「検索順位が下がった原因は?」
「検索順位が下がった場合の対処法はある?」
「順位を回復する方法が知りたい」
この記事を読んでいるあなたは、突如自社サイトの検索順位が下がり、アクセス数も減少したため、不安や焦りを感じているのではないでしょうか。
検索順位が下がった原因は、大きく分けると3つに分類されます。
具体的には、「アルゴリズム」「自社サイト」「競合サイト」の3つが主な原因です。
本記事では、検索順位が下がった原因や確認するべき7つのポイントを紹介します。
また、検索順位が下がった場合の対処法や長期的な戦略まで紹介しているため、ぜひ最後までご覧ください。
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目次
検索順位が下がった原因とは?
検索順位が下がった原因は、大きく分けると以下の3つです。
- アルゴリズムが原因のケース
- 自社サイトが原因のケース
- 競合サイトが原因のケース
以下のチャートに照らし合わせてご確認ください。
それぞれの原因について解説します。
アルゴリズムが原因のケース
検索順位が下がった原因には、Googleによる検索アルゴリズムのアップデートの影響が考えられます。
以前は高く評価されていたコンテンツでも、アルゴリズムの変更でコンテンツの評価が低下すると、検索順位の変動が起きやすいです。
たとえば、2024年12月に実施されたコアアップデートでは、金融や法律、健康や医療系などのいわゆるYMYLと呼ばれるジャンルで、比較的大きい変動がありました。
近年のアルゴリズムアップデートでは、特にこうした領域で「E-E-A-T(ダブルイーエーティー)」を備えたサイトが重要視される傾向があります。
E-E-A-Tとは、以下4つの概念を表す言葉です。
- E・・・Experience(経験)
- E・・・Expertise(専門性)
- A・・・Authoritativeness(権威性)
- T・・・Trust(信頼)
アルゴリズムの変更内容を把握し、適切に対策を講じることが重要です。
自社サイトが原因のケース
自社サイトが原因の場合にもさまざまなケースがありますが、代表的な原因は以下の3つです。
- 不正なSEO手法やガイドライン違反によるペナルティ
- 低品質コンテンツによる評価の低下
- ユーザーエクスペリエンス(UX)の低下
ひとつずつ解説します。
不正なSEO手法やガイドライン違反によるペナルティ
不正なSEO手法やGoogleのガイドラインに違反するような行為があると、ペナルティを受ける可能性があります。
たとえば、過剰な相互リンクや低品質なサイトからのリンクの急増など、順位操作を目的に人為的にリンクを増やす行為はペナルティの対象です。
また、「サイトの評判の不正使用(評価の高いドメインの一部を借りて、順位を上げようとする行為)」など、2024年に新たにスパムポリシーに追加されたものもあります。
このような行為は、検索エンジンからスパム行為と見なされるます。
不正行為は、検索順位を大きく低下させるだけでなく、場合によってはインデックスから削除されるケースもあるでしょう。
低品質コンテンツによる評価の低下
低品質なコンテンツは、検索エンジンからの評価を低下させる要因のひとつです。
具体的には、内容が薄かったり、誤った内容が含まれていたりすると、品質が低いと見なされます。
また、サイト全体のコンテンツの品質が低く評価されると、検索順位が下がるリスクがあります。
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ユーザーエクスペリエンス(UX)の低下
ユーザーエクスペリエンス(UX)の低下は、訪問者がサイトを快適に利用できないことを意味します。
たとえば、ページの読み込み速度が遅かったり、ナビゲーションがわかりにくかったりすると、ユーザーは離脱しやすいです。
サイトからユーザーの直帰や好ましくないユーザー行動が増えると、「ユーザーが目的を達成できないサイト」として検索エンジンによる評価も下がる可能性があります。
競合サイトが原因のケース
競合サイトが原因のケースは、以下の2つです。
- 競合サイトのSEO施策による順位変動
- 競合サイトの増加
ひとつずつ解説します。
競合サイトのSEO施策による順位変動
競合サイトがSEO施策を強化することで、相対的に自社サイトの順位が下がるケースがあります。
たとえば競合のコンテンツが、より質の高い関連性のあるバックリンクを獲得すると、そのコンテンツが検索エンジンから再評価され、順位が変動する場合があります。
結果的に、競合サイトの順位が上昇することで自社サイトの検索結果の順位が低下し、トラフィックの損失を引き起こしているかもしれません。
競合サイトの増加
新しい競合サイトの増加は、検索順位に直接的な影響を与えやすい要因です。
同じキーワードをターゲットにするサイトが増えると、検索エンジンは各サイトのコンテンツを比較し、より優れたものを上位に表示します。
そのため、質の高い新たなコンテンツが出現し、コンテンツの相対的な価値が低いと判断された場合は、順位が下がる可能性があります。
検索順位が下がった時に確認するべきポイント7つ
検索順位が下がった時に確認するべきポイントは、以下の7つです。
- アルゴリズムのアップデート情報を確認する
- Google Search Consoleでペナルティの有無を確認する
- 直近で自社サイトに加えた変更や施策を見直す
- サイト全体の検索順位の変動履歴を確認する
- 競合サイトの動向を調査する
- 低品質なコンテンツや情報が古くないかを確認する
- ユーザーエクスペリエンス(UX)を見直す
ひとつずつ解説します。
1.アルゴリズムのアップデート情報を確認する
検索順位が下がった場合、まずはGoogleのアルゴリズムアップデート情報の確認が重要です。
アップデートが適用された場合、通常の順位変動とは異なる影響が出る場合もあります。
たとえば、サイトの運営戦略そのものに具体的な対策を講じる必要性が出てくることもあるでしょう。
Googleは定期的にアルゴリズムを更新し、新しい基準を設けるため、それらが順位を下げた原因かもしれません。
Google公式のアナウンスやステータスで最新情報を把握し、必要に応じて、自社サイトの改善をおこなう必要があります。
ただし、改善をおこなうのはアップデート中ではなく、アップデートが完了するまで待ってからにしてください。
また場合によっては、アップデートではなくGoogle側の不具合に関する情報が出ていることもあるため、確認しましょう。
2.Google Search Consoleでペナルティの有無を確認する
Google Search Consoleは、サイトのパフォーマンスを監視するための非常に有用なツールです。
Search Console内では、手動ペナルティの通知を確認できるため、問題点を特定できます。
「セキュリティと手動による対策」のセクションから「手動による対策」をクリックして状況をチェックしましょう。
もしペナルティがあった場合は、その原因を特定し、必要な修正をおこなうことが求められます。
修正が完了した場合は、再審査を申請し、順位が回復するかどうかを時間をおいて確認してみましょう。
SEOにおけるペナルティについてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
SEO対策の前に知っておきたいペナルティとは?原因や対策を知って正しいSEO対策を -webma-
3.直近で自社サイトに加えた変更や施策を見直す
直近を振り返って「いつどのような施策をおこなったのか」を確認しましょう。
直近で自社サイトに加えた変更や施策がある場合は、それが検索順位に影響を与えているケースもあります。
もし自社サイトに加えた変更や施策後に順位が下がっている場合は、おこなった施策内容を見直し、もとに戻すなどの対応が必要です。
4.サイト全体の検索順位の変動履歴を確認する
検索順位が下がった際には、サイト全体の順位変動履歴の確認が大切です。
Google Search Consoleを利用して各ページのランキング変動を時系列で把握することで、根本的な原因の特定につながります。
特定の期間における順位の変動が「サイト全体の問題なのか」「特定のページやコンテンツに起因するのか」を分析しましょう。
5.競合サイトの動向を調査する
検索順位が下がった場合の競合サイトの分析は、非常に有効な手段です。
もし競合サイトの順位が上がっている場合、自社サイトの相対評価が下がっている可能性があります。
また、業界内での競争が激化していると、競合サイトが新しい戦略やコンテンツを導入することで、競合のコンテンツの検索順位が上昇している場合もあります。
そのため、競合のコンテンツやSEO対策を分析し、どの要素が成功要因となっているのかを調査しましょう。
競合の戦略を分析することで自社サイトの問題点が見えてくるため、進行中の施策を見直しながら改善していくのが重要です。
6.低品質なコンテンツや情報が古くないかを確認する
低品質なコンテンツは、検索エンジンから評価が下がる原因です。
検索エンジンは質の高いコンテンツを重視しているため、情報の量や質が不十分なコンテンツは順位低下の要因になりかねません。
そのため、既存のコンテンツをリライトし、「最新の情報」や「独自の情報」を加えるなどの改善が推奨されます。
また、もし確認時に「古い情報」や「価値のない内容」があれば削除しておくと、全体の品質も向上できます。
さらに、自社サイトに関連する新しいトピックや、ユーザーの関心に応じたコンテンツの追加も効果的です。
より質の高い情報を提供し、ユーザーのエンゲージメントを向上させることで、検索順位の回復につながります。
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7.ユーザーエクスペリエンス(UX)を見直す
ユーザーエクスペリエンス(UX)は、検索順位にも影響を与えうる要因です。
たとえば、以下のようにパフォーマンスが極度に悪い状態になっているなら、見直して改善する必要があります。
- ページの読み込み速度が遅すぎる
- モバイル表示に対応しておらず見づらい
- ナビゲーションがわかりづらく必要な情報が見つけられない
上記のように明らかにUXが良くないケースでは、改善することで順位にも良い影響が出る可能性があります。
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検索順位を回復させるための長期的な戦略
コアアップデートなど特定のタイミングで検索順位が下がってしまい、改善策を試してもなかなか戻らないという場合には、長期的な視点でSEOに取り組んでいく必要があります。
長期的な戦略は以下のとおりです。
- 定期的なSEO監査・改善をおこなう
- 継続的なコンテンツの更新と最適化をおこなう
- SNSや外部メディアを活用する
- 専門家によるSEOコンサルティングを活用する
ひとつずつ紹介します。
定期的なSEO監査・改善をおこなう
定期的なSEO監査は、Webサイトの現状把握のために重要です。
たとえば、サイトのパフォーマンスや順位変動の分析は、問題点を洗い出し、改善ポイントを見つける役割を果たします。
また、新しいアルゴリズムの変更に対応するためには、継続的な監査が必要です。
自社サイトの質を維持し、検索順位の回復につなげましょう。
継続的なコンテンツの更新と最適化をおこなう
質の高いコンテンツの更新は、検索エンジンからの評価を高めるために欠かせません。
具体的には、既存コンテンツの定期的な見直しと、リライトによる最新情報への更新やトレンドの反映、継続的な新規コンテンツの公開などが重要です。
また、ターゲットキーワードに基づいて、検索ユーザーのニーズに応えるような最適化をおこなえると、より多くのトラフィックの獲得が期待できます。
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SNSや外部メディアを活用する
SNSやほかのメディアを利用することで、自社ブランドの認知度を高めることにつながります。
とくに、関連するコミュニティや専門メディアへの寄稿は、外部リンクやトラフィック増加にもつながりやすいです。
加えて、質の高い自然な被リンクが増えた場合、Googleからの評価の向上による検索順位の回復が期待されます。
専門家によるSEOコンサルティングを活用する
SEOの専門家に依頼することで、最新の技術や戦略を導入できます。
とくに、経験豊富な専門家の知識は、効果的な施策を、効率よく進めるうえで不可欠です。
また、企業内部でのリソースを節約しつつ、外部の視点からの改善提案を受けられます。
結果的に、SEOでの厳しい競争においても、順位回復を目指す道筋が作れます。
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検索順位が下がったことに関するよくある質問
検索順位が下がったことに関するよくある質問を以下にまとめました。
- 検索順位が下がった理由は何ですか?
- 検索結果がおかしいのはなぜですか?
- 検索順位は毎日変わりますか?
- 検索順位を上げる方法はありますか?
それぞれ紹介します。
検索順位が下がった理由は何ですか?
検索順位が下がる理由は、主に3つあります。
- 検索エンジンのアルゴリズムの変更
- 自社サイトの要因
- 競合サイトの影響
とくに、Googleのコアアップデートは、検索結果に大きな影響をおよぼす場合があります。
また、競合サイトのコンテンツの改善や新たな参入により、検索順位が下がるケースもあります。
検索結果がおかしいのはなぜですか?
検索結果がおかしいと感じる場合、まずGoogleのアルゴリズム変更やサイトのインデックス状況の確認が重要です。
また、競合が新しいコンテンツを公開したり、既存のコンテンツを改善したことが影響するケースもあります。
検索状況を定期的に観察し、必要に応じて自社サイトの改善をおこなうなど、対策を講じましょう。
検索順位は毎日変わりますか?
検索順位は、日々変動する場合があります。
たとえば、Googleの小規模な検索エンジンへのアップデートや競合サイトの改善、ユーザーの検索意図の変化も考えられます。
また、検索順位の変動による自社サイトの改善は、長期的な視点を考慮し、対策するかどうかの判断が必要です。
検索順位を上げる方法はありますか?
検索順位を上げるためには、高品質なコンテンツを定期的に作成し、ユーザーのニーズに応えることが基本です。
また、効果的なSEO対策として、内部リンクの最適化や被リンクの獲得も大切です。
SEOの施策は継続的に実施することで、順位の向上が期待できます。
【まとめ】自社サイトの検索順位を回復させてアクセス数を増加させよう
検索順位が下がった原因は、大きく分けると以下の3つに分類されます。
- アルゴリズムが原因のケース
- 自社サイトが原因のケース
- 競合サイトが原因のケース
もしGoogleによる検索アルゴリズムのアップデートの影響が考えられる場合は、アルゴリズムの変更内容を把握し、適切に対策を講じることが重要です。
また、自社サイトで何かしらの要因や競合サイトの順位変動が考えられる場合は、Google Search Consoleなどのツールを用いて、サイトを調査してみることが推奨されます。
一方で、自社サイトの検索順位が下がった原因が見つからない場合もあるため、その場合はSEOコンサルタントなどの専門家へ相談するのがおすすめです。
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1993年4月生まれ。埼玉県出身。SEOを軸にWebライターを経験後、2024年株式会社エクスコアに中途入社。トライアンドエラーを繰り返し文章力やSEOの知見を向上させ、現在は「検索結果で上位を獲得」「CVを獲得」した経験から、CTA周りの文言や動線などの施策も提案しています。