こんにちは!Webma 編集部の鈴木です。
当サイトでは毎月1回、SEO関連の重要トピックをご紹介しています。
今回は、2023年1月のSEOニュースをお届けします。
- Google Chrome チームがコアウェブバイタル改善の最重要事項を共有
- モバイル検索結果にショート動画専用セクションが登場
- ChatGPTはSEOにも活用可能?20の活用方法をアレイダ・ソリス氏が共有
さっそく見ていきましょう。
目次
Google Chrome チームがコアウェブバイタル改善の最重要事項を共有
Google Chrome チームは、1月10日に「Our top Core Web Vitals recommendations for 2023 (2023 年の Core Web Vitals のトップ推奨事項)」と題したブログ記事を投稿しました。
コアウェブバイタルのパフォーマンスを改善するために、Chromeチームがいま最も効果的と考えているベストプラクティスが紹介されています。
コアウェブバイタルとは、Googleのランキング要因にも組み込まれている「ページエクスペリエンス指標」です。
「LCP(読み込み速度)」「FID(インタラクティブ性)」「CLS(視覚要素の安定性)」の3つの要素を総称してコアウェブバイタルと呼びます。
今回の投稿では、コアウェブバイタルに関する改善施策のなかで優先して取り組むべき施策が紹介されました。
背景として、Googleがこれまでに提供してきた改善案はいずれも効果的ではあるものの、すべてを実行するのは時間的制約の面で非現実的であったことが挙げられています。
そこでChromeチームは、1年かけて最も重要な推奨事項をまとめたとのこと。
1.現実的に影響度が大きく、2.ほとんどのWebサイトに関連している・適用可能な推奨事項で、3.担当者が現実的に実施可能な推奨事項 が紹介されています。
コアウェブバイタルの改善にこれから取り組む方や、費用対効果の高い施策を実施したい方は、まずは今回の推奨事項に着手するのがおすすめです。
英語の記事ですが、翻訳機能を利用してぜひ読んでみてください。
Our top Core Web Vitals recommendations for 2023 – web.dev
モバイル検索結果にショート動画専用セクションが登場
日本語のGoogle検索にも、ショート動画専用セクションが表示されるようになりました。
Google社員の小川安奈氏がTwitterにて告知しています。
みなさーん!!
ショート動画専用のセクションが検索結果にできているのをご存知ですか?
大変長らくお待たせしました。ぜひご活用いただけると嬉しいです😊✨ pic.twitter.com/nkKqfElbJv
— きらきら☆あんなたん (@piropiroanna) January 10, 2023
ショート動画と相性の良いクエリでモバイル検索をおこなうと、上記のようにショート動画セクションが表示される可能性があります。
以下は「海外 ドッキリ」のクエリで表示されるショート動画セクションです。
掲載されるショート動画のプラットフォームとして、現時点では、
- YouTubeショート
- TikTok
などが確認されています。
ショート動画セクションは、2020年11月に初めて米国のGoogle検索で確認され、以降、米国をはじめ一部の国で試験的に提供されていました。
昨今のショート動画への人気の高まりから、Googleもショート動画を検索結果に導入しています。
今後も検索クエリへの回答としてショート動画が適切と判断される場合には、ショート動画セクションの表示が増えていくはずです。
ショート動画での集客に注力している企業さんは、今後「ショート動画のSEO」も意識してみましょう。
ChatGPTはSEOにも活用可能?20の活用方法をアレイダ・ソリス氏が共有
1月に入ってから、SEO界隈でも「ChatGPT」が毎日話題になっています。
ChatGPTとは、OpenAIが2022年11月に公開した無料チャットボットで、その精度の高さから注目を集めています。
AI生成コンテンツに関するGoogleの考え
Google SearchLiaison のTwitterアカウントでは、1月12日に以下の内容が投稿されました。
As said before when asked about AI, content created primarily for search engine rankings, however it is done, is against our guidance. If content is helpful & created for people first, that's not an issue.https://t.co/3rs3Yrrrk1https://t.co/TlFEbdXGAphttps://t.co/Yl9XWr5CAN pic.twitter.com/gFTE2C2wq1
— Google SearchLiaison (@searchliaison) January 12, 2023
以前AIについて質問されたときに述べたように、主に検索エンジンのランキングのために作成されたコンテンツは、それがどのようなものであっても、私たちのガイドラインに反しています。もし、コンテンツが人の役に立つもの、人のために作られたものであれば、問題ありません。
Googleはこれまで同様に、検索ランキングのために作成されたコンテンツをガイドライン違反と見なします。
そのため、もし検索ユーザーのためではなく、SEO目的でコンテンツを量産したいがためにChatGPTを利用しているなら、今後Googleに対処される可能性が高いです。
SEOにChatGPTを活用する20の方法
とはいえ、ChatGPTを使ってSEOをサポートできる方法は数多くあり、SEO担当者の役に立つ場面は多いでしょう。
スペインの著名なSEOコンサルタント Aleyda Solis(アレイダ・ソリス)氏は、自身のブログでSEOにChatGPTを活用する20の方法を紹介しています。
一例ですが、以下の画像のように、あるトピックに関連する「よくある質問」を抽出する際にも利用可能です。
彼女のブログでは、下記項目についてそれぞれ、具体的な活用方法が計20個紹介されています。
- キーワード調査
- コンテンツ最適化
- テクニカル最適化
- リンクビルディング
- SEOレポート
気になる方はぜひチェックしてみてください。
最後に
2023年1月のSEOニュースまとめをお届けしました。
エクスコアでは、SEOコンサルティングサービスを提供しています。
内部施策・外部施策・コンテンツ制作の各対策をまとめてお任せいただくことも可能です。
弊社のSEOサービスに関する資料は、以下のリンク先でダウンロードいただけます。
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1988年生まれ。静岡県浜松市出身。
経営者の父親のもとで育ち、名古屋の大学へ進学。
新卒で東証一部上場の大手IT系企業に入社し、2年間広告営業職として従事。
その後、幼い頃から父親の背中を見て育ったため「自分もいずれ経営者になる」という想いが強く、創業メンバーの1人として、2013年4月にエクスコアを設立。
新規開拓のインサイドセールスで自社オリジナルプランの広告営業に従事し、年間約8,000万以上の売上を作り出す。
反響営業・ルート営業を経験した後に事業部を統括する立場に就き、20名以上の組織をマネジメント。5億以上の売上を作り出す。
並行してマーケティング部門を立ち上げ、Web広告・SEO対策・Web制作を基点としたサービスの創出・強化に注力する。
営業・マーケター・エンジニア・デザイナー・動画クリエイターなどの組織を統括。2020年4月取締役に就任し、採用業務全般にも従事。Web解析士/薬事法管理者資格取得。(2024年3月まで在籍)