【歯科医院向け】LP制作で失敗しないために知っておきたいポイント

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  • 新しくLPを作って患者さんを増やしたい」とお考えではないでしょうか?

    LPとは、訪問者に特定のアクションを促すための、1枚完結型のウェブページです

    広告の遷移先をホームページから専用のLPに変更するだけで、成果が伸びるケースも少なくありません

    とはいえ、いきなりLPを制作しても「スムーズに制作が進まない」「思うような成果が出ない」など、うまくいかない可能性が高いです。

    そこでこの記事では、歯科医院がLP制作で失敗しないために事前に知っておくべきポイントをまとめました。

    効果的なLPを作りたい歯科医院の先生は、ぜひ参考にしてください。

    歯科医院のLP(ランディングページ)とは

    LP(エルピー)とは「ランディングページ」の略語で、問い合わせや予約など、特定のコンバージョン獲得に特化した縦長のウェブページのことです。

    歯科医院におけるLPは、「ホワイトニング」「インプラント」「矯正治療」など、何か1つの歯科サービス訴求に絞った専用ページをイメージするとわかりやすいでしょう。

    ランディングページ のイメージ図

    通常、LPはWeb広告のリンク先として利用されます。

    医院のことを広く知らせるホームページと異なり、LPは「ターゲットを特定のアクションに誘導することに集中したページ」なので、CVRも高い傾向があります。

    ただし、「LP」という言葉が使われるとき、場合によっては以下のように「広義のLP」を指すケースもあるので、覚えておきましょう。

    「LP」には2通りの意味がある

    • 狭義のLP・・・特定のアクションを促すことを目的とした縦長ページ。主に広告のリンク先として用いられる。
    • 広義のLP・・・着地(= Landing)ページ全般。「広告や検索結果をクリックした後、ユーザーが最初に着地するページ」のこと。ページの形式や目的は問わない。

    この記事では、前者を「LP」として解説していきます。

    ホームページがあるのにLPを作る必要はある?【メリット・デメリット】

    「医院ホームページがあるのに、わざわざLPを作る意味がわからない」と考えている方もいるでしょう。

    この章では、LPを作成するメリットとデメリットをご紹介します。

    LPを作るメリット

    LPにより得られる大きなメリットは、広告効果を最大化できることです。

    具体的には、次のようなメリットが得られることでCVRが高まり、広告効果の向上が期待できます。

    LPを作るメリット

    • 売るための攻めた訴求ができる
    • 1ページ内に情報を集約でき、アクションまで完結させられる
    • 特定のターゲットだけに絞った訴求ができる
    • デザイン性が高く、印象に残りやすい
    • ホームページと違いリンクを絞っているため、別ページへの離脱を防げる
    • ユーザー行動の分析やテストがしやすい

    このように、ホームページとは異なる役割を期待してLPを作成するケースが多いです。

    LPを作るデメリット

    一方で、LP制作には次のようなデメリットもあります。

    LPを作るデメリット

    • 制作コストがかかる
    • SEOには弱いため、LP単体での集客力は低い
    • 継続的な改善ができない場合、成果も伸びにくい

    LPはホームページと異なり、LP単体での集客力は低いです

    そのため、広告とセットで継続的に運用していくことが前提となります。

    歯科医院がLPを制作したほうが良いケース

    次のいずれかに該当する場合は、LPの制作を検討しましょう。

    歯科医院がLPを制作したほうが良いケース

    • 特定の治療やキャンペーンの集患をしたい場合
    • Web広告の成果が出ていない場合
    • 特定の患者層に訴求したい場合

    それぞれ解説します。

    1.特定の治療やキャンペーンの集患をしたい場合

    マウスピース矯正やホワイトニングなど、特定の治療において新患を積極的に獲得していきたい場合に、LPは非常に効果的です。

    LPでは、治療内容や価格、患者様の声など、そのサービスに興味のある人が求めている情報だけを1ページ内に集約し、理想的な流れで届けることができます。

    また、患者さんにとってお得なキャンペーンを実施している場合にも、専用のLPを用意すればわかりやすく魅力的に情報をまとめられます。

    2.Web広告の成果が出ていない場合

    Web広告で成果が伸び悩んでいる場合、専用のLPを用意することでパフォーマンスが向上する可能性があります。

    広告のCVRが低くなるのは、必ずしも運用方法やクリエイティブに原因があるわけではなく、受け皿となるリンク先ページの質に原因があることも多いです。

    広告との一貫性を意識してLPを作成すれば、訪問者に「思っていたのと違う」と思われることも少なく、ページを読み進めてもらいやすいでしょう。

    3.特定の患者層に訴求したい場合

    特定の患者層に訴求したい場合に、ターゲットごとのLPを用意するのも効果的です。

    たとえば、20代男性と50代女性では、同じ「ホワイトニング」でも動機や重視するポイントが変わるでしょう。

    LPではいかに「自分に向けたサービスだ」と思ってもらえるかが重要です。

    ターゲットに応じてLPを分ければ、その層に刺さるコピーやデザインを効果的に反映できます

    歯科医院のLP制作にかかる費用

    歯科医院のLP制作にかかる費用は、50万円前後が相場です

    弊社が歯科に強い中小規模の制作会社5社を独自に調査したところ、平均金額は55万円でした。

    もちろん、依頼する制作会社やLPの内容・デザインによっても価格は変動します。

    フリーランスや格安のLP制作会社に依頼すれば、30万円以下でLPを作れることもありますが、制作前の調査や分析が含まれていないこともあるので注意が必要です。

    集患につながるLP制作に欠かせない3つの準備

    集患に直結する効果的なLPを作るには、事前にしっかりとした調査・分析が必要です。

    この章では、弊社でも実際にLP制作の際におこなっている3つの事前準備をご紹介します。

    集患につながるLP制作に欠かせない3つの準備

    • ターゲット調査をおこなう
    • 競合医院を分析する
    • 自院のUSPを明確化する

    それぞれ解説します。

    1.ターゲット調査をおこなう

    LP制作を始める前に、「誰に向けたLPなのか」を明確にすることが重要です。

    ターゲット像が明確になれば、効果的なデザインや届けるべきメッセージ、刺さるポイントもおのずと見えてきます

    あなたのサービスに高い興味・関心を持っているのはどのような人たちでしょうか?

    自院の患者層や口コミを参考にしたり、市場データを確認したりして、ターゲットの人物像や行動傾向を調査しましょう。

    以下の画像は、歯科矯正サービスのターゲット例です。

    歯科LPのターゲット設定例

    上記のように「年齢」「性別」「情報収集の傾向」「悩みの深さ」「重視していること」などを明確にしておきます。

    2.競合医院を分析する

    競合分析も重要なポイントです。

    競合のLPを5つ程度ピックアップし、以下のような点を分析してみてください。

    • 他院の強みは何か?
    • 価格はどれくらいか?
    • どのような構成になっているか?
    • どのような訴求・デザインにしているか?
    • どのようなCTAを設定しているか?

    競合をチェックすることで、競合と比較したときの優位性や不足点も明確になってきます

    3.自院のUSPを明確化する

    3つ目の準備は、自院のUSPを明確化し、整理することです。

    USP(Unique Selling Proposition)とは、「自社の商品やサービス独自の強み」のこと。

    矯正治療を例にすると、価格や来院回数、使用するマウスピースの種類、診療体制など、他院と差別化できる特徴はどれもUSPになりえます。

    強みがいくつもある場合は、「ターゲットに刺さりやすいのはどの要素か?」という視点から、メインの強みを2つ〜3つに絞っておくと良いでしょう。

    このように3つの事前準備をしっかり行っておくことで、効果的なLPの土台ができます。

    歯科医院がCVRの高いLPを作るためのポイント5選

    ここからは歯科医院がCVRの高い効果的なLPを作るためのポイントを5つご紹介します。

    歯科医院がCVRの高いLPを作るためのポイント5選

    • 【ファーストビュー】3秒で心を掴む情報を提供する
    • 【構成】売れる型を参考にする
    • 【コンテンツ】信頼性を証明する
    • 【CTA】わかりやすく明確なCTAを設置する
    • 【デザイン】レスポンシブ対応にする

    それぞれ解説します。

    1.【ファーストビュー】3秒で心を掴む情報を提供する

    ファーストビューは、LPを訪問した患者さんが最初に必ず目にする重要な部分です。

    ファーストビューを目にした最初の数秒間で心を掴めなければ、スクロールされることはありません

    以下のようなポイントを意識して、ファーストビューを作り込みましょう。

    ファーストビューで心を掴むためのポイント

    • 理想の姿をイメージさせる「キャッチコピー」や「メインビジュアル(画像)」がある
    • 読まずとも直感的にわかる
    • スペックや機能ではなく、ベネフィットを訴求する
    • 訪問者が何をすれば良いか(CTA)が明確である

    LPのファーストビュー

    2.【構成】売れる型を参考にする

    LPの構成は、「売れる型(ストーリー構成)」を参考にしつつ、自院のターゲットの心理に合わせて作成しましょう。

    LP訪問者の心が動く構成には、おおよそ決まったパターンがあります。

    たとえば、以下のLP構成は弊社でも使用したことのある、典型的なLP構成の一つです。

    LP構成の例

    競合のLPがどのような型になっているか」をそれぞれまとめてみて、自院の構成案の参考にするのもおすすめです。

    3.【コンテンツ】信頼性を証明する

    特に自費診療の歯科診療メニューは高額になることも多く、医療であるという点からも患者さんは慎重になる傾向があります。

    そのため、LP内で信頼性を証明することが欠かせません。

    たとえば、

    • 院長のプロフィールや実績、資格
    • 主張の根拠となるデータの提示
    • 利用した患者様の声
    • 医院スタッフや院内の写真
    • 権威づけとなる客観的な数字

    など、一度LPを見ただけの患者さんも「ここの歯科医院は信頼できそう」と感じるような情報を提示するようにしましょう。

    4.【CTA】わかりやすく明確なCTAを設置する

    CTAとは、「Call To Action」の略語で、ユーザーに具体的なアクションを促すボタンやテキストリンクのことを指します。

    訪問者が「相談してみようかな」「予約してみようかな」と思ったタイミングで一目でわかるよう、CTAの位置や文言には配慮しましょう

    CTAの文言には、クリックするメリットや具体的なアクションを含めると効果的です。

    弊社でも、ボタンの文言を以下のように具体的な内容に変更しただけで、CVRが1.7倍に伸びた事例があります。

    CTAボタンの改修事例 ビフォーアフター

    5.【デザイン】レスポンシブ対応にする

    総務省のデータによると、インターネット利用する端末のうち71.2%が「スマートフォン」であることがわかっています。

    患者さんも情報収集をする際、スマートフォンを利用することがほとんどなので、LPはレスポンシブ対応にしましょう。

    レスポンシブ対応とは、一つのURLでPC・スマホ・タブレットなど、各種デバイスに合わせてページを表示させる技術です。

    「スマートフォンで見づらい」という理由だけで離脱されることもあるので、現在ではレスポンシブ対応は必須といえます。

    歯科医院がLP外注での失敗を避けるには?

    歯科医院がLPの外注で失敗を避けるには、具体的にどのようなことに気をつければ良いのでしょうか。

    以下の3つのポイントを確認する必要があります。

    歯科医院がLP外注で失敗を避ける方法

    • 広告運用にも強い会社を選ぶ
    • Webマーケティングに知見のある会社を選ぶ
    • 歯科・医療領域で実績のある会社を選ぶ

    一つずつ解説します。

    1.広告運用にも強い会社を選ぶ

    LP制作だけでなく、広告運用にも強い会社を選びましょう。

    LPは、広告戦略や広告クリエイティブと連動しているほうが、成果も伸びやすいです

    また、LPは作って終わりではなく、広告とセットで運用改善していく必要があるため、いずれにも対応できる会社を選ぶとスムーズでしょう。

    2.Webマーケティングに知見のある会社を選ぶ

    集患効果の高いLPを制作したい方は、Webマーケティングに知見のある会社に依頼するのがおすすめです。

    実際に、「Webマーケティングの知見」を重視してLP制作会社を選んだほうが、集客満足度が高かったという調査結果が出ています。
    参考:LPを活用する企業の約45%が「売り上げへの貢献度」に課題を感じていると明らかに【LP制作・活用調査】 | 株式会社ニュートラルワークスのプレスリリース

    これは、しっかりとマーケティング戦略設計やターゲット調査を実施しているかどうかが、CVRにも影響するからだと考えられます。

    3.歯科・医療領域で実績のある会社を選ぶ

    歯科・医療領域で実績のある会社を選ぶことも非常に重要なポイントです。

    歯科医院のLPは「医療広告ガイドライン」や「薬機法」に抵触しない表現や内容で作成しなければなりません。

    医療系の制作経験があまりない会社にLP制作を依頼すると、表現を医院側でも細かく確認しなければならないなど、手間や時間がかかってしまうケースがあります。

    歯科での制作実績が豊富な会社なら、スムーズに制作を進められるだけでなく、過去の制作経験をもとに提案をしてくれることもあるので成功確率が上がります。

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    歯科医院のLP制作が得意な会社

    ここからは、歯科医院のLP制作が得意な会社を3社ご紹介します。

    歯科医院のLP制作が得意な会社

    • 株式会社エクスコア
    • 株式会社Method innovation
    • 株式会社EXACT

    1.株式会社エクスコア

    株式会社エクスコア戦略設計から運用まで。Webサイト制作の一括依頼はエクスコア

    弊社エクスコアは、東京恵比寿を拠点とするWebマーケティング支援会社です。

    2,000社以上のWebマーケティング支援実績を持つエクスコアでは、歯科・医療領域のお客様が全体の3割以上を占めており、医療系LPの広告表現においても高い専門性があります。

    弊社では、LP制作前後の戦略設計はもちろん、LPOやWeb広告運用まで一気通貫で集患・増患をサポートできるのも特徴です。

    エクスコアのLP制作プラン(オーダーメイド)

    • 金額:50万円〜
    • 制作期間:最短10営業日〜

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    2.株式会社Method innovation

    株式会社Method innovation引用元:歯科・クリニックホームページ制作|大阪のMethod innovation

    株式会社Method innovationは、医療機関専門でWeb制作サービスを提供する大阪の会社です。

    歯科・矯正歯科・内科・消化器内科・小児科・耳鼻科・婦人科など、幅広い医療機関でサイトリニューアルや新規作成をサポートしています。

    これまでに約500医院以上のWebサイトを作成してきた経験から、地域の患者さんに選ばれるためのページ構成や導線を把握しているのが強みです。

    株式会社Method innovationのLP制作プラン

    • 金額:55万円
    • 制作期間:最短2~3か月

    3.株式会社EXACT

    株式会社EXACT引用元:歯科・歯科医院のホームページ制作ならEXACT

    株式会社EXACTは、東京渋谷区を拠点とする歯科医院特化のホームページ制作会社です。

    長年、歯科医院に携わってきた知識豊富なスタッフが在籍しているのが特徴です。

    「自費診療」や「採用」など、歯科医院が力を入れている内容に対してランディングページ(LP)を制作しています。

    株式会社EXACTのLP制作プラン

    • 金額:55万円
    • 制作期間:要問い合わせ

    歯科医院のLP制作事例

    最後に、エクスコアが制作に携わった歯科医院様のLPを2つご紹介します。

    歯科医院のLP制作事例

    • グリーン歯科
    • 松野歯科医院

    ※「LPアーカイブ」のようなサイトを利用すれば、弊社の制作事例のほかにも、さまざまな歯科医院のLPデザインを確認できます。ぜひ参考にしてみてください。

    グリーン歯科

    グリーン歯科 LP制作実績 – グリーン歯科様

    神奈川県鎌倉市にある「グリーン歯科」様の矯正歯科サービス専用LPです。

    限定の無料トライアルや、透明で目立たないマウスピース矯正によるベネフィットが視覚的に伝わるLPになっています。

    ページ中盤に院長先生のプロフィール情報も掲載し、権威性や信頼性の担保もしています。

    松野歯科医院

    松野歯科医院制作実績 – 松野歯科医院様

    兵庫県宝塚市にある「松野歯科医院」様の矯正歯科サービス専用LPです。

    矯正メニューの情報がわかりやすく整理され、医院の写真も充実しているため、来院イメージが湧きやすいLPになっています。

    また、イラストを用いて対応可能な歯並びが明示されており、訪問者が自分ごと化できるようになっています。

    【まとめ】LP制作は歯科医院の広告効果を最大化する手段!うまく活用しよう

    LPの制作は、歯科医院の広告効果を最大化する手段の一つです。

    広告パフォーマンスが頭打ちになってしまっている場合や、これから新患を積極的に獲得していきたいという場合は、ぜひLPの制作を検討してみてください。

    この記事でご紹介したとおり、しっかりとした事前準備と会社選びができれば、LP制作での失敗を避けることが可能です。

    集患につながるLP制作に欠かせない3つの準備

    • ターゲット調査をおこなう
    • 競合医院を分析する
    • 自院のUSPを明確化する

    歯科医院がLP外注で失敗を避ける方法

    • 広告運用にも強い会社を選ぶ
    • Webマーケティングに知見のある会社を選ぶ
    • 歯科・医療領域で実績のある会社を選ぶ

    エクスコアでは、LP制作・LP改修サービスを提供しています

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