「SaaS企業でもリスティング広告で成果を出せるのか?」
「リスティング広告を始めるべきなのか?」
「SaaS企業がリスティング広告をおこなう場合、どのように運用すればいいのか?」
このように悩まれている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回の記事では、以下の内容を解説しています。
- そもそもリスティング広告とは何か?
- SaaS企業でもリスティング広告で成果を出せるか?
- SaaS企業がリスティング広告で成果を上げた事例
- 広告運用で成果を上げるコツ
【リスティング広告運用をご検討の方へ】
弊社では、リスティング広告をはじめとしたWeb広告運用をおこなっております。
サービス内容や実績をまとめた資料を以下のリンクから無料でダウンロードできます。
気になる方は資料をダウンロードしてご覧ください。
目次
リスティング広告とは?
リスティング広告とは、Googleなどの検索エンジンで検索したキーワードに連動して表示されるWeb広告です。
リスティング広告は、ユーザーが知りたい情報に関連する広告を表示できるため、興味を持ってもらいやすく、コンバージョンにつながりやすい傾向があります。
たとえば、検索エンジンで「人材管理 自動化 ツール」と検索すれば以下のような広告が表示されます。
また、検索結果の上位に表示されるため、多くのユーザーの目に留まりやすいことも特徴です。
SaaS企業にリスティング広告は必要か?
今後、自社商材を多くの企業に使用してもらいたい場合は、リスティング広告を使うことも考えておくと良いでしょう。
Webサイト運用だけでは、自社サイトが競合サイトに埋もれてしまう可能性があるからです。
総務省の令和3年通信利用動向の調査では、約7割の企業がSaaSを利用しており、年々導入している企業が増加しています。
SaaSの市場規模が大きくなっているため、競合企業に自社商材が埋もれないようにする必要があります。
そこでおすすめな広告がリスティング広告です。
リスティング広告は前述のとおり、検索結果画面の上位に広告が表示されるため競合企業のWebサイトに埋もれず、ユーザーに商品をアプローチしやすいことが利点です。
ユーザーのニーズに合わせて広告を表示できるため、ユーザーが必要としている内容にマッチした広告を表示できれば、コンバージョンにもつなげやすくなります。
また、電通とその他4社によって調査された内容によると、リスティング広告(検索連動型広告)へかけられた費用は前年比122.2%と高くなっています。
これは、広告主がリスティング広告に効果を感じているからだと考えられます。
今後、自社商材の導入数を増やしていきたい場合は、コンバージョンにつなげやすいリスティング広告の運用を考えておくこともおすすめします。
実際に弊社がSaaS企業でおこなった運用でも大きな成果を残せています。
どのようにして成果に結びつけたかをまとめているため、気になる方はぜひ次の章もご覧ください。
参考:総務省の令和3年通信利用動向調査レポート
参考:「2022年 日本の広告費 インターネット広告媒体費 詳細分析」 – News(ニュース) – 電通ウェブサイト
リスティング広告の成功事例
当社がSaaS企業のリスティング広告運用で成果を出した事例を2つご紹介します。
広告運用では、どのような成果が欲しいかを最初に決め、そのあと仮説や戦略を立てていきます。
今回の事例では、リスティング広告だけではなく、他の媒体も利用することで大きな成果をもたらしました。
ぜひ、参考にご覧ください。
事例1.コンバージョン数を291%までアップさせた事例
1つ目の事例は、商品へのお問い合わせや資料請求の増加を目的とした内容です。
目的 | 無料トライアル、資料請求、問い合わせの増加 |
ターゲット |
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広告運用期間 | 8ヶ月間 |
使用媒体 |
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戦略設計 | 検討段階や業界に合わせた訴求内容の変更 / 顧客データの活用 |
次に実際におこなった運用方法です。
初期(初月から3ヶ月目) | |
仮説 | トップページは情報量が少なく、検討初期ユーザーの離脱率を高めていると仮定 |
実行 | キーワードごとに広告・リンク先を変更し、ユーザーの求めている情報が書かれている適切なページに遷移させた |
結果 | ※初月から3ヶ月
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中期(3〜8ヶ月目) | |
仮説 | ビジネスでの利用者が多いFacebookで、顧客データを活用した広告配信をおこなえば獲得効率が上がると仮定 |
実行 | 顧客データをもとにした類似ユーザーへの配信 |
結果 | ※初月から8ヶ月
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事例2.コンバージョン数420%アップ・CPA391%改善した事例
2つ目の事例は、商品へのお問い合わせや資料請求の増加を目的とした内容です。
目的 | 無料試用版ダウンロード数増加 |
ターゲット | 企業向けソフトウェアの導入を検討しているユーザー |
広告運用期間 | 9ヶ月 |
使用媒体 |
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戦略設計 |
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次に実際におこなった運用方法です。
初期(初月から6ヶ月目) | |
仮説 | セミナー集客からWeb広告での集客に切り替えるため、Web上での認知は高くないと想定 |
実行 | ユーザーとの接点を増やすため、リスティングとディスプレイ両方で配信 |
結果 | ※初月から6ヶ月間
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中期(6〜9ヶ月目) | |
仮説 |
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実行 |
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結果 | ※6ヶ月目から9ヶ月目
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エクスコアのリスティング広告運用サービスに興味をお持ちの方は、以下のページからご相談ください。
Web広告運用代理店|株式会社エクスコア
SaaS企業がリスティング広告運用を成功させるためのコツ
この章では、SaaS企業がリスティング広告を成功させるためのコツをお伝えします。
コツは以下の5つです。
コツ1.ターゲットにあったキーワードを決める
ターゲットに合わせたキーワードを設定しましょう。
ターゲットとは、自社商材を利用してくれそうなユーザーを指します。
当たり前ではありますが、成果につながりにくいユーザーに向けて広告を出稿しても、成果にはつながりません。
自社の商品を求めてくれそうなユーザーに広告を配信することで、効率的に成果へと結びつけやすくなります。
たとえば、企業が会計業務を効率化できるソフトの販売をしている場合、ターゲットを「会計業務の効率化をしたいユーザー」に設定し、ターゲットが実際に検索しそうなキーワードを決めます。
以下の表は、キーワードの例です。
キーワードの一例 | |
ターゲット | 会計業務の効率化をしたいユーザー |
キーワード |
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上記のように、ターゲットを決めてからだと、成果につながりやすいキーワードを設定しやすくなります。
ターゲットを設定するには、まずペルソナを決める必要があります。
ペルソナとは、実際に商品を購入してくれそうなユーザーの架空の人物像です。
漫画のキャラクターのように名前や性別、年齢、性格、悩みといった細かい情報を設定します。
細かく設定することで、どのようなユーザーに向けて広告を配信すればいいか明確になります。
まずはペルソナを設定したうえで、ターゲットとキーワードを考えていきましょう。
ペルソナやキーワードの選定については、以下の記事にまとめてあります。
もし、自社がどのようなキーワードを設定すればいいかわからない場合は、ぜひ参考にしてください。
マーケティングの「ペルソナ」とは|設定方法や作成例も解説 -webma-
リスティング広告で効果が出るキーワードの選び方【広告代理店が解説】 -webma-
コツ2.ユーザーの興味を引く見出しや説明文を設定する
ユーザーに広告へ興味を持ってもらうためにも、魅力的な見出しや説明文が必要です。
特に見出しは目立つ要素のため、自社と他社の違いを明確にしたうえで考えることが必要です。
たとえば、「導入数◯件突破!」「業界No.1の実績」といった数値を含めると、他社との違いも出せるうえ、ユーザーに信憑性を感じさせられます。
他にも以下の内容を見出しや説明文に入れると、ユーザーの反応は良くなりやすいです。
前述同様、会計ソフトの販売をおこなっている企業を例にコツをまとめました。参考にご覧ください。
キーワードを含める |
といった語句や組み合わせを含める |
お得感を出す |
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具体的な数値を出す |
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魅力的な見出しや説明文を書くためのポイントは、以下の記事にまとめてあります。気になる方はぜひ併せてご覧ください。
【今すぐ実践】リスティング広告における広告文作成のポイント7つ -webma-
コツ3.アセット(旧:広告表示オプション)を追加する
広告にアセット(旧:広告表示オプション)を追加しましょう。
アセットとは、見出しや広告文などの広告を構成するコンテンツです。
必ず設定しなければならないコンテンツの他に、広告文に記載しきれなかった内容をオプションという形で表示できるアセットがあります。
このアセットを追加すれば、いかのメリットがあります。
アセットを追加すること自体は無料のため、ぜひ使ってみましょう。(※アセット部分をユーザーがクリックした場合、通常の広告と同様に料金がかかります。)
アセットについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
【完全版】広告表示オプションとは?全12種類の特徴を解説 -webma-
コツ4.ユーザーに試していただきやすいWeb上の成果を設定する
リスティング広告の成果は、ユーザーが試しやすい内容に設定しましょう。
いきなり有料サービスの購入を成果に設定すれば、ユーザーは不安になるからです。
ユーザーはなるべく失敗を避けたいため、初めて使うサービスに関しては慎重になります。
不安を与えないためにも、まずは「これなら試しても大丈夫そうだ」と思ってもらえる内容を成果として設定しましょう。
たとえば、SaaS企業の場合は以下の成果を設定すると良いでしょう。
コツ5.Webサイトの内容と利便性の改善をおこなう
WebサイトやLPのコンテンツを充実させたり、利便性を追求しましょう。
コンテンツが充実していなかったり、利便性が低い場合、ユーザーがWebサイトから離脱する可能性が高くなるからです。
以下の画像をご覧ください。
KoMarketeingアソシエイツによって調査された「ユーザーがWebサイトから離脱する理由」を弊社スタッフがまとめた画像です。
ユーザーは欲しい情報が無かったり、ナビゲーションが悪かったりするとWebサイトから離れる傾向があるとわかります。
わざわざ欲しい情報をWebサイトの中から探し出すことに手間を感じるからです。
そのため広告だけではなく、リンク先のWebサイトやLPにも気を配る必要があります。
今後Webサイトの改善をおこないたい場合、まずは以下の内容が自社サイトに当てはまっているか確認し、改善ポイントを定めましょう。
- レスポンシブデザインにも対応しているか
- ベネフィット(ユーザーの望む未来)を明確にしているか
- ファーストビューに魅力的な文章や画像が使われているか
- LPの読み込み速度は遅くないか
- コンバージョンボタン(CTA)はわかりやすいデザイン・場所に設置されているか
- Webサイト内の情報に信憑性はあるか
- ユーザーの悩みを解決できる内容であるか
Webサイトの改善について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
リスティング広告にLPは絶対必要?成果の出るLP作成のコツも解説 -webma-
参考:b2b-web-usability-report-2015.pdf
広告代理店に依頼するのも一つの手
ここまで読んでいただいた中で、自社で広告運用をおこなうのは難しいと感じた方もいらっしゃるかと思います。
年々SaaSの市場規模が大きくなることで、ソフトウェアの開発や営業でいっぱいになり、広告運用をおこなう時間がない企業もあるでしょう。
今回の記事で、リスティング広告を運用したいが躊躇っているという方は、広告代理店に広告運用を依頼するのも視野に入れてみてください。
広告代理店に依頼すれば、以下のメリットがあります。
弊社でも、リスティング広告をはじめとしたさまざまなWeb広告を運用しています。
広告の目的や状況によってリスティング広告だけではなく、他の広告をおすすめすることもできるため、より企業が求める成果につなげやすくなります。
もし、弊社のWeb広告運用が気になる方は、以下のリンクからご相談ください。
Web広告運用代理店|株式会社エクスコア
【まとめ】SaaS企業でリスティング広告を成功させたいのでればコツを5つ身につけよう
今回の記事では、SaaS企業でもリスティング広告で成果を出せるかについて解説しました。
SaaS企業でもリスティング広告で成果は出せますが、ある程度の広告運用の基礎知識と戦略が必要です。
必ずしも成果が出るとは言い切れませんが、適切な運用をおこなうことで着実に成果へと結びつけやすくなります。
自社でリスティング広告をおこなう際は、今回ご紹介したリスティング広告運用のコツを参考にしてみてください。
弊社では、Web広告運用のプロがお客様一人ひとりに寄り添った運用をおこなっております。
どのような運用をおこなえば成果が出るかを考えるため、お客様の目的によってはリスティング広告以外の広告をおすすめすることもあります。
もし自社がどのような広告運用をおこなえば良いかわからない場合は、以下の赤いボタンからお問い合わせください。
弊社スタッフが誠心誠意、お客様のお悩みに対応いたします。
1998年1月生まれ。千葉県千葉市出身。
2021年株式会社エクスコアの中途採用のみの事業部に初めて新卒として入社し、現在は営業、マーケター、ディレクター、メディア運用の営業部門担当など幅広い業務に従事。Web広告、SEO対策、サイト制作のディレクションの経験有。
年間3000万円の売り上げ2年目から事業最年少サブリーダーへ昇格。顧客継続率90%以上を継続。
最近は身体を動かすことに興味を持っています!