買取業界でもリスティング広告で集客できる?成果向上のコツも公開!

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  • 「買取業界でも、リスティング広告で成果につなげられるのか?」

    「買取業界で広告運用する場合、どのようなコツがある?」とお考えではないでしょうか?

    Web集客でリスティング広告を検討しているけど、実際にどのくらい効果があるのかわかりませんよね。

    今回の記事では、買取業界におけるリスティング広告の効果や、広告運用のコツについて解説していきます。

    記事の内容

    • そもそもリスティング広告とは何か
    • 買取業界でもリスティング広告は効果的か
    • 買取業界の成功事例
    • 買取業界がするべきリスティング広告運用のコツ

    この記事をご覧いただければ、広告運用を利用するか決めやすくなるだけではなく、買取業界におけるリスティング広告の運用方法もわかります。

    経営者や広報担当の方は、ぜひ最後までご覧ください。

    リスティング広告とは?

    リスティング広告とは、GoogleやYahoo!といった検索エンジンに入力したキーワードに応じて表示できるWeb広告です。

    検索結果画面の上位に表示されるので、ユーザーの目に留まりやすいというメリットがあります。

    また、ユーザーが検索した語句、つまり知りたい情報に合わせて広告を表示できるため、自社の成果のアピールができることや興味を持ってもらうことにつながりやすい特徴もあります。

    たとえば、ユーザーが検索窓に「買取 オンライン査定」と入力した場合、画像のような広告が表示されます。

    リスティング広告の画像

    「買取 オンライン査定」から読み取れるユーザーの心理は、「不要なものをオンライン上で査定してもらいたい」です。

    その心理に当てはまる広告が検索結果ページの上位に表示されれば、ユーザーに見てもらえる機会が増え、成果にもつながりやすくなります。

    そもそもリスティング広告は買取業界でも有効か?

    買取業界でもリスティング広告は集客効果を期待できますが、うまく運用する必要があります。

    リスティング広告は投じた費用や、広告の質などのさまざまな要因によって成果が変わります。

    そのため、一概に成果が出るとは言い切れません。

    ですが、リスティング広告の基礎を理解して運用することで、投資した広告費以上の成果をあげられる可能性もあります。

    2022年3月9日に、電通は2021年度に投じられたインターネット広告費の内訳を発表しました。

    リスティング広告(検索連動型広告)は、2020年の広告費と比較して117.7%に上がっており、広告に効果を感じている、もしくは期待している企業が多いと考えられます。

    検索広告の成長推移

    また、2022年9月17日にリサイクル通信で発表された情報によると、買取業界は今後もユーザーの需要が上がると予想されています。

    買取業界の市場が拡大すれば、今まで以上に集客は難しくなるでしょう。

    リユース業界の需要

    SEO対策は効果が出るまで一般的に半年から1年程度時間がかかりますが、リスティング広告は即日で広告を出稿でき、効果を出すのに時間がかかりにくいです。

    そのため、すぐに成果につなげたい場合や、よりたくさんのユーザーに自社を認知してもらいたい場合は、リスティング広告運用を視野に入れておくのも良いでしょう。

    参考:「2021年 日本の広告費 インターネット広告媒体費 詳細分析」 – News(ニュース) – 電通ウェブサイト
    参考:「リユース業界の市場規模推計2022(2021年版)​」 :: リサイクル通信

    買取業者がリスティング広告を使って成功した事例

    この章では、当社がおこなった買取業者の広告運用事例をご紹介します。

    事例1.たった2ヶ月でCVRを約2.2倍アップさせた事例

    この事例では、Googleのリスティング広告を利用し、CVR(コンバージョン率)を約2.2倍にまで上げることに成功しました。

    広告配信の目的は、ユーザーのお問い合わせや店舗への来店数を上げることです。

    目的を絞り込んだ運用を実施することで、短い掲載期間でも成果を伸ばすことができます。

    広告の概要

    目的

    お問い合せ・来店数の増加

    ターゲット

    ブランド品や金など、特定の地域で高額商品の買取を検討している方

    掲載期間

    2ヶ月間

    媒体

    GSN(Google検索広告)

    初期の運用実績(初月実績)

    仮説

    リスティング広告を活用してニーズが顕在化しているユーザーの流入を増やすことで、良質なデータが蓄積され、広告の最適化が早く進むのではないか

    戦略

    クリック単価を抑えながらクリック数を最大化し、確度の高いユーザーを1人でも多くサイトへ流入させる

    施策

    • 入札単価の調整
    • 除外キーワードの設定
    • 新規キーワードの追加

    結果

    • CVR 0.65%→1.47%(約2.2倍アップ
    • CPA 19,883円→9,230円(約54%削減

    中期・後期の運用実績(2ヶ月目)

    仮説

    データが貯まった段階で、CV数を増加させられる入札戦略に移行することで、CVRを上げられるのではないか

    戦略

    初月で集まったデータをもとにCVRを最大化させる

    施策

    • 入札戦略の変更
    • 掲載地域の調整
    • 成果有無に応じたキーワードの精査

    結果

    CVR 1.25%→2.34%(約1.8倍アップ

    事例2.Web広告とSEO対策の併用でCV数を300%アップさせた事例

    この事例では、お問い合わせの増加を目的としています。

    リスティング広告だけではなく、SEO対策やWebサイト改修と組み合わせることで予算を抑えながら効率的に成果へと結び付けています。

    広告の概要

    目的

    お問い合せ数の増加

    ターゲット

    ブランド品や金の売却先を探している方

    掲載期間

    8ヶ月間

    媒体

    GSN・GDN・YSS・オーガニック

    仮説

    • Webサイト上にお問い合わせフォームを設置することで、お問い合わせ数を増加させられるのではないか
    • 各種Web媒体での流入数を増加させる施策によって、地域での知名度が上がり、CVも上昇するのではないか

    戦略

    広告配信を継続しつつ、CV導線の強化とSEO対策を実施。

    さまざまなチャネルからの流入数を確保する。

    初期の運用実績(初月〜5ヶ月目の実績)

    施策

    • SEO対策
    • Web広告の出稿
    • お問い合わせフォームの設置

    SEO対策は、効果が発揮されるまで時間がかかる。そのため、SEOの効果が発揮されるまでの間はWeb広告を中心に対策する。

    結果

    • CV数 12件→36件(約300%アップ
    • ユーザー数 1,455人→3,399人(約233%アップ

    中・後期の運用実績(5〜7ヶ月目)

    施策

    • Web広告の停止
    • Webサイトの改修
    • SEO対策の強化

    5ヶ月目からSEO対策の効果が出てきたため、Web広告を停止し、さらなるSEO対策の強化に務める。

    結果

    CVR 1.25%→2.34%(約1.8倍アップ

    長期的に広告を利用する資金がない場合、Web広告と同時にSEO対策も並行して進めることで、集客基盤が作りやすくなります。

    買取業界がリスティング広告を成功させるためのコツ

    買取業界がリスティング広告で成果を出すために必要なコツは、以下のとおりです。

    リスティング広告運用のコツ

    • 目的を明確にする
    • ターゲットを絞る
    • Googleビジネスプロフィールと連携する
    • キーワードに「地域名」を含ませる
    • 除外キーワードを設定する
    • WebサイトやLPの改善をおこなう

    1つずつ確認していきましょう。

    コツ1.目的を明確にする

    リスティング広告を運用する目的を決めましょう。

    目的があやふやだと、広告の内容やWebサイトのデザインなどが定まらなくなるからです。

    買取業界がリスティング広告を運用するうえでの目的は、主に以下の内容が考えられます。

    リスティング広告運用の目的

    • お問い合わせ増加
    • LINE無料査定・オンライン無料査定への誘導
    • LINE友達追加の増加

    売上を上げたいがために店舗への来店予約や、料金がかかるサービスへの誘導を目的にすると、ユーザーはその行動へのハードルの高さを感じ、離れていきます。

    ユーザーが目的に対してネガティブな感情を抱けば、サービスを利用しにくくなるため注意が必要です。

    なるべく負担に感じにくい目的を設定し、成果へつなげやすくしましょう。

    コツ2.ターゲットを絞る

    広告を運用する際は、自社のサービスの利用者となる人(ターゲット)を設定しましょう。

    ターゲットを絞ることで、利益につながるユーザーに効率良く広告を表示できるからです。

    リスティング広告はクリックされるたびに広告費がかかる仕組みのため、成果につながりにくいユーザーに広告を表示すれば、利益が出ないうえに広告費が嵩みます。

    そのため、自社商材を利用してくれそうな層に広告を表示して、成果へとつなげやすくする必要があります。

    ターゲットを決める際は、まずペルソナを決めることが大切です。

    ペルソナとは、自社商品を実際に使ってくれそうなユーザーの人物像を指します

    漫画のキャラクターのように、名前や性格、趣味、家族構成などの細かい設定を決めることで自社のターゲットユーザーを絞れます。

    以下の画像は歯医者で矯正治療を検討しているペルソナの例です。

    実際に存在しそうな人を想像し、その人にとって心惹かれる広告を作ることが大切です。

    Webma:ペルソナ

    まずはペルソナを設定し、どのユーザーに広告を表示させるか決めていきましょう。

    コツ3.Googleビジネスプロフィールと連携する

    Google広告とGoogleビジネスプロフィールを連携しましょう。

    Googleビジネスプロフィールとは、Googleが提供するビジネス向けの情報管理ツールです。

    Googleビジネスプロフィールに登録すれば、検索エンジンやGoogleマップの検索結果画面にお店や会社、施設などの情報を表示することができます。

    広告は検索結果画面では記事よりも上に表示されるため、ユーザーに自社の存在をアピールすることが可能です。

    Googleビジネスプロフィール

    また、Googleビジネスプロフィールを設定すれば、アセット(旧:広告表示オプション)の「住所アセット(旧:住所表示オプション)」を利用できます。

    アセットとは、リスティング広告の見出しや説明文に記載しきれなかった情報などを表示できるオプション機能です。

    住所アセットはアセットのうちの1つで、広告に店舗の住所や電話番号を表示することが可能です。

    住所アセット

    ユーザーが住所をクリックすれば店舗の所在地やビジネス情報が表示されるため、ユーザーに店舗について知ってもらえます。

    また、電話番号も表示できるため、店舗へのお問い合わせ増加にも役立ちます。

    ユーザーに自社の存在をアピールするためにも、必ずリスティング広告とGoogleビジネスプロフィールを連携しましょう。

    コツ4.キーワードに「地域名」を含ませる

    広告のキーワードには「地域名」を設定しましょう。

    店舗のある地域周辺の名前を設定することで、効率的に店舗への集客に結びつきやすくなるからです。

    ナニワグループが、店頭買取を経験したことのある人(250名)を対象とした調査によると、97名が「アクセスの良さ」を重視してお店を選んでいたことがわかりました。

    調査によると、「緊急で対応してもらいたい」「お店によって査定額に差があるとは思えない」といった理由から近場を選ぶ傾向がある結果となりました。

    そのため、自宅や最寄り駅から近いことがわかるように、地元の人が来店できる範囲での地域名をキーワードに含めておくことが大切です。

    参考:250人に聞いた!店頭買取を利用した人が感じたこと

    コツ5.除外キーワードを設定する

    除外キーワードを設定しましょう。

    除外キーワードとは、広告表示させたくないキーワードを設定できる機能です。

    たとえば、自社とは関係のないサービス名を除外キーワードとして設定すれば、そのキーワードでの広告表示を防げます。

    除外キーワードを設定するポイントは、以下のとおりです。

    除外キーワード設定のポイント

    • 費用対効果の低いキーワード
    • 自社ではおこなっていないサービス
      例:「オンライン査定」「宅配査定」「求人募集」
    • 自社にとってネガティブなワード
      例:「トラブル」「悪徳」「詐欺」

    自社にとって不要なキーワードを考え、除外キーワードとして設定しましょう。

    コツ6.WebサイトやLPの改善をおこなう

    広告の遷移先であるWebサイトや、LPの改善を常におこないましょう。

    リスティング広告は、広告の質だけでは成果に結びつかないからです。

    Webサイトのデザインや利便性、読み込み速度も、成果につなげるための大事な要素です。

    以下の画像をご覧ください。

    画像は、KoMarketeingアソシエイツが調査した「ユーザーがWebサイトから離脱する理由」を弊社スタッフがまとめた図です。

    Webサイト離れる理由

    「情報・内容がない」が46%、「連絡先情報がない」が44%、「デザイン/ナビゲーションが悪い」が37%です。

    つまり、ユーザーは利便性の悪さから離脱したと考えられます。

    また2017年におこなわれたGoogleの調査では、Webサイトの読み込み速度が遅いほどユーザーの直帰率が上がることも発表しています。

    以上のことから、WebサイトやLPがユーザーにとって使いやすいものにしなければなりません。

    参考:b2b-web-usability-report-2015.pdf
    参考:Find Out How You Stack Up to New Industry Benchmarks for Mobile Page Speed

    SEO対策も並行して進めよう

    リスティング広告と並行して、SEO対策も始めましょう。

    SEOとは、検索エンジンの結果画面の上位に自社サイトを表示させるための取り組みです。

    ユーザーにとって有益な情報を提供し、ユーザーからの信頼を得ることで、Webサイト自体に価値が出てきます。

    結果、検索結果画面の上位に自社サイトが表示されやすくなります。

    前述のとおり、ユーザーがWebサイトから離れる理由として、「情報・内容がない」がありました。

    ユーザーを逃さないためにも、企業の情報をわかりやすくまとめたり、増やしていく必要があります。

    SEO対策も含め、改善していくと良いでしょう。

    広告代理店に依頼することも視野に入れよう

    ここまで読んでいただいた中で、自社で広告運用をおこなうのは難しいと感じた方もいらっしゃるかと思います。

    買取業界の市場規模が大きくなることで集客が難しくなるなか、うまくリスティング広告を運用して集客につなげられるか心配になることもあるでしょう。

    ただ、それでもリスティング広告を運用してみたいと思われる方は、広告代理店に依頼することも考えてみてください。

    広告代理店に依頼すれば、以下のメリットがあります。

    広告代理店のメリット

    • 運用方法についての相談や提案を受けられる
    • 手間や時間がかからない
    • 自社の仕事に集中できる
    • 広告運用の最新情報を教えてもらえる

    弊社でも、リスティング広告をはじめとしたさまざまなWeb広告を運用しています。

    広告の目的や状況によってリスティング広告だけではなく、他の広告をおすすめすることもできるため、より企業が求める成果につなげやすくなります。

    【まとめ】買取業界のリスティング広告運用では効率的な戦略を考えることが重要

    今回の記事では、買取業界におけるリスティング広告の効果や、運用ポイントについて解説しました。

    買取業界でもリスティング広告で成果を出すことは可能ですが、広告の基礎を学び、効率的な戦略を考えることが必要です。

    今回ご紹介したリスティング広告運用のコツは以下のとおりです。

    リスティング広告運用のコツ

    • 目的を明確にする
    • ターゲットを絞る
    • Googleビジネスプロフィールと連携する
    • キーワードに「地域名」を含ませる
    • 除外キーワードを設定する
    • WebサイトやLPの改善をおこなう

    また、リスティング広告だけではなく、予算や目的によっては別の施策も必要となるケースもあります。

    もし、自社でどのような施策を行えば良いかわからない場合は、下記の赤いボタンからお気軽にお問い合わせください。

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