「どの広告代理店を選べばいいのかわからない」という悩みを持つ中小企業の経営者・Web担当者は多いのではないでしょうか。
Webからの集客を広告代理店に任せたいと思っていても、
「手数料が高そうだから広告代理店を利用するのは気が引けるな…。」
「中小企業にあったマーケティングをしてもらえるのだろうか…。」
そう思う方は少なくないはずです。
実際、広告代理店をやみくもに探しても、少額での運用の知見や実績がなく、自社のプロモーションに合わない場合もあるかもしれません。
そこで今回は、中小企業がどのように広告代理店を選べば良いかを解説します。
- 中小企業におすすめの広告代理店10選
- 中小企業向けの広告代理店を探すポイント
- 広告代理店を探す際の確認事項
- 広告代理店に依頼できる内容
- 広告代理店選定に関するよくある質問
この記事を読むことで、どのような点に注意して代理店を選ぶのが良いのか、また中小企業におすすめの広告代理店について理解を深めることができます。
広告代理店をお探しの経営者・Web担当者は、ぜひ参考にしてください。
目次
中小企業におすすめの広告代理店10選
中小企業にマッチする特徴のある広告代理店は、以下の10社です。
- 株式会社エクスコア
- アナグラム株式会社
- アルテナ株式会社
- 株式会社ロカリオ
- 株式会社キーワードマーケティング
- サイバーホルン株式会社
- ASUE株式会社
- ソウルドアウト株式会社
- 株式会社カルテットコミュニケーションズ
- 株式会社デジタルリフト
それぞれの会社について詳しくご紹介します。
1.株式会社エクスコア
弊社株式会社エクスコアは、Web広告・SEO・MEO・サイト制作・動画制作など一気通貫でWebコンサルティングサービスを提供している広告代理店です。
特定の領域だけではなく、Webマーケティングを一気通貫でサポートできることが私たちの強みです。
弊社のオウンドメディアである『Webma』でもWebマーケティングに役立つ情報を配信しています。
特に「サイト制作や動画制作からWeb広告運用までをシームレスにおこないたい」という企業様におすすめです。
弊社では、中小企業を中心に広告運用、SEO、ローカルSEO、HP制作など2,000社以上の支援実績があるため、類似案件で培ったノウハウや知見を基に成果を追求することができます。
歯科医院をはじめとするクリニックのリスティング広告運用実績も豊富です。
2.アナグラム株式会社
引用元:アナグラム株式会社
アナグラム株式会社は、主に運用型広告のサービスを提供する会社です。
インハウス支援サービスも提供しており、企業の内製化をサポートするマーケティングに特化したサービスの提供もおこなっています。
また、運用型広告に関する書籍も出版しており、ヒアリングも丁寧と評判の企業です。
費用を抑えて自社運用で広告を運用したい中小企業も多いと思いますが、アナグラムではインハウス支援も充実しています。
最終的には内製化を目指したいという企業にもおすすめの企業です。
3.アルテナ株式会社
引用元:アルテナ株式会社
アルテナ株式会社は、マーケティング支援の専門家として、運用型広告やSEOなど幅広いサービスを展開しています。
お問い合わせ後のご相談から準備、分析、マーケティングまで同じ担当者がおこなうため、スピード感を重視した企業と相性が良いでしょう。
特定の領域に特化せず、総合的なサポートをおこなうことができることがアルテナ株式会社の強みです。
短期的にスピード感をもって費用対効果を目指せるため、低予算でWebマーケティングに参入したい中小企業におすすめの企業です。
4.株式会社ロカリオ
引用元:株式会社ロカリオ
株式会社ロカリオは、博報堂DYグループであるアイレップから生まれた中小企業支援に特化した広告代理店です。
リスティング広告を中心にソーシャル広告、アフィリエイト広告などWeb広告をトータルでサポートしています。
「地方を元気に、デジタルマーケティングの力で」というスローガンを掲げており、知見や実績の面で地方の中小企業におすすめの広告代理店です。
5.株式会社キーワードマーケティング
引用元:株式会社キーワードマーケティング
株式会社キーワードマーケティングは、リスティング広告運用・SNS広告・動画広告・ゲームアプリ広告・LinkedIn広告など幅広い媒体での運用型広告を取り扱っています。
また、20年間で1,483社・150業種以上の支援実績があり、各企業の課題に合わせた多角的かつ最適なマーケティング支援を提供しています。
代理店利用やインハウス運用など、各企業の体制に合わせたマーケティングが魅力的です。
多角的なマーケティング支援を行っており、幅広い媒体でのマーケティングも可能なため、中小企業でも柔軟で幅広い提案を受けられることが魅力だといえます。
6.サイバーホルン株式会社
引用元:サイバーホルン株式会社
サイバーホルン株式会社はWeb広告をメインに取り扱っており、中小企業向けのサービスも充実しています。
初期費用が0円や最低出稿金額の下限がないなど低予算でも依頼できる面で中小企業におすすめの企業です。
また、各企業の要望に合わせた頻度で成果報告をおこなうため、担当者との意思疎通やすり合わせがスムーズにおこなえることも魅力になっています。
7.ASUE株式会社
引用元:ASUE株式会社
ASUE株式会社は広告運用を軸にしているマーケティング会社です。
LP制作やサイトの保守管理を専門でおこなうチームがあり、成果に対して長期的な広告運用と改善施策を提供しています。
また、広告や制作だけではなく、アクセス解析や改善といった、長期的な対策に力を入れている広告代理店です。
特にリスティング広告での実績が多いですが、インスタグラム広告やFacebook広告のようなSNS広告も得意としています。
8.ソウルドアウト株式会社
引用元:ソウルドアウト株式会社
ソウルドアウト株式会社は地方を含む日本全国の中小企業の成長を支援している会社です。
デジタルマーケティング、ソフトウェア、メディア制作、運営、DXの領域での支援をおこなっています。
運用型広告コンサルティングサービスやマーケティングソリューション、成果報酬型LINEマーケティング支援サービスなどの専門的なサービスを数多く提供しています。
マーケティングを軸に広告代理店を探している企業におすすめです。
9.株式会社カルテットコミュニケーションズ
株式会社カルテットコミュニケーションズはリスティング広告を専門とした広告代理店です。
他社との大きな違いは段階を設けて月々の運用代行費用を定額に設定している点です。
多くの代理店は月々の運用広告額の20%を手数料として請求していますが、広告費を増額すると比例して手数料も増えていくため、同社では定額制を採用しています。
少額予算での運用も可能なため、中小企業向けの広告代理店といえるでしょう。
10.株式会社デジタルリフト
引用元:株式会社デジタルリフト
株式会社デジタルリフトでは、「柔軟な再設定機能」と「着実な実行体制」を連動させたアジャイル広告運用によって各企業のビジネスの最大化をサポートしています。
また、企業理念として広告主だけでなくエンドユーザーについても考えて、双方の利益の最大化を目指しています。
デジタル領域で幅広く一社完結で提供でき、柔軟にサービスを提案してもらえることできるのが強みといえるでしょう。
中小企業向けの広告代理店を探すべき理由
中小企業が広告運用をおこなうときには、大手広告代理店ではなく、前述したような中小企業向けの広告代理店を選ぶのがおすすめです。
その理由は大きく以下の2点です。
- 中小企業向けの実績や知見を持っている
- 少額運用にも対応している
それぞれ解説します。
中小企業向けの実績や知見を持っている
広告運用を成果に直結させるうえで重要なのが、過去の経験やノウハウです。
中小企業向けの広告代理店では、類似の案件や同業界・同規模の運用実績があるケースも多く、代理店としてのノウハウも蓄積されています。
そのため、より成果を出しやすいといえるでしょう。
中小企業向けの実績や知見のある広告代理店は、その業界の基本的な知識やターゲット選定に突出しているといえます。
少額運用にも対応している
基本的に、広告代理店では最低出稿金額を定めていることが多いです。
最低出稿金額が月額20〜30万円(手数料を除く)の場合も多々あります。
中小企業向けの広告代理店では、そういった予算を割けない企業でも運用型広告のサービスを利用してもらえるように、最低出稿金額を少額に設定している代理店も多々あります。
少額での対応が可能であるか相談してみるのも良いでしょう。
中小企業向けの広告代理店を探す4つのポイント
広告代理店ごとに得意な業界や規模もさまざまです。
中小企業向けにWebマーケティングサービスを提供している広告代理店も多々存在しているので、中小企業向けの広告代理店を探すポイントを下記で紹介いたします。
具体的には、以下の4つになります。
- 広告運用の手数料は適正であるか
- 運用担当者の知識は豊富か
- 定期的に打ち合わせの機会が設けられるか
- 代理店が公開している事例や実績に中小企業が多いか
それぞれ詳しく解説します。
広告運用の手数料は適正であるか
広告代理店ごとに受けられるサービスの範囲はさまざまであり、サービスの内容や掲載する媒体によって手数料も異なるでしょう。
一律で運用手数料が決まっている場合や施策内容によって変動する場合もあります。
予算内で目標値に達する施策をおこなってもらえるか担当者と協議し、見積もりを出してもらうことが重要になります。
特に中小企業では、あまり広告に予算を割けないという企業も多いのではないでしょうか。
複数の代理店に問い合わせをし、費用感の合った代理店を慎重に見極める必要があります。
予算が決まっている場合は担当者に明確な予算を伝え、実施できる施策を細かくヒアリングすることが好ましいでしょう。
運用担当者の知識は豊富か
広告代理店では、クライアント企業に対して専属の担当者をつけるのが一般的です。
広告の知識はもちろん、「〇〇業界に強い」など各業界の知識を持つ担当者についてもらうことが重要になります。
業界によってターゲティングや使用する媒体を適切に選択することで、予算を抑えて効果を最大限にできるため、同じ広告を扱っていても費用対効果に差が生まれます。
自社の属する業界に強い代理店を探すことで利益を最大化できるでしょう。
定期的に打ち合わせの機会が設けられるか
広告運用を成功させるにあたって、担当者との情報のすり合わせは欠かせません。
どのようなターゲットにどのようなアプローチをかけているのか、またその際にどのくらいの数値で目標とのギャップがあるのかを把握する機会があるのかを確認しましょう。
業界によっては季節ごとの配信や期間限定の配信をおこなう場合もあるかもしれません。
現状の数値の把握や目標までの進捗、方向性の共有やすり合わせができる環境が設けられているのか確認する必要があります。
代理店が公開している事例や実績に中小企業が多いか
広告代理店の担当者が中小企業における広告運用のノウハウを持っていることは、広告運用の成功に大きく影響します。
広告運用は費用をどのくらいかけられるかでやれる施策が制限されます。
特に中小企業では広告に対して多額の予算を投入することは難しいでしょう。
低予算でも効果を出せるような施策内容や媒体の選別に優れた担当者を見つけることが重要になります。
過去に似た規模の企業を担当した経験があるかどうか、その際どのような施策をおこなったかなどの運用事例があるかも参考にするといいでしょう。
広告代理店を探す際の5つの確認事項
広告代理店を探す際には、自社であらかじめ以下の5つの事項について確認しておいたほうが、広告代理店とのすり合わせがスムーズに進みます。
- CV(コンバージョン)を明確にする
- 自社商品のターゲット層を明確にする
- 広告媒体や広告の種類をある程度考える
- 目標に対しての期間を設定する
- 複数の広告代理店に見積もりを依頼する
それぞれ詳しく解説します。
CV(コンバージョン)を明確にする
広告を出稿する際にCV(コンバージョン)を明確にすることは非常に重要です。
コンバージョンとは、商品購入やお問い合わせ完了など「自社が定めたゴールにユーザーが到達すること」を指します。
広告を出稿する際の目的を明確にできていなければ、広告出稿自体が目的になってしまい、本末転倒な結果となってしまうでしょう。
また、広告代理店との認識のすり合わせや媒体選定などでも、何をコンバージョンとして設定するかヒアリングされます。
より効果を最大化できるよう出稿の目的、CVは明らかにしておきましょう。
自社商品のターゲット層を明確にする
広告を出す際、ニーズが顕在化しているユーザーに対して訴求をおこなうために、ターゲット設定が非常に重要になります。
自社商品に興味のありそうなターゲット層の中からペルソナを設定することで、購買やお問い合わせに繋がる可能性をより高められます。
ターゲットを絞り込むことで、競合他社にはない自社ブランドの強みなど、広告代理店側の訴求方法の幅も広がるでしょう。
広告媒体や広告の種類をある程度考える
広告にはリスティング広告、ディスプレイ広告、SNS広告、記事広告などさまざまな種類があり、広告を出稿できる媒体も多岐にわたります。
さまざまな形態での広告出稿が可能なため取捨選択が難しいですが、目的に対してどのような媒体や形式が最善なのか、ある程度考えておいたほうが広告代理店とのすり合わせの際にスムーズに話が進むでしょう。
取り扱っている媒体が多い代理店であれば、最適な手法を提案してくれるケースもあるので、代理店に相談した上で考えるのもおすすめです。
また、広告の種類や媒体によっては、同じ予算であっても出稿できない場合や効果を最大化できない場合があります。
各広告の種類や媒体の特性や強みを理解しておくことは非常に重要になります。
目標に対しての期間を設定する
広告を出稿する際には、期間を設定し段階的な目標達成を意識しましょう。
いつまでにどれくらいの成果を出したいのかを事前に定めることで、途中で挫折したり、目標がブレたりする可能性が低くなります。
都度都度で効果測定をおこない、どの程度の目標を達成できているか期間ごとに確認するのが良いでしょう。
複数の広告代理店に見積もりを依頼する
広告代理店によって強みや取り扱っている媒体、またサービス内容に違いがあります。
また、最低手数料など予算によっても内容に違いがあるため、あらかじめ複数の代理店に見積もりを依頼することを推奨します。
料金体系やサポート内容を比較して、より自社の目的に合った広告代理店を選択することで効果に期待できるでしょう。
広告代理店に運用型広告で依頼できる2つの内容
広告代理店に広告運用を任せる場合、大きく分けて次の2通りのゴールを設定して依頼することが可能です。
- コンバージョンの獲得や販売の促進
- 商品・サービスの認知拡大
自社の目指すゴールはどちらに該当するのか、あらかじめ整理しておくと良いでしょう。
コンバージョンの獲得や販売の促進
運用型広告を依頼することで、商品やサービスの促進販売やお問い合わせ、資料請求などのコンバージョンを獲得できます。
運用型広告には、リスティング広告やディスプレイ広告、SNS広告などがあり、潜在層から顕在層まで細かくターゲティングを行い商品やサービスの訴求をおこなうことができます。
また、運用型広告には即効性があり、細かいペルソナを明確にすることで、ユーザー心理を理解した効果的な広告の出稿が可能です。
商品・サービスの認知拡大
広告出稿をする目的で欠かせないであろう認知拡大を依頼することも可能です。
画像バナーを使用したディスプレイ広告などで認知拡大を促すことができます。
リスティング広告より平均クリック単価が低く、予算を抑えて多くのユーザーにリーチすることが可能です。
また、近年ではXやインスタグラムといった媒体で、画像やストーリーなどの動画を使用した認知拡大が主流です。
認知拡大はコンバージョン獲得とは違い、潜在層に訴求する広告を使用し、費用を抑えて広告を運用したいスタートアップ企業にもおすすめの広告になります。
広告代理店選定に関するよくある4つの質問
最後に、広告代理店に依頼する際に一般的によくある4つの質問に回答します。
広告代理店に依頼する場合、費用対効果は期待できますか?
広告代理店に依頼することで、ターゲットに対して適切にアプローチでき、購入促進やお問い合わせ、資料請求といった成果が期待できます。
広告代理店は運用の最適化をするためのノウハウを持っているため、広告費の無駄を減らし、限られた予算内で最大限の効果を目指せるでしょう。
また、広告代理店と目標数値や成果についてすり合わせをおこなうことで費用対効果を高められます。
他社が運用した広告アカウントを引き継ぐことはできますか?
基本的には広告アカウントを引き継ぐことは可能ですが、一部引き継ぎできない場合も存在します。
Google広告やYahoo広告であれば引き継ぎは可能です。
しかし、Yahoo広告の場合代理店アカウントの配下にあるアカウントの引き継ぎ及び代理店アカウントの配下にあるアカウントへの引き継ぎはできません。
ただし、代理店アカウントの配下にあるアカウントを、配下に属さない通常の広告アカウントとして引き継ぐことは可能です。
また、Meta広告であるFacebook広告などは引き継ぐことができません。
広告代理店によってはアカウントの構成や、運用データの企業秘密保持のために契約後のデータ引き継ぎに対して消極的な代理店も多いでしょう。
契約時にアカウントの引き継ぎが可能か確認することが重要です。
広告運用プランではどのくらいのサポートを受けられますか?
サポートの範囲は広告代理店のプランによって異なります。
例として弊社のサービスでは、ターゲティングなどの戦略設計から広告運用、GA4などのツールを用いた効果測定やレポート送付など一貫したサポートを受けられます。
また、運用サービス以外にもページ作成や、LP作成など必要に応じて効果を最大限にするご提案も可能です。
広告の配信時間帯や曜日を指定することはできますか?
ほとんどの広告媒体で配信時間帯や曜日を指定することができます。
広告の配信時間帯や曜日を指定することで、ユーザーのニーズが高い時間帯に広告を配信したり、無駄なコストを削減することが可能です。
代理店担当者と商品やサービスの性質のすり合わせをし、よりCPAを抑える配信を目指すと良いでしょう。
【まとめ】Web集客の成果は広告代理店で決まる!
中小企業向けの広告代理店には、限られたリソースのなかで最大限の成果を出すためのノウハウがあります。
コストを抑えながら成果を上げるための戦略に長けているといえるでしょう。
株式会社エクスコアでは中小企業向けに特化した運用型広告サービスを提供しています。
豊富な運用実績とノウハウがあり、企業にあった広告媒体や運用方法をご提案することができます。
お気軽にお問い合わせください。
![山田](https://webma.xscore.co.jp/wp-content/uploads/2024/10/yamada.jpg)
2020年に大学を卒業した後、1年半カナダのバンクーバーで語学留学を行う。2022年にエクスコアに新卒として入社。1、2年目はリスティング広告やMEOなどの新規営業に従事。3年目からはWeb広告の運用者として、運用業務に奮闘中。