「歯科医院へ患者さんを増やすために何をしたらいいの?」
「どのような集患方法が効果的?」
歯科医院を経営されるうえで、このようなお悩みをお抱えではありませんか?
集患対策はオフラインだけでなく、オンラインでもさまざまな手法があり、どの集患方法を選択すべきか迷ってしまいますよね。
この記事では、オフライン・オンラインそれぞれの集患対策について解説し、おすすめの集患方法についてもご紹介しています。
適切な集患対策を選ぶために、前もってやるべきことについてもご紹介しておりますので、集患対策を選ぶ際の参考にもなるでしょう。
歯科医院への集患対策でお悩みの方は、ぜひご確認ください。
目次
歯科医院が集患対策の前にやるべき3つのこと
歯科医院が適切な集患対策をするためには、事前にやるべきことが3つあります。
- ターゲット(見込み顧客)の調査
- ライバル医院の調査
- どのようなコンセプトで集患するかを考案
それぞれご紹介いたします。
ターゲット(見込み顧客)の調査
どのような方々が患者さんとなりそうか、ターゲットとなる見込み顧客の情報を詳しく調査しましょう。
歯科医院は患者さんが来院するビジネス形態であるため、歯科医院のある地域にお住まいの方々・周辺地域の利用機会が多い方々が見込み顧客となる可能性が高いです。
具体例としては、下記のような情報をWeb上で地域情報を検索したり、実際に地域を歩いてみたりすることで集めると良いでしょう。
- どのような年代の方々が多いか
- ファミリー層が多いか・独身世帯が多いか
- 高所得層の方が多いか
- 近くに商業施設や駅があった場合の利用者層はどうか
どのような見込み顧客が多いかを調べることによって、効果的な集患対策のヒントが見えてくるケースもあります。
たとえば、ターゲットとして高齢の方が多い場合には、オフライン施策のほうが効果的かもしれませんし、若年層が多い場合はオンライン施策を強化すべきかもしれません。
ターゲットとなる見込み顧客がどのような流れで歯科医院への来院につながるのか、想像して対策を考えられると良いでしょう。
ライバル医院の調査
集患対策を考えるうえで、ライバル医院の調査も重要です。
理由は、ライバル医院と自院の差別化方法を調査できたり、ライバル医院の集患方法を参考に自院の対策についても考えやすくなったりするからです。
具体例としては、下記のような情報をライバル医院の名前をWeb上で検索したり、実際に外観や看板を見たりして集めると良いでしょう。
- どのような集患対策をしているか
- 患者さんはどのような方が多いか
- どのような情報を強みとしてアピールしているか
- 弱みと考えられるようなポイントは何か
これらを調査し、どのような対策が効果的か考えてみるのをおすすめします。
どのようなコンセプトで集患するかを考案
ターゲットとライバル医院の調査が完了したら、その情報をもとにどのようなコンセプトで集患したら良さそうか考えてみましょう。
下記のような項目を参考に集患について考えてみても良いかもしれません。
- ライバル医院と差別化できる自院の強みは何か
- どのような患者さんに来院して欲しいか
- どのような診療で患者さんを来院に促していくか
- ライバル医院と比較して負けていると感じる点をどのように補うか
これらのコンセプトは、いくつか考えられたら優先順位を決めて対策すると良いでしょう。
一度に何個も意識して対策すると、上手にアピールができないリスクもあります。
優先順位を決めて対策するのがおすすめです。
オンラインの集患で効果的な対策
歯科医院のオンライン集患で効果的な対策について5つご紹介します。
- ホームページ制作
- MEO
- SEO
- Web広告
- 歯科系のポータルサイトへ登録
1.ホームページ制作
歯科医院の概要や特徴について紹介するホームページを制作しましょう。
ホームページは、Web上で看板のような役割を担ってくれます。
また、オフラインの看板よりも多くの情報を掲載可能です。
ホームページを見た患者さんに来院したいと思ってもらえるように、自院の情報を充実させましょう。
ここで他院と比較した強みのアピールや医院までのアクセス方法などを紹介できると、来院につながる可能性を高められます。
加えてホームページからのオンライン予約を承れるよう、ホームページ上にフォーム入力式の予約機能を設置しておくと集患でより良い効果が得られるでしょう。
ホームページを制作後の集患効果をしっかり確認したい方は、GoogleアナリティクスやGoogleサーチコンソールといった、サイト分析ができる無料ツールを活用するのがおすすめです。
これらのツールをホームページに適切に設定することで、具体的には下記のような情報を把握でき、適切な対策を考えられるようになります。※あくまでも一例です。
- どういった検索キーワードでホームページにユーザーが入ってきているのか
- ホームページを見ているユーザーはどれくらいいるのか
- どのような経路で予約にいたっているか
- ホームページの改善すべきポイントはどこか
「歯科医院に強いホームページ制作会社」を知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。
歯科医院に強いホームページ制作会社21選|価格や選び方まで解説 -webma-
「歯科医院のホームページ制作における費用」について詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。
歯科医院のホームページ制作にかかる費用は?【相場を調査!注意点も解説】 -webma-
2.MEO
MEOとは、Googleの地図検索やGoogleマップの検索結果上で、自院のビジネス情報を上位表示させるためにおこなう施策を指します。
このMEOは歯科医院の集患に非常に効果的な対策です。
理由は、歯科医院をはじめとした医療機関を探す際にGoogleマップを利用するユーザーが多いからです。
実際に、ある調査結果ではGoogleマップの口コミを参考に歯科医院を探すユーザーが約5割存在するというデータがあります。
この他MEOの対策枠では、口コミだけでなく経路検索やチャット機能も付いているため、対策をしっかりしておくことで、集患に関する窓口を広げることにつながります。
MEOは、SEOやWeb広告と比較して費用が安価な傾向にあり、SEOほど難しい対策ではないため上位表示もしやすい傾向にあります。
歯科医院におけるMEO対策の詳細については、当サイトの別記事で詳しく解説しています。 歯科医院のMEO対策についてより詳しく知りたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。
歯科医院がMEOで集患するには?マップで勝ち抜く戦略を紹介【成功事例も】 -webma-
3.SEO
SEOとは、GoogleやYahoo!といった検索エンジンの検索結果において、あるキーワードが検索されたときに、ホームページといった自社サイトを検索結果で上位表示させるための対策です。
このSEOも歯科医院の集患で非常に効果があります。
なぜなら、歯科医院を探す際に検索エンジンを活用するユーザーが約9割もいると言われており、ホームページの情報を参考に医院選びをする人も多いためです。
SEOでホームページを検索結果で上位表示できれば、安定してホームページから集患・増患が見込めるでしょう。
このSEOの一つにMEO対策も含まれるため、どちらも対策することでどちらの集患対策にも良い影響が出ます。
SEOは、上位表示するまでに時間がかかるものの、上位表示できたあとは安定的に集患を見込める可能性が高い対策です。
歯科医院におけるSEOの詳細については、当サイトの別記事で詳しく解説しています。 歯科医院のSEOについて詳しく知りたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。
歯科医院はSEOに取り組むべき?SEOで集患を成功させる6つのヒント -webma-
4.Web広告
Web広告とは、GoogleやYahoo!・SNSといったWeb上に掲載される広告を指します。
数多くあるWeb広告のなかでも、今回は歯科医院の集患に有効と考えられる「リスティング広告」と「ディスプレイ広告」について解説します。
リスティング広告
リスティング広告とは、GoogleやYahoo!といった検索結果の上部や下部にテキスト形式で掲載される広告です。
リスティング広告は、ニーズが顕在的な層に対してアピールできるとされています。
たとえば、来院目的で歯科医院を探す際に多く検索されているキーワードで、「地域名+歯医者(or歯科)」があります。
こうした特定のキーワードで歯科医院を探しているユーザーに対して、テキスト形式で自院の情報を表示しアピールが可能です。
リスティング広告はMEOやSEOと違い、対策を始めることですぐにアクセスを増やすことができる即効性があります。
ただその一方で、知識や経験がないと効率よく効果を出すことが難しく、余分に費用がかかってしまう場合もあるので注意が必要です。
歯科医院におけるリスティング広告の詳細については、当サイトの別記事で詳しく解説しています。歯科医院のリスティング広告運営について詳しく知りたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。
歯医者がリスティング広告で集患を成功させる6つのポイント -webma-
ディスプレイ広告
ディスプレイ広告とは、Webサイトやアプリ上の広告枠に、テキスト・画像・動画といったさまざまな形式で掲載できる広告です。
ディスプレイ広告は、ニーズが潜在的な層に対してのアピールで効果的とされており、認知度を向上させることに貢献する対策です。
どのような広告枠に掲載するかをある程度選定できるため、自院のターゲットとなるユーザーがどのような情報に興味がありそうか、どのような場所に掲載したら良さそうか調査し掲載できると効果的でしょう。
ディスプレイ広告の詳細については、当サイトの別記事で詳しく解説しています。 リスティング広告との違いやメリット・デメリットについて詳しく知りたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。
【初心者向け】ディスプレイ広告とは?リスティング広告との違いも解説 -webma-
5.歯科系のポータルサイトへ登録
歯科系のポータルサイトとは、歯科系の情報に特化したコンテンツが充実しているサイトを指します。
こうしたポータルサイトでは、さまざまな地域や診療内容で歯科医院を検索できる仕組みが備わっているサイトも多いです。
歯科系のポータルサイトに登録しておくと、そのサイトを経由して自院を見つけたユーザーが、来院予約をしてくれる可能性があります。
無料で登録できるポータルサイトも多いです。
ただ、有料で登録したほうが写真を複数使用できたり、掲載する情報を充実化できたりと集患につなげやすいかもしれません。
エクスコアでは、東京都内の歯科医院を紹介するポータルサイトとしてMedeeを運用しています。
2023年6月現在は他サイトでは有料となりがちな、写真の追加や掲載情報の充実化も無料の範囲内で対応可能です。
さらに集患しやすくするための有料プランもご用意しておりますので、気になる方はお気軽にご相談ください。
オフラインの集患で効果的な対策
オフラインの集患で効果的な対策について3つご紹介します。
- 看板
- チラシ
- 内覧会
1.看板
駅や電柱などに看板を設置する対策は、オフライン集患でメジャーな対策の一つです。
看板を設置する際は、歯科医院への来院につながりやすそうな場所を意識すると良いでしょう。
たとえば、歯科医院から近い駅の中やアクセスの良い大通りがある街中などが挙げられます。
大勢の方に見てもらえるチャンスがあり、認知度拡大の効果があるでしょう。
2.チラシ
歯科医院の情報をA4サイズほどのチラシにまとめ、ポスティングする対策も効果的な対策の一つです。
見込み顧客の情報に合わせて、どのようなデザイン・情報があると良さそうか考え作成すると良いでしょう。
業者に依頼する際は、似たような地域での成功事例をヒアリングすると参考になる情報を得られるかもしれません。
チラシは配布時期が明確となるため、配布してその後集患に影響があったか・なかったか、どのような顧客がチラシから来院につながったか計測できると、費用対効果を判断するうえで良いです。
3.内覧会
歯科医院の内覧会とは、開院前や開院してすぐあとに周辺地域にお住まいの方々に対して、歯科医院の存在を周知する機会を作るイベントです。
具体的に何をするかというと、医院前での声かけや呼び込みで歯科医院の存在を知っていただき、医院内を見学していただいたり、地域の方々とコミュニケーションをとったりします。
コミュニケーションをとるなかで、歯科医院への来院予約を獲得することにつなげる場合も多いです。
実際に予約獲得できることで、開院前の集患に対する不安を払拭できます。
歯科の集患でオンライン対策がおすすめである理由
歯科の集患では、オフライン対策よりオンライン対策がおすすめです。
理由は主に下記が挙げられます。
- オフラインは効果測定が難しい
- 対策内容によっては費用が高くなる傾向も
それぞれ解説します。
※オンライン対策がおすすめであるとはいえ、オフラインによる対策も重要です。あくまでも集患対策で力を入れるバランスの話として、参考にしてみてください。
オフラインは効果測定が難しい
オフラインによる集患は、実際に対策をして効果があったのか測定するのが難しいというデメリットがあります。
たとえば最寄り駅に看板を設置した場合、最寄り駅の利用者人数を参考にすれば、看板を見てもらえる可能性のある見込人数を割り出すことはできるかもしれません。
しかし、実際にどれだけの人が看板を見て、さらに来院につながったのか否かまでは計測が難しいでしょう。
最近では、看板にQRコードを設置したり、看板からの問い合わせかわかるように電話番号を看板に記載するものだけ変えたりして、効果を計測できるようにする試みもあります。
これらを実践することで効果が少し視覚化できるかもしれません。
ただ、それでもオンラインのほうがリアルタイムでさまざまな数値を計測できるのです。
実践した対策が十分に効果が出ているのか確認するうえでも、力を入れるとしたらオンライン対策のほうがおすすめです。
対策内容によっては費用が高くなる傾向も
オフラインによる集患は、対策内容によってはオンライン対策より、効果に反して費用がかかりすぎてしまう場合もあります。
たとえば、歯科医院開業前や開業後すぐにおこなう内覧会は、どれくらい費用がかかるかご存知でしょうか。
2日間開催したとして、平均で約120万円〜150万円かかるといわれているのです(地域や業者によって差があります)。
内覧会を実施することで直接予約獲得につなげるアプローチができるものの、これだけ高額な予算を一度にかけてそれに見合う効果が得られるのかはよく検討すべきです。
一方、オンラインによる対策は、月々数万円〜数十万円ほどで始められる対策がほとんどです(MEO・SEO・Web広告・ポータルサイトの対策)。
さらにどれが効果があってどれが効果がないのか数値で計測できるため、費用対効果もわかりやすいメリットがあります。
ホームページの制作に関しては、クオリティや内容によってピンキリであるため、内覧会と同程度費用がかかる場合もあります。
しかし、ホームページは内覧会と違って期間限定の一時的な対策ではなく、一度制作すれば長期で集患につなげる対策となるので、オンライン対策のほうがおすすめです。
オンライン集患をする際の注意点
メリットの多いオンライン集患を実施する際、注意すべき点がいくつかあります。
ここでは、下記の二つについて解説します。
- 医療広告ガイドラインに注意
- 効果計測を忘れない
医療広告ガイドラインに注意
医療広告ガイドラインとは、厚生労働省により公表されている医療機関の広告に対する指導方針を指します。
医療広告ガイドラインが存在する意図としては、広告を見た人に客観的に正しい情報を伝達できるようにし、適切な治療を選んでもらえるようにといった目的があります。
近年、美容医療に関するサービスで消費者トラブルが多く発生しているといった背景もあり、2018年からホームページなどウェブサイトも規制対象となりました。
こうした医療広告ガイドラインに沿って対策をしないと、広告を出したくても不承認となってしまったり、最悪のケースでは罰則を取られてしまったりするリスクがあります。
歯科医院が広告やホームページで使用できない表現や、医療広告ガイドラインのより詳しい内容は下記の記事にまとめています。
歯科広告を出す前に把握したい医療広告ガイドラインの内容や規制を解説 -webma-
効果計測を忘れない
効果計測を忘れてしまうと、オンラインで集患対策をするメリットが活かせない状況になってしまいます。
オンラインで集患対策をする際は、定期的に数値を確認し費用対効果が合っているのか、確認をするようにしましょう。
そうすることで無駄に費用をかけて集患する事態を避けられ、経営の安定化にもつながります。
数値でデータが見られるため、数値目標を設定して毎月達成できているかどうか、チェックしてみるとさらにわかりやすいかもしれません。
歯科医院のオンライン集患でお困りの際はエクスコアに相談を
オンラインで集患対策をしたいと考えても、具体的に何をしたらいいかわからないことが多かったり、本業が忙しいためになかなか自分では対策ができなかったりする方も多いでしょう。
このような方は、歯科医院のオンライン集患対策に強みのあるエクスコアへお任せください。
弊社では、ご契約いただいているお客様の3割が医療系のお客様で、そのなかでも歯科系のお客様が最も多くご契約をいただいています。
オンラインによる集患対策は、効果的に対策するうえで知識と経験は特に重要です。
エクスコアでは、2013年の創業当初から歯科業界の方々とご契約をいただいており、歯科業界の集患に特化した豊富な知識と経験がございます。
特に、MEO・SEO・Web広告には力を入れて対応しておりますので、これらの集患対策でお困りの際はまずはお気軽にご相談ください。
【まとめ】ターゲットや強みを意識して適切な集患をおこなおう
歯科医院の集患対策は、ターゲットを意識しオフライン・オンラインで組み合わせて対策するのがおすすめです。
そのうえで効果のある対策に適切な予算を割けるよう、効果測定が重要なポイントとなります。
効果測定を正確におこない集患対策をするのであれば、オンライン対策に力を入れるのが良いでしょう。
特に下記の対策は積極的に検討しましょう。
- MEO
- SEO
- Web広告(リスティング広告・ディスプレイ広告)
とはいえ、オンライン対策に関する知識がないと、何をどのようにすれば良いかわからず、無駄に費用を使ってしまうことになりかねません。
不安がある方は、その道の専門家に相談してみることをおすすめします。
エクスコアでは、歯科業界の多くのお客様と長年ご契約をいただいており、特にMEO・SEO・Web広告の分野においてはさまざまなお客様にお喜びの声をいただいております。
「オンラインの集患対策に興味がある」
「何から始めたらいいかわからず、相談にのって欲しい」
このようにお悩みの方々は、お気軽にエクスコアまでお問い合わせください。
以下のリンク先フォームから1分でお問い合わせが可能です。
2015年に新卒一期生として入社。Web広告を中心としたWeb商材の営業担当として約5年間経験を積み、社内MVPを受賞。その後、300社を超えるMEOサービスの運用に携わり、SEOライティングも担当。歯科業界・士業系業界の記事作成経験が多いです。