Webマーケティングの代表的存在ともいえるSEO対策。
「意味はなんとなくわかるけど、自社でSEO対策をやる必要性がわからない」という方も多いのではないでしょうか?
たしかに広告やSNSなど、他のWebマーケティングに注力する選択肢もあるでしょう。
しかし、多くの企業はSEOに取り組んでいます。
なぜ多くの企業がSEOに取り組んでいるの?という疑問を解決するべく、この記事ではSEOの必要性、メリットやデメリットを解説していきます。
Web集客を検討されている方や、Webマーケティングに取り組みたい方はぜひ最後までご覧下さい。
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目次
WebマーケティングにはSEOは必須!SEOの必要性
現状のWebマーケティングにおいて、SEOは必須といっても過言ではありません。
なぜなら、SEOが他のWebマーケティングにはないメリットを多く持つためです。
そもそもWebサイトへの集客には5つしか経路が存在しません。
- SEO
- SNS
- 広告
- リファラル
- ダイレクト
他のサイトからのリンクによってユーザーが訪れる「リファラル」は、対策することが困難。
ブックマークやURLの直接入力によって来訪される「ダイレクト」も同様です。
リスティングに代表される「広告」は、掲載するのにコストがかかります。
コストを支払えなければ即刻掲載が止められてしまうため、継続的に資金を投下し続けなければなりません。
「SNS」ではSEOと比べて集客力が劣ります。
一時的な拡散力には優れるものの、それを継続するのは至難の業です。
SNS、広告、リファラル、ダイレクトなどのWebマーケティングと比べて、SEOは対策がしやすく、コストをかけ続けなくても集客ができ、さらには高い集客力を誇ります。
だからこそ、多くの企業がSEO対策を行っているのです。
そんなSEOには、どんなメリットやデメリットがあるのでしょうか。
詳しく解説していきます。
SEO対策を行う5つのメリット
SEO対策には大きくわけて5つのメリットがあります。
- 集客力が高い
- 広告費が不要
- 継続的な集客が見込める
- 潜在客にも健在客にもアプローチしやすい
- ブランディングにも効果がある
SEO対策の必要性をさらに理解してもらうためにも、それぞれ詳しく解説します。
SEO対策のメリット1.
集客力が高い
SEO最大のメリットは集客力の高さです。
検索して1位に表示されたWebサイトを、ユーザーの28.5%がクリックするというデータがあります。
※引用元:Why (almost) everything you knew about Google CTR is no longer valid
そのため、仮に月10,000回検索されているキーワードでの1位表示に成功すれば、月に約3,000ものアクセスを集めることが可能です。
これは他のWebマーケティングにはない集客力だと言えるでしょう。
検索した際、同じように表示されるリスティング広告と比べると、その集客力の高さが浮き彫りとなります。
リスティング広告は、下記画像のようにSEOよりも上位に表示されます。
にもかかわらず、リスティング広告は平均で約3%しかクリックされていません。
※参考:Google Ads Benchmarks for YOUR Industry [Updated!]
これは広告を嫌うユーザーが多く、避けられてしまうためです
リスティング広告の平均約3%に対し、SEOで10位に表示されれば2.5%、1位なら28.5%。
自社のWebサイトにアクセスを集めたいなら、SEOは極めて魅力的な手段です。
SEOのメリット2.
広告費が不要
広告費がかからない点もSEOの大きなメリットです。
たとえば前述したリスティング広告の場合、1回クリックされるごとに広告費が発生します。
Facebook広告やTwitter広告でも同様に、1クリックごとか、1インプレッションごと(広告が表示されるごと)に広告費が発生します。
しかし、SEOであれば広告費が一切かかりません。
継続的に広告費をかけたくないならSEOは非常に有効です。
しかし、コストが一切かからないわけではありません。
SEO対策を行うには、それなりの費用と労力をかけてWebサイトを作り上げる必要があるためです。
- 市場(キーワード)のリサーチ
- Webサイトのデザイン
- コンテンツ(記事や写真など)の作成
このようにSEOに広告費は不要ですが、ある程度の初期コストはかかります。
仮に上記の業務を社内でおこなえる場合には、人件費以外のコストは発生しません。
SEOのメリット3.
継続的な集客を見込める
中長期にわたり、継続的に集客を見込める点もSEOのメリットです。
競合がより良いコンテンツを作成したり、検索エンジンの評価基準が変わったりしなければ、検索順位に大きな変動が起きないためです。
自社サイトが上位表示されている間、広告費をかける必要はありません。
対して、広告やSNSは掲載・運用をやめてしまうと集客が途絶えてしまいます。
このように、多くのWebマーケティングでは一時的な集客しか行えません。
SEOでは、上位表示に成功すればアクセスが集まり続けます。
SEO業者と契約し続ける必要もありません。
労力をかける必要もありません。
ただし、何も手を打たなければ徐々に検索順位は下がるため、集客レベルを維持したいなら多少のコストと労力は必要です。
これほど少ないコストで継続的な集客が出来るWebマーケティングはSEOだけでしょう。
集客ができるWebサイトは資産になりえるのです。
SEOのメリット4.
潜在客にも顕在客にもアプローチしやすい
SEOは顕在客にも潜在客にもアプローチしやすいというメリットを持ちます。
SEOはキーワードごとにコンテンツを最適化し、上位表示させることもできるため、自社商材を知らないユーザーにもアプローチしやすいのです。
潜在客へアプローチし、購買意欲を高めることで潜在客を顕在客へ育成し、最終的には購買してらうことも可能です。
競争が激しいジャンルや業界の場合は、顕在客は競争が激しくなってしまうため、あえて潜在客にアプローチする戦略も取れます。
同じようにリスティング広告で潜在客へアプローチをしても、恐らく赤字となってしまうでしょう。
たとえば珈琲豆を売りたいのに「珈琲豆 選び方」などの検索キーワードでユーザーを集めたところで、購買には直結しないためです。
SEOでは顕在客を積極的に狙っていくことも可能です。
「顕在客と潜在客のどちらか」ではなく「どちらにもアプローチしやすい」点は、SEOの大きなメリットだと言えるでしょう。
SEOのメリット5.
ブランディング効果
SEOにはユーザーの悩みを解決できるとブランディング効果もあります。
これは検索した内容に適切な回答をしてくれたWebサイトに対して、ユーザーの信頼感が自然と醸成されるからです。
仮にSEO対策を任せる業者を探しているとします。
A:「SEO 必要性」など、SEOについて検索すると上位表示されている業者
B:検索しても全然出てこない業者
AとBどちらに任せたいと思うでしょうか。
ほとんどの人がAを選ぶでしょう。
これは他の業界でも同じことです。
自社商品やサービスに関連した検索キーワードで上位表示に成功すれば、「〇〇のことならこの会社」と認識してもらえます。
業界にや商品に関する複数のキーワードで上位表示できれば、その数だけユーザーとの接点も増え、ブランディング効果も高まります。
SEO対策における3つのデメリット
魅力的なメリットが多いSEO対策ですが、当然デメリットもあります。
- 成果が出るまでに時間が必要
- アクセス数を制御・想定できない
- アルゴリズムの変動を受ける
これからSEO対策に取り組むかを決めるためにも、それぞれのデメリットを理解しておきましょう。
SEO対策のデメリット1.
成果が出るまでに時間が必要
コンテンツを作成しても、それがGoogleなどの検索エンジンに評価されるまでには時間が必要です。
約200万のキーワードで、10位以内に表示されているWebサイトの年齢を調べたデータがあります。
※引用元:How long does it take to rank in Google? (A study by Ahrefs)
10位以内に表示されているWebサイトの年齢は平均2年以上。
1位に表示されているWebサイトは約3年という結果でした。
また、10位以内に表示されているWebサイトのうち、1年以内に作成されたものは約22%となっています。
このデータからわかるように、検索順位で上位を獲得するには時間が必要です。
開設してから時間が経っているWebサイトの方が有利なのです。
最低でも半年、上位表示までに2年3年かかるケースも少なくありません。
そのため、短期的な集客をしたい場合、SEOは適さないでしょう。
あくまで中長期的なWebマーケティングだと認識しておく必要があります。
SEO対策のデメリット2.
アクセス数を制御・想定できない
集客力の高いSEO対策に成功すると、膨大なアクセスを集めることが可能です。
しかしその反面、アクセス数を制御、想定することが出来ないというデメリットを抱えます。
例えば、1日に10件ほどの問い合わせだったものが、上位表示によって突然アクセスが増加し、1日に50件もの問い合わせが来るなんてことも珍しくありません。
その結果、顧客対応の質が下がってしまうケースも。
広告のように、問い合わせの増加を想定して事前に人員を増やしたり、掲載を停止したりといった対応が出来ません。
想定以上のアクセスが集まってしまった場合の対処法を、事前にしっかり検討しておきましょう。
SEO対策のデメリット3.
アルゴリズムの変動を受ける
Googleの検索エンジンでは、検索順位を決めるルールの変更、いわゆるアルゴリズムのアップデートが不定期におこなわれます。
アップデートがおこなわれると、1位表示されていたコンテンツが10位になったり、逆に10位だったコンテンツが1位になったり…。
一夜にして自社サイトの集客力が大きく変動します。
この点をSEOのデメリットだと考える人は少なくありません。
ただし、Googleはアップデートの目的をユーザビリティの向上に置いています。
ユーザーにとって利用しやすいように、検索エンジンを改良しようとしているわけです。
裏を返せば、ユーザーのためになるコンテンツを作成できていれば、アップデートを恐れる必要はないと言えるでしょう。
この記事では、SEOに取り組むメリットとデメリットをご紹介しました。
SEOは外注して取り組むことも可能です。
「SEOを外注するべきかどうか迷っている」という方は、以下の記事で「外注のメリット・デメリット」についてもご確認ください。
SEO対策を外注するメリット・デメリットは?費用・外注先選びのコツも解説 -webma-
【まとめ】SEO対策は中長期的なWEBマーケティングに必要不可欠
SEO対策を行うメリットデメリットを簡単にまとめます。
- ①集客力が高い
- ②広告費が不要
- ③継続的な集客を見込める
- ④潜在客にも顕在客にもアプローチしやすい
- ⑤ブランディングの向上
- ①成果が出るのに時間が必要
- ②アクセス数を制御・想定できない
- ③アルゴリズムの変動を受ける
「メリット・デメリットはわかったけど、SEOでは具体的にどんなことをするの?」と気になる方は、下記の記事をお読みください。
SEOとは?対策の基礎から実践まで丁寧に解説【初心者も本質がわかる】
「広告費をかけず、中長期的に多くの集客をWebから行いたい」なら、SEOは必須です。
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