ページランクってSEOで重要なの?
ページランクってそもそも何?
この記事を読んでいるということは、あなたもこのような疑問をお持ちではないでしょうか?
ページランクは被リンクからWebサイトを0〜10の11段階で評価するアルゴリズムです。
被リンクはSEOで重要だと言われていますが、実際にページランクにどのような影響を与えているかをご存じの方は少ないのではないでしょうか?
そこでこの記事では、ページランクとSEOの関係性やページランクの仕組み・評価方法を中心に、ページランクの具体的な情報を解説します。
この記事を読むことで、あなたがページランクに対してどのようなアプローチをするべきかを明らかにできるでしょう。
企業のSEO担当者や、ご自身でWebも担当されている経営者の方は、ぜひ参考にしてください。
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目次
ページランクとは?
ページランクは、被リンクからWebサイトを0〜10の11段階で評価するGoogleの検索アルゴリズムです。
ページランクはWebサイトがどんなWebサイトからリンクされているか、発リンクしているサイトの品質などを判断しています。
Googleはリンクを「素晴らしい論文がたくさん引用されるように、素晴らしいWebサイト・Webページはたくさんリンクされる」といった論文の引用のように考えています。
ページランクの数値は2016年10月までは、Googleツールバーというツールで確認できましたが、現在では廃止され確認することができません。
ページランクが廃止されたのは、さまざまなアルゴリズムがあるなかでページランクのみが可視化されたため、ページランクのみが重要なランキング要素だとWebサイト運営者に勘違いされたからです。
その結果、被リンクを大量に獲得する本質的ではない対策を行うWebサイト運営者が増えたことで、GoogleはGoogleツールバーからページランクを廃止しました。
とはいえ、ページランクアルゴリズム自体は現在でも機能しています。
そのためページランクを上げるための外部リンク施策は、現在も重要な施策であることは変わりありません。
次の章では、ページランクが実際にSEOとどのように関係しているのかを解説します。
ページランクとSEOの関係性
ページランクはGoogleのアルゴリズムですが、SEOの順位にどれくらい影響しているかは明らかにされていません。
しかしアメリカのSEO会社Mozの調査によると、「外部リンクとSEOの順位には相関があり、より多くのリンクがより高いランキングと相関がある」と報告されています。
また、上位表示されているWebサイトのうち、99.2%は外部リンクがあったとも報告されています。
参照:Can You Rank in Google Without Links? New Data Says Slim Chance – Moz
つまり、Webサイトに被リンクを集めることは、Googleも重要視しているため、被リンクを集めるページランク対策(外部対策)は、SEOに効果的であると言えるでしょう。
次の章ではページランクの仕組みを解説します。
ページランクの仕組みを理解し、その効果を最大化したい方はぜひ参考にしてください。
ページランクの仕組み
ページランクは単純に被リンクをたくさん集めればよいという解釈では、効果を最大化することはできません。
ページランクは、被リンク元のページランクを読み取り、リンクの強さを決めています。
つまり、よりページランクの強いWebサイトから被リンクを受けることで、ページランクが高くなる仕組みになっているのです。
※画像内のページランク(PR)は、実際の数値ではありません。説明のために、イメージしやすい数値を用いています。
上記の画像のように、リンク元サイトのページランクによって、被リンクの質が変わり、被リンク元のページランクを合計したスコアがページランクに反映される仕組みになっています。
つまりページランクはリンク先のWebサイト・Webページにも影響するということです。
そのため、リンク先のWebサイトに影響を与えることはもちろん、自社サイト内のWebページにも影響します。
以下、ページランクがWebページに影響するイメージ画像です。
このようにページランクは、WebサイトはもちろんWebページにも影響を与えると覚えておきましょう。
次の章ではページランクの評価方法について解説します。
ページランクの評価方法
これまでの話をまとめると、ページランクの評価は、リンクの数と質で決まります。
そのため、ページランクを高めるためのミッションは「ページランクが高いWebサイトからのリンクをたくさん集める」ことです。
とはいえ、これはページランクだけに限った話です。
よりSEOに効果的な施策としては、ドメインパワーが強いWebサイトやEATがあるWebサイトにリンクをしてもらうことも重要でしょう。
そのため、ページランクの評価だけでなく、WebサイトのドメインパワーやEATといった、他指標も意識しながらページランクを高めていく必要があります。
被リンクの具体的な集め方は、下記の記事で確認できます。
被リンクとは?SEOとの関係性と被リンクの増やし方を解説
前述したように、ページランクの正しい数値はすでに確認できません。
しかしページランクを確認する方法として、Google以外のツールを使うことが一般的です。
次の章ではページランクを確認できる3つのツールを紹介します。
ページランクを調べられる3つのツール
次にページランクを調べられるツールを紹介します。
3つのツールはGoogleのツールではないため、正しい数値ではなく名称も異なりますが、目安としては十分に活用できるでしょう。
- Moz
- Ahrefs
- Majestic
それぞれ詳しく解説します。
ページランクを調べられるツール1.Moz
MozではDA(ドメインオーソリティ)やPA(ページオーソリティ)という指標が、ページランクの代わりとして確認できます。
名前の通り、DAはドメイン、PAはページに対する指標です。
DA・PAともに0〜100の数字で示され、数字が高ければ高いほど、良いとされています。
Mozは無料登録すれば、誰でもDAを確認できます。
制限はありますが、まずは自社サイトのDA・PAがどれくらいか確認したい方は、ぜひ利用してみてください。
Link Explorer – Backlink Checker with 40T Links! – Moz
ページランクを調べられるツール2.Ahrefs
AhrefsではDR(ドメインレーティング)・UR(URLレーティング)の2つが、ページランクに代わる指標です。
Mozと同じように、DRがドメインの強さ、URがページの強さを示しています。
Ahrefsの場合でも、DR・URともに0〜100の数字で示され、数字が高ければ高いほど良いです。
Ahrefsは無料版はありませんが、7日間7ドル(800円弱)で利用できるトライアルがあります。
Ahrefsは機能も豊富なので、トライアルだけでも十分に価値があります。
ページランク以外の指標や機能も含めて、気になる方はぜひ利用してみてください。
SEOの被リンク分析・競合調査ツール | Ahrefs(エイチレフス)
ページランクを調べられるツール3.Majestic
MajesticではTF(トラストフロー)・CF(サイテーションフロー)という2つがページランクに変わる指標です。
TFはWebサイトとURLの品質の高さを示す指標、CFはWebサイトへのリンクの量を示す指標です。
ここまで紹介したMozやAhrefsとは、指標の意味が異なっていますが、いずれもあくまでも目安程度にすることをおすすめします。
Majestic.com: SEO 被リンクチェッカーとリンク構築ツール
ここまででページランクがSEOにおいて重要なアルゴリズムだということはご理解いただけたでしょう。
しかしページランク対策をする前に、その注意点も理解しておきましょう。
最後の章ではページランク対策の注意点を解説します。
ページランク対策の注意点
ページランク対策の注意点は、ページランクが上がったとしても必ずしもSEOで上位表示されるわけではないということです。
たしかにページランク対策はSEOの対策でも重要な対策の1つですが、SEOはページランク以外にもさまざまなアルゴリズムを総合的に判断して、ランキングが決まります。
そのため、ページランクを上げることで上位表示を実現できるとは限らないのです。
Googleはあくまでもユーザーファーストを考えろと言及しているため、ページランクを上げつつ、ユーザーの悩みや欲求を解決できるコンテンツや、それを素早く正しく届けるサイト設計なども重要です。
ページランク対策を意識しすぎるがあまり、ユーザーのことを忘れてしまわないように、SEOに取り組む必要があります。
【まとめ】ページランクはSEOで重要なアルゴリズム
ページランクはSEOでも重要なアルゴリズムです。
外部対策の基本ともなるアルゴリズムなので、対策の優先度も高いことが多いです。
とはいえ、ページランクを上げるだけではSEOで上位表示することはできません。
検索エンジンではページランクの他にも、さまざまなアルゴリズムがあり、それらを総合的に判断してランキングを決めているからです。
ページランクだけにとらわれず、ユーザーファーストを念頭に置いてSEOを行いましょう。
SEOの外部対策として取り組むべき施策については、下記の記事で解説しています。
ぜひ参考にしてください。
【2023年版】SEO外部対策とは?15のノウハウと重要性を解説 -webma-
2020年エクスコアに中途入社し、SEOコンサルタントとして従事。
保有資格:全日本SEO協会認定SEOコンサルタント、SEO検定1級〜4級
クライアントサイトのSEO対策がメイン、Webmaの運用にも関わっています。