【2025年8月】Googleがスパムアップデートの展開を開始

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  • 本日8月27日、Googleはスパムアップデートの展開を開始しました

    Googleでは常時、自動システムを使って検索スパムを検出しており、スパムアップデートはこの自動システムを改善するためものです。

    真っ当に運営しているサイトであれば本来あまり気にする必要のないアップデートですが、Googleのスパムポリシーに違反しているサイトはアップデートの影響を受ける可能性があります。

    この記事では、2025年8月のスパムアップデートについて概要・速報をお届けします。

    サマリー

    • 通常のスパムアップデート(2025年1回目の実施)
    • 全言語・地域でグローバルに展開
    • 展開完了まで数週間かかる見込み
    • Google のスパムポリシーに違反しているサイトに影響する可能性あり

    2025年8月のスパムアップデートがリリース【August 2025 spam update】

    8月27日午前1時ごろ、Googleはスパムアップデートの開始を告知しました。

    前回のスパムアップデートは、2024年12月におこなわれたので約8ヶ月ぶりの実施です。

    Google Search Central の公式 X および LinkedIn アカウントでアナウンスしています。

    LinkedInでのスパムアップデート告知

    本日、2025年8月のスパムアップデートをリリースしました。完了まで数週間かかる場合があります。これは通常のスパムアップデートであり、すべての言語と地域に展開されます。展開が完了したら、Google検索ステータスダッシュボードに掲載します: https://lnkd.in/e_RJSYVf

    アナウンス文には「通常のスパムアップデート」という記述があるので、今回はイレギュラーな内容が含まれるスパムアップデートではないと推測されます。

    アップデートが完了するまでに数週間(2〜3週間)かかる見込みです。

    今回のアップデートでは、生成AIによるスパムコンテンツやサイトがどのような影響を受けるかについても注目が集まっています。

    スパムアップデートとは

    スパムアップデートとは、ユーザーや検索結果の品質を守るために、Googleが定期的に実施している「スパム検出システムの機能改善」です。

    Googleの自動​システム自体は常に稼働しており、​毎日​400億件の​スパムページが​検出されています。

    こうしたスパムの自動検出精度を向上させたり、新しいスパムに対応したりするために、Googleは年に数回スパムアップデートを実施しているわけです。

    スパムアップデート 履歴出典:Google Search Status Dashboard

    なお「スパム」とは、「ユーザーを欺いたり、コンテンツのランキングを上げる目的で Google の検索システムを操作したりするために使用される手法」を指します。

    スパムポリシーに違反する行為

    Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー」では、ポリシー違反に該当する一般的なスパム行為が挙げられています。

    このなかで「サイトの評判の不正使用(いわゆる寄生サイト)」のように、昨年新たにスパムポリシーに追加された項目もあります。

    今一度、自サイトで下記のようなスパム行為がないかを確認しておきましょう。

    1. クローキング
      検索ランキングを操作したりユーザーに誤解を与えたりすることを目的に、ユーザーと検索エンジンに異なるコンテンツを表示する行為

    2. 誘導ページの不正使用
      特定の類似した検索語句で検索結果の上位に表示されることを目的にサイトまたはページを作成する行為

    3. 期限切れのドメインの不正使用
      期限切れのドメインを検索ランキングを操作する目的で購入し、ユーザーにとってほとんどまたはまったく価値がないコンテンツをホストするために再利用する行為

    4. ハッキングされたコンテンツ
      サイトのセキュリティ上の脆弱性に付け込まれ、許可なくサイトに配置されたコンテンツ

    5. 隠しテキストと隠しリンクの不正使用
      検索エンジンを操作することのみを目的としてページにコンテンツを配置し、人間のユーザーには見えにくくする行為

    6. キーワードの乱用
      Google検索結果のランキングを操作する目的で、ウェブページにキーワードや数字を詰め込む行為

    7. リンクスパム
      検索ランキングを操作することを主な目的として、サイトへのリンクやサイトからのリンクを作成する行為

    8. 機械生成トラフィック
      Google に自動生成クエリを送信する行為(ランキングの確認を目的としたスクレイピングや、明示的な許可なく Google 検索に自動アクセスするその他の行為)

    9. マルウェアや悪意のある行為
      ユーザーエクスペリエンスに悪影響を及ぼすマルウェアや望ましくないソフトウェアをウェブサイトがホストする行為

    10. 誤解を招く機能
      ユーザーを欺き、コンテンツやサービスに実際にはアクセスできないのにアクセスできると誤解させるようなサイトを意図的に作成する行為

    11. 大量生成されたコンテンツの不正使用
      検索ランキングの操作を主な目的として、ユーザーにとってほとんど価値がなく、独自性のないコンテンツを、その作成方法は問わず大量に作成する行為

    12. スクレイピング
      他のサイトのコンテンツを、多くの場合は自動化された方法で収集し、それを検索ランキングを操作する目的でホストする行為

    13. サイトの評判の不正使用
      サードパーティのコンテンツを、すでに確立されたホストサイトのランキングシグナルを利用することを目的としてホストサイトで公開する行為

    14. 不正なリダイレクト
      ユーザーと検索エンジンに異なるコンテンツを表示することを目的に、悪意をもって最初にリクエストされたURLとは別のURLに移動させる行為

    15. 内容の薄いアフィリエイトサイト
      商品の説明やレビューを元の販売者からそのままコピーし、独自のコンテンツや付加価値を加えない状態で、商品のアフィリエイト リンクを含むコンテンツを掲載する行為

    16. ユーザー生成スパム
      ユーザーコンテンツを対象としたチャネルを経て、ユーザーによってサイトに追加されたスパムコンテンツ

    17. その他の行為
      法律に基づく削除、個人情報の削除、ポリシーの回避、詐欺や不正行為など

    参考:Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー | Google 検索セントラル

    スパムアップデートの展開完了後に検索順位が大幅に低下したり、検索結果に表示されなくなったりした場合は、スパムポリシーへの違反が疑われます。

    あらためて上記ページを確認し、Googleのスパムポリシーを遵守できているかをチェックしてみてください。

    また、「サイトの検索順位を上げたいから」と安易にこうしたスパム行為に手を染めてしまうと、長期的にはマイナスに働くこと多いです。

    自社の見込み客やサイト訪問者を第一に考え、ユーザーにとって本質的に価値のあるサイト運営を心がけることをおすすめします。

    まとめ

    2025年8月のスパムアップデート速報・概要をお届けしました。

    アップデートの展開が完了したら、Google検索ステータスダッシュボードX でも告知があるはずです。

    社内外の情報共有の際には、ぜひ本記事をご活用いただけますと幸いです。

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