「ウェブマスター向けガイドライン」の名称が変更〈2022年10月SEO最新ニュース〉

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こんにちは!Webma 編集部の鈴木です。

当サイトでは毎月1回、SEO担当者向けのニュースをピックアップしてご紹介しています。

今回は、2022年10月のSEOニュースをお届けします。

2022年10月のSEOニュース

  • 「ウェブマスター向けガイドライン」の名称と構成が変更
  • スパムアップデートがリリース。展開はすでに完了
  • Googleマップのコンテンツポリシーに禁止事項が追加

さっそく見ていきましょう。

「ウェブマスター向けガイドライン」の名称と構成が変更

10月13日、Googleは「ウェブマスター向けガイドライン」の名称および構成を変更することを発表しました。
サイト所有者向けのガイドラインの更新  |  Google 検索セントラル ブログ

ウェブマスター向けガイドラインは、サイト運営者をサポートするためにGoogleが提供している公式資料です。

Google検索で上位表示するために必要なSEOのアドバイスや、基本的なルールが記載されています。

名称の変更

新たな名称は「Google 検索の基本事項(英語版:Google Search Essentials)」。

Google検索の基本事項

名称が変更されたのは「ウェブマスター向けガイドライン」の「ウェブマスター」という用語が古くなり、一般的ではなくなったからと説明されています。

Googleは以前から、ウェブマスターという用語を使わない取り組みを進めていました。

2020年11月には「Googleウェブマスターセントラル」が「Google検索セントラル」へと変更されています。

しかし「ウェブマスター向けガイドライン」のみ、「ウェブマスター」という用語が残っていたため、今回の変更が実施されました。

なお「ウェブマスター向けガイドライン」という名称は、2002年のリリース以来、20年にわたり使用されていました。

構成の変更

今回の名称変更にともない、ガイドラインの構成も変更されています。

旧ウェブマスター向けガイドラインは、「一般的なガイドライン」と「品質に関するガイドライン」の2つのセクションから構成されていました。

新たなガイドラインは、次の3つのセクションから構成されています。

  • 技術要件
  • スパムに関するポリシー
  • 主なベストプラクティス

技術要件には、Google検索でインデックスされるための、最低限の技術要件が記載されています。

スパムに関するポリシーには、Google検索から削除されたり、順位を下げられたりする可能性のある、スパム行為がまとめられています。

主なベストプラクティスには、Google検索での表示や順位を改善するための方法が掲載されています。

ぜひ新しくなった「Google検索の基本事項」をチェックしてみてください。
Google 検索の基本事項(旧ウェブマスター向けガイドライン)| Google 検索セントラル

スパムアップデートがリリース。展開はすでに完了

Googleは、10月19日スパムアップデート(October 2022 Spam Update)をリリースしました。

グローバル展開なので、日本を含むすべての地域と言語が対象です。

このスパムアップデートは、10月21日に完了しています。

Google Search Central の公式Twitterや、Google検索ランキング更新リストでアップデートのアナウンスがありました。

本日、2022年10月のスパムアップデートをリリースしました。スパムアップデートの詳細については、https://developers.google.com/search/updates/spam-updates

をご覧ください。ロールアウトが完了したら、ランキングのリリース履歴のページを更新します。

スパムアップデートとは

スパムアップデートとは、ユーザーにとって有益でないスパムサイトが検索結果に表示されないようにするための機能改善です。

Googleは、不正行為や偽装行為によってサイトの順位が上がらないように取り組んでいます。

前回のスパムアップデートが実施されたのは2021年11月だったので、2022年に入ってから初のスパムアップデートとなりました。

直近のスパムアップデート

  • 2021年6月(June 2021 spam update。二部構成)
  • 2021年7月(July 2021 link spam update)
  • 2021年11月(November 2021 spam update)

Googleのガイドラインに違反しているサイトは、このアップデートにより影響を受ける可能性があります。

株式会社CINCの平さんのツイートでも、スパムアップデート直後に順位が大きく下落した事例が紹介されています。

もしスパムアップデートの影響を受けた場合は、スパムポリシーに違反していないかどうかを確認しましょう。

違反している箇所が見つかった場合は、対処が必要になります。

Googleはより良い信頼性の高い検索結果を作るために、スパムへの取り組みを継続的におこなっています。

長期的に確実にSEOで成果を出していくためには、スパム行為には手を出さず、日頃から真っ当な方法で地道にSEOに取り組むことが重要です。

気づかぬうちにスパムに該当する行為をしてしまうことのないよう、Googleの資料にはしっかりと目を通しておくことをおすすめします。

Googleマップのコンテンツポリシーに禁止事項が追加

マップユーザーの投稿コンテンツに関するポリシーが、一部更新されました。

禁止事項(虚偽のエンゲージメント)に、以下の一行が追加されています。

  • 否定的なレビューを思いとどまらせたり、禁止したり、顧客から肯定的なレビューを選択的に求めたりすること。

現在は、英語版のみで確認可能ですが、今後日本語のポリシーにも反映されると見込まれます。

Googleマップのコンテンツポリシー英語版のポリシーをGoogle翻訳したページのキャプチャ

GoogleビジネスプロフィールのプロダクトエキスパートであるColan Nielsen 氏は、この変更について以下のように言及しています。

このページが更新されたという通知を受け取りました。特に新しい情報ではありませんが、Google はそれについてより明確にしているため、注目に値します。 

Googleマップのレビューを促す方法には注意しなければなりません。

ポリシーに違反していると判断されると、レビューが削除されたり、最悪の場合には、アカウントが停止されたりする恐れがあります。

コンテンツポリシーには必ず目を通しておきましょう。

最後に

2022年10月のSEOニュースまとめをお届けしました。

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