YouTube広告を利用するには、どのくらいの費用が必要かと悩んではいませんか？
YouTubeは国内利用者数6,500万人以上の動画投稿サイトです。
多くのユーザーに、企業や商品について知ってもらうためにも活用したいですよね。
YouTube広告を活用する際に必要な費用は把握しておきたいものだと思います。
そのため今回は、YouTube広告を使用する際の費用について解説します。
これからYouTube広告を始めたい事業者・広報担当の方は、ぜひご覧ください。
参考：月間 6,500 万ユーザーを超えた YouTube、2020 年の国内利用実態──テレビでの利用も 2 倍に – Think with Google
目次
YouTube広告の課金体系の仕組み
YouTube広告は、定められた再生時間や再生回数に達すれば課金されるシステムです。
課金体系は3種類あり、広告フォーマットの種類によってそれぞれ課金体系が異なります。
YouTubeで採用されている課金体系は以下の3つです。 以下はYouTube広告の種類と、それぞれかかる費用相場です。 YouTube広告の種類と費用相場 広告の種類 課金条件 費用相場 Trueviewインストリーム広告 【スキップ可能なインストリーム広告】 2～25円ほど/1再生または1クリック 【スキップ不可のインストリーム広告】 指定の表示回数（1,000回）を達成（CPM） インフィード広告 （旧：Trueviewディスカバリー広告） 広告をクリック（CPC） 3円～20円/1クリック バンパー広告 指定の表示回数（1,000回）を達成（CPM） 500円前後/1,000回表示 アウトストリーム広告 指定の表示回数（1,000回）を達成（CPM） ※カウント方法 2秒以上視聴されたら表示回数としてカウントされる 10〜500円ほど マストヘッド広告 指定の表示回数（1,000回）を達成（CPM） 1日につき数百万円になる可能性あり 種類ごとに詳細を確認していきましょう。 【スキップ可能なインストリーム広告】 【スキップ不可のインストリーム広告】 Trueviewインストリーム広告とは、動画の再生前後、または動画の再生中に表示される広告です。 Trueviewインストリーム広告には2種類あり、特徴が異なります。
動画広告が1回再生されるごとに課金されます。
動画広告が1,000回表示されるごとに課金されます。
ユーザーが広告を1クリックするごとに課金されます。YouTube広告の種類と費用相場
種類1．Trueviewインストリーム広告
動画の再生前後や再生中に表示されても、5秒経てばスキップできるボタンが出てきます。ボタンを押せば広告がスキップされ、動画の視聴に戻れます。
他の動画の再生前後、または再生中に表示される15秒以下の動画広告です。広告のスキップはできません。
それぞれの費用相場や課金体系は以下のとおりです。
広告名 | 課金体系 | 費用相場 |
スキップ可能なインストリーム広告 |
| 2～25円ほど/1再生または1クリック |
スキップ不可のインストリーム広告 | 指定の表示回数（1,000回）を達成（CPM） | – |
種類2．インフィード広告（旧：Trueviewディスカバリー広告）
インフィード広告とは、ユーザーが動画を探す場所に表示できる広告です。
動画を探す場所は、主に以下の場所が挙げられます。
広告名 | 課金体系 | 費用相場 |
インフィード広告 （旧：Trueviewディスカバリー広告） | 広告をクリック（CPC） | 3円～20円/1クリック |
種類3．バンパー広告
バンパー広告とは、6秒以内で収まる短い動画広告です。
動画の再生前後や再生中に表示でき、ユーザーは広告のスキップができません。
6秒だけの短い動画のため、視聴者への負担を抑えながらユーザーにアプローチできます。
※一部のバンパー広告は、条件が揃えば YouTube TV も表示される可能性があります。
広告名 | 課金体系 | 費用相場 |
バンパー広告 | 指定の表示回数（1,000回）を達成（CPM） | 500円前後/1,000回表示 |
種類4．アウトストリーム広告
アウトストリーム広告は、モバイル専用の動画広告です。
Google動画パートナーのアプリやWebサイトに表示されますが、YouTubeには表示されません。
アウトストリーム広告は音声なしで再生されますが、広告をタップすれば音声が流れます。
広告名 | 課金体系 | 費用相場 |
アウトストリーム広告 | 指定の表示回数（1,000回）を達成（CPM） ※カウント方法 2秒以上視聴されたら表示回数としてカウントされる | 10〜500円ほど |
種類5．マストヘッド広告
マストヘッド広告は、Google営業担当者を通じての予約で利用できます。
新商品やサービスの認知度を高めたいときや、短期間で多くのユーザーへリーチしたい場合に使用します。
マストヘッド広告は、パソコンやモバイル、テレビ画面によって表示内容が異なるため注意しましょう。
- パソコン
YouTubeのホームフィード上で表示されます。音声なしで最大30秒間再生されます。 - モバイル
YouTubeアプリやYouTubeホームフィード上の上部で広告が表示されます。動画の再生時間に制約はありません。 - テレビ画面
テレビ向けのYouTubeホームフィードの上部に広告を表示されます。動画の再生時間に制約はありません
広告名 | 課金体系 | 費用相場 |
マストヘッド広告 | 指定の表示回数（1,000回）を達成（CPM） | 1日につき数百万円になる可能性あり |
画像引用元：動画広告フォーマットの概要 – YouTube ヘルプ
YouTube広告の費用対効果を高める方法
YouTube広告をおこなうからには、費用に見合った効果を期待したいですよね。
この章では、YouTube広告の費用対効果を上げるための方法を解説します。
方法1．ユーザーに促したい行動を定める
ユーザーが広告を見たあとに、とってもらいたい行動を定めましょう。
たとえば「お問い合わせをして欲しい」「商品を購入して欲しい」などが挙げられます。
ユーザーに促したい行動がわかっていないと広告内容はあやふやになり、 結局何を伝えたい広告かわからなくなります。
内容が伝わらない広告は、成果につながりにくいため注意が必要です。
まずは広告を見たユーザーが、どのように行動をとってもらいたいかをしっかり定めましょう。
方法2．ターゲットを定める
広告を誰に表示させるか決めましょう。
ターゲットを決めないと、自社に興味がないユーザーにも広告が表示され、コンバージョンにつながりにくくなるからです。
広告を表示しても成果につながらなければ、余計な広告費用がかかってしまいます。
そのため、広告表示したい人をイメージして明確に決めることが大切です。
ターゲットを決める際は、まずペルソナを決めましょう。
ペルソナとは、自社の商品やサービスに興味を持ちそうな架空の人物像です。
性別や人間関係、職業、悩みなどの細かい情報を設定して、消費者の行動を予想しやすくします。
まずはペルソナを定めてから、ターゲットを決めていきましょう。
ペルソナについて詳しく知りたい方は、以下のリンクからご覧ください。
ペルソナとは -webma-
方法3．分析ツールを活用する
広告の問題点を探り、改善するためにも分析ツールを活用しましょう。
おすすめの分析ツールは以下のとおりです。
- YouTubeアナリティクス
YouTubeチャンネルや動画に関わるさまざまなデータを確認できるツールです。視聴時間や視聴者の年齢・性別などのデータを活用し、動画のブラッシュアップにつなげられます。 - リーチプランナー
Googleが提供している広告キャンペーン用のプランニングツールです。使用すると、ターゲットオーディエンスや予算などの情報をもとにメディアプランの有効性を予測できます。
動画の質向上や、どのようなユーザーに広告を表示させれば良いか確認するためにも、ツールは積極的に活用していきましょう。
方法4．クオリティの高い動画を作成する
クオリティの高い動画を作成しましょう。
動画のクオリティが低いと、ユーザーにスキップされてしまったり、 企業への悪いイメージがついてしまう可能性もあるからです。
クオリティの高い動画を作成するためにも、動画の構成や伝えたいメッセージなどを明確に決める必要があります。
以下のリンクでは動画広告の作成手順やコツを解説しています。気になる方は、ぜひご覧ください。
【動画広告の作り方】成果を出すための準備や分析方法も解説 -webma-
また、クオリティの高い動画を作る時間や自信がない場合は、動画制作会社や広告代理店で作成することも可能です。
弊社でも、動画作成のご依頼も受け付けております。
詳細が気になる方は以下のリンクから資料をダウンロードしてください。
広告代理店が動画広告を運用する際の相場
運用代行にかかる費用構成は以下のとおりです。
初期費用に関しては、3〜5万円ほどの金額が多いです。
代行手数料は広告費の約20％と上記に記載しましたが、広告代理店によっては異なる場合もあります。
気になる広告代理店があれば、資料請求やお問い合わせをして費用の内容を確認しましょう。
【エクスコアの場合】動画広告の運用費用
弊社では、YouTube広告の運用代行もおこなっております。
以下が価格表になります。
どうぞ参考にご覧ください。
【エクスコア】動画広告の運用費/月 | ||
初期費用（税抜） | 広告費（税抜） | 運用手数料（税抜） |
5万円 | 30万〜50万円 | 10万円 |
50万〜80万円 | 16万円 | |
80万〜100万円 | 20万円 | |
100万円以上 | 広告費の20％＋税 | |
【まとめ】費用対効果も含めて活用する広告形式を選ぼう
今回の記事では、YouTube広告の費用について解説しました。
YouTube広告はフォーマット形式により、課金体系が異なります。
課金体系の種類は以下のとおりです。
フォーマットごとの費用相場と課金体系は、以下の表で確認可能です。 YouTube広告の種類と費用相場 広告の種類 課金条件 費用相場 Trueviewインストリーム広告 【スキップ可能なインストリーム広告】 2～25円ほど/1再生または1クリック 【スキップ不可のインストリーム広告】 指定の表示回数（1,000回）を達成（CPM） インフィード広告 （旧：Trueviewディスカバリー広告） 広告をクリック（CPC） 3円～20円/1クリック バンパー広告 指定の表示回数（1,000回）を達成（CPM） 500円前後/1,000回表示 アウトストリーム広告 指定の表示回数（1,000回）を達成（CPM） ※カウント方法 2秒以上視聴されたら表示回数としてカウントされる 10〜500円ほど マストヘッド広告 指定の表示回数（1,000回）を達成（CPM） 1日につき数百万円になる可能性あり もし、自社で広告を運用するのが難しそうと感じましたら、広告代理店を利用するのも考えておくと良いでしょう。 弊社でも動画広告の制作や運用をおこなっております。 気になる方は以下のリンクから、弊社の費用や実績を掲載した資料を無料でダウンロードしてください。 どのような動画を作れるか知りたい方は、以下のリンクから内容をご覧ください。 2017年エクスコアに新卒入社し、Webコンサルタントとして従事。
動画広告が1回再生されるごとに課金されます。
動画広告が1,000回表示されるごとに課金されます。
ユーザーが広告を1クリックするごとに課金されます。
リスティング広告をメインに各広告媒体の運用を担当。
【保有資格】Google広告、LINE広告、IMA検定、公式LINE運用…など
