「SEOの外部対策って何?」
「外部対策って今でも重要?」
「具体的に何をすればいいかわからない」
SEO初心者によくある悩みです。
SEO外部対策とは、「被リンク」や「サイテーション」を獲得するための施策です。
最近のSEOでは、コンテンツに光が当たることが多いため、外部対策を意識していない方もいるかもしれません。
しかし検索上位を狙うなら、外部対策は欠かせません。
そこで今回は、SEO外部対策の重要性や良質な被リンクの基準、被リンク・サイテーションを獲得するための15の方法をまとめました。
この記事を読むことで、外部対策に関するあらゆる疑問を解消し、良質な被リンクやサイテーションを獲得する方法がわかります。
これから外部対策をはじめる方はもちろん、すでに取り組んでいる方も、ぜひ参考にしてください。
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目次
SEO外部対策とは
SEO外部対策とは、外部のサイトから「被リンク」や「サイテーション」をもらうための施策です。
被リンクやサイテーションは「このページは他サイトでも紹介されるくらい良質だ」とGoogleが判断する指標になります。
ただし、Googleが順位の決定に用いると明言しているのは「被リンク」だけなので、被リンクのほうが重要度は高いです。
内部対策との違いは、内部対策が自分のサイト内で完結するのに対し、外部対策は外部サイトへの働きかけが必要になることです。
「SEO(検索エンジン最適化)」は外部対策を含め、次の3つに大別されることを頭に入れておきましょう。
- コンテンツSEO・・・高品質なコンテンツを作って上位表示を狙う施策。ユーザーニーズ(検索意図)を満たすコンテンツづくり。
- 内部対策・・・サイト内部の要素を整備する施策。検索エンジンから適切な評価を受けられるような環境づくり。
- 外部対策・・・サイトの外部評価を高める施策。他サイトからの被リンク・サイテーションの獲得。
被リンクとは
被リンクとは、他サイトに設置された、自サイトへのリンクのこと。
バックリンクとも呼ばれ、発リンクと対立する概念です。
たとえば、他社のサイトで「この記事を参照してください」と、自サイトへのリンクが張られていると、それは被リンクに該当します。
ただし、そのリンクに「nofollowタグ」が設定されている場合には、被リンクとしてカウントされません。
※nofollowタグ = Googleのロボットにリンクを辿らないよう指示するタグ。
TwitterやFacebookなど、SNS上のリンクにはnofollowタグが付くため、被リンクにはならないということです。
Googleは、被リンクの「数」と「質」両方を重要視しており、「ユーザーがサイトやコンテンツをどう評価しているか?」を測る指標にしています。
自サイトが現在「どのようなページから、どのくらいの数のリンクを受けているか」を確認したい場合、以下のようなツールを利用します。
被リンクのSEO効果やメリットをもう少し詳しく知りたい、という方は下記の記事も併せてご確認ください。
被リンクとは?SEOとの関係性と被リンクの増やし方を解説
サイテーションとは
サイテーションとは、「言及」「引用」を意味する言葉です。
Webサイトや会社について、インターネット上(他サイト・SNSなど)で言及されることを指します。
たとえば、SNS上で「Webmaの記事面白かった!」と書かれた投稿があった場合、それはサイテーションに該当します。
被リンクとの違いは、サイテーションはリンクを伴わないということです。
サイテーションは被リンクに比べて検索エンジンに認識されにくい側面があり、Googleも「検索順位に影響するか」という点については明言していません。
とはいえ、好意的なサイテーションが増えると、SEOにポジティブな効果があるというのが一般的な見方です。
一方、ネガティブなサイテーションが増えると、検索エンジンからの評価が下がる恐れもあるため注意が必要です。
参考:海外SEO情報ブログ – Googleは感情分析をランキング要因にしていない。しかしウェブでどのように言及されるかは重要
検索エンジンがサイテーションとして認識する要素としては、次のようなものが挙げられます。
- 会社名やサイト名
- 住所・電話番号
- リンクになっていない、テキストで記載されたURL
自サイトのサイテーション状況を知りたい場合、次のような方法での調査が可能です。
- 「“サイト名” -site:自サイトのURL」で検索する (例:“Webma” -site:https://webma.xscore.co.jp/)→ ご自身のサイト以外でサイト名が言及されたページが表示されます。
- 「Yahoo!リアルタイム検索」や「Twitter検索」を利用して会社名やサイト名を検索する
- 「Google Search Console」を利用してサイト名で検索された回数を確認する
サイテーションのSEO効果や調査方法をもう少し詳しく知りたい、という方はぜひ下記の記事も参考にしてください。
サイテーションを獲得する2つの方法とは?注意点とサイテーションを確認する方法も紹介
さて、ではこういった「被リンク」や「サイテーション」の獲得は、現在のSEOにおいてどれくらい重要なのでしょうか?
次の章では、外部対策の重要性について解説します。
2023年における外部対策の重要性
結論からお伝えすると、被リンク・サイテーションの獲得を意識した外部対策は、2023年のSEOにおいても重要です。
なぜなら被リンクはGoogleのランキング要因であり、検索順位にダイレクトに影響するためです。
Googleは、学術論文における「引用」の考え方をページ評価の基本にしています。
質の高い論文が他の研究・論文の中で頻繁に引用されるように、「良質なページなら他のサイトからより多くの引用を受けるはず」という考え方です。
Googleは「Googleが掲げる10の事実」の中で「ウェブ上の民主主義は機能する」とも明記しており、被リンクは「人気投票」のように解釈されます。
最近では、「専門性」「経験」「権威性」「信頼性」の4要素(E-E-A-T)がSEOで重要と言われますが、「権威性」にもリンク評価が影響します。
ただし、被リンクさえ増やせば上位表示が可能だった以前とは事情が異なるのが現在のSEOです。
今では被リンクの「数」のみならず「質」も重要視されるため、自作自演のリンクを量産して上位表示を狙う手法(ブラックハットSEO)はもう通用しません。
むしろ、そういった低品質な被リンクは、Googleからの評価を下げる要因となります。
つまり、低品質なリンクをいくら増やしても、現在のSEOではプラスには働かないため、良質な被リンクを増やすための施策が必要です。
「内部対策と外部対策、より重要なのはどちら?」このような疑問をお持ちの方は、以下の記事を参考にしてください。
SEOの「内部対策」と「外部対策」の違いとは?どちらが重要? -webma-
次の章では増やすべき良質な被リンクの基準を解説しているので、ぜひチェックしておきましょう。
良質な被リンクの基準
Googleからの評価を高める「良質な被リンク」とは、一体どのようなものなのでしょうか?
先ほど述べたように、自作自演のリンクや売買したリンクなど、明らかに「自然発生的」とはいえないような作為的なリンクは「良質」とはいえません。
「良いコンテンツだから周囲にもシェアしたい」と、自然にリンクを獲得できるのが理想の状態です。
そのうえで、リンク元サイトの評価や自サイトとの関連性、被リンクの掲載状態などが関わってきます。
たとえば、以下のような被リンクはSEO上価値のある良質なリンクとされています。
ただし良質な被リンクでも、その数が単に多いだけではなく、ドメインの数が多いほどSEO効果が高いです。
ドメインの数が多いというのは、リンク元が一つのサイトではなく、いろいろなサイトに分散しているということです。
ではいよいよ次の章で、被リンク対策によって自サイトの評価を高める方法を見ていきましょう。
被リンク対策
それでは良質な被リンクを集めるための7つの外部施策をご紹介します。
- 被リンク営業をする
- トレンド記事を作成する
- 調査に基づく1次情報を発信する
- 取材記事を作成する
- 寄稿記事を書く
- 自社コーポレートサイトにリンクを貼る
- 低品質なリンクは削除・否認する
被リンク対策1.
被リンク営業をする
「営業してリンクを獲得してもいいの?」と思った方もいるかもしれませんが、海外のSEOでは一般的なリンク構築手法です。
もちろんリンクを売買するのはNGなので、あくまでも「被リンクを貼ってください」と依頼してリンクを掲載してもらいます。
たとえば、Ahrefsなどで競合サイトの被リンク元などを確認し、自サイトにも被リンクを貼ってくれそうなサイトを見つけて、メールなどで依頼するのは一つの方法です。
とはいえ、相手にメリットがない状態やお互いの関係性が構築されていない状態で、リンクを貼ってもらうのは難しいでしょう。
効果的なのは
- 実際に取引のある企業のサイト
- お互いの関係性が構築できている企業のサイト
にリンクの掲載を依頼することです。
最近では、SEOの被リンク獲得とPR活動を結びつけて効果を最大化していくことが重要視されています。
前提として、日頃から周囲のメディアや企業と良好な関係性を築きましょう。
そのうえで、良質なコンテンツを対話ベースで提案し、取り上げてもらえるようにメリットを提示します。
このような活動は、デジタルPRとも呼ばれます。
SEOとPRの関係や「デジタルPR」の考え方を利用した被リンクの獲得方法については、下記の記事で詳しく解説しています。
今後のSEOにおいて必要な知識ですので、ぜひこちらもご確認ください。
2022年のSEOに必要な「デジタルPR(広報)」の考え方
被リンク対策2.
トレンド記事を作成する
他社やユーザーに「紹介したい!」と思わせるコンテンツは、被リンク獲得につながります。
他サイトで紹介されやすいコンテンツの一つとして、「トレンド記事」が挙げられます。
トレンド記事とは、その名のとおり話題性のあるテーマや、最新情報・ニュースをまとめた記事のこと。
インターネット上に多くの情報が出る前に、いち早く新鮮味のある情報を提供することで、爆発的な被リンクの増加が期待できます。
たとえば、弊社でも過去に次のようなトレンド記事を公開しています。
【2020年最新】国内外から観るSEO対策のトレンド!いま対策するべきものとは?
ぜひあなたが扱う分野の最新情報や、今世の中で話題になっていることにアンテナを張り、コンテンツにできないかどうかを検討してみてください。
なお「Googleトレンド」というツールを利用すると、急上昇しているキーワードの調査を簡単におこなうことが可能です。
被リンク対策3.
調査に基づく1次情報を発信する
自社で実施した調査や独自のデータなど、そこでしか手に入らない情報を発信すると、被リンク獲得につながることがあります。
というのも、どのサイトのコンテンツ制作者も、主張を裏付ける根拠を提示してユーザーの信頼感を高めたいと考えているからです。
そのため、独自性があり1次情報であるコンテンツは、他サイトで引用されやすく、結果として被リンクも受けやすい傾向にあります。
また1次情報は、被リンクのみならずコンテンツの評価そのものを高めるためにも効果的です。
なぜならGoogleは、独自性のあるコンテンツをより上位に表示すると明言しているためです。
参考:Googleウェブマスター向けブログ- 日本語検索の品質向上に向けて
可能なら調査やアンケートなどを実施し、得られたデータをグラフや記事でまとめるなどしてコンテンツ化することを試みましょう。
被リンク対策4.
取材記事を作成する
取材記事の作成は、被リンク獲得に特にオススメの方法です。
なぜなら、こちら側から被リンクをもらいたい相手にアプローチできることにくわえ、自社・相手企業・ユーザー3者にとってメリットがあるためです。
取材記事で被リンクを獲得する流れは以下のとおり。
- コラボしたい企業にコンタクトを取り、取材を実施
- 取材の内容を自サイトのコンテンツにまとめ公開
- 相手企業のメディアで、取材記事へのリンクを貼ってもらえるように依頼
すると、相手は「〇〇(サイト名)で取り上げてもらいました!」といった形で、こちら側のコンテンツを喜んでホームページやブログ内で紹介してくれる可能性が高いです。
つまりお互いに良質な被リンクを増やすことができ、Win-Win の関係が築けるのです。
また記事の読者も、他にはない独自性の高い情報を得られるメリットがあります。
被リンクを受けるのをただ待っているのではなく、こちら側から被リンクをもらいたい相手を選んで仕掛けていけるので、被リンク獲得に非常に有効な方法です。
被リンク対策5.
寄稿記事を書く
寄稿記事の作成も、被リンク獲得の効果的な方法と言えるでしょう。
自サイトと関連性がある著名なメディアに記事を寄稿し、同時に自サイトへのリンクも掲載してもらいます。
高品質なリンク元からの「良質な被リンク」を獲得できるだけではなく、自サイトを知らない掲載先メディアのユーザーとの接点をつくることもできるでしょう。
ただし記事を掲載してもらうからには、相手メディアにもメリットがあるような、執筆者の専門性を活かした記事を寄稿する必要があります。
また、自サイトですでに公開しているコンテンツを転載・一部改変したものでは、コピーコンテンツと見なされ逆にマイナス評価に繋がる恐れがあるので注意しましょう。
相手メディアにとっても有益な記事が提供できるのであれば、積極的にコンタクトを取って寄稿記事の掲載を依頼してみてください。
被リンク対策6.
自社コーポレートにリンクを張る
自社コーポレートサイト・採用サイトなどで、ユーザーに当該サイトを紹介するための自然なリンクは、利便性を高めるため有益です。
コーポレートサイトからの被リンクは、サイトの運営者情報を検索エンジンに伝え、サイトの信頼性を高める効果もあります。
自作のリンクなので、被リンクとして大きな効果は期待できませんが、コーポレートサイトなどがある場合にはリンクを貼っておくと良いでしょう。
ただし、被リンクを増やすことを目的として、サテライトサイトを作成するのはやめましょう。
サテライトサイト(衛星サイト)とは、メインサイトと別個に立ち上げた、メインサイトと異なる価値を提供する自社サイトのことです。
過去にはサテライトサイトで被リンクを量産する手法も一般的でしたが、2023年現在ではリスクやコストの無駄のほうが大きいです。
被リンク対策7.
低品質なリンクは削除・否認する
これは被リンクによるマイナス評価を回避するための施策です。
自サイトが受けている被リンクを定期的にチェックし、低品質な被リンクを発見した場合には、リンク元に削除を申し出るか、リンクの否認をおこないましょう。
というのも、自サイトのコンテンツが低品質な被リンクを受けている場合、検索エンジンからの評価が大きく低下し、場合によってはペナルティを受けてしまうリスクがあるからです。
自サイトへ向けられた被リンクをチェックするには、「Google Search Console」を使用します。
- 管理画面左の【リンク】をクリック
- 「外部リンク」欄の【詳細】をクリック
- 被リンクが一覧表示される
Search Consoleでは、どのようなサイトやページから、どのような形で被リンクが張られているかを確認することが可能です。
その際、上記「良質な被リンクの基準」で紹介した内容に照らし合わせて被リンクの質や数をチェックしてみてください。
もし評価を下げるような低品質な被リンクや悪意のあるスパムリンクがある場合、まずはリンク元に削除を依頼します。
対応してもらえない場合やそのようなリンクが多い場合には、リンク否認ツールを用いて、当該の被リンクを否認することを検討しましょう。
リンクの否認方法について詳しく知りたい方は、こちらをご参照ください。
リンク否認ツールとは?スパムリンクを対策するために知っておきたい使い方
さて、ここまで「被リンク」対策を見てきましたが、外部対策のもう一つの要素「サイテーション」もSEOに影響を与えます。
次の章では、ユーザーからのサイテーションを増やし、サイテーションを検索エンジンに認識してもらうための対策をご紹介しますので、ぜひこちらもご確認ください。
「外部対策をまとめて専門家にお願いしたい」という方は、下記のリンクからお気軽にご相談ください。
お問い合わせはこちら
サイテーション対策
ではここから、8つのサイテーション対策をご紹介します。
- わかりやすいサイト名をつける
- SNSで発信する
- サイト内にSNSボタンを設置する
- OGP設定をおこなう
- プレスリリースを出す
- 基本情報を構造化データでマークアップする
- ポータルサイトに登録する
- Googleビジネスプロフィールに登録する
サイテーション対策1.
わかりやすいサイト名をつける
サイテーションを増やすということは、SNSやインターネット検索、他サイトにおいて何度も名前が出る状況を作るということです。
これからサイトを立ち上げるなら、ユーザーにとってわかりやすいサイト名を付けることを意識しましょう。
下記のようなサイト名だと、ユーザーに名前を覚えてもらいにくく、そもそもサイテーションされる確率が下がってしまします。
- 長いサイト名
- 他社と被っているサイト名
- 読みにくいサイト名
また仮にサイテーションされたとしても、誤表記や省略が増えるケースがあります。
正しいサイト名で言及されていない場合には、検索エンジンからサイテーションとして認識されづらくなります。
サイテーション獲得のチャンスを自ら手放してしまわないよう、サイトにはわかりやすく独自性のある名前を付けましょう。
サイテーション対策2.
SNSで発信する
サイテーションを増やすために、SNS(Twitter・Facebook・Instagramなど)の利用は必要不可欠です。
すでに述べたように、SNSの投稿にユーザーがリンクを張ったとしても、「nofollowタグ」がついているため、それは被リンクとしてカウントされません。
しかし、サイテーションとしての効果は十分にあります。
SNS上では魅力的なコンテンツや有益な情報がすぐに拡散されます。
良質なコンテンツをつくって定期的にSNS上で発信を続けていると、自社コンテンツがユーザー間でシェアされ、好意的なサイテーションも増えるでしょう。
また拡散したコンテンツがブログの運営者やライターなど発信者に届くと、各々のサイトで紹介してくれる可能性も生じるため、間接的には被リンク効果があるといえます。
なおアカウント概要欄に次のような情報を掲載しておくと、検索エンジンがサイトや商品・サービスに関するユーザーの発言を、サイテーションとして認識しやすくなります。
- サイト名
- URL
- サイトの概要
- 提供する商品やサービスの情報(キーワード)
サイテーション対策3.
サイト内にSNSボタンを設置する
コンテンツを気に入ったユーザーがそれをSNS上で簡単にシェアできるよう、サイト内には必ずSNSボタンを設置しましょう。
当サイト「Webma」でも画面左側にSNSボタンを設置しています。
特に影響力のあるFacebook・Twitterのシェアボタン、はてなブックマークボタンは重要です。
ちなみに「はてなブックマーク」については、nofollowタグがついていないため、被リンクとして直接的なSEO効果も期待できます。
SNSボタンを設置するには、たとえば次のようなプラグインのうちいずれかをWordPressにインストールします。
- WP Social Bookmarking Light
- AddToAny Share Buttons
- WordPress Share Buttons Plugin – AddThis
最近のWordPressテーマには、SNSボタンが標準実装されているものもあるので、始めからそういったテーマを選ぶのも良いでしょう。
サイテーション対策4.
OGP設定をおこなう
OGP(Open Graph Protocol)設定とは、SNS上でコンテンツがシェアされた際に表示されるタイトルやサムネイル画像、概要などを前もって指定するものです。
OGP設定をしておくことで、SNS側に自動作成されたものではなく、ページ先の情報を適切に伝えるためにこちらが指定した情報を表示させることができます。
URLだけの場合と比較すると、視覚的にも目立ちますし、リンク先にどのようなコンテンツがあるのかがわかりやすいですよね。
OGPが表示されるとユーザーに伝えられる情報量が多くなり、SNS上でページが拡散されやすくなります。
その結果、コンテンツが多くのユーザーの目に触れることになり、サイテーションも発生しやすいです。
OGP設定をするには、HTMLの <head> 内にそれぞれ特定のタグを使って記述します。
OGPの設定方法については、別記事で解説しています。
詳しく知りたい方は、下記の記事をご確認ください。
SNSで重要なOGPとは?SEOとの関係性や設定方法を解説 -webma-
サイテーション対策5.
プレスリリースを出す
プレスリリースサイトを利用して自社の情報を発信することで、サイテーションを増やせる可能性があります。
そもそも被リンクやサイテーションは、多くの人に自社の活動やコンテンツが届かなければ、生まれることもありません。
プレスリリースの配信にはコストもかかりますが、記者などのメディア関係者も多く閲覧しているため、二次拡散してもらえる可能性も高いです。
実際、プレスリリースサイトの代表である「PR TIMES」は月間に5800万PVと、数多くのユーザーに閲覧されています。
プレスリリースを出すことで、認知の拡大につながることは間違いないでしょう。
下記の記事で、プレスリリースのSEO効果を最大化する利用方法についても詳しく解説しているので、あわせてご確認ください。
プレスリリースにSEOの効果はあるのか?プレスリリースの効果を最大化する方法
サイテーション対策6.
基本情報を構造化データでマークアップする
サイトの基本情報を構造化データでマークアップすると、検索エンジンがサイテーションを適切に認識できる可能性が高まります。
構造化データとは、検索エンジンがページやサイトの内容を理解を理解しやすいよう、HTMLテキストに意味を付加するコードのこと。
NAP(Name:名前、Adress:住所、Phone:電話番号)情報やURLなどの基本情報は、構造化データでマークアップすることをおすすめします。
ちなみにNAPに関しては、サイト内やSNS、このあと紹介するポータルサイトやGoogleマイビジネスへの登録の際にも、表記を統一するようにしましょう。
検索エンジンは、たとえば「株式会社〇〇」と「(株)〇〇」が同じ会社であっても、表記が異なるため同一の会社と認識することができません。
つまり、表記ゆれがあるだけでサイテーションの評価が分散してしまう可能性があるのです。
なお、構造化マークアップはHTMLファイルに直接書き込む、あるいはGoogleが提供する「構造化マークアップ支援ツール」を活用しておこなえます。
サイテーション対策7.
ポータルサイトに登録する
インターネット上で自社名やサイト名の露出を増やすほど、認知が拡大しサイテーションされる確率は上がります。
あなたも利用したことがあると思いますが、
- 「ぐるなび」や「エクスペディア」などの口コミ・予約サイト
- 「楽天市場」などのショッピングサイト
- その他地域ポータルサイトや業種別のポータルサイト
などのユーザーは数多くいます。
他社のサイトでも名前がよく出ていれば、それだけユーザーが目にする機会が増えるということ。
活用できそうなポータルサイトがあればぜひ登録しましょう。
その際、先ほど述べたNAPの表記や情報の誤りには注意してください。
サイテーション対策8.
Googleビジネスプロフィールに登録する
Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス )は、企業情報や店舗情報を登録・管理できるGoogleの無料サービスです。
会社名・住所・電話番号・URL・画像・ビジネスカテゴリなど、ビジネスに関わるあらゆる情報を、前もってGoogleに伝えられます。
そのため、活用するとサイテーションをGoogleに認知してもらいやすくなります。
また登録した情報が、Google検索の結果やGoogleマップにおいて表示されるようになり、Googleからの評価向上につながることも大きなメリットでしょう。
実店舗をもつ場合、ビジネスプロフィールの利用は特に有効なので、ぜひ企業・店舗情報を登録しておくことをおすすめします。
対策を弊社にまとめて依頼したい方は、下記のリンクからお気軽にご相談ください。
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外部対策でやってはいけないこと
すでに述べたように、人工的に被リンクを増やす行為が、Googleからの評価を高めることはありません。
それどころか、「リンクプログラム」と見なされると、ガイドライン違反でペナルティ対象となる恐れがあります。
ペナルティを受けると、検索順位が大幅に下降するのみならず、最悪の場合インデックスの削除にもつながってしまいます。
ランキングの操作を目的とした、次のような被リンクの集め方は決しておこなわないようにしましょう。
- リンクの売買
- 過剰な相互リンク、あるいは相互リンクのみを目的としたページを作成すること
お互いのサイトにリンクを張り合う「相互リンク」は、関連性がありユーザーにとって有益なものなら問題ありません。
しかし、相互リンク募集サイトや相互リンクの自動生成サイトを利用して、被リンクを操作するものに関しては、不正なリンクと見なされる可能性が高いです。
Googleが実施するペナルティについては、当サイトの別記事で解説しています。
ペナルティの種類や原因、対処法などを知りたい方は、併せてこちらの記事もご確認ください。
SEO対策の前に知っておきたいペナルティとは?原因や対策を知って正しいSEO対策を
【まとめ】外部対策は被リンク対策とサイテーション対策!最も重要なのは良質な被リンクを集めること
今回は、SEO外部対策についてお伝えしました。
2023年のSEO外部対策で重要なことは、「良質な被リンク」「好意的なサイテーション」を増やすことだとお分かりいただけたのではないでしょうか?
Googleは被リンクを外部からの評価としてランキングに反映させますし、サイトや会社にへのサイテーションにも注目しています。
自身のサイトに外部対策が必要だと感じた方は、まずは今回ご紹介した15の施策に取り組んでみてください。
とはいえ、やはり時間も手間もかかるため、限られたリソースで対応するのは厳しい…、というWeb担当者の方もいますよね。
もしそのようなお悩みがあれば、代理店へSEO対策を依頼するのも一つの手です。
弊社エクスコアでも「SEO外部施策サービス」を提供しております。
以下のリンク先から直接、弊社のサービス資料をご確認いただけます。ぜひお気軽にご覧ください。
株式会社エクスコアのコンテンツディレクター・ライター。
1996年生まれ。大学で言語学専攻を卒業したのち、エクスコアに入社。2020年からオウンドメディア「Webma」の運営に従事し、コンテンツ制作・編集・SEO業務に携わる。累計100記事以上を執筆し、PV数・CV数400%超成長に貢献。