こんにちは!Webma 編集部の鈴木です。
Webmaでは毎月1回、SEO関連の重要トピックをご紹介しています。
今回は2023年2月のSEOニュースをまとめてお届けします。
- Google、AI生成コンテンツに関する公式ガイダンスを公開。方針を明確に
- Google、プロダクトレビューアップデートを展開中。日本語は対象外
- Search Console の動画インデックスレポートに2つの新機能が導入
- Googleビジネスプロフィールのダッシュボードに「プロファイル強度」が登場
さっそく見ていきましょう。
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目次
Google、AI生成コンテンツに関する公式ガイダンスを公開。方針を明確に
Googleは、AI生成コンテンツに関するクリエイター向けのガイダンスを公開しました。
AI 生成コンテンツに関する Google 検索のガイダンス | Google 検索セントラル ブログ
「ChatGPT」などAIの活用が盛り上がりを見せるなか、今回のガイダンスをもってGoogleはあらためてAI生成コンテンツへの見解を明確に示した形です。
ガイダンスで示されている方針は、これまでのGoogleのスタンスと一貫したものになっています。
- AI を使用しているかどうかにかかわらず高品質のコンテンツを評価
- 検索結果のランキング操作を主な目的として、コンテンツ生成に自動化(AI を含む)を利用することは、Google のポリシー違反に該当
コンテンツの制作方法を問わず、Googleはこれまで通り「E-E-A-T」を備えたオリジナルで高品質なコンテンツを高く評価するということです。
GoogleはAI生成コンテンツに関して、以下のような記述もしています。
AI 生成のものを含め、自動化を利用したコンテンツすべてがスパムであるとは限らないことを認識することは重要です。自動化はこれまでも長い間、スポーツの試合結果、天気予報、文字起こしなどの有用なコンテンツの生成で使用されてきました。AI は表現と創作の新しいかたちを生み、優れたウェブ コンテンツの作成に役立つ重要なツールとなる力を備えています。
とはいえ、AIを使用する場合は、そのことを読者に明確に伝えることをGoogleは推奨しています。
今回のガイダンス公開にあたり、「有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成」も更新され、「コンテンツに関する「誰が、どのように、なぜ」を考える」が追加されています。
それぞれ目を通しておきましょう。
Google、プロダクトレビューアップデートを展開中。日本語は対象外
Googleは現在、プロダクトレビューシステムのアップデートを展開中です。
初回のリリースから合わせて今回で6回目のアップデート実施になります。
今回のアップデートのポイントは、これまで適用されていた「英語」のみならず、新しく10の言語でプロダクトレビューシステムが機能するようになった点です。
ただし、今回のアップデートに関して「日本語」は対象外です。
2月22日にGoogle Search Central のTwitterアカウントにて告知がありました。
Today we released the February 2023 product reviews update, which applies to these languages globally: English, Spanish, German, French, Italian, Vietnamese, Indonesian, Russian, Dutch, Portuguese, Polish. It'll take ~2 weeks to fully roll out. More here: https://t.co/YpNnK97G3O
— Google Search Central (@googlesearchc) February 21, 2023
本日、2023年2月のプロダクトレビューアップデートをリリースしました。次の言語にグローバルに適用されます:英語、スペイン語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、ベトナム語、インドネシア語、ロシア語、オランダ語、ポルトガル語、ポーランド語。完全なロールアウトには、2週間ほどかかる予定です。詳しくはこちらをご覧ください。https://developers.google.com/search/updates/product-reviews-update
- 英語
- スペイン語
- ドイツ語
- フランス語
- イタリア語
- ベトナム語
- インドネシア語
- ロシア語
- オランダ語
- ポルトガル語
- ポーランド語
「プロダクトレビューシステム」は、質の高い商品レビューや、洞察に富んだ分析・独自の調査を提供するコンテンツを高く評価するためのシステムです。
日本語への導入も今後それほど遠くないかもしれません。
レビュー系コンテンツを公開している方は、今のうちから以下のドキュメントをしっかりと読み込んでおきましょう。
Search Console の動画インデックスレポートに2つの新機能が導入
Google Search Console の動画インデックス登録レポートに以下の2つの機能が追加されました。
Search Console の動画のインデックス登録レポートの更新 | Google 検索セントラル ブログ
- インプレッション
- サイトマップでフィルタ
動画インデックスレポートは2022年7月にリリースされた機能ですが、今回は改良のための機能追加です。
インプレッション
1日の動画インプレッション数を時系列で確認できるようになりました。
「表示回数」のボックスにチェックを入れると、グラフ内に折れ線グラフで表示されます。
インプレッション数はページごとに集計されます。1つの検索結果ページに同じページが複数回表示された場合は、それぞれの表示が1つのインプレッションと見なされます。
一方で「検索パフォーマンスレポート」はプロパティ単位での計測です。
そのため、「検索パフォーマンスレポート」での動画の表示回数は、動画ページのインデックスレポートよりインプレッション数が少なく表示されることがある点に注意が必要です。
サイトマップでフィルタ
サイトマップ単位でのフィルタリングができるようになりました。
左上の「すべての既知のページ」部分をクリックすると、特定のサイトマップが選択できます。
これにより、選択したサイトマップに存在する動画ページのみを表示できるようになっています。
Googleビジネスプロフィールのダッシュボードに「プロファイル強度」が登場
Googleビジネスプロフィールのダッシュボードで「プロファイルの強度」が確認できるようになりました。
Googleは2022年6月ごろからテストをしていましたが、今回はすべてのユーザーに表示している模様です。
「プロファイルの強度」は、設定項目の完了度合いに応じて、色およびグラフの割合が変化するようになっています。
理想は、緑色の「良好です」の表示です。
「良好」になっていない場合、グラフ下部に表示される「すべての情報」をクリックするとプロファイルの完成度を高めるための設定事項が表示されます。
ビジネスプロフィールの管理者は、ぜひ「プロファイルの強度」を確認してみましょう。
ただし、広告を出稿していないと「良好」にならないケースがあるようです。
なお「プロファイルの強度」に関して、まだGoogle公式ヘルプ記事などは出ていないようなので、今後の情報にも引き続き注目しておきましょう。
参考:Google Business Profile Profile Strength Status – Search Engine Roundtable
最後に
2023年2月のSEOニュースまとめをお届けしました!
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1988年生まれ。静岡県浜松市出身。
経営者の父親のもとで育ち、名古屋の大学へ進学。
新卒で東証一部上場の大手IT系企業に入社し、2年間広告営業職として従事。
その後、幼い頃から父親の背中を見て育ったため「自分もいずれ経営者になる」という想いが強く、創業メンバーの1人として、2013年4月にエクスコアを設立。
新規開拓のインサイドセールスで自社オリジナルプランの広告営業に従事し、年間約8,000万以上の売上を作り出す。
反響営業・ルート営業を経験した後に事業部を統括する立場に就き、20名以上の組織をマネジメント。5億以上の売上を作り出す。
並行してマーケティング部門を立ち上げ、Web広告・SEO対策・Web制作を基点としたサービスの創出・強化に注力する。
営業・マーケター・エンジニア・デザイナー・動画クリエイターなどの組織を統括。2020年4月取締役に就任し、採用業務全般にも従事。Web解析士/薬事法管理者資格取得。(2024年3月まで在籍)