こんにちは。
加藤です!
「この投稿はいいね、少ないな…」
「こんな有名人からいいね!もらえた!」
「今日のフォロワーの増えかた、どうなってる!?」
こんなことに振り回されている存在、加藤です。
今回はSNSについて、まとめてみました。
私も個人的にやっているSNS。
Twitterでのいいね最高獲得数は170。
私のSNSの拡散力はまだまだなので、今回はマーケティング視点も含めて、SNSの勉強しようと思いました!
SNSについて勉強することで、私の拡散力が高まると信じています。
ということで、吸収した知識をまとめていきます。
成長日記は長期企画です。
前回の記事をまだ読まれていない方は、ぜひご一読ください。
【Kの成長日記】第3話 Webマーケでよく聞くSEOとは?駆け出しマーケターがSEOの基本を学んでみた
成長日記をまとめたアーカイブは以下のリンクからご覧いただけます。
成長日記 アーカイブ – Webma
目次
SNSとは
SNSとはSocial Networking Service(ソーシャルネットワーキングサービス)の略で、登録された利用者同士が交流できるWeb上の会員制サービスです。
(総務省:SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)の仕組み|インターネットを使ったサービス|基礎知識|国民のための情報セキュリティサイト)
たとえば、TwitterやFacebookなどがSNSですね。
SNS上の交流というと、「プロフィールの公開」「メッセージ送信」「記事の投稿」「記事へのレスポンス」などがあてはまります。
このような交流を行うことで、Web上でコミュニティが生まれ、人と人の繋がりが生まれるのです。
2.日本で使用されている代表的なSNS5選
まずはSNSにどんなものがあるかをみていきましょう。
日本では5つのSNSが主に使用されています。
5つのSNSと、その特徴を表にまとめました。
ユーザー数 | 特徴 | |
4500万人 |
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2600万人 |
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3300万人 |
| |
TikTok | 950万人 |
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LINE | 8300万人 |
|
それぞれの特徴を解説します。
Twitterのユーザー数と特徴は以下の通りです。
ユーザー数
Twitterの国内ユーザー数は2017年10月時点で4500万人です。
(出典:Twitter Japan公式アカウント)
特徴
Twitterの特徴は「情報の拡散性」「リアルタイム性」と「日本での人気」にあります。
(出典:日本の若者はなぜ、Twitterをよく使うのか SNSの今と未来――鷲田祐一 × 佐々木裕一 特別対談(1))
Twitterの特徴1.拡散性
情報の拡散性とは、簡単に言うと「拡散力が高い」「炎上やバズが起きやすい」ということです。
Twitterには「リツイート」と呼ばれる機能があります。
リツイートとは他人の投稿を自分のフォロワーに表示する機能です。
リツイートはTwitter上のすべてのユーザー数が上限のため、日本国内だけでも4500万ユーザーに自身の投稿が表示されることが理論的には可能なのです。
このリツイート機能がTwitterの拡散力を生んでおり、炎上やバズが起きやすい要因だということは知っておきましょう。
瞬時に情報が拡散する「拡散性」がTwitterの特徴なのです。
Twitterの特徴2.リアルタイム性
また、投稿がタイムライン上に流れていくTwitterでは「リアルタイム性」が1つの特徴でしょう。
たとえば、2019年に日本を賑わせたラグビーワールドカップではリアルタイム性がよくみられたのではないでしょうか。
Twitter上では試合結果やプレーの感想など、試合中の様子をリアルタイムでツイートしたり、リプライを送りあったりとユーザー同士が繋がっている光景を目の当たりにしました。
リアルタイムに繋がり、情報を手に入れることができる「リアルタイム性」がもう1つの特徴でしょう。
Twitterの特徴3.日本で人気
日本では、Twitterのユーザー数が世界No1利用率を誇るFacebookよりも多いことをご存知でしょうか。
なぜ、Twitterは日本人に受け入れられたのか。
それは次の3つの理由があります。
- 日本語との相性が良い
- 地震をきっかけに広がった
- 「バルス」
日本語との相性が良いとは、140文字の字数制限の中では、日本語の方が英語よりも含められる内容が圧倒的に多いということです。
これは日本語の曖昧な表現や、1つの単語に含まれる意味が多いことが要因ですね。
2つ目の地震をきっかけに広がったというのは、地震などの災害が起きた際の情報源として、Twitterが機能したことで、普及が進みました。
3つ目の「バルス」は宮崎駿監督の「天空の城ラピュタ」がテレビで放映されるたびに、キャラクターの声に合わせ「バルス」と呟くインターネット上での恒例行事です。
Twitterのリアルタイム性との相性が良く、普及に貢献しました。
(出典:Twitter: Why so Popular in Japan?)
情報の拡散性とリアルタイム性、日本での人気、これらがTwitterの特徴と言えると思います。
Facebookのユーザー数と特徴は以下の通りです。
ユーザー数
Facebookの国内ユーザー数は2019年7月頃の時点で2600万人です。
(出典:フェイスブック ジャパン長谷川代表が語る「退任の真意」–独占ロングインタビュー)
特徴
Facebookの特徴は、「全世界シェアNo1」「実名制のサービス」の2点です。
全世界では、なんと25億人のユーザーがいます。
(出典:Facebook社2019年第4四半期(10月-12月)業績ハイライト | Facebookニュースルーム)
全世界の人口が2019年時点で77億人なので、約3人に1人がFacebookを使っている計算になります。
海外では、Facebookを使って「求人」を行なったり「中古品の売り買い」「住居の契約」などを行うことも。
Facebookが欠かせない存在になっているようです。
それらを支えるのが実名制であるという特徴です。
実名制であることでリアルな繋がりをインターネット上に反映しやすいSNSになっています。
Instagramのユーザー数と特徴は以下の通りです。
ユーザー数
Instagramの国内ユーザー数は2019年7月時点で3300万人です。
(出典:Instagramの国内月間アクティブアカウント数が3300万を突破 | Facebookニュースルーム)
特徴
Instagramの特徴といえば「写真投稿」であることと「拡散力が低い」ことが挙げられます。
Instagramは、写真を投稿するタイプのSNSのため、文章を考える必要性がない気楽さという点で人気を得ました。
その後「インスタ映え」と呼ばれるおしゃれな写真を投稿する行為が流行し、2017年の流行語大賞にも選ばれました。
またInstagramは他のSNSに比べて「拡散力が低い」といえます。
他のSNSでは「いいね」をすることで、投稿主とは関わりのないアカウントへ投稿が表示されることがありあすが、Instagramでは「いいね」をしても他アカウントへ拡散しません。
リツイートやシェアの機能もないため、拡散性の低いSNSと言えるでしょう。
TikTok
TikTokのユーザー数と特徴は以下の通りです。
ユーザー数
TikTokの国内ユーザー数はおよそ2018年時点で950万人です。
(出典:「TikTok」、クリエイター育成プログラムを開始–2018年のMAUは950万人)
特徴
TikTokの特徴は「短編動画に特化したSNS」であるということです
15秒の短編動画に特化しているので、サクサク見たい動画を閲覧することができ、ユーザーにストレスがかかりづらいということが特徴です。
動画のSNSとして皆さんが思い浮かべるのは「YouTube」ではないでしょうか。
しかしYoutubeに動画を投稿するにあたって編集作業や専用のソフトが必要で手間がかかります。
その点、TikTokではアプリ内で撮影・編集・投稿が一括して行えるため手間がかからないということもユーザーを惹きつける要因になっていると言えるでしょう。
LINE
LINEのユーザー数と特徴は以下の通りです。
ユーザー数
LINEの国内ユーザー数は2019年12月時点で8300万人です。
これは国内のSNSの中では圧倒的なシェア率を誇っています。
(出典:LINE株式会社 マーケティングソリューションカンパニー 2020年1〜6月期版 v3.0)
特徴
LINEの特徴は「人口カバー率65%以上の圧倒的シェア率」と「メッセージ機能」でしょう。
LINEは圧倒的な手軽さでメッセージアプリとしてのシェアを日本国内で確立しています。
企業がプロモーションを行うのにあたり、幅広いターゲットにアプローチできるのは強みと言えるでしょう。
また他のSNSよりも「メッセージアプリ」という機能が際立っているため、企業用のプロモーションスタンプなど特有の広告媒体を持つことができます。
そもそもLINEって SNSなの?
疑問に感じる方もいますが、LINEもSNSの一種です。
LINEには、タイムライン投稿機能やストーリー投稿機能があります。
メッセージ機能だけではSNSとは呼べないかもしれませんが、LINEにはタイムラインやストーリーといった、不特定多数のユーザーに向けたコンテンツも存在します。
SNSに明確な定義は存在しませんが、仮に「Web上で不特定多数のユーザーと交流できるサービス」とするする場合、LINEもSNSといえるでしょう。
SNSマーケティングとは?
SNSマーケティングとは、言葉の通り、 TwitterやFacebookなどのSNSを利用したマーケティング手法のことです。
SNSマーケティングは、なぜ企業から注目されているのでしょうか。
それは、顧客とのコミュニケーションが直接できること、また爆発的な拡散力が期待できることなどが、理由となります。
ここからSNSマーケティングについて主な手法を2つ紹介していきます。
SNSアカウント運用
SNSのアカウント運用とは、SNSの公式アカウントを開設し「コンテンツの投稿」「ユーザーとのコミュニケーション」を通じて、アカウントの拡散力を向上させていくことをいいます。
拡散力を増やすには、ファンの獲得が重要になります。
ファン数とは、Facebookであれば公式ページのいいね数や、フォローしている人の数、Twitterではフォロワーの数、Instagramであればフォロワーの数などをさします。
なぜファンの獲得が必要になるのでしょうか。
それは、拡散力を増やしていく必要があるからです。
たとえば、Twitterにおけるフォロワー数に着目してみます。
単純な計算ですが、フォロワー数の多い少ないが拡散に影響する
- コンテンツのリツイート率が1%
- Twitterユーザーは一律フォロワー50名
という条件で、自社アカウントのフォロワー数100人の場合と、フォロワー数10,000人の場合で拡散力を比較してみます。
*小数点以下は切って計算しています。
- コンテンツ閲覧数:150
- リツイート数:1
- コンテンツ閲覧数:19,850
- リツイート数:197
元のフォロワー数に対して、①の場合は1.5倍の拡散だったのに対して、②の場合は約2倍の数字です。
これは、リツイートされた投稿を別のユーザーがリツイートするという二次拡散、三次拡散が起きているからなんですね。
拡散力をアップすることができれば、企業の「認知度向上」はもちろん「伝えたいコンテンツをより多くのユーザーに届けること」ができます。
企業の拡散力を向上させていくことが、SNS運用の成功の鍵ということですね。
SNS広告
SNS広告とは、その名の通り、SNS上に表示する広告のことです。
SNS広告は近年、インターネット広告の中でも特に注目されています。
その理由は、SNS広告特有の詳細なターゲティングにあるでしょう。
今回はFacebookを例にとってみますね!
Facebookは、そのユーザーが登録した情報に基づいてターゲティングすることができます。
そのターゲティング精度は、リスティング広告やディスプレイ広告よりも圧倒的に高いという特徴があります。
Facebookは実名制のSNSとして世界でNo1のシェアを誇っています。
つまり、他のSNSと比べて個人情報が多く含まれているということです。
- 氏名
- 生年月日
- 学歴
- 勤務先
- いいねしたページ/コンテンツ
- 住所
- 出身地
- 既婚か未婚か
これらの情報がターゲティングに利用されるため「出身大学」別に広告を出しわけたりすることができ、その結果の解析をすることができます。
結果として、リスティング広告やディスプレイ広告で届けることができなかったユーザーに広告を届けることができるというわけです。
Googleのリスティング広告や、ディスプレイ広告では「年齢」や「性別」といった情報は、Googleアカウントを利用していない場合は、検索した内容や閲覧しているサイトコンテンツなどから「予想」されます。
そのため、情報を直接登録しているSNSの方がターゲティング精度が高いと言えるでしょう。
SNSマーケティングの例
ここからは、SNSマーケティングの例を紹介します。
SNSアカウント運用とSNS広告をそれぞれ解説します。
まだ、SNSマーケティングに取り組んでいない方は、ぜひ参考にしてください。
例1:メイヨークリニックでのSNSアカウント運用
メイヨークリニック(Mayo Clinic)は、アメリカベストホスピタルに名を連ねる、アメリカの有名な総合病院です。(参考:アメリカ・ベストホスピタル情報 | メディエゾン – Mediaison)
メイヨークリニックは、SNSを活用した医療関係者や、患者とのコミュニケーションを大事にされています。
「患者からの質問に対し、病院職員が回答」
「病院職員から病気や医療に関する情報提供」
「職員採用情報の掲示」
その結果、YouTubeやFacebookでは大きな影響力があります。
Youtubeのチャンネル登録者数はなんと42.8万人。
ジャニーズの公式Youtubeページと同じくらいの登録者数です。
Mayo Clinic Youtube
Facebookでは、公式ページに115万以上の「いいね」がついています。
Mayo Clinic facebook
最近では、コロナウィルスについての動画をアップしており2020年3月23日時点で9.6万回再生されています。
コロナウィルスに関して、トイレットペーパーデマなどに振り回された記憶に新しいですが、権威ある医療機関からの専門家としての見解を示すことは、現状の日本からしても非常に意義のあることだと思います。
こういった患者とのコミュニケーションを通じて、患者の病気に対する不安を払拭したり、病院に行く前に自分自身の症状についての把握を促して、病院での診察に関して効率的に行い、ユーザーの体験を向上させています。
例2:シャープ株式会社のTwitter活用事例
シャープ株式会社様のツイッター活用についてみましょう。
*スクショだって好きなだけどうぞ、という寛大な心によりかかり、スクショとってます。
2020年3月23日現在 63万9千フォロワー。
SHARPさんの特徴は圧倒的”ゆるさ”。
売り込みをかけようという姿勢がみられないところに、顧客との良質なコミュニケーションが生まれていると感じました。
最近で見かけたツイートはこちら!
コロナウィルスの影響で、日本のさまざまな産業が苦境に立たされています。
そんな中、自身のツイートを「他社の広告の場」として提供しますよ!というもの。
これらは、日本の中小企業を中心に拡散され、11万3千以上の「いいね」を獲得しています。
私の「いいね」最高数の約665倍です。圧倒的ですね。
こういった取り組みは2011年から続き、こちらの「モノカキ モノ会議」の「西道紗恵」さんの記事によると、
「シャープ公式アカウントのゆるいツイートを楽しんでいる」と答えたフォロワーの割合は85%。そのうち、「今後、シャープ製品を買うことがあれば、シャープ公式アカウントのことが脳裏をよぎると思う」と答えた、フォロワーは86%とのことでした。
(参考:「中 (の人の) 中 −公式ツイッターで考えた、ことばとか広告のゆるくない話−」)
数字をみても顧客とよい直接的なコミュニケーションがとれていることがわかると思います。
おまけ 世界の SNSまとめ
最後に日本ではあまり知られていないSNSを紹介します。
どのSNSも特徴的で、今後日本でも発展する可能性もあるため、ぜひチェックしてください。
中国のメッセージアプリケーションです。
中国ではFacebookなどが利用できないため、中国国内で、独自のSNSが発達してきました。
LINEのように既読がつかないことも特徴の1つです。
URL:WeChat – Free messaging and calling app
発祥:中国
アメリカやヨーロッパで利用されているアプリケーションです。
スタンプなどの機能はなく、シンプルなメッセンジャーアプリのようです。
発祥:アメリカ
VKontakte
ロシア版のFacebookというイメージのSNSです。
通称VKと呼ばれます。
UIがFacebookよりもシンプルで使いやすくロシア国内のシェアを獲得しています。
URL:ВКонтакте: Добро пожаловать
発祥:ロシア
MyHeritage
家系図をベースにしたSNS。
トップページには「あなたの家族の物語を発見する」という文言が書かれています。
発祥:イスラエル
Classmates.com
同級生を探すというコンセプトのSNS。
URL:Classmates – Find Alumni, View Yearbooks & Plan Class Reunions
発祥:アメリカ
ReverbNation
音楽専門のSNS。
ミュージシャンやライブ会場、音楽プロデューサーなどのコミュニケーション促進が目的です。
URL:ReverbNation : Artists First
発祥:アメリカ
Ravelry
編み物、かぎ針編み、紡績、織物などの織物工芸に特化したSNSです。
URL:Ravelry – a knit and crochet community
発祥:アメリカ
まとめ
今回はSNSについてまとめてみました。
個人的には私の世代のSNSであるmixiやGREE、モバゲーなども取り上げてみたかったです!
それはいずれ書こうと思います。
SNSというのは、検索エンジンやディスプレイ広告とは違う、ユーザーとのコミュニケーションが生まれやすいプラットフォームという印象を受けました。
だからこそ各種SNSの特性やユーザー層を理解した上で、マーケティングに活用することが重要だと思います。
私もこっそりとSNSアカウントの運用を初めてみました。
徐々にフォローしてくださる方が増え、投稿の反応がいただけると嬉しいものです。
そこで、アカウント運用をしていく中で、どんな投稿が反応してくれやすいのかを事前にリサーチしておくと、広告を出す際にも大いに参考になると思います。
ぜひともSNSへの理解を深め、マーケティングを成功させていきましょう!
この記事は「成長日記第4話」です。
成長日記第5話は以下のリンクからご覧いただけます。
株式会社エクスコアにて、営業や採用などのキャリアを経て、現在はWebマーケティングを勉強中。
愛読書はキクタン。