「Google広告とYahoo!広告は何が違うの?」
「どの広告媒体で広告配信すればいいの?」
とお悩みではないでしょうか?
「Google広告」「Yahoo!広告」の名前は聞いたことあるけど、具体的にどのような違いがあるか明確にわかる人は少ないかと思います。
そのため、今回の記事ではGoogle広告とYahoo!広告が具体的にどのように違うかを解説します。
以下はこの記事の内容です。
- 広告媒体の紹介
- Google広告・Yahoo!広告の具体的な違い
- 広告媒体の決め方
これから広告運用したい経営者や広報担当の方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
リスティング広告を出稿できる2大広告媒体
まず最初に、リスティング広告を利用できる2大広告媒体を紹介します。
- Google広告
- Yahoo!広告
Google広告
Google広告とは、Googleが運営しているWeb広告媒体です。
Googleのリスティング広告は、Google検索エンジンで入力したキーワードに応じて広告が表示されます。
また検索結果画面だけではなく、Google検索パートナーに登録されているWebサイトでも広告が掲載されます。
Yahoo!広告
Yahoo!広告とは、Yahoo!が運営しているWeb広告媒体です。
Yahoo!の検索エンジンで入力したキーワードに応じてリスティング広告が表示されます。
またGoogle同様に、提携パートナーであるWebサイトにも広告を表示できます。
【比較表あり】Google広告とYahoo!広告の違い
この章では「Google広告」「Yahoo!広告」の具体的な違いについて解説いたします。
以下は、広告媒体の違いを簡単にまとめた表です。
Google広告・Yahoo!広告の違い | ||
Google広告 | Yahoo!広告 | |
ターゲティング | 設定できる数が多い | 設定できる数が少ない |
ユーザー層 | ▶年齢層 若年層 ▶職業 会社員 フリーランス | ▶年齢層 高年齢層 ▶職業 専業主婦(主夫) 派遣・契約社員 定年退職 無職 |
掲載先 | Googleの検索結果画面 Googleの提携サイト(検索パートナー) | Yahoo!JAPANの検索結果画面 Yahoo!の提携サイト |
広告表示オプションを設定できる数 | 12種類 | 4種類 |
広告の審査期間 | 1営業日 | 3営業日 ※広告アカウントの審査期間もあり |
配信地域 | 日本国内 海外 | 日本国内のみ |
詳しい内容を知りたい方は、気になる見出しをピックアップしてご覧ください。
違い1.ターゲティング
Google広告とYahoo!広告では、広告を出稿する際にターゲット設定をおこなえます。
ですが、双方の設定は少し内容が異なるため注意が必要です。
ターゲティングの違い | |
Google広告 | Yahoo!広告 |
|
|
表をご覧のとおり、Google広告はターゲティングできる内容が豊富です。
そのため、ターゲットを細かく設定したい場合はGoogle広告をおすすめします。
逆にシンプルに設定したい場合は、Yahoo!広告を利用しても良いでしょう。
違い2.ユーザー層
GoogleとYahoo!の検索エンジンを利用するユーザー層がそれぞれ異なります。
以下の画像をご覧ください。
画像引用元:ネット検索で Google を使う人、Yahoo! を使う人の特徴を分析してみた
上記の画像は、株式会社ヴァリューズが調査した「検索エンジンを利用しているユーザー層」の内訳です。
おもにGoogleは若年層、Yahoo!は40代〜50代以上の高年齢層から支持されています。
また職業によっても、 検索エンジンを利用するユーザー層が異なっていることがわかります。
以上の内容を踏まえて、ユーザー層の違いを以下にまとめました。
ぜひ参考にしてください。
ユーザー層の違い | ||
Google広告 | Yahoo!広告 | |
年代 | 若年層 20〜40代 男性 20〜30代 女性 | 高年齢層 50代以上 男性 40代以上 女性 |
職業 | 会社員(一般社員) フリーランス | 専業主婦(主夫) 派遣・契約社員 定年退職 無職 |
違い3.掲載先
3つ目の違いは、広告を配信できる掲載先です。
Google広告は、Googleの検索結果画面やGoogleの提携サイト(検索パートナー)に配信されます。
Yahoo!広告では、Yahoo!JAPANの検索結果画面やYahoo!の提携サイトに広告が配信されます。
掲載先の違い | |
Google広告 | Yahoo!広告 |
Googleの検索結果画面 検索パートナーのWebサイト 【例】
| Yahoo!JAPANの検索結果画面 Yahoo!の提携サイト 【例】
|
リスティング広告といえば、検索結果画面に表示されるイメージがありますが、媒体ごとの提携サイトにも広告を表示できます。
そのため広告媒体を決める際は検索結果画面だけではなく、 ターゲットユーザーがどのWebサイトを利用しているかも考えるようにしましょう。
違い4.広告表示オプション
Google広告とYahoo!広告では、設定できる広告表示オプションの数が異なります。
広告表示オプションとは、リスティング広告の広告文下に追加情報を記載できるオプション機能です。
利用することによって、広告文に記載できなかった商品・サービスの概要を記載できます。
以下の表は、Google広告とYahoo!広告で利用できる広告表示オプションの種類です。
広告表示オプションの違い | |
Google広告 | Yahoo!広告 |
全11種類
| 全4種類
|
上記の表からわかるとおり、Yahoo!広告は4種類、Google広告では12種類の広告表示オプションを利用できます。※Google広告の画像表示オプションのみ一部アカウント利用不可
広告表示オプションは、広告を利用する業界や商材によって利用しやすいオプション機能が異なります。
そのため、オプション機能の種類が多いGoogle広告は、広告運用者にとって使いやすい媒体といえるでしょう。
広告表示オプションの詳しい情報について知りたい方は、以下のリンクからご覧ください。
違い5.広告の審査期間
Google広告とYahoo!広告では、広告の審査期間が異なります。
審査期間とは、ユーザーに安全かつ適切な広告を表示するためにおこなっている広告のチェック期間を指します。
基本は下記の審査期間となりますが、 広告内容によっては期間が長くなる場合があるので注意が必要です。
また余談ではありますが、Yahoo!広告では広告アカウントの審査期間があります。
作成した広告アカウントは審査されてから、利用ができるようになります。
そのため、Yahoo!広告で早く広告を出稿したいと思ってもすぐにはできません。
時間に余裕を持って取り組むようにしましょう。
審査期間の違い | |
Google広告 | Yahoo!広告 |
1営業日以内 | 3営業日以内 ※アカウント審査期間あり |
参考:広告の審査プロセスについて – Google 広告 ヘルプ |
違い6.配信地域
GoogleとYahoo!では、広告配信できる地域も異なります。
配信地域の違い | |
Google広告 | Yahoo!広告 |
| 日本国内のみ |
Yahoo!は日本国内で利用できるサービスのため、広告の配信地域は日本国内のみです。
ですが、Googleは国内外問わずサービスを利用できます。
そのため、海外にも広告を出稿したい場合は、 Google広告を利用すると良いでしょう。
また、歯科医院や美容院などの商圏が一定範囲のサービスは、特定の地点から一定範囲の距離にターゲティングすることが多いです。
そのため、より細かい地域を指定したい場合にもGoogle広告は有効です。
Yahoo!はGoogleよりも細かくは設定できませんが、ざっくりとした地域でターゲティングをおこないたい場合は利用しても良いでしょう。
広告出稿する媒体の決め方
この章では、広告出稿する媒体の決め方について解説いたします。
広告出稿する媒体を決める際には、 以下の点を押さえておくと良いでしょう。
- ターゲットユーザーの年代
- ターゲットユーザーの職業
- ターゲットユーザーのデバイス使用状況
- ターゲットユーザーがいる配信地域
Google広告がおすすめのターゲットユーザー状況
Google広告を表示するのにおすすめのターゲットユーザーは、以下のとおりです。
Google広告がおすすめのターゲットユーザー | |
年代 | 20〜40代 男性 20〜30代 女性 ※若年層への広告出稿 |
職業 | 会社員 フリーランス |
インターネット利用が多いデバイス | スマートフォン パソコン |
配信地域 | 日本国内 海外 |
前述でも触れた株式会社ヴァリューズの調査によると、Google利用者は20〜40代ほどの若年層が多いことが判明しました。
職業は、会社員やフリーランスといった現役で働かれているユーザーが多く利用しています。
また、ユーザーのインターネット利用時間は、Yahoo!利用者よりもスマートフォン・パソコンともに長い傾向があります。
そのため、インターネット利用が多く、現役で働いている若年層に広告表示をしたい場合にはGoogle広告を利用すると良いでしょう。
また、海外への広告出稿をおこないたい場合も、Google広告を活用することをおすすめします。
Yahoo!広告がおすすめの状況
Yahoo!広告を表示するのにおすすめのターゲットユーザーは、以下のとおりです。
Yahoo!広告がおすすめのターゲットユーザー | |
年代 | 50代以上 男性 40代以上 女性 ※高年齢層への広告出稿 |
職業 | 専業主婦(主夫) 派遣・契約社員 定年退職 無職 |
インターネット利用が多いデバイス | パソコン |
配信地域 | 日本国内 |
株式会社ヴァリューズの調査では、Yahoo!広告を利用するユーザーはおもに高年齢層であることがわかりました。
職業は、専業主婦や定年退職した方の利用が多いです。
Yahoo!JAPANでは、Yahoo!ショッピングやYahoo!ニュースといった関連サイトが充実しているため、すきま時間にWebサイトを見られる傾向があると考えられます。
そのため、高年齢層やすきま時間を活用しそうなユーザーに向けて広告を配信したい場合は、Yahoo!広告を視野に入れておくと良いでしょう。
インターネットを利用するデバイスは、スマートフォン・パソコンともにGoogle利用者よりも短い結果が出ました。
ですが、パソコンに関してはGoogle利用者と利用時間に大差がなかったため、パソコンをよく利用する方に広告出稿したい場合は利用してみると良いでしょう。
参考:ネット検索で Google を使う人、Yahoo! を使う人の特徴を分析してみた
【まとめ】Google広告とYahoo!広告の違いを理解して効果的に広告を出稿しよう
今回の記事では、Google広告とYahoo!広告の具体的な違いと、媒体の選び方について解説しました。
Google広告とYahoo!広告の内容を表にまとめました。
Google広告・Yahoo!広告の違い | ||
Google広告 | Yahoo!広告 | |
ターゲティング | 設定できる数が多い | 設定できる数が少ない |
ユーザー層 | ▶年齢層 若年層 ▶職業 会社員 フリーランス | ▶年齢層 高年齢層 ▶職業 専業主婦(主夫) 派遣・契約社員 定年退職 無職 |
掲載先 | Googleの検索結果画面 Googleの提携サイト(検索パートナー) | Yahoo!JAPANの検索結果画面 Yahoo!の提携サイト |
広告表示オプションを設定できる数 | 12種類 | 4種類 |
広告の審査期間 | 1営業日 | 3営業日 ※広告アカウントの審査期間もあり |
配信地域 | 日本国内 海外 | 日本国内のみ |
広告媒体を選ぶ際は、基本的にはGoogle広告を利用すれば問題ありません。
ですが、広告を見てもらいたいターゲットユーザーによっては、Google広告だけではなくYahoo!広告も視野に入れておくと良いでしょう。
もし、広告運用でわからないことや不安なことがあれば、以下のお問い合わせからお気軽にご相談ください。