社に合ったWeb広告を選びたい!」
とお考えではないでしょうか?
一言でWeb広告といっても種類は豊富にあります。
自社の商材に使用する媒体を選ぶ際には、それぞれのWeb広告の特徴を理解しなければなりません。
この記事では、以下の内容をまとめています。
目次
Web広告とは?
Web広告とはWeb上のメディアに掲載される広告です。
インターネット広告やオンライン広告、デジタル広告とも呼ばれます。
以下のようなインターネット上のあらゆる媒体に広告を掲載できます。
参考:電通グループ、「世界の広告費成長率予測(2022~2024)」改定版を発表 – 株式会社電通グループ
Web広告の課金方式
Web広告の種類や特徴を学ぶうえで、課金方式についても知っておく必要があります。
以下の表をご覧いただき、どのような課金方式があるのか把握しましょう。
Web広告の課金方式 | |
課金方式 | 概要 |
クリック課金型(CPC) | 広告を1回クリックするごとに料金が発生する。 【主に利用される広告】 リスティング広告 |
インプレッション課金型(CPM) | 広告の表示回数が1,000回に到達するごとに料金が発生する。 【主に利用される広告】
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エンゲージメント課金型(CPE) | SNS上でユーザーが「シェア」や「いいね」などのエンゲージメント行動を起こすと料金が発生する。 【主に利用される広告】 SNS広告(Facebook広告、Instagram広告、Twitter広告など) |
成果報酬型(CPA) | 商品の購入や会員登録など、コンバージョンに至った場合にのみ料金が発生する。 アフィリエイト広告とほとんど同じ意味で使われている。 【主に利用される広告】 アフィリエイト広告 |
配信数型 | 広告配信先の件数に対して広告費が変動する課金方式。 【主に利用される広告】 メルマガ広告 |
広告視聴単価型(CPV) | 動画・音声が視聴された場合に費用が発生する。 【主に利用される広告】 動画広告 |
期間保証型(CPD) | 期間ごとに費用が発生する課金方式。 決められた期間、特定ページに広告を掲載できる。 【主に利用される広告】 ディスプレイ広告 |
ページビュー保証型 | 記事などのページビュー数に対して費用を支払う課金方式。 【主に利用される広告】 記事広告 |
Web広告の種類|特徴・費用相場・課金方式を紹介
この章では、Web広告の種類やそれぞれの特徴について解説します。
今回紹介するWeb広告は以下のとおりです。
- リスティング広告
- ディスプレイ広告
- アドネットワーク広告
- 純広告
- リマーケティング広告
- SNS広告
- 動画広告
- ネイティブ広告
- アフィリエイト広告
- 記事広告(タイアップ広告)
- メール広告
種類1.リスティング広告
リスティング広告とは、GoogleやYahoo!といった検索エンジンで、ユーザーが入力したキーワードに連動して表示される広告です。
たとえば、ユーザーが検索枠に「渋谷 居酒屋」と入力すれば、渋谷にある居酒屋に関連する広告が表示されます。
リスティング広告は、ユーザーが知りたい情報を検索したうえで表示されるため、表示された広告に興味や関心を持ちやすい傾向があります。
そのため、キーワードによっては「商品購入」や「お問い合わせ」などの成果につなげやすくなるのが特徴です。
リスティング広告の費用は広告主が決められるため、予算に応じた運用が可能です。
ですが、競合の多いキーワードを使用する場合、費用が高くなりやすいため注意しましょう。
メリット |
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デメリット |
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課金方式 | クリック課金(CPC) |
費用相場 | 数円~数百円/1クリック |
このような目的に最適 |
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リスティング広告について詳しく知りたい方は、以下のリンクからご覧ください。
広告主と消費者の目線からみるリスティング広告とは?
【初心者必見】自分でリスティング広告運用を始める方法とは?
種類2.ディスプレイ広告
ディスプレイ広告とは、Yahoo!JapanなどのWebサイトやアプリの広告枠に表示できる広告です。
画像や動画、テキストを使用したさまざまなフォーマットの広告を配信できます。
Webサイトやアプリに広告を表示できるため、さまざまな状況や目的を持ったユーザーに広告を表示できます。
たとえば、なんとなくWebサイトにアクセスしたユーザーや、知りたい情報を求めてアクセスしたユーザーなどにも広告表示が可能です。
大多数のユーザーにアプローチできる点は、ディスプレイ広告の強みといえるでしょう。
また、ディスプレイ広告は画像や動画を使用できるため、商材やサービスの内容を視覚的に表現できます。
アパレルなどの視覚的要素が重要な商材や、言葉ではイメージしにくい外観やサービス内容をわかりやすく表現できるのはメリットといえるでしょう。
ただし画像や動画を使用する場合、工数がかかります。
クリエイティブのできによっても成果が変わるため、ユーザーが魅力に感じる文言やデザインを考えなければならないため注意しましょう。
メリット |
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デメリット |
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課金方式 |
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費用相場 | 【クリック単価】 【インプレッション単価】 |
このような目的に最適 | 企業や商材の認知度向上・ブランディング |
ディスプレイ広告を詳しく知りたい方は、以下のリンクからご覧ください。
【初心者向け】ディスプレイ広告とは?リスティング広告との違いも解説 -webma-
ディスプレイ広告の一種である「バナー広告」について知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
【簡単にわかる!】バナー広告とは?効果や他の広告との違いを解説 -webma-
アドネットワーク広告
アドネットワーク広告とは、複数の広告媒体を集めたネットワークから広告を配信するシステムです。
有名なネットワークでは、Googleディスプレイネットワーク(GDN)や、Yahoo!のディスプレイ広告(運用型)が挙げられます。
ディスプレイ広告を配信する手段としての位置付けになっています。
アドネットワーク広告が作られる前は、媒体ごとに入稿規定や課金方式に合わせて広告を配信しなければなりませんでした。
ですが、アドネットワーク事業者ができてからは、複数のメディアにまとめて広告を配信できるようになったため、画期的なシステムといえます。
メリット | 広告を一括配信できるため業務の効率化ができる |
デメリット | 広告掲載するWebサイトを制限するためには細かく設定を行う必要がある |
課金方式 |
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費用相場 | 【クリック単価】 【インプレッション単価】 |
このような目的に最適 |
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純広告
純広告は、一定期間だけ特定のメディアに掲載できる広告です。
Yahoo!Japanの右上にある広告が挙げられます。
費用を払えば、確実に広告が掲載されるため、認知度拡大やブランディングに効果を期待できます。
ですが、仮に効果がなかった場合でも費用が発生するため注意しましょう。
広告の掲載期間や掲載場所も決められているため、効果を期待できそうなメディアを調べたうえで出稿するのをおすすめします。
メリット |
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デメリット |
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課金方式 |
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費用相場 | 【期間保証】 【インプレッション単価】 |
このような目的に最適 | 企業や商材の認知度向上・ブランディング |
種類3.リマーケティング広告(リターゲティング広告)
リマーケティング広告とは、自社サイトにアクセス・離脱したユーザーを追跡し、他社サイトの広告枠に自社の広告を表示できる仕組みを指します。
あなたも一度アクセスしたWebサイトの広告を、他社サイトで見たこともあるのではないでしょうか?
リマーケティング広告は、商品やサービスに関心のあるユーザーへ再度アプローチできるため、コンバージョン獲得につなげやすいメリットがあります。
特にECサイトでは、ユーザーが商品をカートに入れたまま忘れている場合もあるため、再度アプローチをかけることで商品購入へとつなげやすくなります。
ですが、ユーザーによっては広告に追跡されることを嫌がる方もいるため、注意が必要です。
メリット | コンバージョンにつなげやすい |
デメリット | ユーザーに嫌がられる可能性がある |
課金方式 |
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費用相場 | 【クリック単価】 【インプレッション単価】 |
このような目的に最適 |
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種類4.SNS広告
画像出典元:Twitter広告クリエイティブの仕様
SNS広告とは、FacebookやInstagramなどのSNS上に掲載できる広告です。
細かいターゲティングができ、狙ったユーザーに広告を配信できます。
SNS広告では、主に以下の媒体で広告出稿が可能です。
またクリエイティブの出来によっては、ユーザーに広告と感じさせずに商品の訴求をすることも可能です。
逆に投稿内容の出来が悪いと、ユーザーは商品に魅力を感じないどころか、場合によっては企業に対する印象も悪くなる可能性があります。
そのため、ユーザーが魅力的に感じるデザインや文言を考える力、また画像を作成できるスキルも身につけていくことが必要です。
メリット |
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デメリット |
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課金方式 |
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費用相場 | 【クリック単価】 【インプレッション単価】 |
このような目的に最適 |
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SNS広告を詳しく知りたい方は、以下のリンクをご覧ください。
SNS広告の種類は何がある?どのような商材に向いているかも解説! -webma-
種類5.動画広告
画像出典元:動画広告フォーマットの概要 – YouTube ヘルプ
動画広告とは、その名のとおり動画を使用した広告です。
人間は主に視覚や聴覚から情報を得ているため、映像や音声を含んだ動画広告はユーザーに多くの情報を与えられます。
また、動画をストーリー調にすることで、より長くユーザーに情報を覚えてもらいやすくなるとスタンフォード大学の研究でも証明されています。
動画広告のデメリットは、動画を作成するためのスキルが必要なことと、工数がかかることです。
多くの情報をユーザーに与えられますが、動画内での不適切な表現やクオリティが低いと、ユーザーに悪い印象を与えてしまいかねません。
そのため動画広告を作る際は技術を磨き、どのような表現を用いてユーザーに情報を与えるかを考える必要があります。
メリット |
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デメリット |
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課金方式 |
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費用相場 | 【クリック単価】 【インプレッション単価】 【広告視聴単価】 ※媒体やフォーマットによって、費用相場が異なります。 |
このような目的に最適 |
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参考:Harnessing the Power of Stories | Women’s Leadership
動画広告について詳しく知りたい方は、以下のリンクをご覧ください。
動画広告のメリット・デメリットとは?広告媒体の選び方も解説 -webma-
動画広告の運用とは?広告代理店に運用を依頼するか判断しよう -webma-
種類6.ネイティブ広告
ネイティブ広告とは、Webサイト内のコンテンツと同化して表示される広告です。
サイトコンテンツに見えるため、広告と気付きにくい特徴があります。
広告とは一見気付きにくいので、ユーザーにストレスを与えにくい部分はネイティブ広告のメリットといえます。
サイト内コンテンツと溶け込み、広告と気付かずにクリックする可能性が高いのもネイティブ広告の良いところといえるでしょう。
ですが、費用は高い傾向があるので、費用を抑えたい企業には不向きです。
メリット |
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デメリット | 費用が高い |
課金方式 |
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費用相場 | 【クリック単価】 【インプレッション単価】 ※ネイティブ広告にはさまざまな種類があります。 |
このような目的に最適 |
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種類7.アフィリエイト広告
アフィリエイト広告とは、成果報酬型広告を指します。
ブログやWebサイト、メールなどに商品の広告リンクを貼り、リンク経由で商品が購入された場合に費用が発生します。
そのため、費用対効果が高い広告といえるでしょう。
ですが、アフィリエイト広告はASPに登録をしないといけません。
ASPとは、広告主と広告を貼ってくれる発信者(アフィリエイター)をつないでくれるサービスです。
登録後は固定費がかかるため注意しましょう。
また、アフィリエイターによって企業や商品の情報を記事に書かれる場合、意図しない情報を記載される可能性があります。
間違った情報を記載されると、ユーザーに企業への間違ったイメージを与えることになりかねません。
メリット |
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デメリット |
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課金方式 | 成果報酬型(CPA) |
費用相場 | 数百円~数万円/1成果 【ASPの費用相場】 |
このような目的に最適 |
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種類8.記事広告(タイアップ広告)
記事広告とは「ネイティブ広告」の一種で、既存のWebサイトにて商品や企業などのPR用記事を掲載してもらうWeb広告です。
タイアップ広告とも呼ばれます。
他社(第三者)によって自社商品のPR記事を書いてもらうため、ユーザーに商品評価への信頼性を感じさせます。
そのため、記事広告は商品を検討しているユーザーやWebサイトの読者に、自社や商品をアプローチするのに有効です。
また記事広告は、コンテンツ内の記事に同化した形になっているため、ユーザーは広告と気付かずクリックする可能性があります。
ユーザーにストレスを与えにくい点も、記事広告のメリットといえるでしょう。
ですが、記事広告は費用が高額になりやすいため注意しましょう。
また、記事を作成するのに時間がかかるため、すぐに広告を掲載したいという方には向きません。
メリット |
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デメリット |
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課金方式 |
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費用相場 | 【ページビュー保証型】 【期間保証型(CPD)】 |
このような目的に最適 |
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種類9.メール広告
メール広告とは、電子メールで配信される広告です。
「テキスト形式」と「HTML形式」の2種類に分類されます。
テキスト形式では記号や飾り文字、段分けなどで簡単な装飾が可能です。
一方HTML形式では、動画や画像の差し込みや、文字の大きさや色を変えるといった見栄えの良い装飾が可能です。
メールの見栄えが良いと、ユーザーへ視覚的に訴求できるため、より具体的な商品・サービスの情報を伝えられます。
メール広告は見込み顧客のメールボックスに送信でき、直接アプローチできるメリットがあります。
ですが、メールを開封されないこともあるため、必ずしも広告を見てもらえるわけではありませんので注意しましょう。
メリット |
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デメリット |
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課金方式 |
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費用相場 | 【クリック課金型(CPC)】300〜800円/クリック 【配信数型】 配信メルマガ数×0.1~2円程度 |
このような目的に最適 |
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成果につなげるためのWeb広告の選び方
前述でWeb広告の種類と特徴について解説しました。
ですが、自社にあった広告がいまいちわからないと感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
この章では、自社にあったWeb広告の選び方について解説します。
以下は、今回紹介する選び方の基準です。
選び方1.目的に合わせた媒体を選ぶ
Web広告をおこなう目的に合わせて媒体を選びましょう。
理由は、媒体によって得られる効果や得意分野が異なるからです。
Web広告を使用する目的は主に以下の内容が挙げられます。
- 「認知拡大」
企業の商品・サービスを多くのユーザーに認知してもらう - 「自社サイトへの誘導」
自社の商品やサービスに興味があるユーザーを自社サイトに誘導する - 「成果獲得」
商品の購入やお問い合せ増加、予約増加などの成果を獲得する - 「既存顧客へのアプローチ」
一度、商品を利用したことのあるユーザーに再度アプローチをかけ、リピート購入を促す
それぞれの目的にあった広告は以下のとおりです。
広告を出稿する目的 | Web広告の種類 |
認知度拡大 |
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自社サイトへの誘導 |
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成果獲得 |
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既存顧客へのアプローチ |
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一概に、目的にあった広告だからといって、必ずしも結果が出るとは限りません。
ですが、それぞれの広告の強みを理解して活かせば、効果を発揮しやすくなります。
使用するWeb広告を決める際には、上記の表も参考にしてみてください。
選び方2.企業のターゲットに合った媒体を選ぶ
企業が商品やサービスを提供したいと思うターゲットが利用している媒体を選びましょう。
ターゲットが多くいる媒体に広告を配信すると、効率よく成果につながりやすくなるからです。
たとえば、SNS広告にはFacebook広告やInstagram広告などの媒体があり、それぞれのSNSでは利用者の男女比や年代が異なります。
自社商品がどの「年代」「性別」をターゲットにしているかによって、使用する媒体を決める必要があります。
たとえば、10〜20代の若い層がターゲットだった場合は、若年層に人気のTikTok広告に広告を掲載すると良いでしょう。
逆に30〜40代の年齢層が多いFacebook広告を利用すると、ユーザーの心に刺さりづらい傾向があります。
またSNSに限らず、ターゲットが使用しているデバイスや、インターネットでどのような行動を取りやすいかにもよって考えることも大切です。
以下の総務省が調査した資料を参考にすると、ターゲットがインターネットを使った行動について理解しやすくなるため、ぜひ活用してみてください。
参考:「令和3年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」(8月26日掲載)
Web広告のメリット
Web広告のメリットは以下の3つです。
ターゲティング設定が可能
ターゲティング設定ができるのは、Web広告のメリットといえるでしょう。
広告を見てもらいたいユーザーにターゲットを絞ることで、効率的に成果を出しやすくなるからです。
自社の商品やサービスに興味がない方に広告が配信され、間違えて広告をクリックしてしまった場合でも、クリック課金型の広告では課金されてしまいます。
ですが、ターゲティングをおこなえば成果につながりやすいユーザーに配信できるため、効率よく成果を出しやすくなります。
効果測定が可能
Web広告では、クリック数やインプレッション数などの数字を利用して、効果測定することが可能です。
万が一、広告に効果が見られなかった場合でも、広告管理画面にある数字を見ることでどこに改善点があるか探し出せます。
広告の改善ができれば、成果が上がりやすくなるだけではなく、広告運用のノウハウとしても活用できます。
広告のさまざまなデータを確認できるのは、Web広告ならではのメリットといえるでしょう。
広告費を抑えられる
テレビCMや新聞といったマス広告では、広告を出稿するだけで多額の費用がかかります。
ですがWeb広告では、自社の予算に合わせて広告運用することが可能です。
1日の上限予算を決められたり、広告によっては出稿を停止できるため、予算を抑えたいときの便利な機能が備わっています。
うまく機能を活用したり、運用できると費用を抑えても広告の効果が出やすくなります。
Web広告のデメリット
前章ではWeb広告のメリットを解説しましたが、デメリットもあります。
運用するための知識が必要
Web広告を運用するには、知識が必要です。
基本的な用語から広告運用に必要なツールの使い方、効果測定の方法などの知識がないと広告の運用は難しいものです。
そのため、広告運用をはじめる前に知識を入れる時間や手間が生じます。
また、Google広告といった広告運用で欠かせないサービスではアップデートが多いため、基本的な知識を入れたあとも勉強していく必要があります。
常に広告の改善が必要
Web広告は、出稿して終わりではありません。
常に広告から成果が出ているか確認しながらの運用が重要です。
成果が出ていない広告を放置すれば、費用だけがかかって損をしている可能性があるからです。
成果を得るためには、広告の改善が必要となることを覚えておきましょう。
Web広告で効果的に運用するためのポイント
Web広告で効果的に運用するためのポイントは以下の3つです。
ポイント1.広告運用の目的を明確にする
広告出稿の目的を明確にしましょう。
目的がわからないと、広告の成果につながりにくくなるからです。
たとえば、本当は広告経由で商品購入に持ち込む目的のはずが、利用する媒体や広告の見出し・広告文が認知度拡大に向けた内容になっていたなどが挙げられます。
的外れな施策をおこなう可能性があるため、広告の出稿目的は必ず確認しておきましょう。
ポイント2.ターゲットを明確にする
広告表示させるターゲットを明確にしましょう。
ターゲットとは、自社商品やサービスを使ってもらいたいユーザー層を指します。
ターゲットを絞ることで、自社商品に興味を持つユーザーへ効率よく広告配信できます。
たとえば、商品は20代前半の女性をターゲットにしているのに、30代以降の世代にも広告を配信しても興味を持ってくれる方は少ないでしょう。
ユーザーの心に刺さる広告を作るためには、商品を届けたいユーザーに向けて見出しや文章、配信先を決める必要があります。
そのため、ターゲットを定めることが重要です。
ターゲットを決める前には、「ペルソナ」の設定をおすすめします。
ペルソナとは、商品を利用しそうな架空の人物像です。
あたかも実在するかのように細かなプロフィール設定をおこなうことで、より詳細なターゲティングに活かせます。
そのため、まずはペルソナを設定してからターゲットを定めましょう。
ペルソナについて詳しく知りたい方は、以下のリンクからご覧ください。
マーケティングの「ペルソナ」とは|設定方法や作成例も解説
ポイント3.魅力的な見出し・広告文を作成する
見出しや広告文を魅力的にしましょう。
ユーザーが一目見て気になる広告でないと、スルーされてしまう可能性があるからです。
見出しや広告文を作る際は、以下の内容を意識して作ると良いでしょう。
詳しい内容は以下のリンクからご覧ください。
【今すぐ実践】リスティング広告における広告文作成のポイント7つ
CTAとは?広告やWebサイトの成果が上がるコツと事例を公開!
Web広告運用が不安な場合は広告代理店を活用するのも1つの手
広告運用に不安がある場合は、広告代理店に依頼することも考えておくと良いでしょう。
広告代理店では広告運用に特化したプロが運用し、広告の作成から運用、改善作業、運用レポート作成まですべておこなえます。
そのため、広告主の手間や時間をかけさせません。
広告運用以外の業務をおこないたい場合や、運用をおこなう人員が足りない場合には広告代理店への依頼も視野に入れておくことをおすすめします。
弊社でも、リスティング広告やディスプレイ広告、動画広告といった広告運用をおこなっています。
気になる方は、ぜひお気軽にご相談ください。
【まとめ】Web広告の種類やそれぞれの特徴を知って最適な広告を選ぼう
今回の記事では、Web広告の種類と特徴について解説しました。
今回紹介したWeb広告は以下のとおりです。
- リスティング広告
- ディスプレイ広告
- アドネットワーク広告
- 純広告
- リマーケティング広告
- SNS広告
- 動画広告
- ネイティブ広告
- アフィリエイト広告
- 記事広告(タイアップ広告)
- メール広告
「自社商品がどのユーザー層にあっているか」「広告を出稿する目的はそもそも何か」を明確にしたうえで媒体を選びましょう。
もし、Web広告運用したいけど難しそうと感じるのであれば、広告代理店も視野に入れてみましょう。
弊社ではWeb広告運用の代行もおこなっています。
弊社のサービスに興味がある方、もしくは広告運用でわからないことがあれば、以下のボタンからお気軽にお問い合わせください。
2017年エクスコアに新卒入社し、Webコンサルタントとして従事。
リスティング広告をメインに各広告媒体の運用を担当。
【保有資格】Google広告、LINE広告、IMA検定、公式LINE運用…など