Web広告にはどのような種類がある?自社に合う広告の選び方も解説

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「Web広告の種類やそれぞれの特徴を知りたい!」

「自社に合ったWeb広告を選びたい!」

とお考えではないでしょうか?

一言でWeb広告といっても種類は豊富にあります。

自社の商材に使用する媒体を選ぶ際には、それぞれのWeb広告の特徴を理解しなければなりません。

この記事では、以下の内容をまとめています。

この記事でわかる内容

  • Web広告とはそもそも何か
  • Web広告の種類や特徴
  • Web広告の選び方
  • 広告運用のコツ

広告初心者の方や、これからWeb広告を使用する予定のある方は、ぜひ最後までご覧ください。

Web広告とは?

Web広告とはWeb上のメディアに掲載される広告です。

インターネット広告やオンライン広告、デジタル広告とも呼ばれます。

以下のようなインターネット上のあらゆる媒体に広告を掲載できます。

Web広告を掲載できる媒体の例

  • 検索結果ページ(GoogleやYahoo!など)
  • Webサイト
  • アプリ
  • メールマガジン
  • ニュースサイト
  • SNS
  • Youtube動画 など

株式会社電通の調査で、2022年以降のWeb広告市場はさらに成長するとされており、Web広告の需要は高まっています。

Web広告の成長率予測

参考:電通グループ、「世界の広告費成長率予測(2022~2024)」改定版を発表 – 株式会社電通グループ

Web広告の課金方式

Web広告の種類や特徴を学ぶうえで、課金方式についても知っておく必要があります。

以下の表をご覧いただき、どのような課金方式があるのか把握しましょう。

Web広告の課金方式

課金方式

概要

クリック課金型(CPC)

広告を1回クリックするごとに料金が発生する。

【主に利用される広告】

リスティング広告

インプレッション課金型(CPM)

広告の表示回数が1,000回に到達するごとに料金が発生する。

【主に利用される広告】

  • 動画広告
  • ディスプレイ広告
  • SNS広告

エンゲージメント課金型(CPE)

SNS上でユーザーが「シェア」や「いいね」などのエンゲージメント行動を起こすと料金が発生する。

【主に利用される広告】

SNS広告(Facebook広告、Instagram広告、Twitter広告など)

成果報酬型(CPA)

商品の購入や会員登録など、コンバージョンに至った場合にのみ料金が発生する。

アフィリエイト広告とほとんど同じ意味で使われている。

【主に利用される広告】

アフィリエイト広告

配信数型

広告配信先の件数に対して広告費が変動する課金方式。

【主に利用される広告】

メルマガ広告

広告視聴単価型(CPV)

動画・音声が視聴された場合に費用が発生する。

【主に利用される広告】

動画広告

期間保証型(CPD)

期間ごとに費用が発生する課金方式。

決められた期間、特定ページに広告を掲載できる。

【主に利用される広告】

ディスプレイ広告

ページビュー保証型

記事などのページビュー数に対して費用を支払う課金方式。

【主に利用される広告】

記事広告

Web広告の種類|特徴・費用相場・課金方式を紹介

この章では、Web広告の種類やそれぞれの特徴について解説します。

今回紹介するWeb広告は以下のとおりです。

Web広告の種類

  • リスティング広告
  • ディスプレイ広告
  • アドネットワーク広告
  • 純広告
  • リマーケティング広告
  • SNS広告
  • 動画広告
  • ネイティブ広告
  • アフィリエイト広告
  • 記事広告(タイアップ広告)
  • メール広告

1つずつ確認していきましょう。

種類1.リスティング広告

Google広告のイメージ図

リスティング広告とは、GoogleやYahoo!といった検索エンジンで、ユーザーが入力したキーワードに連動して表示される広告です。

たとえば、ユーザーが検索枠に「渋谷 居酒屋」と入力すれば、渋谷にある居酒屋に関連する広告が表示されます。

リスティング広告は、ユーザーが知りたい情報を検索したうえで表示されるため、表示された広告に興味や関心を持ちやすい傾向があります。

そのため、キーワードによっては「商品購入」や「お問い合わせ」などの成果につなげやすくなるのが特徴です。

リスティング広告の費用は広告主が決められるため、予算に応じた運用が可能です。

ですが、競合の多いキーワードを使用する場合、費用が高くなりやすいため注意しましょう。

メリット

  • 顕在層(成果につながりやすい層)へのアプローチが可能
  • 低予算で運用が可能

デメリット

  • 運用をおこなうためのスキルや勉強が必要
  • 人気のキーワードは単価が高い

課金方式

クリック課金(CPC)

費用相場

数円~数百円/1クリック

このような目的に最適

  • コンバージョン数の向上(「商品購入」「お問い合わせの増加」「予約増加」など)
  • 自社サイトへの誘導

種類2.ディスプレイ広告

ディスプレイ広告のイメージ図

ディスプレイ広告とは、Yahoo!JapanなどのWebサイトやアプリの広告枠に表示できる広告です。

画像や動画、テキストを使用したさまざまなフォーマットの広告を配信できます。

Webサイトやアプリに広告を表示できるため、さまざまな状況や目的を持ったユーザーに広告を表示できます。

たとえば、なんとなくWebサイトにアクセスしたユーザーや、知りたい情報を求めてアクセスしたユーザーなどにも広告表示が可能です。

大多数のユーザーにアプローチできる点は、ディスプレイ広告の強みといえるでしょう。

また、ディスプレイ広告は画像や動画を使用できるため、商材やサービスの内容を視覚的に表現できます。

アパレルなどの視覚的要素が重要な商材や、言葉ではイメージしにくい外観やサービス内容をわかりやすく表現できるのはメリットといえるでしょう。

ただし画像や動画を使用する場合、工数がかかります。

クリエイティブのできによっても成果が変わるため、ユーザーが魅力に感じる文言やデザインを考えなければならないため注意しましょう。

メリット

  • 潜在層〜顕在層までの幅広い層へアプローチできる
  • 商材やサービスを視覚的にイメージできる広告を作れる

デメリット

  • 広告作成に工数がかかる
  • 画像や文言などの比べられる要素が多いため、効果測定が難しい

課金方式

  • クリック単価(CPC)
  • インプレッション単価(CPM)
  • 期間保証型(CPD)

費用相場

【クリック単価】
10円から数百円ほど/クリック

【インプレッション単価】
10円から数百円ほど/1,000回

このような目的に最適

企業や商材の認知度向上・ブランディング

アドネットワーク広告

アドネットワーク広告とは、複数の広告媒体を集めたネットワークから広告を配信するシステムです

有名なネットワークでは、Googleディスプレイネットワーク(GDN)や、Yahoo!のディスプレイ広告(運用型)が挙げられます。

ディスプレイ広告を配信する手段としての位置付けになっています。

アドネットワーク広告が作られる前は、媒体ごとに入稿規定や課金方式に合わせて広告を配信しなければなりませんでした。

ですが、アドネットワーク事業者ができてからは、複数のメディアにまとめて広告を配信できるようになったため、画期的なシステムといえます。

メリット

広告を一括配信できるため業務の効率化ができる

デメリット

広告掲載するWebサイトを制限するためには細かく設定を行う必要がある

課金方式

  • クリック課金型(CPC)
  • インプレッション課金型(CPM)

費用相場

【クリック単価】
10円から数百円ほど/クリック

【インプレッション単価】
10円から数百円ほど/1,000回

このような目的に最適

  • 業務の効率化
  • 広告配信先の拡大

純広告

純広告は、一定期間だけ特定のメディアに掲載できる広告です。

Yahoo!Japanの右上にある広告が挙げられます。

費用を払えば、確実に広告が掲載されるため、認知度拡大やブランディングに効果を期待できます。

ですが、仮に効果がなかった場合でも費用が発生するため注意しましょう。

広告の掲載期間や掲載場所も決められているため、効果を期待できそうなメディアを調べたうえで出稿するのをおすすめします。

メリット

  • 費用を払えば確実に広告が掲載される
  • 認知度拡大やブランディングの効果を期待できる
  • 潜在層〜顕在層までアプローチできる

デメリット

  • 費用が高い(また、効果がなかった場合でも費用がかかる)
  • 途中で広告の変更ができない

課金方式

  • 期間保証型(CPD)
  • インプレッション単価(CPM)

費用相場

【期間保証】
数十万~数千万円/週

【インプレッション単価】
数十円から数百円ほど/1,000回

このような目的に最適

企業や商材の認知度向上・ブランディング

種類3.リマーケティング広告(リターゲティング広告)

リマーケティング広告 図解

リマーケティング広告とは、自社サイトにアクセス・離脱したユーザーを追跡し、他社サイトの広告枠に自社の広告を表示できる仕組みを指します

あなたも一度アクセスしたWebサイトの広告を、他社サイトで見たこともあるのではないでしょうか?

リマーケティング広告は、商品やサービスに関心のあるユーザーへ再度アプローチできるため、コンバージョン獲得につなげやすいメリットがあります。

特にECサイトでは、ユーザーが商品をカートに入れたまま忘れている場合もあるため、再度アプローチをかけることで商品購入へとつなげやすくなります。

ですが、ユーザーによっては広告に追跡されることを嫌がる方もいるため、注意が必要です。

メリット

コンバージョンにつなげやすい

デメリット

ユーザーに嫌がられる可能性がある

課金方式

  • クリック課金型(CPC)
  • インプレッション課金型(CPM

費用相場

【クリック単価】
数十円〜数百円ほど/クリック

【インプレッション単価】
数十円〜数百円/1,000回

このような目的に最適

  • コンバージョン率の向上
  • 見込み客への再アプローチ

種類4.SNS広告

Twitter広告イメージ

画像出典元:Twitter広告クリエイティブの仕様

SNS広告とは、FacebookやInstagramなどのSNS上に掲載できる広告です。

細かいターゲティングができ、狙ったユーザーに広告を配信できます。

SNS広告では、主に以下の媒体で広告出稿が可能です。

SNS広告を出稿できる媒体

  • Facebook
  • Instagram
  • Twitter
  • LINE
  • Pinterest
  • TikTok

SNS広告では、SNS上のタイムラインやストーリーズなどへ広告配信ができます。

またクリエイティブの出来によっては、ユーザーに広告と感じさせずに商品の訴求をすることも可能です。

逆に投稿内容の出来が悪いと、ユーザーは商品に魅力を感じないどころか、場合によっては企業に対する印象も悪くなる可能性があります。

そのため、ユーザーが魅力的に感じるデザインや文言を考える力、また画像を作成できるスキルも身につけていくことが必要です。

メリット

  • 細かいターゲティングが可能
  • シームレスな広告でユーザーに見てもらいやすい

デメリット

  • 広告の効果を得るためには適切なSNSを選ぶ必要がある
  • 画像が必要なSNSでは工数がかかる

課金方式

  • クリック課金(CPC)
  • 配信数型課金
  • インプレッション課金型(CPM)
  • エンゲージメント課金型(CPE)
  • 広告視聴単価型(CPV)

費用相場

【クリック単価】
数十円〜数百円ほど/クリック

【インプレッション単価】
数十円〜数百円/1,000回

このような目的に最適

  • 企業や商材の認知度拡大・ブランディング
  • コンバージョン数の向上(「商品購入」「お問い合わせの増加」「予約増加」など)

種類5.動画広告

スキップ可能なインストリーム広告

画像出典元:動画広告フォーマットの概要 – YouTube ヘルプ

動画広告とは、その名のとおり動画を使用した広告です。

人間は主に視覚や聴覚から情報を得ているため、映像や音声を含んだ動画広告はユーザーに多くの情報を与えられます。

また、動画をストーリー調にすることで、より長くユーザーに情報を覚えてもらいやすくなるとスタンフォード大学の研究でも証明されています。

動画広告のデメリットは、動画を作成するためのスキルが必要なことと、工数がかかることです。

多くの情報をユーザーに与えられますが、動画内での不適切な表現やクオリティが低いと、ユーザーに悪い印象を与えてしまいかねません。

そのため動画広告を作る際は技術を磨き、どのような表現を用いてユーザーに情報を与えるかを考える必要があります。

メリット

  • テキストや画像よりも多くの情報をユーザーに与えられる
  • 動画をストーリー調にすることでユーザーに長く情報を覚えてもらいやすくなる

デメリット

  • 動画広告を作成するスキルや時間が必要
  • 動画を自社で作成できない場合には外注費用が必要
  • 動画をスキップされて広告を見てもらえない可能性がある

課金方式

  • クリック単価(CPC)
  • インプレッション単価(CPM)
  • 広告視聴単価(CPV)

費用相場

【クリック単価】
数円〜数百円ほど/クリック

【インプレッション単価】
数円〜数千円/1,000回

【広告視聴単価】
数円〜数十円ほど

※媒体やフォーマットによって、費用相場が異なります。

このような目的に最適

  • 商品理解の向上
  • 企業や商品の認知度拡大
  • コンバージョン率の増加(商品購入)

参考:Harnessing the Power of Stories | Women’s Leadership

種類6.ネイティブ広告

ネイティブ広告

ネイティブ広告とは、Webサイト内のコンテンツと同化して表示される広告です。

サイトコンテンツに見えるため、広告と気付きにくい特徴があります。

広告とは一見気付きにくいので、ユーザーにストレスを与えにくい部分はネイティブ広告のメリットといえます。

サイト内コンテンツと溶け込み、広告と気付かずにクリックする可能性が高いのもネイティブ広告の良いところといえるでしょう。

ですが、費用は高い傾向があるので、費用を抑えたい企業には不向きです。

メリット

  • ユーザーにストレスを与えにくい
  • クリック率が高い

デメリット

費用が高い

課金方式

  • クリック課金(CPC)
  • インプレッション課金(CPM)

費用相場

【クリック単価】
30円〜300円ほど/クリック

【インプレッション単価】
200円〜800円/1,000回

※ネイティブ広告にはさまざまな種類があります。
今回はネイティブ広告の種類の1つであるインフィード広告を一例として挙げています。

このような目的に最適

  • 企業や商品の認知度拡大
  • 商品の購入数増加

種類7.アフィリエイト広告

アフィリエイト広告とは、成果報酬型広告を指します。

ブログやWebサイト、メールなどに商品の広告リンクを貼り、リンク経由で商品が購入された場合に費用が発生します。

そのため、費用対効果が高い広告といえるでしょう。

ですが、アフィリエイト広告はASPに登録をしないといけません。

ASPとは、広告主と広告を貼ってくれる発信者(アフィリエイター)をつないでくれるサービスです。

登録後は固定費がかかるため注意しましょう。

また、アフィリエイターによって企業や商品の情報を記事に書かれる場合、意図しない情報を記載される可能性があります。

間違った情報を記載されると、ユーザーに企業への間違ったイメージを与えることになりかねません。

メリット

  • 優秀なアフィリエイターとつながれば商品購入が増加しやすい
  • 費用対効果が高い

デメリット

  • 固定費がかかる
  • アフィリエイターに意図しない企業情報を記載される可能性がある

課金方式

成果報酬型(CPA)

費用相場

数百円~数万円/1成果

【ASPの費用相場】
初期費用:4万~5万円ほど
月額費用:3万~5万円ほど
手数料:報酬額の約30%

このような目的に最適

  • 商品の購入数増加
  • 企業や商品の認知度拡大

種類8.記事広告(タイアップ広告)

記事広告

記事広告とは「ネイティブ広告」の一種で、既存のWebサイトにて商品や企業などのPR用記事を掲載してもらうWeb広告です

タイアップ広告とも呼ばれます。

他社(第三者)によって自社商品のPR記事を書いてもらうため、ユーザーに商品評価への信頼性を感じさせます。

そのため、記事広告は商品を検討しているユーザーやWebサイトの読者に、自社や商品をアプローチするのに有効です。

また記事広告は、コンテンツ内の記事に同化した形になっているため、ユーザーは広告と気付かずクリックする可能性があります。

ユーザーにストレスを与えにくい点も、記事広告のメリットといえるでしょう。

ですが、記事広告は費用が高額になりやすいため注意しましょう。

また、記事を作成するのに時間がかかるため、すぐに広告を掲載したいという方には向きません。

メリット

  • ユーザーに商品への信頼性を感じさせやすい
  • ユーザーに広告によるストレスを与えにくい
  • ユーザーが商品やサービスに興味を持ってくれる可能性がある

デメリット

  • 費用が高額になりやすい
  • 記事制作に時間がかかるため広告をすぐに出稿できない

課金方式

  • ページビュー保証型
  • 期間保証型(CPD)

費用相場

【ページビュー保証型】
数十万〜数百万円
※WebメディアによってPV数ごとの費用が異なる

【期間保証型(CPD)】
100~200万円ほど/月
※記事制作と掲載期間を含む費用相場

このような目的に最適

  • 企業や商品の認知度拡大
  • ユーザーに商品やサービスへの興味関心を持ってもらう
  • 自社サイトへの誘導
  • ユーザーからの信頼獲得

種類9.メール広告

メール広告とは、電子メールで配信される広告です。

「テキスト形式」「HTML形式」の2種類に分類されます。

テキスト形式では記号や飾り文字、段分けなどで簡単な装飾が可能です。

一方HTML形式では、動画や画像の差し込みや、文字の大きさや色を変えるといった見栄えの良い装飾が可能です。

メールの見栄えが良いと、ユーザーへ視覚的に訴求できるため、より具体的な商品・サービスの情報を伝えられます。

メール広告は見込み顧客のメールボックスに送信でき、直接アプローチできるメリットがあります。

ですが、メールを開封されないこともあるため、必ずしも広告を見てもらえるわけではありませんので注意しましょう。

メリット

  • 見込み顧客に直接アプローチできる
  • 装飾で見栄えの良い広告を作成できる
  • 商品やサービスの内容を文章としてユーザーに提供できる(多くの情報をユーザーに伝えられる)

デメリット

  • メールの開封がないと広告を見てもらえない
  • スパムメールとみなされる可能性がある

課金方式

  • クリック課金型(CPC)
  • 配信数型

費用相場

【クリック課金型(CPC)】300〜800円/クリック

【配信数型】
5〜100円ほど/件※ターゲットを決めて個別に送信する場合

配信メルマガ数×0.1~2円程度
※メルマガを顧客全員に一斉送信する場合

このような目的に最適

  • 見込み顧客に再アプローチする
  • 見込み顧客を固定客にする

成果につなげるためのWeb広告の選び方

前述でWeb広告の種類と特徴について解説しました。

ですが、自社にあった広告がいまいちわからないと感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

この章では、自社にあったWeb広告の選び方について解説します。

以下は、今回紹介する選び方の基準です。

Web広告を選ぶ基準

  • 目的に合わせた媒体を選ぶ
  • 企業のターゲットに合った媒体を選ぶ

1つずつ確認しましょう。

選び方1.目的に合わせた媒体を選ぶ

Web広告をおこなう目的に合わせて媒体を選びましょう。

理由は、媒体によって得られる効果や得意分野が異なるからです。

Web広告を使用する目的は主に以下の内容が挙げられます。

Web広告を使用する目的

  • 「認知拡大」
    企業の商品・サービスを多くのユーザーに認知してもらう
  • 「自社サイトへの誘導」
    自社の商品やサービスに興味があるユーザーを自社サイトに誘導する
  • 「成果獲得」
    商品の購入やお問い合せ増加、予約増加などの成果を獲得する
  • 「既存顧客へのアプローチ」
    一度、商品を利用したことのあるユーザーに再度アプローチをかけ、リピート購入を促す

それぞれの目的にあった広告は以下のとおりです。

広告を出稿する目的

Web広告の種類

認知度拡大

  • ディスプレイ広告
  • 純広告
  • SNS広告
  • 動画広告

自社サイトへの誘導

  • ディスプレイ広告
  • SNS広告
  • 動画広告
  • 記事広告
  • アフィリエイト広告

成果獲得

  • リスティング広告
  • リマーケティング広告
  • 動画広告

既存顧客へのアプローチ

  • リマーケティング広告
  • メール広告

一概に、目的にあった広告だからといって、必ずしも結果が出るとは限りません。

ですが、それぞれの広告の強みを理解して活かせば、効果を発揮しやすくなります。

使用するWeb広告を決める際には、上記の表も参考にしてみてください。

選び方2.企業のターゲットに合った媒体を選ぶ

企業が商品やサービスを提供したいと思うターゲットが利用している媒体を選びましょう。

ターゲットが多くいる媒体に広告を配信すると、効率よく成果につながりやすくなるからです。

たとえば、SNS広告にはFacebook広告やInstagram広告などの媒体があり、それぞれのSNSでは利用者の男女比や年代が異なります。

自社商品がどの「年代」「性別」をターゲットにしているかによって、使用する媒体を決める必要があります。

たとえば、10〜20代の若い層がターゲットだった場合は、若年層に人気のTikTok広告に広告を掲載すると良いでしょう。

逆に30〜40代の年齢層が多いFacebook広告を利用すると、ユーザーの心に刺さりづらい傾向があります。

またSNSに限らず、ターゲットが使用しているデバイスや、インターネットでどのような行動を取りやすいかにもよって考えることも大切です。

以下の総務省が調査した資料を参考にすると、ターゲットがインターネットを使った行動について理解しやすくなるため、ぜひ活用してみてください。

参考:「令和3年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」(8月26日掲載)

Web広告のメリット

Web広告のメリットは以下の3つです。

Web広告のメリット

  • ターゲティング設定が可能
  • 効果測定が可能
  • 広告費を抑えられる

1つずつ確認していきましょう。

ターゲティング設定が可能

ターゲティング設定ができるのは、Web広告のメリットといえるでしょう。

広告を見てもらいたいユーザーにターゲットを絞ることで、効率的に成果を出しやすくなるからです。

自社の商品やサービスに興味がない方に広告が配信され、間違えて広告をクリックしてしまった場合でも、クリック課金型の広告では課金されてしまいます。

ですが、ターゲティングをおこなえば成果につながりやすいユーザーに配信できるため、効率よく成果を出しやすくなります。

効果測定が可能

Web広告では、クリック数やインプレッション数などの数字を利用して、効果測定することが可能です。

万が一、広告に効果が見られなかった場合でも、広告管理画面にある数字を見ることでどこに改善点があるか探し出せます。

広告の改善ができれば、成果が上がりやすくなるだけではなく、広告運用のノウハウとしても活用できます。

広告のさまざまなデータを確認できるのは、Web広告ならではのメリットといえるでしょう。

広告費を抑えられる

テレビCMや新聞といったマス広告では、広告を出稿するだけで多額の費用がかかります。

ですがWeb広告では、自社の予算に合わせて広告運用することが可能です。

1日の上限予算を決められたり、広告によっては出稿を停止できるため、予算を抑えたいときの便利な機能が備わっています。

うまく機能を活用したり、運用できると費用を抑えても広告の効果が出やすくなります。

Web広告のデメリット

前章ではWeb広告のメリットを解説しましたが、デメリットもあります。

Web広告のデメリット

  • 運用するための知識が必要
  • 常に広告の改善が必要

1つずつ解説します。

運用するための知識が必要

Web広告を運用するには、知識が必要です。

基本的な用語から広告運用に必要なツールの使い方、効果測定の方法などの知識がないと広告の運用は難しいものです。

そのため、広告運用をはじめる前に知識を入れる時間や手間が生じます。

また、Google広告といった広告運用で欠かせないサービスではアップデートが多いため、基本的な知識を入れたあとも勉強していく必要があります。

常に広告の改善が必要

Web広告は、出稿して終わりではありません。

常に広告から成果が出ているか確認しながらの運用が重要です。

成果が出ていない広告を放置すれば、費用だけがかかって損をしている可能性があるからです。

成果を得るためには、広告の改善が必要となることを覚えておきましょう。

Web広告で効果的に運用するためのポイント

Web広告で効果的に運用するためのポイントは以下の3つです。

Web広告を効果的に運用するポイント

  • 広告運用の目的を明確にする
  • ターゲットを明確にする
  • 魅力的な見出し・広告文を作成する

1つずつ解説します。

ポイント1.広告運用の目的を明確にする

広告出稿の目的を明確にしましょう。

目的がわからないと、広告の成果につながりにくくなるからです。

たとえば、本当は広告経由で商品購入に持ち込む目的のはずが、利用する媒体や広告の見出し・広告文が認知度拡大に向けた内容になっていたなどが挙げられます。

的外れな施策をおこなう可能性があるため、広告の出稿目的は必ず確認しておきましょう。

ポイント2.ターゲットを明確にする

広告表示させるターゲットを明確にしましょう。

ターゲットとは、自社商品やサービスを使ってもらいたいユーザー層を指します。

ターゲットを絞ることで、自社商品に興味を持つユーザーへ効率よく広告配信できます。

たとえば、商品は20代前半の女性をターゲットにしているのに、30代以降の世代にも広告を配信しても興味を持ってくれる方は少ないでしょう。

ユーザーの心に刺さる広告を作るためには、商品を届けたいユーザーに向けて見出しや文章、配信先を決める必要があります。

そのため、ターゲットを定めることが重要です。

ターゲットを決める前には、ペルソナ」の設定をおすすめします。

ペルソナとは、商品を利用しそうな架空の人物像です。

あたかも実在するかのように細かなプロフィール設定をおこなうことで、より詳細なターゲティングに活かせます。

そのため、まずはペルソナを設定してからターゲットを定めましょう。

ポイント3.魅力的な見出し・広告文を作成する

見出しや広告文を魅力的にしましょう。

ユーザーが一目見て気になる広告でないと、スルーされてしまう可能性があるからです。

見出しや広告文を作る際は、以下の内容を意識して作ると良いでしょう。

見出し・広告文を作るためのコツ

  • 見出しにキーワードを入れる
  • 信頼性を高める具体的な数字を入れる
  • 表現方法を変える
  • お得感を表現する
  • 訴求内容とリンク先の内容を一致させる
  • 競合の広告を分析する
  • 広告表示オプションを設定する

Web広告運用が不安な場合は広告代理店を活用するのも1つの手

広告運用に不安がある場合は、広告代理店に依頼することも考えておくと良いでしょう。

広告代理店では広告運用に特化したプロが運用し、広告の作成から運用、改善作業、運用レポート作成まですべておこなえます。

そのため、広告主の手間や時間をかけさせません。

広告運用以外の業務をおこないたい場合や、運用をおこなう人員が足りない場合には広告代理店への依頼も視野に入れておくことをおすすめします。

弊社でも、リスティング広告やディスプレイ広告、動画広告といった広告運用をおこなっています。

気になる方は、ぜひお気軽にご相談ください。

【まとめ】Web広告の種類やそれぞれの特徴を知って最適な広告を選ぼう

今回の記事では、Web広告の種類と特徴について解説しました。

今回紹介したWeb広告は以下のとおりです。

Web広告の種類

  • リスティング広告
  • ディスプレイ広告
  • アドネットワーク広告
  • 純広告
  • リマーケティング広告
  • SNS広告
  • 動画広告
  • ネイティブ広告
  • アフィリエイト広告
  • 記事広告(タイアップ広告)
  • メール広告

自社に合ったWeb広告を探す方法は2つあります。

Web広告を選ぶ基準

  • 目的に合わせた媒体を選ぶ
  • 企業のターゲットに合った媒体を選ぶ

「自社商品がどのユーザー層にあっているか」「広告を出稿する目的はそもそも何か」を明確にしたうえで媒体を選びましょう。

もし、Web広告運用したいけど難しそうと感じるのであれば、広告代理店も視野に入れてみましょう。

弊社ではWeb広告運用の代行もおこなっています。

弊社のサービスに興味がある方、もしくは広告運用でわからないことがあれば、以下のボタンからお気軽にお問い合わせください。

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