ホームページは必要ない?SNSで代用できる?判断に迷っている方へ

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  • 「うちの会社にホームページは必要なさそう…」

    「一度ホームページは不要と判断したけど、これで良いのか確信が持てない…」

    中小企業においては、このように悩む方が少なくありません。

    ホームページを持たない企業は意外にも多く、中小企業の 52.3%がホームページを導入していないという調査結果もあります。
    参考:【2023年自主調査】中小企業のホームページ開設率はどのくらい? – BESTホームページ

    確かに、業種や会社規模によっては無理をしてまでホームページを作る必要はありません。

    しかし、単に知識不足が原因で「ホームページはいらない」と思い込んでいるだけのケースも実は多いのです。

    あなたもホームページがないことによる損失にただ気づいていないだけかもしれません。

    そこでこの記事では、ホームページの必要性について弊社の考えをまとめました。

    今後に向けてホームページを用意すべきか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

    ホームページは必要?必要ない?【判断に迷ったら】

    「ホームページが必要か?」は会社規模や業界によりケースバイケースです

    ビジネスをする上でホームページがあるに越したことはないのですが、現実的にはホームページ制作の優先度が低いケースもあります。

    判断に迷っている方は、以下の5つの質問に答えてみてください

    ホームページの必要性を判断するための質問

    • 顧客や取引先が検索してホームページを探す可能性はありますか?
    • 会社の信用や認知度、集客力を今後も高めていきたいと思っていますか?
    • 競合他社はホームページを持っていますか?
    • ホームページを作る理由は明確ですか?
    • 今ホームページ制作に必要な時間や予算を確保できますか?

    「Yes」が1つ以上あった方は、ホームページの導入をあらためて検討することをおすすめします。

    顧客やユーザーが会社についてよく検索する場合や、今後さらに会社の信用を高めたい場合には、ホームページの存在が確実にプラスになるので制作の優先度は高いといえます。

    一方で、回答がすべて「No」だった方は、現段階では必ずしもホームページを用意する必要はないでしょう。

    ホームページを作る理由が明確でない場合や、予算や時間が確保できない場合、無理にホームページを作ったところでうまく運用できません。

    会社の現状を適切に把握し、目的や目標に合わせてホームページを運用することが大切です。

    SNSがあればホームページはいらないのか?

    ホームページに関してよくある質問の一つに「SNSで集客がうまくいっていれば、ホームページはいらないのではないか?」というものがあります。

    結論からお伝えすると、SNSだけでなくホームページも持つべきと弊社は考えています。

    これは弊社がWeb制作会社だからというわけではなく、SNSとホームページでは以下のように特性や役割が異なるからです。

    ホームページとSNSの違い
     ホームページSNS
    役割
    • オフィシャルな情報を参照できる場
    • 信頼・信用を確保する場
    • 最新情報をキャッチできる場
    • コミュニケーションの場
    アクセス可能な層
    • 全インターネットユーザー
    • 特定のSNSアカウントを持つユーザー
    情報取得
    • 情報が整理されており、訪問者の必要な情報がすぐに取得可能
    • 最新情報から表示されるため、過去の投稿はスクロールしてさかのぼる必要がある

    ホームページは訪問者にとって、必要な情報がわかりやすく整理されている場所です

    あなた自身も「どんな会社か知りたい」「サービスや商品について詳しく知りたい」と思ったときに、真っ先に検索してホームページを参照することが多いのではないでしょうか?

    検索したときにホームページがヒットしない会社よりも、ホームページがきちんとヒットする会社のほうが信用できると考える人は多いです。

    SNSは確かに最新情報の発信やコミュニケーションツールとしては優れていますし、一昔前と比べて企業がSNSで発信するのも一般的になりました。

    しかし、SNSでホームページと同レベルの「信用」は確保できません

    以下のような企業以外は、基本的にホームページを用意することをおすすめします。

    • SNSユーザーだけを顧客にしたい企業
    • SNSだけですでに成功していて、現状ホームページ運営の余力がない小規模企業

    ホームページを持たないデメリットは3つ

    ホームページがないことで発生する具体的なデメリットは以下の3点です。

    ホームページを持たないデメリット

    • 信頼性が下がる
    • イメージが下がる
    • 機会損失が発生する

    それぞれ解説します。

    1.信頼性が下がる

    大きなデメリットの一つが、顧客や取引先からの信頼性が下がることです。

    ホームページがない場合、顧客や取引先は以下のような不安や疑念を持ってしまいます。

    • 「大丈夫かなこの会社?」
    • 「ホームページがないし、なんとなく怪しい…」
    • 「本当にこの商品(サービス)を信用して良いのだろうか」

    ホームページは顧客や取引先にとって、信頼や信用を示す機能を担っているのです。

    2.イメージが下がる

    現在ではホームページを持つのが一般的なので、ホームページがないだけで企業イメージが下がってしまうこともあります。

    ホームページがない企業に対して、以下のように思う顧客も少なくありません。

    • 「今どきホームページを作ってないのはなぜ??時代遅れ…」
    • 「不便!顧客のことをあまり考えない企業なのかな…」

    一度そのようなイメージを持たれてしまうと、イメージを払拭するのはなかなか困難です。

    3.機会損失が発生する

    ホームページは、集客・人材採用・認知・情報提供・ブランディングなど、さまざまな機会を創出するツールです。

    ホームページを持っていないと、以下のように会社や商品に興味のある人を逃してしまうことがあります。

    • 「検索しても会社の情報が出てこないから諦めよう」
    • 「他社のホームページは情報が充実しているから、そちらにお願いしよう」

    このように知らず知らずに機会損失が起きていることがあるわけです。

    お店や会社の看板を入り口に出しておくのと同じように、インターネット上でも看板となるホームページを出しておきましょう。

    「自社にホームページは必要ない」と考える理由

    「自社にホームページは必要ない」と企業が考えるとき、よくある理由は以下の7つです。

    ホームページが必要ないと考える理由

    1. Webでの集客を想定していないから
    2. ホームページを作成する金銭的余裕がないから
    3. SNSやポータルサイトでの集客がうまくいっているから
    4. BtoBビジネスだから
    5. 作成してみたけどアクセスが集まらなかったから
    6. ターゲットが高齢だから
    7. 運用や制作の知識がなく難しいから

    本当にホームページが必要ない場合もあれば、実際には必要な場合もあります。

    一つずつ解説します。

    1.Webでの集客を想定していないから

    よくある理由の一つが「Webでの集客を想定していない」というパターンです。

    たしかに、紹介や営業、チラシ、看板などでの集客をメインにしているビジネスでは、集客上はホームページが重要でないこともあります。

    しかし、看板やアナログな広告が認知のきっかけだったとしても、興味があればその後に「どんな会社なのだろう?」と検索する人は非常に多いです。

    「Webでの集客を想定していないから」ではなく、「検索される可能性」を考慮して、必要性を判断する必要があります

    2.ホームページを作成する金銭的余裕がないから

    金銭的な余裕がない場合にも「自社には必要ない」と判断するケースが多いです。

    制作会社に依頼すると、どうしても数十〜数百万円のコストがかかってきます。

    もし金銭的に余裕がないなら無理にホームページを作る必要はありません。

    ただし、自治体によっては助成金や補助金が出る場合もあるので、ホームページを作りたいなら自治体に確認してみることをおすすめします。

    3.SNSやポータルサイトでの集客がうまくいっているから

    SNSやポータルサイトで集客がうまくいっているから、ホームページを作らなくても良い」と考えるパターンも多いです。

    ただし、今SNSやポータルサイトで集客できていても、3年後もそのSNSやポータルサイトで安定して集客ができているとは限りません。

    2023年に Twitter → Xへと変わったのはご存じでしょう。

    このタイミングでさまざまな仕様変更があったことからもわかるとおり、プラットフォームに頼った集客は、プラットフォーム側の動向に集客状況が左右されます

    集客がうまくいっている今のうちに、新たな集客基盤としてホームページを仕込んでおくのは賢い選択かもしれません。

    4.BtoBビジネスだから

    BtoBビジネスの場合、企業間での取引になるため、ホームページでの情報発信は必要ないと考える企業も多いです。

    確かにBtoC(一般消費者向け)のような情報発信は必要ないかもしれませんが、BtoBビジネスでも取引前後にホームページは頻繁に見られています。

    実際に、75.8%の経営者がBtoB企業に発注する際「コーポレートサイトを参考にする」と回答しています。
    参考:約3割がホームページが原因で発注をやめた経験あり!BtoB企業様必見の調査結果 | ユニオンネット

    ホームページの有無が会社の信用や信頼に直結するので、BtoB企業でもホームページは用意することをおすすめします。

    5.作成してみたけどアクセスが集まらなかったから

    ホームページは必要ないと判断する企業のなかには、「一度作成してみたけどアクセスが集まらなかった」という企業もあります。

    これは「ホームページを作れば自動的にアクセスが集まるはず」と勘違いしていることが原因で、問題の本質はホームページ作成後の運用にあります。

    ホームページは企業の信頼性向上に直結しますが、アクセスを集めるかどうかはまた別の話です

    集客力やアクセスに不満がある方は、ホームページの「SEO」に注力することをおすすめします。

    6.ターゲットが高齢だから

    ターゲットが高齢だからホームページは不要」と思っている方も多いです。

    しかし、年々高齢者のネット利用率は上昇しており、今ではシニア世代もかなりの割合がスマホを利用しています。

    LINEヤフー社の最新のインターネット利用調査によれば、60代は86%、70代は65%がスマホでネットをアクティブに利用しています。
    参考:【LINEヤフー】〈調査報告〉インターネットの利用環境 定点調査(2023年下期) | LINEヤフー株式会社のプレスリリース

    ターゲットが普段どのような媒体を利用し、どのような行動をとっているのかを考えることは確かに重要ですが、決めつけで「ホームページは見られない」と判断するのはNGです。

    7.運用や制作の知識がなく難しいから

    ホームページの運用や制作知識がないために、ホームページを諦めてしまう方もいるようです。

    社内に運用できる人がいないと、ハードルが高いと思ってしまう気持ちはわかります。

    その場合にはホームページの制作や運用を外注するという選択肢があります。

    株式会社プラストの調査によると、他社に頼んで更新しているケースは約3割にのぼりました。

    自社での制作や運用が難しい場合は、外注も検討してみましょう。

    ホームページの費用対効果

    制作会社にホームページ制作を依頼する場合、30万円〜100万円の制作費が必要です。

    加えて、保守運用費用やサーバー代などのランニングコストが毎月数千円〜数万円かかります。

    自社商材の単価を踏まえて、ホームページ経由で何件売れると回収できるかを考えてみると、費用対効果や回収できるまでの期間をイメージしやすいでしょう。

    ただし、ホームページは直接的な売上貢献だけがメリットではありません

    認知度アップやイメージアップ、採用求人への貢献も期待できるので、総合的かつ長期的に費用対効果を判断する必要があります。

    実際にアイ・モバイル株式会社の調査では、中小企業の経営者が以下のようなホームページの効果を感じていることがわかっています。

    ホームページ開設後の効果についての調査結果引用元:中小企業のホームページ活用実態 – アイ・モバイル株式会社

    ホームページは作成後もSEOをはじめとするアクセス数を増やす施策が必要ですが、長期的には高いコストパフォーマンスを発揮することが多いです。

    ホームページを作成する方法

    ホームページを作成する方法は以下の4つです。

    ホームページを作成する方法

    • 自分で作成する
    • 担当者を雇用して作成する
    • フリーランスに依頼する
    • 制作会社に依頼する

    それぞれ解説します。

    1.自分で作成する

    自分で作成するのが最もコストを抑える方法です。

    WordPress」や「ペライチ」「STUDIO」のようなノーコードツールを利用すれば、コーディングの専門知識がなくても、簡単な操作で作成でき、コストも最小限で済みます。

    とはいえ、初めての方にとっては時間や手間がかかることが大きなデメリットです。

    ホームページを自作できるツールは下記の記事にまとめられていますので、他にもツールを知りたい方は参考にしてください。
    ホームページ作成ツール36選!有料・無料おすすめツール紹介 | QUERYY(クエリー)

    2.担当者を雇用して作成する

    Webに詳しい専任担当者を採用して、ホームページを作成する方法です。

    今後も長期的に自社で制作や運用をしていきたいなら、担当者を採用するこの方法がおすすめです

    しかし、採用コストがかかる点や良い人材発掘のハードルが高いのがデメリットでしょう。

    また、担当者のスキルや知識に依存することになります。

    3.フリーランスに依頼する

    SNSやクラウドソーシングサービスを利用し、フリーランスのデザイナーやエンジニアに依頼する方法もあります。

    制作会社に依頼するよりもコストは抑えられますが、対応できる範囲が限定的だったり、依頼先選定が難しかったりするデメリットがあります。

    知人などで良いフリーランスがいれば良いですが、初めてのホームページ制作で知識があまりない場合は、制作会社に依頼する方がおすすめです。

    4.制作会社に依頼する

    質の高いホームページを目指すなら、制作会社に依頼するのが一般的です。

    プロに任せることで、手間や時間をかけずに質の高いホームページを作成できます

    コストがかかるのがデメリットではありますが、長期的にコストを回収できる見込みがあるなら最も合理的で成果も出やすい方法です。

    ホームページの必要性で悩んだらプロに相談してみる

    今まで「ホームページは必要ない」と考えていた方も、会社規模の拡大や顧客からの要望を受けて、ホームページの作成を検討するタイミングがあると思います。

    そのような場合には、気兼ねせずプロに相談することをおすすめします。

    もし集客面についても相談したいなら制作会社ではなく、Web制作もWebマーケティングも対応可能な「Webマーケティング会社」に相談すると良いでしょう。

    Webマーケティングの専門家であれば、その後の集客までを考慮して、Webサイトを設計、サポートできるからです

    弊社エクスコアではホームページ制作はもちろん、Webマーケティングで2,000社以上の支援実績があります。

    お客様一人ひとりの課題や目的を丁寧にヒアリングさせていただき、最適な提案をいたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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    【まとめ】ホームページは24時間働く優秀な営業マンになる

    よく言われることですが、ホームページは一度しっかりと作ってしまえば、24時間働く優秀な営業マンになります

    逆にホームページを持っていないだけで、以下のような損失につながる可能性が高いです。

    ホームページを持たないデメリット

    • 信頼性が下がる
    • イメージが下がる
    • 機会損失が発生する

    「今ホームページが必要かどうか」は企業ごとに異なるので、まずは今回ご紹介した内容を参考に、必要性を検討してみてください。

    もしこの記事を読んで、ホームページが必要だと感じた場合は、弊社のWeb制作サービスの利用もご検討ください。

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