Google検索に「AIモード」が登場!米国で展開スタート 最適化についてもGoogleが公式に言及

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こんにちは!Webma編集部です。

5月20日に開催された開発者向けイベント「Google I/O 2025」で、Googleは最新のAI関連アップデートを多数発表しました。

なかでも検索関連で注目されているのが、米国で展開が始まる「AIモード(AI Mode)」です。「AIモード」は、より複雑な質問にも回答できる高度なAI検索機能として、Google検索の検索タブに組み込まれることになりました。

また、Googleは5月21日に「AI Overview」や「AI モード」といったAI機能への最適化に言及したドキュメントも公開。AI最適化の方法は従来のSEOと大きく変わらないことを強調しています。

直近で次々と新しい情報が出ており、「忙しくてなかなか最新情報を追いきれていない」という方も多いと思います。

そこで本記事では、SEO担当者・Web担当者の皆さま向けに、Google検索関連の3つの重要なニュースをまとめました。

ぜひ情報のキャッチアップにお役立てください。

この記事のトピック

  • トピック1.Google検索で「AIモード」が米国ユーザー向けに提供開始
  • トピック2.AI Overview が拡大。200以上の国と地域で利用可能に
  • トピック3.AI機能に掲載されるための方法をGoogleが公式に解説

1.Google検索で「AIモード」が米国ユーザー向けに提供開始

5月20日(現地時間)、Googleは Google検索に「AIモード(AI Mode)」を追加することを発表しました。

米国では同日より順次AIモードが提供されるとのことです。

今後数週間以内に、Google検索とGoogleアプリの検索バーに「AIモード」タブが表示されます

AIモードは、これまで Labs のオプトインユーザーのみに試験提供されていました。しかし今後は米国の全ユーザーが登録なしでAIモードを利用できます

AIモードのデモ画像 過去のGoogle公式ブログより引用元:Expanding AI Overviews and introducing AI Mode(試験提供開始時の公式ブログ記事より)

 

引用元:AI Mode in Google Search: Updates from Google I/O 2025 

AIモードについて、Googleは次のように説明しています。

AIモードは、より高度な推論とマルチモダリティを備えた最も強力なAI検索であり、フォローアップの質問とWebへの役立つリンクを深く掘り下げることができます。

引用元:AI Mode in Google Search: Updates from Google I/O 2025(原文は英語)

同社によれば、AIモードでは「クエリファンアウト」と呼ばれる技術が用いられています。

具体的に説明すると、これは入力された質問文をサブトピックに分解し、ユーザーに代わって複数のクエリ(=質問)を同時に実行するというもの。

この技術によって、従来のGoogle検索よりも深くWebを探索し、より関連性の高い優れたコンテンツを発見することが可能になっています。

また、AIモードには Googleの最先端大規模言語モデル「Gemini2.5」が導入されると発表されています。

「AIモード」提供の背景

「AIモード」を提供することになった背景として、Googleは「AI Overview の導入をしてからこれまでに起きたユーザーの検索行動の変化」を挙げています。

昨年のI/OでAI Overviewsを発表して以来、Google検索の利用方法に大きな変化が起こりました。人々はGoogleでより多くの質問をするようになり、より複雑で、より長く、より多様な質問を投げかけるようになりました。

引用元:AI Mode in Google Search: Updates from Google I/O 2025原文は英語)

このような検索クエリや検索行動の変化とともに、ユーザーからも「エンドツーエンドのAI検索体験(※)」へのニーズが高まっていたとのこと。

※検索による目的達成のプロセスを、始めから終わりまでAIが一貫して支援してくれる状態

そこで今年3月にまずはLabsで「AIモード」の試験提供がはじまり、今回のGoogle I/Oのタイミングにあわせて本格導入されることになりました。

 

また、Google検索の責任者であるElizabeth Reid氏はインタビューの中で、AIモードはあくまでも「検索」体験の一部であるとしています。

従来のチャットAIであれば「寂しいから会話を楽しみに行く」ような使い方も想定されますが、AIモードの核は「情報検索」であるため、そうした場所としては想定されていません。

たとえば、Google検索の「画像モード」を使えば画像を中心に検索できるように、AIモードも AI中心の検索体験を提供する新たな検索モードとして位置付けられています。

参考: AIが拡張する「ググる」体験 Google検索トップに聞く「AIモード検索」 – Impress Watch

高度な新機能の導入も予定

AIモードには今後数ヶ月以内に、さらに高度な新機能が追加される予定です。

ただし新機能については、Labsでの先行リリースになります。

ユーザーからのフィードバックを経て、本提供に向けた調整がおこなわれる見込みです。

導入予定の各機能をかんたんにご紹介します。

ディープサーチ機能

ディープサーチは、より詳細な回答が必要な質問に対して、数百件の検索を実行し、分散した情報を論理的に分析する機能です。

わずか数分で専門家レベルの引用ソース付きレポートを作成できるため、リサーチ時間が大幅に短縮できます。

引用元:AI Mode in Google Search: Updates from Google I/O 2025 

サーチライブ機能

サーチライブ機能を使えば、カメラで目の前のものを映しながら、リアルタイムで対話や検索ができるようになります。

AIモードやレンズで「ライブ」アイコンをタップし、カメラを向けて質問することで、AIが難しい概念の説明・ヒントの提供・リンクの提供などをおこなってくれます。

 

引用元:AI Mode in Google Search: Updates from Google I/O 2025 

エージェント機能

エージェント機能は「チケットの購入」「レストランの予約」のように、何かを実行するための検索において役立つ機能です。

たとえば、「今週土曜日のレッズ戦の低層階で手頃なチケットを2枚探して」と尋ねるだけで、複数のサイトを検索して分析し、リアルタイムの価格と在庫情報を表示してくれます。

チケットのリサーチから各Webサイトでの購入手続きまでをシームレスに案内します。

 

引用元:AI Mode in Google Search: Updates from Google I/O 2025 

AIショッピング機能

ショッピング体験も強化されます。これは商品選びのインスピレーションを得たり、検討事項をじっくり検討したり、商品を絞り込んだりする際に役に立つとのこと。

ユーザーは自分の写真を1枚アップロードするだけで、数十億点ものアパレル商品をバーチャル試着することも可能です。

好みの商品が見つかれば、Google Pay 経由でそのまま購入依頼できます。

引用元:Shopping on Google: AI Mode and virtual try-on updates from I/O 2025

パーソナルコンテクスト機能

AIモードは、過去の検索履歴にもとづいて、個人個人にカスタマイズした提案ができます。

たとえば、旅行前の質問や検索履歴にもとづき屋外席のあるレストランをおすすめしたり、飛行機やホテルの予約状況にもとづき、滞在中に開催されるイベントを提案したりすることができます。

こうしたパーソナルコンテクストの利用を許可するかどうかについては、ユーザー側の設定でコントロールできます。

カスタムチャートとグラフによる視覚化機能

チャートやグラフによるデータの視覚化機能にも対応しています。

たとえば、2つの野球チームのホームでの勝率を比較する際に、リアルタイムのスポーツ情報を活用した分析やインタラクティブなグラフ作成ができます。

引用元:AI Mode in Google Search: Updates from Google I/O 2025 

 

ここまでで紹介した新機能は、今後数週間から数か月以内に LabsユーザーのAIモードで提供される予定です。

2.AI Overview が拡大。200以上の国と地域で利用可能に

Googleは、Google検索の「AI Overview(AIによる概要)」機能を世界200以上の国と地域、40以上の言語に拡大したことを発表しました。

AI Overview は日本では昨年から一般提供されている機能です。

AI-Overview displayed in "SEO" search results「SEO」の検索結果に表示されるAI Overview

今回の発表で、アラビア語・中国語・マレー語・ウルドゥー語などもサポート対象となり、世界中のより多くのユーザーが「AI Overview」を利用できるようになりました。

Googleは「AI Overviewは過去10年間で最も成功した検索機能の一つ」と説明しています。

以下のとおり、AI Overview を利用したユーザーの満足度が高いことにも言及しました。

AI Overview を利用するユーザーが増えるにつれ、検索結果への満足度が高まり、検索頻度も増加しています。米国やインドといった主要市場では、AI Overview が表示されるタイプの検索において、Googleの利用を10%以上増加させています。これは一度「AI Overview」を体験したユーザーは、同様の検索を繰り返し行うようになっているということです。

引用元:AI Overviews expand to over 200 countries and territories, more than 40 languages(原文は英語)

米国では「AI Overview」にも「AIモード」と同様にGemini 2.5が導入され、より高度な検索クエリにも対応可能になるとのことです。

3.AI機能に掲載されるための方法をGoogleが公式に解説

Googleはサイトオーナーやクリエイター向けに、AI検索体験の最適化に関するブログ記事ガイダンスを公開しました。

各ドキュメントのなかでGoogleは、「AI Overview」や「AIモード」といったGoogleのAI検索機能に掲載される方法やアドバイスをまとめています。

Googleが繰り返し強調したのは、AI機能に掲載されるためのベストプラクティスは従来のSEOと特別変わらないという点です。

SEOのベストプラクティスは、Google検索のAI機能(AIオーバービューやAIモードなど)にも適用されます。AIオーバービューやAIモードに表示されるための追加要件はなく、特別な最適化も必要ありません。

引用元:AI Features and Your Website | Google Search Central(原文は英語)

AI機能に登場させる方法
AI 機能には、Google 検索全体に適用するものと同じ基本的な SEO のベスト プラクティスを適用できます。つまり、ページが Google 検索の技術要件を満たしていることを確認し、検索ポリシーに従い役立つ、信頼性が高く、ユーザー中心のコンテンツを作成するなどの主要なベスト プラクティスに重点を置きます。

引用元:AI Features and Your Website | Google Search Central(原文は英語)

Google が長年提唱してきた考え方は、これらの新しいエクスペリエンスにも反映されています。訪問者に焦点を当て、ユニークで満足度の高いコンテンツを提供してください。

引用元:Top ways to ensure your content performs well in Google’s AI experiences on Search  |  Google Search Central Blog(原文は英語)

つまり、「AI Overview」や「AIモード」への最適化は、あくまでも基本的なSEOの延長線上にあるということです。

この前提に立ったうえで、Googleは AI エクスペリエンスを含めたGoogle 検索全体で成功するために考慮すべき点を紹介しています。

以下、各項目をかんたんにまとめましたので、ご確認ください。

  • 人々にとってユニークで価値のあるコンテンツに焦点を当てる
    検索からの訪問者や自社の読者が役立ち、満足できる、ユニークでコモディティ化されていないコンテンツの作成に注力しましょう。

  • 優れたページエクスペリエンスを提供する
    ユーザーが快適に操作でき、情報を探しやすい「優れたページエクスペリエンス」を提供しましょう。

  • コンテンツにアクセスできるようにする
    Google 検索の技術要件 を満たしているか確認し、Google がページを見つけ、クロールし、インデックスに登録し、検索結果に表示できるようにしましょう。

  • プレビューコントロールで表示を管理する
    AIフォーマットを含む検索結果での表示内容は、nosnippet や noindex などのタグで制御できます。

  • 構造化データが表示されているコンテンツと一致していることを確認する
    構造化データを使用する場合は、Google のガイドラインを遵守しましょう。

  • マルチモーダルの成功のためにテキストを超える
    マルチモーダル検索に対応するために、テキストだけでなく高品質な画像や動画を掲載し、Merchant Centerやビジネスプロフィールの情報も最新に保ちましょう。

  • 訪問の価値を完全に理解する
    AI Overviewありの検索から訪問するユーザーは、事前に詳細な文脈を得ているため滞在時間やエンゲージメントが高まる傾向があります。クリック数だけでなく、売上や登録などのコンバージョン指標にも注目しましょう。

  • ユーザーとともに進化する
    人々のニーズの変化とともに、検索も最適に対応できるよう常に進化し続けます。その進化はサイトオーナーに新たな機会も生み出します。

各項目の詳細はGoogle検索セントラルのブログ記事でご確認いただけます。

現時点では日本語版はまだ反映されていないため、確認したい方は以下の英語版を翻訳してご確認ください。

まとめ

今回はGoogle検索のAI機能に関わる以下の3つのニュースをお届けしました。

この記事のトピック

  1. Google検索で「AIモード」が米国ユーザー向けに提供開始
  2. AI Overview が拡大。200以上の国と地域で利用可能に
  3. AI機能に掲載されるための方法をGoogleが公式に解説

AIモードの日本での導入予定については今回は発表されていないため、導入はまだまだ先になるのかもしれません。

とはいえ、AIモードの導入によってユーザーの検索行動がさらにどう変わっていくのかについては、先行して導入されている米国検索での動向に注視しておくと良いでしょう。

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