プレスリリースにSEOの効果はあるのか?プレスリリースの効果を最大化する方法

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  • プレスリリースとSEOって関係あるの?

    プレスリリースにSEOの効果あるの?

    この記事を読んでいるということは、このような疑問をお持ちではないでしょうか?

    特にプレスリリースからの外部リンクに効果があるのかという点は、気になっている方も多いでしょう。

    そこでこの記事では、プレスリリースのSEO効果について解説します。

    プレスリリースを出そうとしている方や、すでにプレスリリースを出しているけれど、SEOのことまで考慮できていない方は、ぜひ参考にしてください。

    プレスリリースのSEO効果

    結論からいうと、プレスリリース自体にSEOへの直接的な効果はありません

    なぜならプレスリリースサイトのリンクにはnofollowタグが付いていることが多く、本来の被リンクの効果がないからです。

    しかしプレスリリースに直接的なSEO効果がないとはいえ、間接的なSEO効果であれば、大きく2つの効果が期待できます。

    プレスリリースの間接的なSEO効果

    • 効果1.被リンクの獲得
    • 効果2.サイテーションの獲得

    それぞれ解説します。

    効果1.被リンクの獲得

    プレスリリースを出すことで、被リンク獲得が期待できます。

    プレスリリースサイトのリンクには、nofollowタグが付いていますが、プレスリリースを見て記事を公開するメディアサイトのリンクにはnofollowタグがついていない場合がほとんどです。

    つまり、プレスリリースサイトからのリンクではなく、その先にいるメディアからのリンクを獲得できる可能性があるということです。

    そもそもプレスリリースは、メディアに対して1次情報を提供し、消費者に社会的信頼を担保した上で認知してもらうことが目的。

    そのため、メディア側にとって掲載する価値があると判断された場合には、メディア側のWebサイトに情報を掲載され、リンクを獲得できるということです。

    プレスリリース閲覧者による二次拡散には被リンクの効果があることを表す図

    たとえば、マーケティング企業がSEO新規事業を立ち上げた際にプレスリリースを出せば、マーケティング情報を発信するメディアがプレスリリースを見て、情報拡散してもら得る可能性があります。

    このように二次的に情報が拡散していくことで、被リンク獲得に期待ができるのです。

    効果2.サイテーション

    プレスリリースのもう1つの効果はサイテーションを獲得できることです。

    サイテーションとは、リンクがない投稿のことを指します。

    被リンク同様にSEOの外部対策の一種です。

    プレスリリースでは被リンクの獲得に加えて、SNSでのサイテーションも期待できます。

    被リンク同様に二次拡散的に情報が広がっていくため、広がれば広がるほど目にする人も増えていきます。

    その結果、プレスリリースに掲載した情報を目にした人がSNSで口コミをして、サイテーションを獲得できるのです。

    プレスリリースをSEO目的で利用するのはNG

    ここまでプレスリリースにSEOの効果があると紹介しました。

    しかし、プレスリリースをSEO目的で利用することはNGです。

    プレスリリースはあくまでも間接的にSEOに効果があるだけです

    プレスリリース自体にSEOの効果はありません。

    プレスリリースに不要なリンクを貼るなどして、SEOの順位を作為的にコントロールする目的で、プレスリリースを利用しないようにしましょう

    最悪の場合、自社サイトがGoogleからペナルティを受ける可能性もあります。

    実際にGoogleはサイトへの不自然なリンクに対して、ペナルティが発生すると公表しています。

    サイトへの不自然な人為的、偽装、または不正なリンクのパターンが検出されました。PageRank を操作することを目的としたリンクの購入やリンク プログラムへの参加は、Google のウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)に違反しています。こうした行為をすると、サイトの一部またはすべてに対して手動による対策が実施される場合があります。

    引用元:手動による対策レポート – Search Console ヘルプ

    このようにペナルティを受ける可能性があるにもかかわらず、プレスリリースをSEO目的で利用することは賢明とは言えません。

    プレスリリースの効果を最大化する方法

    次にプレスリリースの効果を最大化する方法を紹介します。

    プレスリリースの効果を最大化する方法

    • 同じ内容であっても複数回出す
    • 引用の記載方法を指定する
    • 内容を簡潔に記載する
    • 魅力的なタイトルをつける

    それぞれ解説します。

    1.同じ内容であっても複数回出す

    プレスリリースを出すときには、同じ内容であっても複数回出すことが重要です。

    プレスリリースの媒体では、日常的にたくさんのプレスが公開されています。

    そのためプレスを1度出したとしても、人の目につかずに埋もれてしまうことも少なくありません。

    同じ内容であっても定期的にプレスを公開することで、より多くの人に見てもらえる可能性があります

    そうなると、より多くのメディアに取り上げてもらえる可能性も高くなり、結果的にSEOの効果を高めることも期待できます。

    2.引用の記載方法を指定する

    プレスリリースの二次的なSEO効果を最大化するためには、引用の記載方法を指定する必要があります

    記載方法を指定することで、プレスを取り上げてくれたメディアがリンクを貼ってくれる可能性が高くなります。

    たとえば、以下のような文章をプレスの末尾に記載しましょう。


    こちらのプレスをご紹介していただく際には、以下の表記とリンクを記入するようお願いいたします。

    株式会社エクスコア コーポレートサイト(コーポレートサイトへのリンク)


    このように引用の記載方法を指定することで、リンクやサイテーションを獲得しやすくなります。

    3.内容を簡潔に記載する

    プレスの内容を簡潔に記載することも、より多く二次拡散してもらう上で非常に重要です。

    内容が簡潔でないと、そもそもなんのプレスなのかがわからず、メディア側も拡散したくても拡散できません。

    以下のように、簡潔に記載するための工夫を行いましょう。

    • 結論ファーストで記載する
    • 表・図・画像を使って視覚的にわかりやすくする

    内容を簡潔に記載できていないため、何を伝えたいのかわからないプレスは意外と多く目にします。

    プレスにもコストが掛かっているので、この内容で伝わるか?情報に過不足はないか?という点を意識しながら記載しましょう。

    4.魅力的なタイトルをつける

    プレスのタイトルを魅力的にするという点も非常に重要です。

    なぜなら、タイトルが魅力的でないとプレスの一覧ページで、自社のプレスをクリックしてもらえず、詳細ページを見てもらうことができないからです

    詳細ページを見てもらえないと、メディアに拡散してもらうこともできず、プレスリリースを利用する意味がなくなってしまいます。


    ■悪い例

    新規事業立ち上げのお知らせ

    ■良い例

    株式会社エクスコアがSEOマーケティング支援の新規事業を立ち上げ


    このようになるべく具体的なタイトルを付けましょう。

    他にも以下のようなテクニックを使って、なるべく具体的でクリックしたくなるタイトルを付けましょう。

    • 数字を使う
    • 具体性が高い名詞を使う
    • 媒体の一覧ページに表示される文字数を最大限活用する
    • 消費者のベネフィットを記載する

    それぞれは小さなことかもしれませんが、こういった細かなテクニックでプレスのクリック率は大きく変わることがあります。

    もし自社のタイトルが魅力的でない場合には、このようなテクニックを活用してみてください。

    またどんなタイトルが魅力的かを研究するためには、他社がどんなタイトルでプレスを出しているかを確認することをおすすめします。

    プレスリリースは重複コンテンツにならない?

    ここまでは外部対策の観点からプレスリリースのSEO効果について解説しましたが、プレスリリースって重複コンテンツにならないの?と疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?

    結論から言うと、プレスリリースは同一記事を配信する場合、重複コンテンツになる可能性があります

    2020年9月に行われたGoogle SEO office-hoursでは、同一記事が複数のサイトに掲載された場合、重複コンテンツとみなす可能性があると言及しています。
    参考:English Google SEO office-hours from September 25, 2020

    そのため、プレスリリースも重複コンテンツになり得る可能性が十分にあります。

    これらの対処法としては、以下のようなものが挙げられます。

    プレスリリースの重複コンテンツ対策

    • canonicalタグを配信先のコンテンツに付与する
    • 内容を変更してプレスリリースを配信する
    • そもそも自社サイトで配信しない

    プレスリリースを配信しないというのは難しいため、canonicalタグを設置してもらうなど、媒体と連携を取りながら最適解を出しましょう。

    【まとめ】プレスリリースを使うときには二次拡散を意識

    プレスリリースにSEO効果を求める場合には、二次拡散を意識しましょう。

    プレスリリース自体には、直接的なSEO効果はありませんが、間接的なSEO効果はあります

    間接的なSEO効果を最大化するためにも、プレスリリースを出す際には今回紹介した方法を意識してください。

    とはいえプレスリリースをSEO目的で利用することはNGです。

    特に被リンク獲得目的でプレスリリースに不要なリンクを多く貼ると、Googleからペナルティを受ける可能性もあります。

    プレスリリースを利用してSEO効果を期待するのであれば、正しい知識を持って二次拡散を意識して利用しましょう。

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