3C分析とは

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3C分析(さんしーぶんせき)とは

Customer(顧客、市場)、Competitor(競合)、Company(自社)の3点から行う事業環境分析のことです。

3C分析

こちらは大前研一がストラテジックマインド(The Mind Of The Strategist)という著作の中で示しています。

これら3つを評して戦略的三角関係とも呼んでいます。

この3Cを分析することで、KSF(Key Success Factor)と呼ばれる業界における成功のカギを見つけ出すことができます。

KSFとは業界における成功要因のことで、業界の構造変化によってこのKSFは変化していきます。

3C分析は、この時代の流れとともに変化するKSFを把握するために用いられます。

Customer:顧客/市場

Customerは顧客/市場のことです。

顧客というのは自社のサービスや商品などに対して潜在的ニーズや顕在化されたニーズをもった人の集まりのことです。

Customerで分析する代表例は下記になります。

【市場】

  • 規模
  • 成長性
  • 構造変化

【顧客】

  • 顧客ニーズ
  • 消費/購買行動

市場についてはファイブフォース分析を用いるのも1つの手です。

こちらは特に外部環境においてミクロ環境を分析する際に利用ができます。

ファイブフォース分析とはマイケル・ポーターが提唱した「売り手の交渉力」「買い手の交渉力」「競争企業間の敵対関係」「新規参入業者の脅威」「代替品の脅威」という5つの要因が業界の収益性を決めるというものです。

ファイブフォース

1:売り手の交渉力

売り手の交渉力とは、原材料や部品などを調達する際の売り手に交渉力があるか、という分析です。

売り手に強い交渉力があった際には、原材料調達費が高騰するため収益性が低くなります。

2:買い手の交渉力

商品を購入する顧客に交渉力があるか、という分析です。

買い手が強い状態の場合、値引き交渉などにさらされ収益性が低くなります。

3:競争企業間の敵対関係

業界内の競争に関する分析です。

競争状態が激しければ収益性は低くなりえます。

4:新規参入業者の脅威

新規参入業者に関する分析です。

新規参入者が多ければ、競合企業が増える可能性があり、

競争状態が激しくなった場合に、収益性は低くなりえます。

5:代替品の脅威

既存製品以外の製品が現れた場合に関する分析です。

自社製品以外でユーザーのニーズを満たす商品が出てきた場合に

業界内の収益性が下がる可能性があります。

その際に、市場というものを明確に定義をしておくことで、より詳細な分析をすることが可能になります。

他にもよりマクロの視点で分析を行う際にはPEST分析を利用する場合もあります。

マクロ環境とは、企業のコントロール外にある外部の環境で、企業への影響力を持つものです。

PEST分析とは「政治・法律(Political Enviroment)」「経済(Economic Enviroment」「社会(Social Enviroment)」「技術(Technological Enviroment)」のそれぞれの頭文字をとっています。

PEST分析
  • 政治・法律(Political Enviroment):法律・法改正、税制、政権交代、デモなど
  • 経済(Economic Enviroment):経済成長率、物価、為替、消費動向など
  • 社会(Social Enviroment):人口動態、流行、老齢人口、宗教、教育、言語など
  • 技術(Technological Enviroment):インフラ、イノベーション、技術開発、特許など

マクロ環境は自社でコントロールをすることができません。

そのため、外部環境を分析してから内部環境の分析を行うことが基本になります。

PEST分析はそのため、環境分析ではまず最初に手をつけることが多くなります。

Competitor:競合

Competitor(競合)は、市場における競合企業のことです。

Competitorで分析する代表例は下記になります。

  • 寡占度
  • 参入難易度
  • 業界での立ち位置
  • 強み/弱み
  • 製品/サービスの特徴
  • マーケティング戦略

Company:自社

Company(自社)は、大前研一の著作「ストラテジックマインド」上ではCorporationと表記されています。

Company(自社)で分析する代表例は下記になります。

  • シェア
  • ブランドイメージ
  • 技術力
  • 販売力
  • 収益力
  • 人材資源

SWOT分析

SWOT分析は内部環境と外部環境(顧客/市場、競合)を好ましい傾向と好ましくない傾向に分類していく手法です。

3C分析や、マクロ環境分析(PEST分析)、ファイブフォース分析などを行いそれらを整理解釈することが目的です。

本来は外部から内部へ分析を行うべきなのでTOWS分析と呼ぶべきだとコトラーは言っています。

SWOT分析では以下の4つに分析結果を整理解釈します。

SWOT分析
  • 強み(Strength)(内部・好ましい傾向)
  • 弱み(Weakness)(内部・好ましくない傾向)
  • 機会(Opportunity)(外部・好ましい傾向)
  • 脅威(Threat)(外部・好ましくない傾向)

この際に、弱みや脅威を強みや機会に変換する仮説を立てることが必要になってきます。

逆転の発想をすることで、チャンスを見出すことが重要になってきます。