「ホームページを運営しているのに、アクセスやお問い合わせが増えない…」
「SEOに取り組めば、Webで集客できるようになるだろうか…」
この記事を読んでいるということは、あなたも上記のような悩み・疑問を抱えているのではないでしょうか？
税理士事務所の集客にはさまざまな方法がありますが、なかでも重要なのが「SEO」です。
SEOとは、GoogleやYahoo!のような検索エンジンで上位を獲得するための取り組みのこと。
ホームページを検索上位に表示できれば、見込み客との接点が増え、新規顧問先の獲得に結びつきやすくなります。
しかし「SEOが集客に効果的とわかっていても、具体的に何をすれば良いのかわからない」とお悩みの税理士さん・公認会計士さんも多いでしょう。
そこでこの記事では、税理士事務所・会計事務所のSEOを成功させるための施策をまとめました。
- 税理士事務所の集客にSEOが効果的な理由
- 税理士事務所が対策したいキーワード
- 税理士事務所がSEOを成功させるための5つのヒント
「知人や顧問先からの紹介で集客できている」という方も、新たな集客の柱を作るためにSEOについて理解を深めておくことをおすすめします。ぜひ参考にしてください。
提供中のSEOサービス
- 「SEOコンサルティング」>> SEO対策全般をお考えの方に
- 「内部施策代行」>> サイト内部を最適化したい方に
- 「外部施策代行」>> 被リンクを獲得したい方に
- 「記事制作代行」>> 記事制作を依頼したい方に
目次
税理士事務所の集客にSEOが効果的な理由とは？
税理士の集客にSEOが効果的な理由は、お客様になりうる人の多くが「インターネット検索」で情報収集するからです。
株式会社エムハンドが実施したアンケートでは、「士業ニーズを感じた時の情報収集方法」として「インターネット検索」と回答した人の割合が最も高くなっています（n＝217）。
- インターネット検索・・・39％
- 友人・知人・家族の知見・・・27.5％
- ネット上の口コミ・レビューを探す・・・27.3％
- 士業事務所に資料請求・・・6.3%
「インターネット検索」をおこなうとき、検索ユーザーは ”能動的に” 解決策を探している状態です。
このタイミングで検索上位にサイトが表示されていれば、目を止めてもらえる可能性が非常に高いのです。
ご覧のとおり、検索1位と10位ではアクセス数に10倍以上も差があり、上位ほどクリックされる確率は高くなっています。
Google検索の順位別平均クリック率
引用元：SISTRIX – Why (almost) everything you knew about Google CTR is no longer valid
意外に思うかもしれませんが、実は税理士事務所が「紹介」で顧問先を獲得する場合にも、SEOは役に立ちます。
なぜなら、事務所を紹介してもらったお客様は、依頼前にホームページを確認することが多いからです。
SEOはかんたんにいうと、Googleに「このサイトは検索ユーザーの役に立つ有益なサイトだ」と認識してもらうためのサイト作りです。
SEOを意識したサイト作りをすることで、見込み客や顧客の満足度・信頼度を高めることもできるのです。
税理士事務所が対策したい2種類のキーワード
SEOで集客を成功させるうえで最も重要なのが、キーワード選定です。
どのキーワードで上位を狙うかによって、SEOの難易度や成果へのつながりやすさが変わってきます。
ポイントは「ターゲットはどのような悩みを抱いて、どのような言葉で検索するのか？」をしっかりと逆算したうえで、キーワードを設定することです。
ここでは、税理士事務所が対策しておきたい2種類のキーワードをご紹介します。
- 「地域名 + 税理士」
- ロングテールキーワード
1．「地域名 + 税理士」
税理士事務所の集客で効果的なキーワードの一つが、「地域名 + 税理士」です。
「いままさに税理士を探している」というお客様は、自宅や職場から近いエリア内で税理士事務所を探します。
そのため、地域名（〇〇県・〇〇市・〇〇区）を含むキーワードで上位表示できると、お問い合わせに直結する可能性が高いのです。
- 地域名 + 税理士：「恵比寿 税理士」「恵比寿 税理士事務所」
- 地域名 + 会計士：「恵比寿 会計士」「恵比寿 会計事務所」
※注意：税理士業務のみをおこなう場合（税理士資格のみの場合）には、「会計士」「会計事務所」で上位を狙うのは効果的ではありません。逆に会計士業務のみの場合にも、「税理士」「税理士事務所」をターゲットとするのはおすすめできません。両資格を保有している場合は、どちらのキーワードでも上位を狙うと良いでしょう。
通常は、サイトのなかで最も強いトップページが「地域名 + 税理士」で上位表示できるように対策をおこないます。
2．ロングテールキーワード
「地域名 + 税理士」で上位表示できれば効果的ですが、大手の比較サイトとも上位争いをすることになるため、簡単には上位表示できないケースも多いでしょう。
そこで重要になってくるのが、「ロングテールキーワード」でも対策をすることです。
ロングテールキーワードとは、月間の検索回数が少なく、競合性の低いキーワードのことです。
以下のように3語〜4語で構成されます。
- 地域名 + 税理士 + 〇〇：
「恵比寿 税理士 法人」
「恵比寿 税理士 女性」
「恵比寿 税理士 相続」
「恵比寿 税理士 確定申告」
- お悩みキーワード
「法人 消費税 免除 いつまで」
「税理士 雇う 個人」
「不動産 所得 青色 申告」
「税理士 起業 相談」
ロングテールキーワードは、競合性が低く、上位表示するのはそれほど難しくありません。
また「法人 消費税 免除 いつまで」のようなお悩み系のロングテールキーワードは、ニーズがまだ顕在化していない「潜在層」との接点を作る意味でも非常に効果的です。
キーワード選定の具体的なやり方は、以下の記事で解説しています。
さらに詳しく知りたい方は、あわせてご確認ください。
【実践的】ロングテールキーワードの選び方｜おすすめのツールも紹介 -webma-
税理士事務所がSEOを成功させるための5つのヒント
では、税理士事務所のSEOで特に重要なポイントを5つご紹介します。
- サービス内容ごとにページを分ける
- 悩みを解決するブログ記事を作成する
- TDHでキーワードを使用する
- E-A-Tを明示する
- Googleマップ対策をおこなう
それぞれ解説します。
1．サービス内容ごとにページを分ける
SEOでは、1ページにつき1つのキーワードで上位を狙うのが原則です。
複数のサービスを提供している場合は、サービス内容ごとにページを分けましょう。
たとえば、以下のようなキーワードで上位を獲得したいとします。
- 「渋谷 税理士 相続」
- 「渋谷 税理士 税務調査」
- 「渋谷 税理士 会社設立」
この場合、「相続サポート」「税務調査」「会社設立サポート」のように、個別のページを用意するほうが上位表示しやすいということです。
理由は、Googleが「検索キーワードとページの関連性」を一つの判断基準として、掲載順位を決めるからです。
1つの検索キーワードにフォーカスしたページを用意することで、ページ内のテーマに一貫性が出て、キーワードとの関連性を高めることができます。
また、サイト内で情報をわかりやすく整理することで、サイト訪問者も情報を見つけやすいメリットがあります。
2．悩みを解決するブログ記事を作成する
ブログ記事は、税理士事務所を探している「顕在層」だけでなく、税理士事務所の利用にはまだ関心がない「潜在層」にもアプローチできる有効な手段です。
税や補助金に関する疑問や悩みがあって検索したユーザーに対して、疑問や悩みが120%解決する記事を提供しましょう。
「ブログ記事」というと、「書きたいことを書く」イメージを持っている方も多いかもしれません。
しかしSEOにおいては、検索キーワードから検索者の意図を汲み取って、記事内で疑問や悩みを解決してあげることが最重要です。
たとえば、「確定申告 税理士」というキーワードで検索した人の悩みや疑問を考えてみてください。
さまざまな意図が考えられますが、代表的な悩み・疑問は以下のようなものでしょう。
- 税理士に確定申告は依頼できる？
- 税理士に確定申告を依頼するメリット・デメリットは？
- 税理士に確定申告を依頼する場合、費用はどれくらいかかる？
- 税理士に確定申告を依頼する時に、必要な書類は？
ブログ記事では、上記のようなあらゆる疑問や悩みを見出しに反映し、専門家の観点から回答するようにしましょう。
ブログ記事はホームページ内で公開しよう
最近では無料ブログなどでブログを作成することもできますが、可能なら同じサイト内で記事を公開するのがおすすめです。
- https://example.com/blog/
事務所のホームページは、すでにGoogleから一定の評価や信頼を得ています。
そのため、同じホームページで記事を公開すれば、各ブログ記事の評価にも有利に働くのです。
また、ホームページ内に良質なコンテンツを増やすことで、ホームページ（サイト）全体の評価向上にも役立ちます。
3．TDHで対策キーワードを使用する
TDHは、SEOにおいて特に影響が大きい次の3つの要素を指します。
- T：タイトル
- D：ディスクリプション（ページの説明文）
- H：hタグ（見出し）
Googleの検索結果に表示されるタイトルとメタディスクリプション
hタグのなかでもh1とh2は特に重要
Googleのロボットは、ページの内容を理解するときにTDHの内容を参考にしています。
そのため、TDHで対策キーワードを使用すると、「このキーワードと関連性の高い内容のページです」とGoogleに伝えられるのです。
Googleは、タイトルとhタグの内容が検索順位に直接影響することも明言しています。
もし「恵比寿 税理士事務所」というキーワードでホームページを上位表示したいなら、トップページのタイトルには以下のように「恵比寿」「税理士事務所」を含めます。
- 渋谷区恵比寿の税理士事務所｜〇〇会計事務所
ただし、TDHにキーワードを過剰に詰め込んだり、不自然に羅列するのはやめましょう。
Googleにスパム行為と認定された場合、ペナルティを受けて順位が大きく下がってしまう可能性もあります。
あくまでも「Googleにページのテーマを伝える」ことを目的として、自然な範囲でキーワードを使用するようにしましょう。
4．E-A-Tを明示する
「E-A-T」は、Googleが近年のSEOにおいて重要視している概念です。
E-A-Tは以下の3つの要素を表します。
- Expertise（専門性）：コンテンツの作成者が、そのトピックに関して経験・知識をもつ専門家かどうか？
- Authoritativeness（権威性）：コンテンツやその作成者・Webサイトの運営者が、当該の分野で多くの人に認められた存在であるかどうか？
- Trustworthiness（信頼性）：コンテンツやその作成者・Webサイトの運営者が信用するに値するかどうか？
税理士が発信する法律分野の内容は、誤った情報によるユーザーへの悪影響が大きいため、特に高いE-A-Tが求められます。
以下のような方法でE-A-Tを高め、明示するようにしましょう。
- 税理士・公認会計士がコンテンツの監修または執筆をおこなう
- ページの冒頭や末尾に著者情報を掲載し、専門家による記事であることを明示する
- プロフィールページを作成する（スタッフの資格・経歴・実績・得意分野・顔写真などを記載）
- 特定の領域に特化する（税理士業務の中でも、特に強みとする分野に特化した情報発信。たとえば「融資」に関するコンテンツを増やすなど。）
- 他のサイトにはない「1次情報」（お客様の声や事例、調査など）を増やす
- 良いサービスを提供する（インターネット上での評判が権威性に影響します）
- 関連性の高いWebサイトからリンクをもらう
- 記載した内容の根拠となる資料を示す
- ホームページの運営者情報ページを作成し、情報を充実させる
- お問い合わせページを設置する
- 記載している情報が古くならないよう、定期的にページの情報を更新する
E-A-Tは日頃のサービスや情報発信で少しずつ積み上げていくものなので、上記項目のなかでできることから取り組んでみましょう。
5．Googleマップ対策をおこなう
「地域名 + 税理士」のようなキーワードで検索すると、検索結果には地図が表示されます。
地図部分には多くの場合、3つの事務所の情報が表示され、通常の検索結果（青色のリンク部分）よりも上に表示されます。
あなたも飲食店などを検索した際に、地図部分に表示される店舗の「営業時間」「メニュー」「写真」などを確認したことがあるはずです。
税理士事務所や会計事務所の集客でも、地図の上位を押さえておくことで、実際に事務所を訪問しようとしているユーザーにアプローチできます。
地図で上位表示する施策は「MEO」と呼ばれ、「Googleビジネスプロフィール」の対策が必要になります。
具体的には、以下のようなポイントを意識してビジネス情報を充実させましょう。
- ビジネスプロフィールの各項目をもれなく埋める
- 事務所の名前、住所、電話番号を、ホームページの表記と一致させる
- 画像を増やす
- 情報は常に最新情報に保つ
- 口コミを集める
- 口コミに返信する
税理士事務所がおこなうべき具体的なMEO施策については、以下の記事で詳しく解説しています。
税理士のMEOは効果的？成果が出る8つのMEO施策【代理店が解説】
ここまで、5つの施策をご紹介しました。
とはいえ「税理士業務と並行してSEOに取り組むのは正直難しい」という方も少なくないでしょう。
そんな方はSEOの専門家に施策を代行をしてもらうのも選択肢の一つです。
【無料診断実施中！】税理士事務所・会計事務所のSEOコンサルティングならエクスコアへ
株式会社エクスコアでは、SEOコンサルティングおよびSEO（MEO）施策代行をおこなっております。
- 「SEOの専門知識がないので、対策が難しい」
- 「本業に集中したいので、集客はプロに任せたい」
こうお悩みの税理・会計事務所様は、ぜひお気軽にご相談ください。
この章では、次の3点についてご紹介します。
- エクスコアの強み
- 税理士・会計士業界の実績
- エクスコアのSEOコンサルティング費用
エクスコアの強み
エクスコアは2013年の創業以来、2,000社以上のお客様のWebマーケティングを支援してきました。
弊社のSEOコンサルティングには、以下のような強みがあります。
- 長年の経験と多数の実績数
- 専属のコンサルタントチームが全工程をサポート
- 一般社団法人全日本SEO協会から認定を受けたSEOコンサルタントが在籍
- 横断的なWebマーケティング施策による集客の最大化が可能（SEO、MEO、リスティング広告運用など）
SEOコンサルティングのみならず、内部施策・外部施策・コンテンツ制作代行まで一貫してお任せいただけます。
お客様の目的や現状に合わせて最適な戦略・施策をご提案いたします。
税理士・会計士業界の実績
弊社エクスコアでは、全体の約2割が士業のお客様となっております。
以下は弊社がご支援させていただいた、会計事務所様のローカルSEO（MEO）の実績です。
対策開始5ヶ月後には「地域名 + 税理士」で1位を獲得し、ユーザーの反応も2倍以上改善されました。
- 平均順位：101位 → 1位（100位上昇）
- ユーザーの反応：31回 → 82回（約2.5倍）
※ユーザーの反応・・・ユーザーがビジネス情報を発見したのちのアクション。「ウェブサイトへのアクセス」「ルートの検索」「電話をかける」のいずれかに該当。
この他にも、「地域名 + 会計事務所」といったキーワードでも上位を獲得しています。
エクスコアのSEOコンサルティング費用
エクスコアのSEOコンサルティング費用は以下のとおりです。
- 初期費用・・・5万円
- コンサルティング・・・10万円〜
- 外部施策代行・・・10万円〜
- 内部施策代行・・・10万円〜
- コンテンツ制作代行・・・3万円〜／記事
お問い合わせいただくと、お客様の予算や現状にあわせて柔軟に費用の調整をおこなうことが可能です。
お問い合わせフォームに「会社名」「ご担当者名」「メールアドレス」「お問い合わせ内容」をご入力いただくだけですので、1分でお問い合わせいただけます。
現在、無料診断も実施していますので、お気軽にご利用ください。
【まとめ】税理士事務所の集客にもSEOは効果的！地道にGoogleからの評価を高めよう
この記事では、税理士事務所のSEOにおけるポイントをお伝えしました。
基礎的な施策ではありますが、一つ一つ地道に取り組むことで、ホームページへのアクセスやお問い合わせを増やせるはずです。
最後にもう一度、5つのポイントをまとめておきます。
- サービス内容ごとにページを分ける
- 悩みを解決するブログ記事を作成する
- TDHでキーワードを使用する
- E-A-Tを明示する
- Googleマップ対策をおこなう
ただしSEOは「相対評価」です。
どんなに頑張って対策してもライバルサイトが強い場合には、なかなか上位表示できないこともあります。
弊社のSEOコンサルティングでは、お客様のサイトに必要な施策をご提案・サポートしておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。
株式会社エクスコアのコンテンツディレクター・ライター。
1996年生まれ。大学で言語学専攻を卒業したのち、エクスコアに入社。2020年からオウンドメディア「Webma」の運営に従事し、コンテンツ制作・編集・SEO業務に携わる。累計100記事以上を執筆し、PV数・CV数400%超成長に貢献。
