各媒体の重要アップデートを厳選してご紹介!〈2022年12月Web広告ニュース〉

NEWS

こんにちは、Webma編集部の鈴木です。

今回は、12月に発表されたWeb広告の最新情報を紹介しています。

広告運用者の方は、ぜひ最後までご覧ください。

記事の内容

  • 【Google広告】データドリブンアトリビューションのシミュレーションツールを近日提供する予定と発表
  • 【Google広告】Google広告管理画面の分析情報ページに新機能を4つ追加
  • 【Yahoo!広告】今年アップデートされた重要項目3選
  • 【Instagram広告・Facebook広告】今年アップデートされた重要項目
  • 【LINE広告】LINE Dynamic Adsが誰でも利用可能に

1つずつ見ていきましょう!

【Google広告】データドリブンアトリビューションのシミュレーションツールを近日提供する予定と発表

Googleは2022年12月13日に、データドリブンアトリビューション(DDA)のシミュレーションツールを近日中に提供する予定と発表しました。

過去7日間のデータドリブンアトリビューションへの自動入札の反応を確認でき、広告アカウントに与える影響を理解したうえで切り替えをおこなえます。

また、アトリビューション担当グループプロダクトマネージャーのCharles Huyi氏は、より多くの広告タイプでデータドリブンアトリビューションが使える予定と発表しています。

データドリブンアトリビューションは、今まで以下の広告で利用できました。

データドリブンアトリビューションを利用できた広告

  • 検索広告
  • ショッピング広告
  • ディスプレイ広告
  • YouTube広告

来年には、アプリのコンバージョンや、ファインド広告(P-MAXのものを含む)にも対応を開始する予定です。

参考:Using data-driven attribution
参考:【ニュース】Google、データドリブンアトリビューションの機能追加と広告タイプの拡大を発表 – Unyoo.jp | 運用型広告 と マーケティング のメディア

【Google広告】Google広告管理画面の分析情報ページに新機能を4つ追加

Googleは2022年12月14日に、Google広告管理画面の分析情報ページに4つの新機能を追加したと発表しました。

追加された新機能は以下のとおりです。

追加された機能

  • 検索語句に関する分析
  • 情報アセット分析
  • オーディエンス分析
  • 変更履歴の分析

上記の機能は全世界で利用可能です。

1つずつ概要を確認してみましょう。

検索語句に関する分析情報

検索語句を検索カテゴリーと検索サブカテゴリーに分類・分析することで、コンバージョン や検索ボリューム、検索ボリュームの成長などの指標を確認できます。

どのテーマが顧客に最も人気があるかを簡単に特定できるため、ユーザーが欲しい情報の把握が可能です。

アセット分析

見込み顧客を引きつけるクリエイティブ アセットを詳しく知るのに役立ちます。

以下はアセット分析でできる内容の例です。

アセット分析でできる内容

  • エンゲージメントが高いオーディエンスの特定
  • グループ向けに作成したアセットやランディング ページへの情報提供
  • マーケティングや製品戦略全体の転換

オーディエンス分析

ユーザーの興味・関心、特徴、行動などを把握できます。

ユーザーが何を気にかけているのかを理解できるため、興味や特徴に合わせたクリエイティブを制作しやすくなります。

変更履歴の分析

アカウント変更した際のパフォーマンスに与える影響を特定できます。

キャンペーンの指標で大きな変化があった際に、何がパフォーマンスに影響を与えたかを把握できます。

参考:New insights for the holidays and beyond
参考:【ニュース】Google、分析情報ページに4つの新機能追加 – Unyoo.jp | 運用型広告 と マーケティング のメディア

【Yahoo!広告】今年アップデートされた重要項目3選

今年、Yahoo!広告ではさまざまなアップデートが施されました。

中でも重要なアップデートを3つ紹介します。

Yahoo!広告の重要なアップデート内容

  • アトリビューションモデル比較レポートの提供
  • レスポンシブディスプレイ広告の提供
  • 開始コンバージョンに対する入札戦略の拡充

アトリビューションモデル比較レポートの提供

2022年3月16日に、アトリビューションモデル比較レポートの提供が開始されました。

アトリビューションモデル比較レポートは、直接コンバージョンにつながった広告だけではなく、接点となったキャンペーンや広告グループの貢献度を可視化できます

コンバージョンにつながった広告の前に、ユーザーがどのようなキャンペーンと広告を経由したか把握することで、複数のキャンペーンや広告グループへの予算配分を適正化します。

レスポンシブディスプレイ広告の提供開始

2022年10月24日に、レスポンシブディスプレイ広告の提供が開始されました。

レスポンシブディスプレイ広告とは、画像や広告見出し、説明文を設定することで掲載面にあった形で自動生成してくれる広告です。

効果のある素材を優先して配信するため、広告効果の向上が見込めます。

また、一度の広告作成で複数の広告バリエーションを配信でき、運用工数の削減できるメリットもあります。

コンバージョンに対する入札戦略の拡充

一部の入札戦略の表記が以下のとおり変更されました。

変更前

変更後

コンバージョン単価の目標値(tCPA)

コンバージョン数の最大化 目標値あり

コンバージョン数の最大化

コンバージョン数の最大化 目標値なし

また上記変更に加えて、広告管理ツールやキャンペーンエディターでは、以下の点が変更されています。

変更点

  • インポート機能での入札戦略の指定方法(手動入札・自動入札ともに)
  • キャンペーンなどの一覧画面や、操作履歴画面等での入札戦略の表示名

参考:Yahoo! JAPANビジネスIDのログイン方法変更について – Yahoo!広告
参考:Yahoo!広告、2022年の主要アップデートまとめ|アナグラム株式会社

【Instagram広告・Facebook広告】今年アップデートされた重要項目3選

前述のYahoo!広告だけではなく、Instagram広告やFacebook広告でもさまざまなアップデートがありました。

この章では、アップデート内容を3つ厳選してご紹介いたします。

重要なアップデート内容

  • 広告キャンペーンの目的が11種から6種へ統合・集約
  • FacebookとInstagramで複数のクリエイティブツールを発表
  • Instagramの「発見ホーム」「プロフィールフィード」に広告枠を開設

広告キャンペーンの目的が11種類から6種類へ統合・集約

広告キャンペーンの目的が11種類から6種類に統合・集約されました。

以下の6種類からキャンペーンの目的を選択する仕様に変更されています。

広告キャンペーンの目的6種

  • 認知
  • トラフィック
  • エンゲージメント
  • リード
  • アプリの宣伝
  • 売上

FacebookとInstagramで複数のクリエイティブツールを発表

2022年6月2日(米国時間)に、FacebookとInstagramで簡単にリールを作成・編集できる機能が発表されました。

追加された機能は以下のとおりです。

SNS

機能の概要

Facebook広告

  • 音源を編集する機能
  • 長尺のライブまたは事前録画したゲームプレイ動画を編集・作成できる機能
  • デスクトップからリール動画を作成・予約投稿できる機能

Instagram広告

  • 既存リール動画のフォーマットをテンプレートとして利用できる機能
  • サウンドエフェクト
  • 自分の動画から音だけを取り込む機能
  • スタンプ
  • リール動画の長さが最長90秒に延長

Instagramの「発見ホーム」「プロフィールフィード」に広告枠を開設

2022年10月4日に、Instagramの「発見ホーム」と「プロフィールフィード」に広告枠を設置したことが発表されました。

発見ホームは、利用者が最初に[発見]タブを開いたときに表示されるグリッドです。

興味のコンテンツを探し始めた段階のユーザーにリーチできます。

プロフィールフィードは、ユーザーが他アカウントのプロフィールを開いて投稿をタップし、フィードをスクロールするときに表示される広告です。

参考:2022年Facebook / Instagramの主要アップデートまとめ – Unyoo.jp | 運用型広告 と マーケティング のメディア

【LINE広告】LINE Dynamic Adsが誰でも利用可能に

LINE Dynamic Ads(LINEダイナミック広告)とは、ユーザーの商品閲覧履歴に基づき、興味がありそうな商品を表示できる広告です。

今までは、LINE Dynamic Adsを利用するにはLINE社に利用する許可を申請する必要がありましたが、申請しなくても利用可能になりました。

ですが、商品点数が10点未満の場合には利用できないため気をつけましょう。

参考:LINE広告(LINE Ads) LINE Dynamic Adsを利用するマニュアル|LINE for Business
参考:LINE Dynamic Ads(ダイナミック広告)がすべての広告主に提供開始、最低入札金額の撤廃や配信面の追加なども|アナグラム株式会社

【最後に】

株式会社エクスコアでは、今後定期的に広告・SEOについての最新情報を発信いたします。

新しい機能や情報が知りたい方は、ぜひ今後ともご覧いただけると幸いです。

また、SEOや広告運用でわからないことがある場合は、以下のお問い合わせからご相談ください。

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