美容室の集客にSEOは必要?おこなうべき6つのSEO施策を解説

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  • あなたの美容室のホームページは、どれくらい集客に貢献しているでしょうか?

    「検索1ページ目に表示されないし、予約にもあまりつながっていない…。」という状況の方もいるのではないでしょうか。

    美容室は2022年現在、全国に約25.7万店舗存在しており、信号機の数をも上回ります。

    とはいえ一般的な美容室では、SEOをあまり考えず「ホットペッパービューティー」のようなポータルサイトに頼って新規顧客を獲得している場合が少なくありません。

    たしかに、毎月掲載料を支払い続けていれば、ある程度はポータルサイト経由で継続して集客できるでしょう。

    しかしポータルサイト内での競争も激化しているのが現実です。

    せっかくホームページがあるのなら、ホームページの力も最大限に高めて、検索エンジンから自然とお客様が増える状況を作りたいですよね。

    初心者がSEOだけで一気に予約を増やすというのは、あまり現実的ではないですが、SEOを正しく理解しているか否かは、ライバル店舗との大きな差になります

    SEOに加え「MEO」にも適切に取り組めば、相乗効果で確実に予約を増やせるでしょう。

    そこでこの記事では、美容室が集客のためにおこなうべき6つのSEO施策(MEO施策)をわかりやすく解説しました。

    この記事の内容を実践するだけでも、検索流入・予約を増やせると思いますので、ぜひ参考にしてください。

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    美容室のホームページ集客にSEOは必要?

    自分の美容室を1人でも多くの人に知ってもらいたい」と思っているなら、SEOへの取り組みは欠かせません

    SEO(検索エンジン最適化)は、GoogleやYahoo!の検索結果で、自分のページをより上位に表示するための取り組みです。

    なぜSEOが必要かというと、ホームページを公開していても、検索で表示されるのが2ページ目以降なら、ほとんどの人はスルーしてしまうからです。

    検索したときにヒットしやすい状態を作ることで、より多くの人に美容室のことを知ってもらうことができます。

    ホームページのSEOは来店確率を高める

    SEOに正しく取り組めば、美容室の認知が高まるだけでなく、ホームページを見て来店する人の数も増やせます

    なぜならSEOは単なる上位表示のテクニックではなく、検索ユーザーが満足できるような便利なWebサイトを作ることだからです。

    以下の調査でも明らかになっているように「美容室選びの際にホームページをチェックする人」は100人中66人と、大部分を占めています。

    美容室選びの際に公式ホームページをチェックする人の割合引用元:美容室選びで「公式ホームページをチェックしますか?」のアンケート調査 – HAIRLOG SPECIAL

    これはポータルサイトで美容室を知ったとしても、ホームページを見て来店を決める人が一定の割合で存在していることを意味します。

    もしホームページに知りたい情報がなかったり、使いにくかったりすれば、他の美容室を選んでしまうでしょう。

    このように来店を促すという意味でも、ホームページのSEOは重要です。

    美容室のSEOは難しい?

    美容室のSEOが難しいのは確かです。

    というのも、「地域名 + 美容室」のような、今まさに美容室を探している人が検索するキーワードは、上位を大手ポータルサイトが占めていることがほとんどだからです。

    「恵比寿 美容室」の検索結果

    上の画像は「恵比寿 美容室」の検索結果ですが、上位7位までを大手ポータルサイトや比較記事が占めています。

    このような大手サイトを超えて1位を獲得するのは、現実的ではありません。

    では、どうすれば良いのでしょうか?

    新規顧客を獲得するには、「MEO」と呼ばれる地図の対策も同時に意識する必要があります。

    このあとの章で、美容室がおこなうべきSEO施策・MEO施策をどちらも解説しているので、ぜひ参考にしてください。

    美容室がおこなうべき6つのSEO施策

    美容室がおこなうべきSEO施策は以下の6つです。

    美容室がおこなうべき6つのSEO施策

    1. 予約につながりやすいキーワードを狙う
    2. お客様が求めるコンテンツを用意する
    3. キーワードを意識してタイトル・ディスクリプションを記述する
    4. 予約ボタンをわかりやすい位置に設置する
    5. Googleビジネスプロフィール対策をおこなう
    6. ポータルサイト・SNSを活用する

    それぞれ解説します。

    1.予約につながりやすいキーワードを狙う

    予約につながりやすいキーワードで上位を狙うことが重要です。

    美容室を探している人は、自分の住んでいる地域や職場のある地域名を入れて検索することが多いので、「地域名 + 美容室」のようなキーワードで対策するのが基本となります。

    ただし、あなたの美容室の強みや特徴、トレンドなどを考慮に入れることも忘れてはいけません。

    今一度、以下の2点について考えておくと、狙うべきキーワードがより明確になるはずです。

    • どのような人がターゲットなのか?(ターゲットにしたいのか?)
    • ターゲットが検索するのはどのようなキーワードか?

    美容室の対策キーワード例を以下の表にまとめたので、こちらも参考にしてください。

    美容室の対策キーワードの例
    種類
    地域名 + 美容室「恵比寿 美容室」
    「恵比寿 美容院」
    「恵比寿 ヘアサロン」
    詳細エリア「恵比寿西口 美容室」
    「恵比寿 ガーデンプレイス 美容室」
    メニュー「恵比寿 美容室 パーマ」
    「恵比寿 美容室 縮毛矯正」
    「恵比寿 美容室 ショート」
    「恵比寿 美容室 イルミナカラー」
    美容室の特徴「恵比寿 美容室 女性スタッフ」
    「恵比寿 美容室 夜」
    「恵比寿 美容室 個室」
    「恵比寿 美容室 当日」
    ターゲット「恵比寿 美容室 メンズ」
    「恵比寿 美容室 学生」
    「恵比寿 美容室 幼児」
    「恵比寿 美容室 40代」
    指名検索「〇〇美容室(美容室の名前)」
    「美容師さんの個人名」
    髪や美容室来店に関する悩み「美容室 オーダー わからない」
    「カラー やり直し 別の美容院」
    「直毛 センター分け できない」

    SEOでは、このように上位表示したいキーワードを決めて、そのキーワードを検索するユーザーにとって、最も役に立つページを用意する必要があります

    2.お客様が求めるコンテンツを用意する

    お客様(=検索ユーザー)が求めるコンテンツを用意しましょう。

    Webサイト内に検索ユーザーにとって役に立つ情報が増えれば、Googleから高い評価を得ることができます

    たとえば、美容室のホームページでは、以下のようなコンテンツを用意しておくのが一般的です。

    美容室のホームページで用意するコンテンツ

    • 料金表・施術メニュー
    • 予約情報・クーポン情報
    • ヘアスタイル
    • スタッフ紹介
    • アクセス情報
    • 店舗情報(営業時間、コンセプト、駐車場の有無など)
    • 店舗の写真(内観・外観)
    • よくある質問(Q&A)
    • ブログ・お知らせ

    SEOの観点から特に重要な5つのページ・ポイントを以下にまとめておきます。

    ヘアスタイルページ

    あなたの美容室で対応できる、あらゆるヘアスタイルの画像を掲載しておきましょう。

    検索ユーザーは、美容室を探すと同時に「どんな髪型にしようかな」と悩んでいることも多いです。

    画像を増やすことで、ユーザーの参考になる情報が増え、Googleからも「コンテンツが充実している」と評価されやすくなります。

    「こんなヘアスタイルが良い!」という理想の画像が見つかると、あなたの美容室を選ぶ理由ができるので、来店確率も上がるでしょう。

    スタッフ紹介ページ

    スタッフ紹介ページを用意して、プロフィール情報や顔写真、得意なヘアスタイルなどを記載しておきましょう。

    SNSで情報を得たユーザーは、美容師さんの「個人名」で検索することもあります。

    スタッフページを用意しておくと、個人名で検索されたときにもホームページが検索1ページ目に表示されやすくなります。

    また、前もって美容師さんの情報を確認できると、「安心感」や「信頼感」が高まり、来店のハードルを下げることが可能です。

    アクセス情報

    アクセス情報ページを充実させることで、「恵比寿 美容室」のような地域に関連するキーワードで上位表示しやすくなります

    たとえば、店舗までの道順などを記載すると、近隣の建物の名前や駅の名前など、地域に関連するキーワードが自然といくつも含まれることになりますよね。

    その結果、Googleは「この地域と関連性の高いサイトなんだ」と認識してくれます。

    以下のような情報を含めると良いでしょう。

    • 店舗までの道順の説明(テキスト)
    • Googleマップの埋め込み(地図)
    • 道順の案内画像

    店舗情報

    店舗情報の記載の仕方にもポイントがあります。

    それは、ホームページのNAP表記と、SNSやポータルサイトのNAP表記を一致させるということです。

    • N:Name(名前)
    • A:Adress(住所)
    • P:Phone(電話番号)

    たとえば、ホームページ内の表記では「ヘアサロン 〇〇」なのに、SNSでは「Hair Salon 〇〇」という名前なのは、好ましくありません。

    表記が異なっていると、Googleが別の店舗として認識・評価してしまう可能性があるからです。

    数字の半角・全角といった細かな書き方も可能な限り統一することをおすすめします。

    ブログ記事

    美容室のなかには、スタッフさんがブログ記事を更新している場合もあるでしょう。

    記事を書く際には「検索キーワード」と「検索ユーザーの悩み」を意識してみてください。

    たとえば、「天パ 直し方」というキーワードなら、検索ユーザーは以下のような悩みを抱えていることが推測できます。

    • 「天パを直すにはどんな方法があるのだろう」
    • 「天パを少しでも軽減して、理想の髪型にしたい」

    このようなユーザーの悩みや疑問を120%解決できる、アンサーコンテンツを作成しましょう。

    オリジナリティの高い情報(たとえば、美容師目線でのアドバイスやお客様の体験談など)が含まれていると、より効果的です。

    このように1記事ごとにターゲットキーワードを設定して記事を作成することで、検索ユーザーの求める情報とのマッチ度合いが高くなり、上位表示されやすくなります。

    3.キーワードを意識してタイトル・ディスクリプションを記述する

    タイトルとメタディスクリプションには、上位表示したいキーワードを意識的に含めましょう。

    タイトルはその名のとおり、検索結果で表示されるページタイトルのことです。

    メタディスクリプションは、検索結果のタイトル下に表示される可能性がある、ページの説明文・要約文です。

    検索結果に表示されるタイトルとディスクリプション

    どちらも検索エンジンに対して「このテーマについてまとめたページです」と内容を伝える役割があります。

    つまり、タイトルやディスクリプションに対策キーワードが含まれていると、Googleは「このキーワードと関連性の高いページなんだ」と認識しやすくなるというわけです。

    「恵比寿 美容室」というキーワードで、トップページを上位表示したい場合の例は以下のとおり。

    良い例

    • 恵比寿の髪質改善美容室|Hair 〇〇(名前)

    悪い例

    • 髪質改善専門のヘアサロン|Hair 〇〇(名前)

    タイトルやディスクリプションは、検索ユーザーがクリックするときの決め手にもなる重要な要素です。

    すべてのページで、タイトルとディスクリプションが設定できるので、各ページで狙っているキーワードを意識して記述しましょう。

    ただし、キーワードの過剰な使用はNGです。

    不自然にキーワードを盛り込んだり、ただキーワードを羅列したりすると、Googleからペナルティを課されてしまいます。

    お客様にとっても検索エンジンにとっても、わかりやすいタイトルやディスクリプションをつけるようにしてください。

    4.予約ボタンをわかりやすい場所に設置する

    予約を増やすために必要なのが、予約ボタンをホームページ内のわかりやすい位置に設置することです。

    閲覧中のユーザーが、「この美容室に行ってみよう」と思ったタイミングで、すぐに予約ボタンを見つけられなければ、機会損失につながってしまう可能性があります。

    特にスマホユーザーに向けた最適化は不可欠でしょう。

    今ではスマホで検索する人が全体の75%以上とされており、なかでも美容室を探している人は外出先でスマホから検索するケースも多いです。

    以下の2点を意識して、予約ボタンの位置も見直してみましょう。

    • ファーストビュー(ホームページで最初に目に入る画面)で「予約ボタン」を表示させる
    • スクロールしたときにも上部や下部に常に「予約ボタン」を表示させる

    5.Googleビジネスプロフィール対策をおこなう

    必ずGoogleビジネスプロフィールの対策もおこないましょう(MEOとも呼ばれます)。

    Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)は、GoogleマップやGoogleの検索結果で表示される店舗情報を管理できる無料サービスです。

    対策しておくと、Googleマップや検索結果の地図の部分で、上位に表示される可能性が高まります

    Googleの検索結果に表示される地図

    地図の部分はポータルサイトより上に表示され目立つため、集客に非常に効果的です。

    SEOとMEOは決して独立しているわけではなく、相互に関連しているので、並行して対策することで、相乗効果を生むことができます。

    ここでは、2つのMEO施策をお伝えします。

    情報を充実させる

    Googleビジネスプロフィールに登録し、情報を正確に入力しましょう。

    ユーザーにとって有益な情報が充実していると、Googleからも高い評価を得られます。

    ポイント

    • ビジネスプロフィールの各項目をもれなく埋める
    • ビジネスプロフィール上の美容室の名前や住所、電話番号(NAP)を、ホームページの表記と一致させる
    • 画像を増やす(外観・内観・スタッフ・ヘアスタイルなど)
    • 情報を常に最新に保つ
    • 「投稿」機能を活用して、美容室の最新情報を発信する

    クチコミを促す・返信する

    クチコミも地図枠への表示のされやすさに影響します

    • クチコミの投稿件数が多い
    • クチコミの評価が高い

    といった状況では、順位が上がりやすくなります。

    以下のような方法でクチコミを促しましょう。

    クチコミを促す方法

    • 満足度が高そうなお客様に直接声をかけてお願いする
    • クチコミページへのQRコードを掲載したチラシなどを、美容室の目立つ場所に貼る
    • お客様にメールで来店のお礼と一緒に投稿の依頼をする

    また、クチコミへの返信も効果的です。

    良いクチコミにも悪いクチコミにも、真摯に返信をおこなうことで、美容院への信頼が高まります。

    6.ポータルサイト・SNSを活用する

    ポータルサイトやSNSは、直接お客様を集められるだけでなく、実はSEOにも影響があります

    なぜならインターネット上での露出が増えると、被リンクやサイテーションを獲得できる可能性が高まるからです。

    被リンクとは?

    他サイトに自サイトのリンクが掲載されること。

    サイテーションとは?

    SNSや他のWebサイト上で、店舗名やサービスの内容、美容師さんについて言及されること。

    Googleは上記のような第三者の行動も参考にして、Webサイト(およびサービス)を評価しています。

    そのため、ポータルサイトやSNSもフルに活用して、被リンクやサイテーションの機会を増やすことで、よりSEOに強いホームページになるのです。

    以下のように、無料で掲載可能な美容室ポータルサイトがあるので、まだ登録していない方はぜひチェックしてみてください。

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    今回ご紹介したSEOやMEOのみならず、Web制作やSNS運用、リスティング広告運用についても豊富なノウハウがございます。

    集客の課題は店舗・企業によってさまざまです。

    予算や目的によっても、費用対効果の高い施策は異なってきますので、もし集客でお困りの方は、お気軽に弊社にご相談ください。

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    【まとめ】美容室はホームページとGoogleビジネスプロフィールを両方充実させよう

    SEOとMEOに正しく取り組めば、ポータルサイトだけに依存せずに、自分たちでお客さんを集める仕組みが作れます。

    まずは今回ご紹介した6つの施策に丁寧に取り組んでみてください。

    美容室がおこなうべき6つのSEO施策

    1. 予約につながりやすいキーワードを狙う
    2. お客様が求めるコンテンツを用意する
    3. キーワードを意識してタイトル・ディスクリプションを記述する
    4. 予約ボタンをわかりやすい位置に設置する
    5. Googleビジネスプロフィール対策をおこなう
    6. ポータルサイト・SNSを活用する

    ただし、検索上位にページを表示し続けるには、一回きりの対策ではなく、継続することがとても重要です。

    日頃からページの情報更新やメンテナンスをおこない、ホームページ全体の品質向上、お客様の満足度向上につとめましょう。

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