MEOが向いている業種8選｜判断基準についても解説

「どのような業種にMEOは向いているのか」

「最近MEOをやっている人が増えてきたけど、MEOはやったほうがいいのか？」

「MEOをやるべきかどう判断したらいいかわからない」

このような悩みや疑問を持たれている方は少なくないでしょう。

MEOに向いている業種もあれば、そうでない業種もあります。

判断基準を把握して、ご自身のビジネスにおいてMEOを始めるべきか判断しましょう。

この記事では、MEOが自社に向いているか判断する基準、MEOが向いている業種と向いていない業種をご紹介しております。

また、効果的な施策や弊社エクスコアでの成功事例もご紹介しておりますので、MEOを始めるべきかお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。

MEOが自社に向いているか判断するには？

MEOが自社に向いているか判断するには、以下の5つの項目を確認してみてください。

ひとつでも当てはまればMEOに向いている可能性があり、複数当てはまるようなら、MEOによる集客効果が高い業種と言えます。

実店舗があるかどうか

まずは、実店舗があるかどうかです。

MEOは、主に実店舗を持っているビジネス向けの集客施策です。

店舗を訪れたお客さんにサービスや商品を提供するビジネスの場合、まずは店舗に来てもらう必要があります。

マップを使っている人は、近くでお店や施設を探しているような来店する可能性の高い人が多いです。

MEOをおこない、Googleマップで自身のビジネスプロフィールを上位表示させることができれば、ユーザーから認知してもらいやすくなります。

これによって、ユーザーがお店に辿り着きやすくなり、集客アップも期待できるでしょう。

見込み顧客のスマホ利用率が高いかどうか

見込み顧客のスマホ利用率が高い場合、その業種はMEOに向いているといえます。

見込み顧客がスマホを頻繁に使っているなら、GoogleやYahoo!などを使い「地域名＋業種」といったキーワードで検索をして、お店の情報を確認している可能性は高いです。

たとえば、突然歯が痛みだした人は「地域名＋歯医者」「地域名＋歯科医院」などのキーワードで検索して、治療を受けられる近くの歯医者を探すでしょう。

このように、見込み顧客のスマホ利用率が高い業種は、MEOをおこなうことで集客効果が見込めるため、MEOに向いているといえます。

「地域名＋業種」で検索されるかどうか

「渋谷　歯医者」「横浜　弁護士」のように、「地域名＋業種」で検索されることが多い業種もMEOに向いています。

MEOは上記のようなローカル検索（地域名を含む検索）をされた際に、自身のビジネスプロフィールを上位に表示させるためにおこなう施策です。

そのため、地域名と一緒によく検索されるような業種はMEOに向いているのです。

MEOは、SEOほど高い専門性やリソースを求められないため、SEOで「地域名＋業種」のキーワードが上位表示できていなくとも、MEOでなら競合に勝てるかもしれません。

口コミを集めやすいかどうか

ビジネスプロフィールには、住所や営業時間などのほかに、口コミも掲載されます。

これから行く医院や事務所、お店などを探しているユーザーは、アクセスの良さだけでなく利用したユーザーからの評判も少なからず参考にしています。

そのため、整骨院や買取店といった口コミを集めやすい業種では、MEOが有効です。

また、口コミが集めやすいだけでなく、顧客がGoogleの口コミを重視するサービスかどうかも重要な点です。

地域密着型のサービスかどうか

MEOの特徴は、近くにいるユーザーへ効率良く情報を届けられる点です。

そのため、特定の地域にいるユーザーをターゲットにしている地域密着型のビジネスと相性が良い傾向にあります。

遠方からのお客さんはそこまで視野に入れておらず、地域ユーザーの獲得をメインとする業種はMEOに向いているといえるでしょう。

MEOが向いている業種8選

ここまで、MEOが向いている業種か判断するための基準をご紹介してきました。

では、具体的にどのような業種がMEOに向いているのでしょうか？

以下、MEOが向いている8つの業種です。

それぞれ解説します。

1．病院・歯科医院

病院や歯科医院を探す場合は「突然歯が痛みだした」「熱が出て今日診てもらいたい」といった緊急性が高く突発的な理由で探すケースが多いです。

急いでいるという状況から、上位表示されている医院が選ばれやすい傾向にあります。

また、口コミの評価やコメントによる影響も大きいです。

株式会社エフェクチュアルがおこなった調査によれば、病院や歯科医院などを選ぶ際に、47.9%の人がGoogleマップの口コミを参考にしていると回答しています。

これらの理由から、MEOは病院や歯科医院に向いており、おこなうべき効果的な施策といえるでしょう。

実際に弊社がMEOを支援させていただいている歯科医院様も、その多くが新規集患数を増やしています。

MEOに成功した歯科医院様へのインタビュー記事はこちらです。
【支援事例】「MEOで上がれば問い合わせは増える」4ヶ月で効果を実感。口コミが来院の決め手に -webma-

2．整骨院・鍼灸院

整骨院や鍼灸院を探すユーザーは、身体のどこかに不調を感じている方が多く、継続して通院できる近場で整骨院や鍼灸院を探す傾向にあります。

整骨院や鍼灸院が位置する地域で上位表示できていれば、集客につながりやすくなるでしょう。

また、病院や歯科医院と同様に、口コミを参考にして施術を受ける整骨院や鍼灸院を選ぶ方は多いです。

整骨院や鍼灸院では会話をしながら施術をすることも多いため、その流れで施術後に口コミを依頼しやすいのも特徴です。

こういった点から、整骨院や鍼灸院はMEOに向いている業種といえます。

整骨院や鍼灸院はMEOをおこなっている医院がまだ少ないため、対策することで効果を実感しやすいかもしれません。

3．不動産

不動産関連の業種は地域性の高いビジネスであることからMEOと相性が良いです。

広範囲な地域を対象にしている会社もありますが、地域密着型の会社も多く、ユーザーは「駅名＋不動産」「駅名＋不動産会社」などのキーワードで検索する方がほとんどです。

MEOをおこない、これらのキーワードで上位表示できれば、ユーザーの目にとまる回数が増えて、集客アップにつながるでしょう。

また、賃貸契約をするにしても不動産購入をするにしても金額が高いことから、ユーザーが参考とする口コミや写真などの情報を増やすことで信頼を得やすくなり、競合と差をつけられます。

4．士業

士業とMEOの相性が良いと聞いて驚く方もいらっしゃるでしょう。

弁護士や司法書士、税理士などに相談する際、相談者は何度も事務所に足を運ぶことから、近くの事務所に依頼するケースは少なくありません。

また、信頼性が求められる業種でもあり、口コミで専門性や対応の丁寧さなどを参考にする相談者は多いです。

MEOをおこなっている事務所も少ないため、早めに始めることで効果を実感しやすいでしょう。

5．飲食店

スマホが普及した現代では、飲食店を探す際にスマホで「〇〇駅＋食べ物」「〇〇駅＋お店」のようなキーワードで調べる方が多いと思います。

実際に、株式会社TableCheckがおこなった調査でも、飲食店を検索する際の手段として「Google」が86.1%と「グルメサイト」の61.3%を大きく上回っています。

MEOをおこない上位表示できれば、集客率を大きく上げられるでしょう。

ホットペッパーや食べログ、ぐるなびなどのポータルサイトでお店を調べる方も多いため、これらのサイトに登録して対策することもひとつの対策です。

ただ、これらのポータルサイトで上位表示することは難しく、情報を充実させたい場合、費用もそれなりにかかります。

また、ポータルサイトによっては、そもそも登録するのに費用がかかることもあります。

Googleビジネスプロフィールであれば、自分でおこなう場合、登録も情報の追加も無料で対応可能です。

6．買取店

買取店を探したいユーザーは「恵比寿　買取店」「恵比寿　ブランド買取」など、「エリア名＋サービス名」で検索をする場合が多いでしょう。

宅配買取といったサービスを利用する方もいますが「対面で納得のいく説明を直接受けたうえで買取を依頼したい」という思いから、店舗買取を選ぶ方は多いです。

飲食店と同様に競合が多い反面、上位表示できたときの集客効果は高いでしょう。

「高額買取してもらった」「丁寧に説明してもらえた」などの口コミも集めやすく、良い口コミを獲得できれば、より多くの方の来店が期待できます。

これらの点から、買取店はMEOが向いている業種といえます。

7．宿泊施設

宿泊施設を探す人は、先に行き先の地域が決まっていることも多く、立地や場所を基準に宿泊施設を探すパターンがほとんどです。

そのため「地域名＋ホテル（旅館）」といったキーワードで上位表示できれば、他の宿泊施設よりも施設情報を見てもらえる回数が増え、集客率も上がるでしょう。

また、口コミ獲得につながる点もMEOが向いている理由のひとつです。

2019年にトリップアドバイザー株式会社がおこなった調査によれば、トリップアドバイザーを利用する主な理由のひとつとして「具体的で有用な口コミ」が挙げられました。

この調査によって、回答者のうち約70％の人が「具体的で有用な口コミ」を確認するためにトリップアドバイザーを利用していることが判明したのです。

この結果からわかるように、宿泊施設を探すユーザーは口コミ情報を重要視しています。

そのため、口コミの獲得や管理がおこなえるMEOは宿泊施設に向いているといえます。

8．塾

塾もMEOが向いている業種のひとつです。

生徒は頻繁に塾へ行くため、親御さんはアクセスの良い場所を選ぼうと「地域名＋塾」といったキーワードで検索する傾向にあります。

また、塾はサービスが形として見えにくいことから、評判が集客に大きく影響します。

良い口コミを多く獲得できれば、高い集客効果が期待できるでしょう。

このように、検索ワードや口コミによる影響から、塾はMEOに向いているといえます。

MEOをおこなっている塾は少ないため、先行利益も得やすいです。

MEOが向いていない業種｜代表的な3つの特徴

MEOに向いている業種もあれば、向いていない業種もあります。

以下のような特徴がある業種は、MEOによる集客にはあまり向いていません。

それぞれ解説します。

実店舗がない

実店舗がなくともビジネスプロフィールに登録することは可能です。

ただ、地図上に店舗の場所を表示させられず、店舗への経路も示せないため、MEOによる大きな集客効果は期待できないでしょう。

また、実店舗を持っていたとしても、その場所で商品やサービスを提供していない場合、MEOに向いているとはいえません。

ユーザーはGoogleマップを活用して店舗へアクセスするため、商品やサービスを提供する店舗の存在が重要なのです。

業種やサービス名で調べてもマップが表示されない

Googleで検索した際に、すべてのキーワードでマップが表示されるわけではありません。

Googleがキーワードごとにユーザーの意図を読み取り、地図情報を表示すべきと判断した場合にマップが検索結果に表示されます。

検索結果にマップが表示されないキーワードの多い業種だと、MEOをおこなってもあまり集客効果は見込めないでしょう。

メイン事業がBtoB

メイン事業がBtoBの業種もMEOは向いていないといえます。

企業が商品を購入したりサービスの契約をしたりする際、エリアはそこまで関係なく、料金・内容・実績などを基準に判断するケースが多いです。

そのため、MEOをおこなっても得られる効果は低いでしょう。

MEOをおこなう意味がないわけではありませんが、注力しても集客への大きなインパクトは期待できません。

集客するには他の施策により力を入れるべきでしょう。

MEOで効果を出すためにやるべきこと

MEOで効果を出すためには、以下のようなことをやるべきです。

それぞれ解説します。

ビジネスプロフィールの内部情報を充実させる

ビジネスプロフィールに追加できる情報は、営業時間や住所、電話番号といった一般的な情報だけではありません。

提供している商品やサービス、店舗の外観や内観写真などさまざまな情報を追加できます。

追加できるビジネス情報を追加して、ビジネスプロフィールの情報を充実させましょう。

ユーザーは、これから訪れようとしている店舗が「どのような商品やサービスを提供しているのか」「どのような外観や内観をしているのか」などの情報を欲しています。

ビジネス情報がまったく埋まっていないと、そもそも比較対象にすらならないこともあるでしょう。

ビジネス情報が充実していることで、比較対象に入りやすく、ユーザーがビジネスについて正確に把握できるようになります。

また、ビジネス情報を充実させることはGoogleマップでの順位にも影響があるのです。

ビジネスプロフィールの管理画面には、下記画像のような内部情報の充実度を示す指標があります。

ビジネス情報を追加して「良好」の状態を目指しましょう。

口コミ投稿しやすい環境を整える

ここまでで何度も述べてきたように、口コミを参考にこれから訪れる場所を決める方は多いです。

そのため、口コミを獲得することは非常に重要です。

ただ、自主的に口コミを書いてくれる人はそれほど多くありません。

直接お願いすることで書いてくれる人もいますが、そうでない人のほうが多いでしょう。

お客さんや患者さんからの口コミを獲得するのが難しい理由のひとつに、口コミ投稿する一連の流れを手間と感じていることが挙げられます。

口コミを投稿するには、Googleでビジネス名を調べて、該当のビジネスプロフィールを見つけ出し、星の評価を追加したり文章を考えたりする必要があります。

この一連の流れを手間と感じている方が多いのです。

口コミを獲得するには、口コミ投稿しやすい環境を整えることが重要です。

例えば、口コミ投稿用のQRコードを活用してみると良いでしょう。

QRコードを読み取ることで、該当ビジネスへ口コミ投稿する画面に直接移動できます。

QRコードの作成方法は以下の記事にて確認可能です。

口コミを増やしたい！GoogleビジネスプロフィールのQRコードを作る方法 | TOKON NEWS

QRコードから簡単に投稿画面に遷移できれば、ユーザーは星の評価やコメントを記入して、投稿ボタンを押すだけで投稿が完了します。

このように口コミ投稿しやすい環境を整えることで、効率的に口コミを獲得できるでしょう。

投稿機能を使って定期的に情報を更新する

ビジネスプロフィールには、店舗の情報をユーザーに発信できる「投稿機能」があります。

新しい商品やサービスについて投稿したり、キャンペーンについて投稿したりできます。

ユーザーに常に新しい情報を求めているため、投稿機能を使って定期的に情報を更新すると良いでしょう。

また、定期的に情報更新することで、Googleからの評価が高まる可能性もあります。

Googleはユーザーが知りたい有益な情報を届けたい意図があり、古い情報よりも新しい情報を掲載しているアカウントを好む傾向にあります。

これらの点から、投稿機能も積極的に活用していきましょう。

MEO代行業者に依頼する

MEOで効果を出すためには、MEOに関する情報を収集したり、考えた施策を反映させたりと、運用する時間もしっかりと確保する必要があります。

ただ、本業で忙しく、MEOのために使う時間を確保するのが難しい方も多いでしょう。

また、対策方法が間違っていれば、MEOによる集客効果を得るのは難しいです。

本業に集中できる時間を確保しながら、効果的な対策をおこなうためにも、MEO代行業者に依頼することがおすすめです。

エクスコアでMEO支援の実績がある業種【成功事例】

ここでは、これまでエクスコアが対策をして実績が出た業種とその事例について、一部ピックアップしてご紹介します。

歯科医院

長野県の歯科医院様を対策した事例です。

対策を始めてから12ヵ月後、以下のように「ビジネスプロフィールを閲覧したユーザー数」や「通話数」が大きく上昇しました。

士業

東京都内のとある税理士事務所様の事例です。

弊社で対策をおこなった結果、半年以内に狙っていたキーワードで上位表示（1位）させることができました。

また、ウェブサイトへのアクセス数や通数、ルートの検索数といったユーザーの反応も2.5倍以上に増えました。

不動産

東京都内にある不動産会社の事例です。

ビジネスプロフィールの情報修正や定期的な投稿、外部対策などをおこなった結果、以下のような成果を出すことができました。

Web集客で迷ったらプロに相談してみるのがおすすめ

「自分でMEOを始めるべきか判断するのが難しい」

「MEOが向いている業種だけど本当にMEOを始めるべきかわからず不安」

このような悩みをお持ちの方は少なくないでしょう。

web集客をおこなううえでは、自社の課題や目的に応じて、適切な集客施策の選択をすることが重要です。

そのため、今MEOに投資するべきか迷っているなら、プロに相談して自社に適した提案をしてもらうのがおすすめです。

エクスコアでもweb集客に関するご相談をお受けしておりますので、お気軽にご相談ください。

エクスコアへのお問い合わせ

【まとめ】MEOで競合との差をつけよう

以下のような特徴に当てはまる業種はMEOに向いているといえます。

ご自身のビジネスがMEOに向いているか、ぜひ確認してみてください。

MEOが適しており、いざ対策を始めるとなった際は、効果を出すためのポイントを押さえることが重要です。

具体的には「ビジネスプロフィールの内部情報を充実させる」「口コミ投稿しやすい環境を整える」などが挙げられます。

MEO代行業者に依頼するのも良いでしょう。

エクスコアでは、MEO対策の支援をおこなっています。

これまでに2,000社以上のお客様のWebマーケティング支援をしてきた経験とノウハウをもとに、お客様の売上を最大化するためのMEO対策をご支援いたします。

MEOに関してお困りの場合には、ぜひお気軽にご相談ください。

エクスコアに無料で相談する

上野 祐輔

2020年に新卒としてエクスコアに入社。入社後の1年目と2年目は新規開拓営業に従事。3年目以降は、MEOの運用とオウンドメディア「webma」や「medee」のコンテンツ制作に携わる。