「チラシ配布や訪問営業など、従来の手法では思うように集客できなくなってきた」
「ホームページは綺麗に作っているのに、なかなか見てもらえない」
「SEOへの取り組みを検討しているけど、その効果や具体的にすべきことがわからない」
コロナ禍でデジタルシフトが一気に加速したことにより、Web集客の重要性を痛感したリフォーム・リノベーション業者さんも多いのではないでしょうか。
オンラインの手法をうまく活用できないと、今後は新規顧客を獲得できず、事業が継続できない事態に陥りかねません。
実際、すでに集客がうまくいっておらず、焦りを感じている方もいるでしょう。
ホームページでの集客手段の一つに「SEO(検索エンジン最適化)」があります。
SEOは、GoogleやYahoo!などの検索結果で自分のホームページを上位に表示するための取り組みです。
SEOに成功すれば、広告を出さずとも、自動的に多くの見込み客をホームページに集めることができます。
とはいえ「SEOに手を出しても成果を出すのは難しそう」と不安に思っている方も多いと思います。
そこでこの記事では、リフォーム ・リノベーション会社がすぐに実践できる5つのSEO施策をまとめました。
もし記事を読んで「難しい」「リソースがないから取り組めない」と思った場合は、その施策をSEOの専門業者に依頼することも可能です。
まずはこの記事で「どのような施策に取り組むべきか」をしっかりと理解し、ご自身でできるかどうかを確認してみてください。
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目次
SEOの基礎知識
最初に「SEOがどのようなものか」を簡単におさらいしておきましょう。
SEOは検索エンジンを利用したWebマーケティング戦略のひとつです。
目的は、GoogleやYahoo!の検索結果でサイトを上位に表示し、訪問者を増加させ、売り上げを増やすことです。
SEOは日本語で「検索エンジン最適化」とも呼ばれます。
狙ったキーワードで上位表示するには、検索エンジンに向けて、Webサイトを最適な状態に整備しなければなりません。
具体的には、以下の2点を満たせるようにサイトを最適化します。
- ロボットである検索エンジンに、Webサイトの内容を理解してもらう
- 「検索ユーザーにとって役に立つサイト」と評価してもらう
そのためSEOでは、検索エンジンと検索ユーザーの両方を意識して対策をおこないます。
ではさっそく、リフォーム・リノベーション会社のSEOに効果的な施策を見ていきましょう。
リフォーム・リノベーション会社が注力すべき5つのSEO施策
リフォーム・リノベーション会社のSEOでは、以下の5つの施策が重要です。
- 【キーワード選定】見込み客が検索する複合キーワードを選ぶ
- 【コンテンツ作成】検索ユーザーが求めるコンテンツを作成する
- 【ページタイトル】上位表示したいキーワードを含める
- 【外部対策】SNSを活用する
- 【マップ対策】MEOに取り組む
それぞれ詳しく解説します。
1.【キーワード選定】見込み客が検索する複合キーワードを選ぶ
まず知っておくべきことは、SEOの成功は狙うキーワードに左右されるということです。
あるキーワードで上位を獲得できても、あなたの見込み客が検索するキーワードでないなら、集客にはつながりません。
逆に、見込み客が検索するキーワードであっても、「リフォーム」や「リノベーション」のように、競合性が高いキーワードなら上位表示は難しいでしょう。
ポイントは「見込み客が検索するキーワードの中で、上位表示しやすいもの」を探すことです。
一般的には、以下のように複数の単語を掛け合わせた「複合キーワード(ロングテールキーワード)」のほうが、SEOの難易度は下がり、上位表示しやすくなります。
- 「マンション リフォーム ドア 費用」
- 「リノベーション 恵比寿」
- 「リノベーション マンション 床」
ただし、見込み客が必ずしも上記のように「リフォーム」や「リノベーション」といった単語を使って検索するとは限りません。
以下のような直接的な言葉を含まない複合キーワードも探してみましょう。
- 「廊下 寒い 対策」
- 「ロフト 増設」
- 「バリアフリー 段差」
対策キーワードを選ぶ際には、以下の手順を参考にしてください。
- 自社のサービスから逆算して、集客したいターゲットを設定する
- ターゲットの悩み・ターゲットが検索しそうなキーワードを書き出す、キーワード拡張ツールで収集する・拡張する
- 検索数をチェックする(需要の大きさ)
- 「競合性の高さ」や「需要の大きさ」、「コンバージョンへのつながりやすさ」を総合的に判断し、対策キーワードを決定する
具体的な選定方法については、下記の記事で解説しています。
これからキーワードを選定するという方は、ぜひ参考にしてください。
SEOで重要なキーワードの選び方|5つの選定手順と効果的な戦略を解説 – webma
2.【コンテンツ作成】検索ユーザーが求めるコンテンツを作成する
リフォーム・リノベーション会社が取り組むべきSEO施策の一つに、コンテンツ作成があります。
上位を狙いたいキーワードがあれば、そのキーワードで検索するユーザーに向けて、役に立つコンテンツを作成しましょう。
対策キーワード1つにつき、1つのコンテンツを用意するイメージです。
リフォーム・リノベーション会社のコンテンツの例としては、次の2つが挙げられます。
- 画像付きの施工事例ページ
- お役立ちコンテンツ
それぞれ詳しく解説します。
画像付きの施工事例ページ
画像付きの施工事例ページを増やしましょう。
画像を掲載することで、リフォーム・リノベーションを検討するユーザーが、具体的なイメージを持てるからです。
ユーザーの理想に近いリフォーム後の画像が掲載されていれば、「この画像のようなイメージでデザインしてほしい」と依頼してもらえる可能性も高まります。
また、画像や動画はオリジナルコンテンツになるので、Googleからの評価も高められます。
オリジナルで有用なコンテンツを持つ高品質なサイトが、より上位に表示されるようになります。
画像を掲載する際には、ビフォーとアフターの両方を掲載するのが効果的です。
リノベーション事例の掲載方法に関する以下のアンケートでは、約52.9%の人がビフォー・アフター両方の画像を掲載してほしいと回答しています。
ただし、画像だけではなく、テキストでも説明を入れるようにしましょう。
たとえば、次のような情報があると、リフォームを検討する人に満足してもらえる可能性が高いです。
- 施工前のお客さまのご要望やお悩み
- どのような施工をおこなったか?
- 施工後のお客様の声
- 詳細情報(価格・工期・間取り・築年数・物件種別など)
リフォーム・リノベーションを検討するユーザーにとって必要な情報が何かを考え、積極的にコンテンツに反映しましょう。
お役立ちコンテンツを作成する
お役立ちコンテンツの作成も効果的です。
リフォームやリノベーションを検討する過程で、見込み客はさまざまな疑問を抱きます。
たとえば、
- リフォームの費用や期間はどれくらいかかるのだろう?
- どんな伝え方をすれば、希望通りになるのか?
- リフォームの減税基準は?…
などです。
このような悩み・疑問を100%解決するコンテンツ(記事・動画など)を作成してあげることで、見込み客との信頼関係を構築できます。
うまくいけば「リフォームといえばあの会社だな」というブランディングにもつながるでしょう。
たとえニッチな悩みであっても、「この悩みが障壁でリフォームするかどうか迷っている」というユーザーの障壁を取り払ってあげることで、リフォームに向けて背中を押すことができます。
3.【ページタイトル】上位表示したいキーワードを含める
ページタイトルは、検索順位にダイレクトに影響する要素の一つです。
検索エンジンは、メインコンテンツだけでなく、タイトルに含まれる言葉も参考にして「このページをどんな検索キーワードで順位づけするか」を判断しています。
そのため、タイトルには上位表示したいキーワードを含めましょう。
たとえば、「恵比寿 リノベーション」というキーワードで上位表示したいページなら、「恵比寿」「リノベーション」を使用します。
- 恵比寿のリノベーション会社|株式会社〇〇
タイトルにキーワードを含めることで、検索エンジンはもちろん、検索ユーザーも同じように「〇〇に関するページだな」とすぐに認識できます。
キーワードの使用に関していえば、タイトルだけでなく以下の部分にもキーワードを含めると効果的です。
- ディスクリプション(ページの説明文)
- 見出しタグ(h1、h2)
ただし、間違っても上記の箇所や本文において、キーワードを「乱用」してはいけません。
キーワードの詰め込みや乱用は、検索ユーザーの利便性を下げるばかりか、Googleからペナルティを受けるリスクもあります。
あくまでも「検索エンジンに正確にページの内容を理解してもらうためのサポート」と捉え、自然な範囲でキーワードを使用しましょう。
4.【外部対策】SNSを活用する
SNSはWebサイトへの入り口の一つになるだけでなく、うまく活用できれば「サイテーション」の獲得につながります。
サイテーションとは、あなたのWebサイトやサービスを利用したユーザーが、インターネット上で会社やコンテンツを話題にすることです。
検索エンジンは「Webサイトが外部からどのように評価されているか」も評価しています。
そのため「〇〇株式会社の記事が参考になった!」など、SNS上でポジティブなサイテーションが増えれば、サイトやコンテンツの評価も上がる可能性があるのです。
実際、Googleも以下の文書のなかで「評判」を考慮すると記載しています。
最高品質のページは、有益な目的に役立ち、目的を非常によく達成するために作成されます。High とHighest の区別は、MCの品質と量、および評判とEATのレベルに基づいています。
引用元:Google検索品質評価ガイドライン(General Guidelines)
※検索品質評価ガイドラインを翻訳
良いサイテーションを増やすためには、SNS上でもユーザーにとって有益な情報を発信し、交流を図る必要があります。
Webサイトに掲載した情報を部分的に切り取ったり、フォーマットを変更したりすれば、以下のようなSNSで横展開することが可能なので、検討してみてください。
- YouTube
なかでもリフォーム・リノベーション業界と相性が良いのは、多くの画像が集まるInstagramとPinterestです。
リフォームを希望する見込み客は、完成後の写真を見て、自分が作りたい家をイメージします。
SNSで理想の画像を探してからリフォームを依頼することも多いので、リフォーム・リノベーション後の画像を定期的に投稿すると良いでしょう。
5.【マップ対策】MEOに取り組む
MEOとは、GoogleマップアプリやGoogle検索のマップ枠で、自社の情報を上位に表示するための施策です。
店舗を探すユーザーは、「地域名 + リフォーム / リノベーション」のようなキーワードで検索する可能性が高いです。
上記のようなキーワードで検索されたときに、自社の情報がマップ枠に表示されていれば、クリックされる可能性が高く、ユーザーがそのまま来店してくれる可能性もあります。
2016年のGoogleの調査データによると、スマホで近くの店舗を検索したユーザーのうち、76%がその日のうちに店舗を訪れ、28%が購買に至ったと示されています。
参考:Think with Google – How Mobile Search Connects Consumers to Stores
そのため店舗を構えている場合には、MEOにも同時に取り組むことをおすすめします。
SEOとMEOには相関関係があり、共通する施策も多いですが、MEOにおいては以下の2つの施策が重要です。
- Googleビジネスプロフィールの情報を充実させる
- 口コミ対策をする
それぞれ簡単に解説します。
Googleビジネスプロフィールの情報を充実させる
マップ枠で上位に表示したいなら、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス )に登録し、自社の情報を充実させましょう。
ビジネスプロフィール上で記載した情報は、Googleマップや検索結果のマップ枠に反映されます。
情報を入力する際のポイントは以下のとおりです。
- ビジネスプロフィールの情報をもれなく埋め、常に最新に保つ
- ビジネスプロフィール上の会社の名前や住所、電話番号などを、ホームページの表記と一致させる
- 画像を増やす
口コミ対策をする
MEOで重要な施策の2つ目は、口コミ(レビュー)対策です。
Googleマップ上の口コミ(レビュー)は、マップ枠内での順位に影響します。
たとえば、
- 口コミの投稿件数が多い
- 口コミの評価が高い
という場合には、順位が上がりやすくなります。
当然口コミはお客様に投稿してもらう必要があるので、以下のような方法で依頼するようにしましょう。
- 満足度が高そうなお客様に直接声をかけてお願いする
- QRコードを掲載したチラシなどを、店舗の目立つ場所に貼る
- メールで来店のお礼と一緒に投稿の依頼をする
- お礼のハガキに口コミページへのQRコードを掲載して送る
弊社エクスコアでは、SEOのみならずMEOもサポートしています。
ご質問がある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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以上、リフォーム・リノベーション会社が取り組むべき5つのSEO施策でした。
次の章では、成功事例を見ていきます。
リフォーム・リノベーション会社のSEO成功事例
ここでは、弊社がSEOをお手伝いさせていただいている「スクールバス空間設計株式会社」様(以降、「スクールバス」様)のSEO成功事例をご紹介します。
スクールバス様は、大阪・京都・神戸・堺に店舗を構えるリノベーション会社です。
他社のSEOでは成果が出なかったとのことで、弊社で対策を開始しました。
- 「リノベーションに興味のあるユーザー」
- 「リノベーションを検討しているユーザー」
の獲得を目標に施策を実施。
一例ではありますが、施策の開始後に以下のような成果が出ています。
- 1ヶ月で「重層長屋」で1位に
- 1年で「京都 リノベーション」で2位に
1.1ヶ月で「重層長屋」で1位に
コンテンツを公開して1ヶ月後に、「重層長屋」(検索Vol. 480)というキーワードで1位を獲得しました。
競合が独占しているキーワードは避けつつ、集客につながるキーワードを選定して確実なアクセス増加を図りました。
適切なキーワード選定と質にフォーカスしたブログ記事の作成で、すぐに1位を獲得できた事例です。
重層長屋とは?建築基準法による定義を解説|SCHOOL BUS ブログ
2.1年で「京都 リノベーション」で2位に
対策を開始して12ヶ月後に「京都 リノベーション」(検索Vol. 720)というキーワードで2位を獲得しました。
「地域名 + リノベーション」はコンバージョンに近い分、SEOの難易度も高いです。
対策開始直後は37位でしたが、7ヶ月で検索1ページ目にランクイン、クリック数も13倍になりました。
12ヶ月後には、2位まで順位が上昇しています。
実施したことは以下のとおりです。
- 低品質コンテンツの改善
- タイトルタグやメタディスクリプションタグの最適化
- 被リンクの獲得 など
継続的にサイト全体の品質を高めることで、難易度の高いキーワードでも上位を獲得できることがわかるでしょう。
以上、リノベーション会社のSEO成功事例をご紹介しました。
弊社では、この他にもご提示できる実績がございます。
お問い合わせいただければ、さらに詳しい実績や事例をご紹介することが可能です。
ぜひお気軽にお問い合わせください。
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SEOの代行会社に依頼すべきか迷ったら
SEOを外部の会社に依頼するかどうかは、自社の目的や状況に応じて決めましょう。
社内でリソースを確保できるなら、取り組める施策から試してみるのも良いと思います。
しかし、
- 「リソースがない」
- 「専門知識がなく難しい」
- 「SEOで確実にできるだけ速く成果を出したい」
と感じた方は、代理店に依頼することをおすすめします。
SEOには今回ご紹介した施策以外にも、コンテンツ対策・内部対策・外部対策など、取り組むべき施策が数多くあり、それぞれに一定の知識が必要とされます。
また、業界の常識がアップデートされるスピードもかなり速いです。
もちろん、自社で対策することは可能ですが、良いパートナーを見つけるほうが効率よく成果を出せるケースが多いです。
代理店に依頼すれば、自社のリソースを割くことなく、SEOを熟知したプロの担当者がすべての施策を代行してくれます。
SEOの経験がない担当者が、限られたリソースの中で一から始めるよりも、成功確率が上がるのは事実でしょう。
とはいえ、コストや費用対効果が気になる方も多いと思います。
たしかに、SEOに取り組む前に、コストに見合うリターンが得られるかどうかを検討することは非常に重要です。
狙うキーワードによっては、SEOよりもリスティング広告のほうが費用対効果が高いこともあるからです。
弊社では、そのあたりの判断も含めてお客様のご相談を受け付けております。
現在、Webサイトの無料診断もおこなっておりますので、まずは無料診断からお気軽にご利用ください。無料診断では、弊社のコンサルタントがお客様のWebサイトを分析したうえで、必要な施策をご提案いたします。
SEOのみならずMEOやリスティング広告運用など、お客様のWeb集客を総合的にサポートしているので、お客様に合わせて最適なご提案が可能です。
「何から手をつけていいかわからない」というリフォーム・リノベーション会社の方は、ぜひお気軽にご利用ください。
【まとめ】リフォーム・リノベーション会社の集客にはコンテンツSEO・MEOが効果的!
いかがでしたか?
今回はリフォーム・リノベーション会社のSEOで効果的な施策をご紹介しました。
最後にもう一度、5つの施策を確認しておきましょう。
- 【キーワード選定】見込み客が検索する複合キーワードを選ぶ
- 【コンテンツ作成】検索ユーザーが求めるコンテンツを作成する
- 【ページタイトル】上位表示したいキーワードを含める
- 【外部対策】SNSを活用する
- 【マップ対策】MEOに取り組む
一つ一つの施策に丁寧に取り組んでいくことで、順位の改善につながります。
ただし、検索上位を狙うなら、今回ご紹介した施策以外にも取り組むべき施策がいくつもあります。
サイト全体の評価を高めなければ、Googleから良い評価は得られないからです。
自社で取り組めない部分については、ぜひ代理店に依頼・相談してみましょう。
弊社エクスコアでもお客様のSEOを支援していますので、気になる方はぜひ下記のボタンからお問い合わせください。
株式会社エクスコアのコンテンツディレクター・ライター。
1996年生まれ。大学で言語学専攻を卒業したのち、エクスコアに入社。2020年からオウンドメディア「Webma」の運営に従事し、コンテンツ制作・編集・SEO業務に携わる。累計100記事以上を執筆し、PV数・CV数400%超成長に貢献。