脱毛サロンの集客で効果的な方法と4つのポイント【予約数15倍UP】

「新規のお客さんがなかなか集まらない」

「本当に今の集客方法を続けていて良いのだろうか」

脱毛サロンの運営には集客力が欠かせません。

2023年に入っての脱毛サロンの倒産件数はすでに過去最高の9件を記録しており、上記のように集客への不安を抱えるオーナーさんも増えています。

あなたの脱毛サロン・脱毛クリニックでは新規顧客を増やせているでしょうか？

「今は問題なく集客できている」というサロン・クリニックであっても、先回りして新たな手を打っていかなければ、いずれ集客数が頭打ちになる恐れがあります。

とはいえ、やみくもに広告費を増やしたり、手当たり次第に施策を打っても、かえって予算を無駄にしてしまうでしょう。

そこでこの記事では、脱毛業界において効果的な集客施策について解説します。

弊社エクスコアが集客支援をしている脱毛クリニックでは、Webマーケティングへの取り組みにより、1年間で予約数が15倍以上に伸びました。

今、集客に行き詰まっている方も、この記事を読めばヒントが得られると思いますので、ぜひ最後までお読みください。

脱毛サロン・脱毛クリニックにおける集客の重要性

倒産や撤退に追い込まれた脱毛サロンでは、新規集客に失敗しているケースが多いです。

新規顧客の獲得が頭打ちになった結果、先行して支払った広告費や設備投資・固定費を回収できなくなり倒産に至っています。
参考：全国企業倒産集計2023年度上半期報 | 倒産集計 | 株式会社 帝国データバンク[TDB]

脱毛サロン・クリニックでは、新規集客がうまくいかなくなると途端にキャッシュフローが悪化してしまいます。

脱毛サロン・クリニックが安定した経営を続けるには「新規顧客を安定して獲得し続けられるか」がポイントなのです。

しかし現在の脱毛業界では、以下のように集客や売上増加を阻む要因が数多く存在しています。

上記の3点から言えることは、脱毛サロン・クリニックが新規集客を成功させるには、ライバルとの差別化を図る必要があるということです。

定番となっている「ホットペッパービューティー」のような媒体だけでなく、競合と差別化できるような集客経路を増やしていかなければなりません。

次の章では、ポータルサイト以外を使って、脱毛業界で集客力を高める方法をご紹介しますので参考にしてください。

脱毛サロン・クリニックで効果的な集客方法7選

脱毛サロン・脱毛クリニックにおすすめのWeb集客方法は以下の7つです。

弊社が支援している脱毛クリニックでは、上記7つの施策を実施しています。

予算が限られているサロン・クリニックは、自分たちの課題や目的を踏まえた優先順位を決めて取り組む必要があります。

「自分のサロン・クリニックで何から取り組むのが効果的か知りたい」という方は、お気軽に弊社にご相談ください。

では、それぞれの施策について解説します。

1．ホームページのSEO

※Googleの検索結果

ホームページの訪問者を増やすには、ただHPを作成するだけでなく「SEO」と呼ばれる対策が必要です。

SEOとは、「全身脱毛 医療」「恵比寿 美容脱毛」「VIO脱毛 期間」など、特定のキーワードで検索されたときに、ホームページを検索上位に表示させるための対策です。

ユーザーにとって有益なコンテンツを作ったり、Googleが理解しやすいサイトに整備したりすることで、検索エンジンからの評価を高めて上位を狙います。

20代が脱毛関連の情報を入手する方法の1位は「ネット検索（46.8%）」です。

ムダ毛や脱毛に関する悩みはプライベートな内容なので、自分で検索して事前に情報収集をするケースが多いです。

こうした検索ユーザーの悩み・疑問が解決するコンテンツを提供できれば、アクセス増加につながることはもちろん、信頼も獲得できます。

SEOは大手サロンやクリニックも取り組んでいるので、「どのキーワードで上位を狙うか」というキーワード戦略が成果を出すうえで重要なポイントになります。

2．リスティング広告

※Googleの検索結果

リスティング広告は、GoogleやYahoo!の検索結果ページに表示される広告です。

「医療脱毛」「脱毛 キャンペーン」「脱毛サロン」など、事前に設定したキーワードに対して広告を表示できます。

リスティング広告を出稿するには、広告アカウントを作成し、広告文の入稿やキーワードの設定などをおこなう必要があります。

リスティング広告はSEOとは異なり、早ければ即日で検索1ページ目に表示することが可能です。

検索して脱毛サロンを探している「顕在層」に広告を配信できるので、他の広告と比べても成約率が高い特徴があります。

リスティング広告で費用対効果を高めるには、脱毛に関心のないユーザーにクリックされないようなキーワード設定やターゲティングを適切におこなう必要があります。

3．ディスプレイ広告

引用元：Yahoo! JAPAN

Webサイトやアプリの広告枠に表示される広告が「ディスプレイ広告」です。

ディスプレイ広告は、テキストがメインとなるリスティング広告とは異なり、画像や動画がメインとなるため、視覚的な訴求ができます。

ユーザーはあくまでも「受動的に」広告を目にすることになるため、リスティング広告のような高いコンバージョン率は見込めません。

しかし、脱毛サロンやクリニックを探す段階には至っていないような潜在層とも接点を作れるので「認知拡大が目的」という場合にはおすすめです。

ディスプレイ広告では、ユーザーの目にとまるようなクリエイティブを作成できなければスルーされてしまうため、デザインやコピーが非常に重要になります。

4．LPの作成

※弊社のSEOサービスのLP

Web広告を運用するなら、LP（ランディングページ）の作成もおすすめです。

LPとは、ある商材についての情報を1枚にまとめたページのこと。

ユーザーにその場でアクションを起こしてもらう（たとえば、無料カウンセリング予約やLINEの友達追加など）ことを目的としたページです。

リスティング広告など広告のリンク先を、ホームページではなく、脱毛サービスやキャンペーンに特化した専用のLPにすることで成約率の向上が期待できます。

LPを用意すると、本サイトの商品ページと比べて約1.9〜3.2倍も成約率が上がったというデータもあります。
参考：100%確実に売上がアップする最強の仕組み | 加藤公一 レオ

LPは作成して終わりではなく、ABテストなどを実施し、よりコンバージョンの発生しやすいページへと改善していくとさらに効果を高められます。

5．MEO

※Googleの検索結果

MEOは「検索結果上の地図」や「Googleマップアプリ」で上位表示し、集客につなげるための対策です。

脱毛サロンやクリニックの利用者は、定期的な来店・来院が必要になります。

そのため、自宅や職場の周辺でサロン・クリニックを探すという人が多いです。

「地域名 + 脱毛サロン」「地域名 + 脱毛クリニック」のようにエリア名を含む検索で上位表示できれば、ユーザーの選択肢に入れる可能性が上がります。

MEOでは、Googleビジネスプロフィール（無料）に登録し、店舗の営業時間や電話番号、住所などを正確に入力するのが基本の施策となります。

他の施策と比べてかなり簡単に始められるので、まだ対策していない方は早めに取り組みをスタートさせましょう。

最近では来店・来院前に口コミを見るユーザーも多いため、口コミを集めたり、口コミに返信したりすることもMEOの一環として重要な施策となります。

6．Instagram運用・Instagram広告

引用元：Instagram広告について | Instagramヘルプセンター

Instagram（インスタグラム）は脱毛サロン・クリニックへの集客に欠かせない媒体の一つです。

国内ユーザーは3,300万人以上おり、脱毛サロン・クリニックのメインターゲットとなる10代〜20代の利用率も7割を超えています。

Instagram にはファッションや美容に敏感な層も多く、興味のある事柄をInstagramで調べるユーザーも少なくありません。

Instagramは画像や動画を投稿できるため、店舗の雰囲気やサービスのイメージを視覚的に訴求できるメリットがあります。

株式会社ホットリンクの調査では、Instagramでの商品購入時に最も参考にするのは1位が「友だち・知り合いの投稿」、2位が「企業の広告」となっており、広告も受け入れられやすいことがわかっています。

Instagram広告はターゲティング精度も高いため、配信前にターゲット設定をしっかりとおこなっておくことで、より広告効果を高められます。

7．TikTok運用・TikTok広告

引用元：「TikTok ティックトック」をApp Storeで

TikTokも脱毛との相性が良く、最近ではTikTok広告を配信するサロン・クリニックも増えてきました。

TikTokは年々利用者が増加傾向にあり、脱毛のメインターゲットである10代〜20代の利用率が最も高いです（10代：62%、20代：47%）。

ショート動画は、視覚と聴覚の両方から情報を伝えられるため、記憶や印象に残りやすいのが特徴です。

TikTokでは広告もコンテンツの一つとしてユーザーに受け入れられやすく、ユーザーの関心に沿ったコンテンツを作成できれば、多くの人に視聴してもらえます。

実際に、TikTokでは他のプラットフォームに比べて「最後まで広告を視聴する」ユーザーが1.44倍、「好きじゃなかったブランドでも印象に残る」ユーザーが1.48倍という調査結果が出ています。

脱毛のキャンペーン情報など、TikTokユーザーにとってお得な情報を意識して動画を作成すると、手を止めてもらえる可能性が高まります。

以上、7つのWeb集客施策をご紹介しました。

次の章では、こうしたWeb集客施策を1年間続けた弊社のお客様の事例をご紹介します。

【脱毛クリニックの集客成功事例】Web予約完了数が15倍に

弊社が集客支援をしている脱毛クリニックの成功事例です。

事前に市場調査やターゲット分析をしっかりとおこない、目的に合わせて媒体選定や戦略設計をしてから施策をスタートしました。

1年間にわたり施策を実施した結果、Web予約完了数は15倍UP、ROI 400%・ROAS 500%という成果を出すことに成功しています。

脱毛サロン・クリニックが集客を成功させるための4つのポイント

脱毛サロン・脱毛クリニックの集客において重要なポイントを4つご紹介します。

どれも基本的な内容ではありますが、ここに時間を割けるかどうかで成果が大きく変わります。

それぞれチェックしておきましょう。

1．ターゲットを明確にする

最初にターゲットを明確にしておけば、実施すべき施策や戦略がブレなくなります。

「年齢」「性別」「居住地」「想定される生活スタイル」など、事前にどのような人を集めたいのかを明確にしておきましょう。

たとえば、過去に脱毛経験があるかどうかによっても、ニーズや悩みが異なってきます。

おすすめは下記の画像のように「ペルソナ（1人の人物像）」を具体的に設定しておくことです。

「集めたい顧客」の解像度を上げることで、

• どのような媒体を集客に使うべきか？
• どのような訴求が効果的か？

など、効果の高い集客施策や戦略が自然と見えてきます。

また、脱毛業界においてはターゲット設定を利用して、競合サロン・クリニックとの差別化を図ることも可能です。

弊社では、一般的にターゲットになりがちな10代後半〜20代前半ではなく、あえて20代後半の女性をメインターゲットにズラしたことで優良顧客の獲得に成功した事例があります。

2．競合他社との差別化ポイントを打ち出す

「他とどこが違うのか」という差別化ポイントがお客様に伝わっていないと選んでもらうのは難しいでしょう。

お客様からすると、脱毛サロン・クリニックはどこも似たり寄ったりで、同じようなサービスを提供しているように見えてしまうからです。

下記のような点を分析しておけば、集客施策において差別化ポイントを打ち出せます。

• 自分のサロン・クリニックのライバルはどこなのか？
• ライバルの強み・弱みは何か？
• ライバルと比較して自分たちは何が強み・弱みなのか？

「弱みと思っていた部分が、実は言い換えると強みにできるポイントだった」というケースもあります。

以下の項目で競合と違う部分を整理してみてください。

3．ホームページやLPを作り込む

脱毛サロンをSNSや広告で知ったとしても、最後はホームページやLPを確認して選ぶユーザーが多いです。

ホームページやLPに、ユーザーの必要とする情報がなかったり、「ここが良い」という魅力的な情報がなければ、選んでもらえません。

いくら広告で人を集めても、その先のホームページやLPで魅力が伝えられなければ予約にはつながらないのです。

ただし、色々な情報を詰め込めば良いというわけではなく、ポイントは「ターゲットに合わせてページを作り込む」ことです。

ターゲットが以下のように、17歳の女子高校生の場合と27歳の社会人女性の場合では、作るべきページの方向性が異なります。

上記のケースでは、

• 17歳向け → 費用、痛み、サポート体制などにフォーカスしたコンテンツ
• 27歳向け → 効果、使用する脱毛機器などにフォーカスしたコンテンツ

を厚くしたほうが興味・関心に沿ったページになるので、良い反応が得られる可能性が高いです（あくまでも一例です）。

コンテンツはもちろん、全体のデザインやキャッチコピーなども同様に、ターゲットに合わせて作成する必要があります。

ホームページやLPは、ターゲットの興味・関心から逆算して、以下のような要素に落とし込みましょう。

ご自身でホームページやLPの改善が難しい場合には、経験豊富なプロに頼るのも選択肢の一つです。

4．効果を計測してPDCAを回す

Web集客の強みの一つは、数値で効果を測れることです。

ホームページであれば「Google Search Console」や「Google Analytics」、広告・SNSであれば各媒体の管理画面を使って、クリック数や表示回数などを可視化できます。

またWeb集客施策では基本的に、紙媒体や看板、テレビCMなどと違い、運用しながらリアルタイムで改善ができます。

最初からいきなり大きな成果を出すことは難しいかもしれませんが、改善を続けることで少しずつ効果を高められるでしょう。

施策を打ってやりっぱなしにせず、PDCA（計画→実行→評価→改善）サイクルを回すことが重要です。

脱毛サロン・クリニックが集客で気をつけるべきこと

脱毛サロン・脱毛クリニックが集客で広告やホームページを利用する際には、掲載する内容や表現に注意を払う必要があります。

なぜなら、脱毛サロン・脱毛クリニックの広告表現には、法律で禁止されている内容や表現があるからです。

広告の掲載停止や消費者庁からの罰則を避けるためにも、きちんとルールを守った表記を心がけましょう。

広告出稿やページ制作時には「医療広告ガイドライン」の内容を確認しておくことをおすすめします。

もしホームページ制作や広告運用代行を外部の会社に任せる際には、こうした面も適切に対応してくれる会社かどうかを確認しましょう。

【まとめ】脱毛サロン・クリニックはWeb集客に注力しよう

脱毛サロン・脱毛クリニックが安定して経営を続けていくには、競合との差別化を図りつつ、新規集客に注力する必要があります。

現在集客で悩んでいるという方は、今回はご紹介した7つのWeb集客施策の実行を検討してみてください。

ただし、上記はあくまでも新規顧客を増やす手段の一つです。

手段から決めるのではなく、自社の目的や課題、ターゲットから逆算して、最善・最適な手段を選ぶようにしましょう。

弊社では、これまでの脱毛サロン・クリニックの支援実績を生かし、お客様へのご提案や支援をおこなっております。

Web集客でお困りの脱毛サロン・脱毛クリニックはぜひお気軽にご相談ください。
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具志堅

株式会社エクスコアのコンテンツディレクター・ライター。
1996年生まれ。大学で言語学専攻を卒業したのち、エクスコアに入社。2020年からオウンドメディア「Webma」の運営に従事し、コンテンツ制作・編集・SEO業務に携わる。累計100記事以上を執筆し、PV数・CV数400%超成長に貢献。