こんにちは、Webma編集部です。
今回は、Googleビジネスプロフィール・マップに関連する4月の重要なニュースをまとめました。
- Google、不正が疑われる5つ星レビューを削除後にアラート表示へ【5月から全世界で導入】
- GoogleビジネスプロフィールとLINE公式アカウントが連携予定【現在テスト段階】
- Google、小学校・中学校・高校のレビューを削除へ【4月30日から】
「最新情報を追えていなかった」という方のための振り返り記事になっています。ぜひ情報収集にお役立てください。
目次
Google、不正が疑われる5つ星レビューを削除後にアラート表示へ【5月から全世界で導入】
Googleは、Googleマップにおける不正なレビュー対策の一環として、来月5月からアラート機能を導入することを発表しました。
公式ブログ:New ways AI helps keep business information trustworthy
具体的には、不正の疑いがある5つ星レビューをGoogle側が検出し・削除した場合に、一般ユーザーにもそのことを知らせるアラートをアカウントに表示するというもの。
たとえば、「施設を一度も訪れたことのない人による虚偽の5つ星レビュー」が検出された場合には、そのレビューが削除され、閲覧画面上にも警告が表示される可能性があります。
この機能は、アメリカ・イギリス・インドなどで先行導入されており、5月以降は全世界を対象に導入されるとのことです。
以下の画像は、Googleが公式ブログで例として掲載しているイメージ画像です。
左の画像では、ビジネス情報の上部に「Suspected fake reviews were recently removed from this place(この場所では最近、不正の疑いがあるレビューが削除されました)」という警告が表示されています。
また、右の画像では「Posting reviews is turned off for this place(この場所ではレビュー投稿が無効化されています)」と表示されています。これは当該アカウントにおいて不審なレビューが増加し、レビュー投稿が一時的に停止されていることを示すポップアップです。
つまり、この機能が導入されれば、不正なクチコミ収集をおこなっている店舗はユーザーの信頼を失う可能性があり、レビュー投稿も制限される可能性があるということです。
Googleはこのアラート機能について、「施設が不正なレビュー行為を行っている可能性があるかどうかを迅速に把握するのに役立ちます」と説明しています。
今回Googleが公開したブログ記事では、偽レビューの検出にAIがどのように役立っているか、また、2024 年にどのような進歩を遂げたかについてまとめられています。
詳しい内容を確認したい方は、ぜひ下記のページを参考にしてください。
<参考ページ>
GoogleビジネスプロフィールとLINE公式アカウントが連携予定【現在テスト段階】
LINEヤフー株式会社は、GoogleビジネスプロフィールとLINE公式アカウントの連携について案内を開始しました。
LINE公式アカウントを利用している方には、以下の画像のような案内文が届いているようです。(※画像は、Googleビジネスプロフィールの専門家である今井氏がXで共有したものを引用させていただきました。)
上記のとおり、現時点ではテスト段階のため、正式なリリースではありません。
連携開始後に想定される仕様としては、海外で先行して導入されている「WhatsApp」との連携のようにチャット欄に実装され、テキストメッセージが可能になる形です。
引用元:Google Business Profile Adds Text Messaging and WhatsApp – Leadferno
認証済みの公式アカウントで同意することで利用可能になりますが、テストは今後開始予定なので、同意時点ですぐに利用できるものではありません。
連携する大きなメリットとしては、店舗側とユーザー側がよりスムーズにテキストでのやりとりができるようになるということです。
ローカルSEOの専門家である長谷川翔一氏のブログでも、この件について詳しくまとめていますので、連携を希望する企業・店舗さんはぜひ参考にしてみてください。
Google、小学校・中学校・高校のレビューを削除へ【4月30日から実施】
Googleマップにおいて、学校(小学校・中学校・高校)のレビューが削除される予定です。
具体的には4月30日以降、学校への新たなレビュー・評価ができなくなり、過去に投稿されたレビューや評価がすべて削除されます。
対象となる学校には、「小学校」「中学校」「高校」などが含まれており、幼稚園や高等教育機関(大学、専門学校、大学院など)は含まれていません。
今回の変更の目的について、Googleは「役に立たないクチコミやいたずらのクチコミを防ぐため」と説明しています。
削除対象となるビジネスプロフィール管理者には、下記のメールが届いているようです。(※画像は、株式会社エンギット代表の山本氏がXで共有したものを引用させていただきました。)
引用元:株式会社エンギット山本氏のXより
注意しなければならないのは、教育関連の事業をおこなっている企業・施設です。
ビジネスカテゴリが誤って「小学校」「中学校」「高校」などに登録されていると、レビューが削除されてしまう可能性があります。いま一度確認しましょう。
Googleビジネスプロフィールの専門家である永山卓也氏も、Xの投稿で以下のように注意喚起しています。
【小中高校のGoogle評価とクチコミが削除されることが決まった件】
注意点として施設情報を放置していると利用者やGoogleのフィードバックで業種カテゴリが変化してしまい、小中学校などに認識され学習塾や学童施設などもクチコミが削除されてしまう(怖!)可能性があります。… https://t.co/0sGqlArOzv
— 永山卓也|Takuya Nagayama (@Tak_Nag_Lug) April 15, 2025
まとめ
4月のGoogleビジネスプロフィール・マップ関連ニュースをお届けしました。
- Google、不正が疑われる5つ星レビューを削除後にアラート表示へ【5月から全世界で導入】
- GoogleビジネスプロフィールとLINE公式アカウントが連携予定【現在テスト段階】
- Google、小学校・中学校・高校のレビューを削除へ【4月30日から】
Googleビジネスプロフィールを管理されている皆さまの参考になれば幸いです。
Webmaでは、今後もMEOやSEOの最新動向をわかりやすくお届けしていきます。
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株式会社エクスコアのコンテンツマーケター・ライター。
1996年生まれ。大学で言語学専攻を卒業したのち、エクスコアに入社。2020年からオウンドメディア「Webma」の運営に従事し、コンテンツ制作・編集・SEO業務に携わる。累計100記事以上を執筆し、PV数・CV数400%超成長に貢献。