埼玉県久喜市で診療をおこなっている「いしはた歯科クリニック」様。
大学病院にも引けをとらない、各分野の専門医による治療を受けられる歯科医院です。
同医院はWebでの集患に注力した結果、今では毎月5万人以上がホームページを訪れており、継続的な新患獲得にも成功しています。
また、久喜市の2医院(「いしはた歯科クリニック」「久喜総合歯科(いしはた歯科新館)」)で順調に患者数が伸びたことから、今年7月には新拠点となる大宮院も開院しました。
弊社エクスコアは、2014年から同医院とお付き合いがあり、現在も3医院の各Webマーケティング施策を支援させていただいています。
そこで今回は、いしはた歯科クリニックで理事長を務める石幡先生に、これまでの取り組みや成果についてお話を伺いました。
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いしはた歯科クリニック 理事長 石幡一樹先生
- 話し手:石幡一樹(いしはた かずき)先生
- 聞き手:エクスコア 具志堅
目次
「地域の小さな大学病院」がコンセプト
いしはた歯科クリニック様についてあらためて教えてください
引用:いしはた歯科クリニック|埼玉県久喜市の歯科医院(歯医者)
石幡先生:いしはた歯科クリニックは、最初は診療台2台で開業した小さな医院でした。
そこから、アナログな方法で集患したり、エクスコアさんにWebでの集患をご支援いただいたりして順調に患者さんが増えていき、今では「地域の小さな大学病院」がコンセプトです。
私自身は顎関節症、入れ歯、インプラント、噛み合わせの治療が得意ですが、当院には他にも口腔外科、矯正、神経治療など各領域に強い先生が在籍しています。
わざわざ都内の大学病院に行かなくても、ここに来ていただければ、よほど特殊なケースでない限りは治療が完結できます。
具志堅(エクスコア):そうなんですね!いしはた歯科クリニックでは、歯の使い方や噛み方も指導されていると伺いました。そこも特徴的ですよね。
石幡先生:そうですね。「こういう風に歯を使ったほうが良い」「こういう風に噛んだほうがトラブルが起きにくい」ということがわかっているので患者さんにもお伝えしています。
ものを噛むときは、普通はみなさん奥歯で噛むという認識をお持ちだと思うんですよ。
でも本当は「前歯で捉えて、犬歯で肉を裂いて、小臼歯でものを噛み砕いて、大臼歯はすり潰すように使う」というように、それぞれの歯に役割があります。
実は私の父親が、「歯全体をバランスよく使って咀嚼している人のほうが、60歳になった時に失っている歯の本数が少ない」という内容の論文を残しているんです。
父は生前、東京医科歯科大学で教授であると同時に、企業の歯科診療所長として60歳手前の方々の定年前検診などもおこなっていました。
そこで、60歳で歯が悪くなっていない人と、60歳で歯が悪くなっている人の噛み方が両極端なことに気づいたようです。
久喜市にいくつもある歯科医院から選んで来てくださった以上、患者さんはみなさん私にとって縁のある人なので、父が示したことを踏まえて極力歯を失わせないようアドバイスしたいんです。
遠回りして「ネットが1番効果的」だとわかった
なぜWebでの集患に注力しようと思ったのでしょうか?
石幡先生:多くの歯医者さんが同じだと思いますが、私も経営の仕方や患者さんの集め方をほとんど知らない状態で開業しました。
「SEO対策」とか「MEO対策」とか言葉自体は知っていたんですが、最初は新聞広告や電柱広告を出したり、チラシを撒いたりしていましたね。
久喜市役所に置かれている封筒に載せたり、久喜駅の時刻表に名前を載せたりもしました。
そうやっていくつか自分で体験してみて、「どこから患者さんが来ているかな」と考えたときに、やっぱり一番効果的なのはネットだったんです。
先日、歯科医師向けのセミナーに登壇したんですが、そこでも「集患したいなら絶対に『駅名 + 歯医者』で医院の情報を出したほうが良いよ」とお伝えしてきました。
今は何か調べるときに多くの人がスマホを使いますし、お金をある程度かけてでも、こうしたキーワードで出さないといけないと思っています。
大宮院の開院にあたって「大宮 歯医者」でスポンサー枠に広告を出すようにしたのも、「駅名 + 歯医者」のキーワードで出すことが大事だとわかっていたからです。
実体験に基づいて、Googleの自然検索やマップで上に出ていることが、いかに集患につながるかに気づいたのでネット対策に力を入れているんです。
エクスコアはWebマーケティングの総合商社のような会社
エクスコアにご依頼いただいた理由を教えてください
石幡先生:やっぱり担当してくださっている社員さんの対応や人柄の良さですね。
よく話を聞いてくださったり、一番に相談に乗ってくださったり、きちんとコミュニケーションが取れて信頼できるので、これまでずっとお願いし続けています。
あとは、エクスコアさんがWebマーケティング全般に強く、歯科業界での実績があるというのも理由の一つです。
エクスコアさんは、SEO、MEO、Web広告など、Webマーケティングのあらゆる部門を持っているので、Webマーケティングの総合商社みたいな会社と言っても良いかもしれません。
最初はリスティング広告のみお任せしていたんですが、ご提案をいただき、MEOやSEOもエクスコアさんに任せるようになりました。
新患が毎月安定して120人以上来院し続けている
オーガニックユーザー数とPV数の推移(2020年7月〜2024年6月)
- オーガニックユーザー数:11.5倍
- PV数:4.5倍
- CV数(予約完了数):3.9倍
これまでの取り組みで感じている成果を教えてください
石幡先生:開業して10年を越えますが、今もいしはた歯科クリニックと久喜総合歯科の両医院を合わせて、新患が毎月120人以上来続けています。
都心であればもっと新患数が多い医院さんもあるようですが、この地域でこれだけの新患が来続けているのは、人口比率で言うとかなり来ているほうだと思うんですよね。
それは間違いなくネットでの対策をやっているからだと思います。
ホームページの訪問者数も今は毎月5万人以上いるようで、私自身がおこなっている講演活動などの影響も含めて、医院の知名度も少しずつ上がっていますね。
具志堅(エクスコア):集患において重要な「久喜市 歯医者」というキーワードだったり、入れ歯や顎関節症関連のコラム記事でも上位表示できていますよね。
石幡先生:そうですね。検索エンジンからの評価を上げるポイントをエクスコアさんが掴まれているので、「こうしたほうが良いですよ」という的確なアドバイスをいただいています。
そこが評価されて、結果につながっているのが「いしはた歯科クリニック」であり「久喜総合歯科」だと思っています。
新患が安定してくるようになったのは、やっぱりスポンサー枠や自然検索で上に出ているというのが大きいですね。
取り組み前後で他に変わったと感じることはありますか?
石幡先生:「入れ歯の治療を受けたい」という患者さんが、久喜近隣だけではなく、遠方からも来てくださるようになりました。
埼玉のほかの地域だったり、長野や新潟のような他県から電車で数時間かけて来院してくださる患者さんもいらっしゃいます。
歯医者としては「お金をかけてでもしっかり治したい」という熱量が高い患者さんと出会えるのはとても嬉しいことですね。
SEOはこうした患者さんが来院してくださるきっかけの一つに間違いなくなっていると思っていて、入れ歯関連の記事なんかも多くの方に見ていただけているからだと思います。
初めてホームページ内のコンテンツを大幅に削除
これまでの取り組みで印象に残っているエピソードはありますか?
石幡先生:「このコンテンツは消した方が良い」とか「これが原因でマイナス評価になっている可能性が高い」とハッキリ言ってくださったのは、とてもありがたかったです!
2020年頃に「ブログ記事がマイナス評価になっている可能性がありますよ」とエクスコアさんに教えていただき、記事のリライトや削除を実施しました。
これまでの取り組みの中で、削除するということはそれが初めてだったと思います。
当時、ホームページ会社さんから「毎日ブログを書けばだんだんSEO評価が上がる」と言われていたんですが、毎日しっかりしたブログを書くのは正直難しいじゃないですか。
自分で記事を作成していたんですが、結果的には品質に課題のあるコンテンツを量産してしまっていたんです。
本業がある中、評価される記事をどう書くかはやはり自身で把握するのは難しいので、現在はエクスコアさんの力を借りて、記事制作もサポートいただいています。
「親身な提案」「忌憚のない誠実なアドバイス」がいただける
エクスコアのサービスの良いところを教えてください。
石幡先生:コンテンツ削除の件もそうですが、やはり親身になって提案してくださり、誠実なアドバイスがいただけるところです。
最近だと、YouTube動画の会社さんから営業が来たり、Web系のサービスで営業が来たりすることも多いのですが、自分では判断が難しいことも多いんですよね。
そこでエクスコアの方に「これどう思います?」と相談すると、「こういうのはやったほうが良い」とか「こういうのはやらなくても良い」とか意見をいただけます。
Webマーケティング方面のアドバイザーになってくれている感じです。
忌憚ない誠実なアドバイスをいただけるのは、無駄な出費を抑えることにもつながっているので、本当にありがたいです。
集患に困っている方に向けてアドバイスがあれば教えてください
石幡先生:やはり何らかの手を打たないと新患数は減ってしまうと思っています。
2014年ごろから現在まで、当院に新患が来続けているのは、費用をしっかりかけてWebマーケティングに取り組んでいるからだと思うんです。
目先の費用がもったいなくて手を打てていない先生もいるかもしれませんが、私なんかは「月10万、年間120万円かかっても、インプラント3本でペイできるじゃん」と思っていて。
もしかすると、そういう発想になれたのも良かったのかもしれません。
SEO・MEO・リスティング広告は今の時代に合った集患対策として、間違いなく効果があると実感しているので、そこに費用をかけるのはおすすめです。
今後エクスコアと一緒に取り組んでいきたい課題はありますか?
石幡先生:やっぱり新しく開院する大宮院のSEOとMEOですね。
これから半年〜1年で「大宮 歯医者」と検索したときに、大宮いしはた歯科が出てくるように今後もエクスコアさんに支援していただけるとありがたいです。
引き続き、よろしくお願いいたします。
あとがき
今回は、いしはた歯科クリニックの理事長である、石幡先生にインタビューをさせていただきました。
先生ご自身が「いろいろな集客施策を実際に試して、『駅名+歯医者』で検索上位に表示するのが効果的だとわかった」という話は非常に説得力がありました。
弊社では今後も、いしはた歯科クリニック様の集患を最大化できるよう、サポートさせていただきます。
この記事を読んで、エクスコアのサービスに興味を持ったという方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
株式会社エクスコアのコンテンツディレクター・ライター。
1996年生まれ。大学で言語学専攻を卒業したのち、エクスコアに入社。2020年からオウンドメディア「Webma」の運営に従事し、コンテンツ制作・編集・SEO業務に携わる。累計100記事以上を執筆し、PV数・CV数400%超成長に貢献。