「低品質コンテンツはSEOにマイナス」というのはよく聞く話ですよね。
実際に、低品質コンテンツをリライトしたり、削除したりしたことで、サイトのパフォーマンスが大きく伸びた例は数多くあります。
しかし「低品質コンテンツ」とは何を指すのか、曖昧な理解の方も多いのではないでしょうか?
また、「どうやって低品質コンテンツを見分ければいいかわからない」とお困りのWeb担当者さんも多いかもしれません。
SEOにおいては、個人の基準ではなく、Googleの基準に基づいて低品質かどうかを判断する必要があります。
そこでこの記事では、低品質コンテンツについて以下の点を解説します。
- 低品質コンテンツとは?
- Googleが考える低品質コンテンツ
- 低品質コンテンツによるSEOへの悪影響
- 低品質コンテンツの見分け方
- 低品質コンテンツへの対処法
- 【要注意】低品質とは限らないコンテンツ
- 低品質コンテンツでペナルティを受けた場合の対処法
「低品質コンテンツを減らして、サイトをさらに成長させたい」とお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
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目次
低品質コンテンツとは?
Googleによると、低品質コンテンツとは「付加価値がほとんど、または全くない内容の薄いページ」のことを指します。
参考:低品質コンテンツ(&高品質コンテンツが重要な理由) – Google Search Central – YouTube
「独自性がなく、ユーザーに価値を提供しないページ」と言い換えても良いでしょう。
低品質コンテンツは、英語では「Thin Content(薄いコンテンツ)」や「Low-Quality Content(低品質コンテンツ)」と記述されます。
Googleが考える低品質コンテンツ
では、具体的にどのようなコンテンツが低品質と見なされるのでしょうか。
ここではGoogleが提供する2つのソースにもとづき、Googleが考える低品質コンテンツについて解説します。
- 検索セントラルで定義される4種類の「低品質コンテンツ」
- 検索品質評価における「低品質コンテンツ」
検索セントラルで定義される4種類の「低品質コンテンツ」
Googleは、検索セントラルのガイドラインや動画において、以下の4つを低品質コンテンツとして紹介しています。
- 自動生成コンテンツ
- 内容の薄いアフィリエイトページ
- 無断複製されたコンテンツ
- 誘導ページ
上記4つのコンテンツはガイドライン違反となるため、Googleによるペナルティ措置の対象にもなります。
※上記の公式動画は日本語字幕で視聴できますので、ぜひご視聴ください。
それぞれのコンテンツについて解説します。
1.自動生成コンテンツ
「自動生成コンテンツ」は、プログラムによって機械的に生成されたコンテンツのことです。
たとえば、プログラムを用いて作成された以下のようなコンテンツは、自動生成コンテンツに該当します。
- 検索キーワードを含めただけで、文章としては意味をなさないテキスト(「ワードサラダ」とも呼ばれます)
- 自動ツールで翻訳され、人間によるチェックや編集を経ず公開されたテキスト
- 他サイトのコンテンツをつなぎ合わせただけのコンテンツ
こうした自動生成コンテンツの多くは、検索順位の操作や検索流入の獲得を目的としており、ユーザーの役には立ちません。
そのため低品質と見なされます。
参考:自動生成されたコンテンツについて | Google 検索セントラル
2.内容の薄いアフィリエイトページ
「内容の薄いアフィリエイトページ(サイト)」とは、付加価値を提供しないアフィリエイトページ、あるいは、アフィリエイトのためだけのサイトです。
たとえば、以下のようなケースです。
- 商品説明やレビューを販売元ページからコピーし、独自のコンテンツを加えずにそのまま掲載している
- サイト内の大部分がアフィリエイトページで、ユーザーへの付加価値をごくわずかしか含んでいない
これとは逆に、独自の評価やレビュー、商品比較などを豊富に含んでいて、他サイトと差別化されていれば、高品質なコンテンツ(サイト)といえます。
「ユーザーが販売元に直接アクセスせず、わざわざ私のサイトにアクセスする理由は?」と自問してみましょう。
答えられない場合、「内容の薄いアフィリエイトページ」になっている可能性があります。
参考:アフィリエイトプログラムとSEOガイドライン | Google検索セントラル
3.無断複製されたコンテンツ
「無断複製されたコンテンツ」とは、簡単にいうとコピーコンテンツのことです。
例として、以下のケースが無断複製されたコンテンツに該当します。
- 他サイトのコンテンツをコピーし、独自のコンテンツや付加価値を加えずに転載している
- 他サイトのコンテンツをコピーし、(語句を類義語に置き換えたり自動化された手法を使用したりして)若干の修正を加えた上で転載している
- 実質的な付加価値を提供せずに、他サイトの動画、画像などのコンテンツを埋め込んだだけになっている
他サイトのコンテンツの無断転載は、著作権の観点からもNGです。
また、完全なコピーではなく一部の表現を変えて掲載したとしても、作成したコンテンツに独自の価値が加えられていない場合、低品質と見なされます。
参考:無断複製コンテンツやスクレイピング | Google検索セントラル
4.誘導ページ
「誘導ページ」とは、ユーザーを検索結果から特定のサイトに誘導するためだけに作成された、独自性のないページのことです。
ドアウェイページ(Doorway Page)とも呼ばれます。
たとえば、地域名だけを変えたページを大量に作成し、同じサイトに誘導しているようなケースが誘導ページに該当します。
引用元:誘導ページ(Doorway Page)はガイドライン違反です | Google 検索セントラル ブログ
誘導ページの問題点は、特定のサイトに誘導している点ではなく、ページ固有の有用な情報が含まれていない点です。
上記の例でいうと、各地域に特化した情報が含まれていないことが問題です。
それぞれ異なる検索キーワードにフォーカスしたページですが、実質的には全く同じページがいくつも作成された状態になっています。
このように独自性がない・独自性が低いコンテンツは、ユーザーの利便性を下げるため、Googleは低品質コンテンツと見なします。
参考:誘導ページ(doorway page)について | Google検索セントラル
検索品質評価ガイドラインにおける「低品質コンテンツ」
「検索品質評価ガイドライン(General Guidelines)」でも、低品質コンテンツへの言及があります。
検索品質評価ガイドラインは、Googleが自社の検索結果を、外部の評価者に評価してもらうためのマニュアルです。
実際の評価に用いられているわけではないので、あくまでも「Googleの考え方」を知るための参考資料と思ってください。
検索品質評価ガイドラインのなかで、「Low Quality Pages(低品質ページ)」の特徴として挙げられているのが、以下の項目です。
ページが次のような特徴を1つ以上持っている場合,「低」の評価が適用されます。
- ページの目的に対して、 専門性・権威性・信頼性(E-A-T) のレベルが不十分
- ページの目的に対して、メインコンテンツの質が低い
- ページの目的に対して、役立つメインコンテンツが不十分
- メインコンテンツのタイトルが誇張されている、または、ショッキングである
- 広告や補足コンテンツがメインコンテンツを著しく阻害している
- 目的に対して、Webサイトの情報やコンテンツ作成者の情報が不十分(匿名にする正当な理由はない)
- 広範な評判調査において、Webサイトやメインコンテンツの作成者へのややネガティブな評判があ
引用元:検索品質評価ガイドライン(General Guidelines)(弊社で翻訳した内容を掲載しています)
※ページの目的:ページが作成された理由。たとえば「ニュースページ」なら「ニュースを伝える」、「通販ページ」なら「製品情報の提供や販売」など、ユーザーの役に立つ目的。
検索品質評価においては、「E-A-T」や「ユーザーの利便性が阻害されていないか」といった点も重要なことが見て取れます。
E-A-Tについては、別記事で詳しく解説していますので、あわせてご確認ください。
E-A-Tとは?Googleが重要視する理由と具体的なSEO対策 -webma-
低品質コンテンツによるSEOへの悪影響
では、低品質コンテンツはSEOにどのような悪影響を及ぼすのでしょうか?
ここではSEOへの2つのマイナスな影響を解説します。
- サイト全体の評価低下
- ペナルティを受けるリスク
1.サイト全体の評価低下
低品質コンテンツは、そのページのみならず、サイト全体の評価を低下させる恐れがあります。
なぜならGoogleは、サイト全体の品質も評価しているからです。
サイト内に低品質コンテンツがあると、高品質なコンテンツまで足を引っ張られてしまい、順位が下がることがあります。
Googleは、検索セントラルブログのなかで、以下のように記述しています。
ウェブサイトの一部に質の低いコンテンツが掲載されている場合に、サイト全体のランキングに影響が及ぶ可能性があります。そのため、質の低いページを削除する、コンテンツの内容が薄いページを有用なページに統合あるいは改善する、または質の低いページを別のドメインに移動することによって、コンテンツの質が良くなり、掲載順位が上昇する可能性があることをもう一つの具体的なガイダンスとして提示しています。
Googleは、2022年8月に英語圏で「Helpful Content Update(ヘルプフルコンテンツアップデート)」を実施しました。
Helpful Content Update に関する資料のなかでも、有用でないコンテンツが多いサイトは順位が下がる可能性があると示唆されています。
有用でないコンテンツ自体だけでなく、そうしたコンテンツを比較的多く含むと判断されたサイトにあるコンテンツも、表示すべきコンテンツがウェブの他の場所にあると考えられ、検索での掲載順位が下がります。
引用元:Google のヘルプフル コンテンツ アップデートについてクリエイターが知っておくべきこと | Google 検索セントラル ブログ
今後このようなアップデートで大きなダメージを受けないためにも、サイト全体の品質・評価を高めていくことが重要です。
2.ペナルティを受けるリスク
Googleのガイドラインに違反しているコンテンツがあると、手動ペナルティ(手動による対策)が実施されます。
Google では、無断複製されたページや、オリジナルのコンテンツがほとんどなくユーザーにとって価値のないページを表示することでランキングに入ろうとするドメインに対して、処置を取ります。
手動ペナルティは、Googleの担当者がサイトを目視で確認し、違反があった場合の対応です。
前述した4種類の低品質コンテンツは、ガイドライン違反として記載があるため、ペナルティ対象となります。
手動ペナルティが実施されると、Googleの検索結果からページやサイトが削除されてしまいます。
低品質コンテンツの見分け方
自サイトの「低品質コンテンツ」を見つけるには、大きく分けて2つの方法があります。
- Google Search Console「クロール済み – インデックス未登録ページ」
- 公式ドキュメントの記載項目と照らし合わせて判断
それぞれ解説します。
1.Google Search Console「クロール済み – インデックス未登録ページ」
まずは、Google Search Consoleで確認する方法です。
「インデックス」→「ページ」とクリックし、「ページがインデックスに登録されなかった理由」をチェックしましょう。
ここで「クロール済み – インデックス未登録」に分類されているページは、Googleに低品質と判断されている可能性があります。
というのも、「クロール済み – インデックス未登録」のページは、Googleが巡回したにも関わらず、インデックス登録しなかったページだからです。
Googleからインデックス登録に値する品質ではないと、考えられているかもしれません。
「クロール済み – インデックス未登録」をクリックすると、URL一覧が表示されるので、それぞれ確認してみましょう。
ただし、「クロール済み – インデックス未登録」に分類されたページが、一律に低品質コンテンツと断定できるわけではありません。
「低品質」と見なされているかどうかは、最終的にはGoogleの基準に照らし合わせて、ご自身での判断が必要になります。
2.公式ドキュメントの記載項目と照らし合わせて判断
Googeの公式ドキュメントの内容と照らし合わせてみるのも、一つの方法です。
Googleが最近公開した「Helpful Content Update」に関する資料では、「Yes」「No」でコンテンツを自己評価するためのチェックリストが含まれています。
たとえば、以下の質問に対して「Yes」がある場合は、コンテンツの作成方法を見直さなくてはなりません。
- コンテンツは、人間のために作成されたというより、主に検索エンジンからユーザーを引き付けるためのものですか。
- どれかが検索結果に表示されることを期待して、さまざまなトピックで多くのコンテンツを制作していますか。
- 多くのトピックについてコンテンツを作成する際、かなりの部分に自動化を使用していますか。
- 価値を付加することなく、主に他の人の意見を要約していますか。
- 既存のユーザー層のためではなく、ただ話題になっているという理由で記事を書いていますか。
- ユーザーがコンテンツを読み終わっても、他のソースからより良い情報を得るために再び検索する必要があると感じさせてしまいますか。
- Google が優先する文字数があるとどこかで聞いたか読んだかしたために、特定の文字数になるように記事を書いていますか。(そのような設定は存在しません)。
- 検索トラフィックを獲得できると考えて、実際の経験がないにもかかわらず、ニッチなトピックを扱うことにしましたか。
- 実際には答えがない質問にコンテンツ内で答えることを約束していますか(たとえば、未定のはずの商品の発売日や、映画の公開日、テレビ番組の放送日)。
引用元:Google のヘルプフル コンテンツ アップデートについてクリエイターが知っておくべきこと | Google 検索セントラル ブログ
Googleは以下の資料でも、コンテンツの品質に関して、チェックリストを掲載しているので、こちらも確認してみてください。
自サイト内で低品質コンテンツを発見した場合の対処法は、次の章で解説します。
低品質コンテンツへの3つの対処法
サイト内に低品質コンテンツがある場合の対処法には、大きく分けて次の3つがあります。
- リライト(改善)
- 削除
- noindex
GoogleのJohn Mueller 氏も、オフィスアワーにおいて3つの対処法に言及しています。
それぞれ解説します。
1.リライト
低品質コンテンツに対して最も推奨される対処法は、コンテンツのリライト・改善です。
中身が薄いのであれば、ユーザーにとって価値のあるコンテンツに作り変えましょう。
独自の考察を加えたり、専門性の高い情報を加えたり、あるいは、他サイトとは異なる情報の見せ方をしたりすることを検討してみてください。
ページ内で「ここでしか得られない価値」を提供できれば、品質は高まります。
コンテンツは理由があって公開したはずなので、削除せずに、品質の高いコンテンツに改善するのが理想的です。
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2.削除
高品質なコンテンツへと改善するのが難しければ、削除するのも選択肢の一つです。
過去に作成してしまった低品質コンテンツの数が多すぎたり、改善の余地がなかったりした場合、それらを一つ一つ改善するのは現実的ではありません。
「もうサイトに必要ない」というコンテンツであれば、削除すると良いでしょう。
3.noindex
「サイト内には残しておきたいが、低品質と判断される可能性がある」というページには、noindexタグを使用します。
noindexタグを使うと、Googleはそのコンテンツを検索結果から削除し、一切評価しなくなるため、サイト全体の評価に対する悪影響は回避できます。
また、低品質コンテンツが多くてすぐに適切な対処ができない場合に、一時的にnoindexにしておくのも効果的です。
noindexタグを使うべきケースや具体的な設置方法については、以下の記事でご確認ください。
noindexとは?SEO効果と3大使用パターンを解説【Googleの見解も】 -webma-
以上3つの対処法をご紹介しましたが、目的やサイトの状況に応じて使い分けることが重要です。
【要注意】低品質とは限らないコンテンツ
SEOにおいてよくある失敗の一つが、価値あるコンテンツを勝手に「低品質」と判断して、削除してしまうことです。
サイトに必要なコンテンツまで削除してしまうと、むしろ悪影響が出てしまいます。
以下の4つは、よく「低品質コンテンツ」と勘違いされますが、必ずしも低品質とは限らないので確認しておきましょう。
- 検索流入数が少ないコンテンツ
- 文字数が少ないコンテンツ
- 滞在時間が短いコンテンツ
- カテゴリーページ
1.検索流入数が少ないコンテンツ
検索流入が少ないコンテンツは「Googleから低品質と思われている」と考えがちですが、それだけで低品質と判断するのは危険です。
なぜなら、検索需要(ニーズの大きさ)によって、検索流入数は変動するからです。
検索流入が少なかったとしても、単に検索されている回数が少ないだけで、サイトの訪問者にとっては有益なコンテンツという場合もあります。
つまり、需要とコンテンツの品質は分けて考えなくてはなりません。
実際に、GoogleのJohn Mueller 氏は、オフィスアワーの中で以下のように発言しています。
避けたいのは、「Googleからのトラフィックがあまりないので、悪いコンテンツに違いない」と考え、削除することです。トラフィックがそれほど多くなくても、問題はありません。あまり検索されていないだけかもしれません。気をつけたいのは、Webサイトの大部分が本当に薄くて低品質のコンテンツである場合です。
引用元:English Google Webmaster Central office-hours hangout – YouTube (弊社で翻訳した内容を掲載しています。意訳を含む)
2.文字数が少ないコンテンツ
文字数が少ないからといって、一概に低品質とはいえません。
たった1〜2文でも、ユーザーのニーズを満たせる検索も存在するからです。
たとえば、「僭越(せんえつ)」というキーワードで検索1位に表示されているのは、goo国語辞書で、記載されているのは以下の内容のみです。
[名・形動]自分の地位や立場を越えて出過ぎたことをすること。また、そのさま。「―な言い方」「―ながら代表してあいさつをさせていただきます」
文字数が少ないことを理由に「低品質コンテンツ」と判断して、それらを削除した結果、大きなダメージを受けたサイトも実際に存在します。
I just had a call with another SEO whose client removed 50% of their pages regarded as low quality.
Their thinking was that any page with less than 1000 words gets removed.
The result was a 60% organic traffic loss landing on a 404 page with a 98% bounce.Please don't do this.
— William Harvey (@WilliamHarvey) September 15, 2022
上記のツイートは、Google検索セントラルゴールドプロダクトエキスパートのWilliam Harvey氏が共有した事例です。
あるSEO担当者のクライアントが、1000語未満のページを低品質と判断して約半数を一気に削除した結果、60%以上のトラフィックを失ったとのことです。
文字数が少ないだけで「低品質」と判断するのはやめましょう。
SEOと文字数の関係については、以下の記事でも詳しく解説しています。
SEOと文字数の関係を徹底解説|上位表示に最適な文字数は?多いほうが有利? -webma-
3.滞在時間が短いコンテンツ
滞在時間が短くても、低品質コンテンツとは限りません。
文字数が少ない場合、ユーザーの目的が達成されていたとしても滞在時間は短くなります。
たとえば、天気予報を検索したユーザーなら、明日の天気が確認できたら数秒でサイトを離脱する可能性があります。
もし、滞在時間を参考にコンテンツの良し悪しを判断するなら、文字数に対して、滞在時間が長いか短いかをチェックしましょう。
4.カテゴリーページ
カテゴリーページやタグページは、単純なリンクのみが掲載されたページなので、「独自性がない」「重複にあたる」といった理由で低品質と考える方がいます。
しかし、カテゴリーページはさまざまなコンテンツをまとめて提示している利便性の高いページなので、低品質とは限りません。
「資料一覧」「事例一覧」などのカテゴリーページが、上位表示されていて、アクセスを集めているケースもあります。
カテゴリーページを安易に削除したり、noindexにしてしまうと、むしろSEOにマイナスな影響のほうが大きいこともあるので、注意しましょう。
低品質コンテンツでペナルティを受けた場合の対処法
Googleから手動ペナルティを受けた場合、Google Search Consoleの「手動による対策」で確認ができます。
ガイドライン違反に該当するページ・箇所を特定して、改善しましょう。
対処が完了したら、Googleに「再審査リクエスト」を送信する必要があります。
再審査リクエストは、同じく「手動による対策」から送信できます。
Googleの公式ページでも「手動による対策」を受けた場合の対処法が記載されているので、こちらも参考にしてください。
手動による対策レポート – Search Console ヘルプ
Googleのペナルティについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご確認ください。
SEO対策の前に知っておきたいペナルティとは?原因や対策を知って正しいSEO対策を -webma-
【まとめ】低品質コンテンツの改善・削除はサイトの品質向上につながる
SEOにおいては、Googleがどのようなコンテンツを低品質と見なすのかを把握しておくことが重要です。
個人の勝手な判断で「低品質」と判断して、必要なコンテンツまで削除してしまうと、マイナスな影響のほうが大きくなる可能性があります。
Googleは「付加価値がほとんど、または全くない内容の薄いページ」を低品質コンテンツと見なします。
Web担当者さんはしっかりと頭に入れておきましょう。
低品質コンテンツを減らすと、サイト全体の品質・評価向上が見込めます。
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株式会社エクスコアのコンテンツディレクター・ライター。
1996年生まれ。大学で言語学専攻を卒業したのち、エクスコアに入社。2020年からオウンドメディア「Webma」の運営に従事し、コンテンツ制作・編集・SEO業務に携わる。累計100記事以上を執筆し、PV数・CV数400%超成長に貢献。