こんにちは!Webma 編集部の鈴木です。
当サイトでは毎月1回、SEO担当者向けのニュースをピックアップしてご紹介しています。
今回は、2022年9月の重要なSEOニュースをお届けします。
- Google、今年2回目のコアアップデートの展開を完了
- Google Search Console のインデックス登録レポートに2つの改良
- Google Search Console にHTTPSレポートが追加
さっそく見ていきましょう。
目次
Google、今年2回目のコアアップデートの展開を完了
Googleは9月13日(日本時間)に、2022年2回目となるコアアルゴリズムアップデートの実施を発表しました。
Google Search Central のTwitterアカウントで以下のようにアナウンスしています。
本日、2022 年 9 月のコア アップデートをリリースしました。ロールアウトが完了したら、ランキングのリリース履歴ページを更新します。
このアップデートは、9月26日に完了しています。
Googleは、アップデート一覧ページ(英語版)でロールアウトの完了を伝えています。
引用元:Google Search Ranking Updates | Google Search Central
コアアルゴリズムアップデートは、Googleが検索アルゴリズムを大幅に改善するためのアップデートです。
今年1回目のコアアップデートは5月でしたので、約4ヶ月ぶりの実施となりました。
コアアップデートの影響は?
今回のコアアップデートは、過去のコアアップデートと比較して、影響はそれほど大きくないという声が多いです。
Search Engine Land は「追跡ツールのデータに基づくと、2022 年 9 月のコア アップデートはすぐにヒットしましたが、以前のアップデートほど影響はありませんでした」と報告しています。
とはいえ、影響のあったサイトはいつもと同じく「YMYL」領域で多く見られるようです。
今回の変動の様子は少し複雑なので、自身のWebサイトの状況をチェックすることはもちろん、辻さんや平さんのような方々の情報も参考にしてみてください。
もしサイトが大きな影響を受けている場合には、Googleのガイダンスに従い、地道にコンテンツを改善していくことが必要です。
コアアップデートと同期間にリリースされた「プロダクトレビューアップデート」も展開完了
今回のコアアップデートでは、同じ期間内に「プロダクトレビューアップデート(Product Reviews Update)」もロールアウトされました。
プロダクトレビューアップデートは、高品質な商品レビューコンテンツをより高く評価しようというアルゴリズムアップデートです。
ただし、プロダクトレビューアップデートに関しては、英語コンテンツのみの展開なので、日本語のコンテンツには今のところ影響はありません。
最近では、重要なアルゴリズムアップデートが立て続けに実施されています。
- ヘルプフルコンテンツアップデート(英語圏のみ):8月25日〜 9月9日
- コアアップデート:9月13日〜9月26日
- プロダクトレビューアップデート(英語圏のみ):9月20日〜9月26日
まだ日本で導入されていないものもありますが、こうしたアップデートで大きな影響を受けないためにも、日頃からGoogleの重視する「ユーザーファースト」を意識してコンテンツを作成しましょう。
Google Search Console のインデックス登録レポートに2つの改良
Google Search Console の「インデックス登録レポート(旧カバレッジレポート)」には、新たな2つの改良が加えられています。
- フィルターに「未送信ページのみ」が追加
- インデックス登録されなかった理由に「ソース」が追加
いずれもレポートの分類の変更と同じタイミングで追加されたものです。
フィルターに「未送信ページのみ」が追加
インデックス登録レポートでは、Googleが検出したページを、フィルターを利用して絞り込むことが可能です。
このフィルターに「未送信ページのみ」が加わりました。

現在ではプルダウンから「すべての既知のページ」「すべての送信済みページ」「特定のサイトマップのURL」と合わせた4種類の絞り込みができるようになっています。

- すべての既知のページ[デフォルト] – 検出方法に関係なく、Google が検出したすべての URL を表示します。
- すべての送信済みページ – サイトマップ レポート、またはサイト上の robots.txt ファイルを使用してサイトマップで送信されたページのみを表示します。
- 未送信ページのみ – サイトマップで送信されていないページのみが表示されます。
- 特定のサイトマップの URL – このレポートで送信された特定のサイトマップのリストに記載されている URL のみを表示します。これには、ネストされたサイトマップ内の URL も含まれます。引用元:インデックス カバレッジ レポート – Search Console ヘルプ
インデックス登録されなかった理由に「ソース」が追加
インデックス登録レポートの下部には、「ページがインデックスに登録されなかった理由」が表示されます。
ここで「ソース(原因がWebサイト側の問題なのか、Google側の問題なのか)」を確認できるようになりました。

「ウェブサイト」か「Googleシステム」のいずれかが表示されます。
「ウェブサイト」となっている場合には、修正を検討する必要があります。
ぜひご自身のWebサイトの状況をチェックしてみてください。
Google Search Console にHTTPSレポートが追加
GoogleはGoogle Search Console に「HTTPSレポート」を追加しました。
Google検索セントラルブログの情報によると、このレポート追加は9月14日以降、数ヶ月かけて段階的に展開されるとのことです。
そのため、まだ導入されていないサイトもあるかもしれません。

HTTPSレポートでは、HTTPSで提供されているページとそうでないページを確認できます。
HTTPSで提供されていないページがある場合には、その要因も確認できるようになっています。
Google検索セントラルブログからのキャプチャ
HTTPSで提供されていない場合に、表示されうる要因は以下のとおりです。
- HTTP が正規化タグでマークされている
- HTTPS の証明書が無効である
- サイトマップが HTTP を参照している
- HTTPS にリダイレクトが設定されている
- HTTPS URL へのアクセスがロボットによりブロックされました
- HTTPS が評価されていません
参考:HTTPS レポート – Search Console ヘルプ
HTTPSは、Googleがページエクスペリエンスを評価する際の指標の一つですので、検索順位にも少なからず影響する可能性があります。
まずはご自身のサイトの状況をチェックしてみて、問題がある場合には修正しましょう。
Google公式の以下のドキュメントで詳細を確認できます。
最後に
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