「税理士事務所がMEOに取り組むのは効果的?」
「税理士がMEOで集客するには具体的に何をすれば良いの?」
このような疑問をお持ちではないでしょうか。
税理士がオンラインで集客するなら「MEO」は有効な手段のひとつです。
なぜなら顧客は、相談の際に事務所を訪問しやすいよう、自宅や職場周辺で税理士を探していることが多いからです。
MEOをおこなうことで、GoogleマップやGoogle検索の地図に事務所を表示し、顧客との接点を増やすことができます。
実際に弊社がMEO対策をサポートした税理士事務所様は半年以内に、サイトへのアクセスやお問い合わせを2倍以上に増やしました。
この記事で紹介するMEO施策を丁寧に実施すれば、あなたも新たな集客の柱を作ることが可能です。
- 税理士事務所でMEOが効果的な3つの理由
- 税理士事務所のMEO成功事例
- 税理士事務所のMEOで成果が出る8つの施策
- 税理士がMEOに取り組むときの注意点
「紹介サービスに頼らずに自分で集客したい」とお考えの税理士さんはぜひ参考にしてください。
【MEO対策を依頼したい方へ】
弊社でもMEOサービスを提供しております。
サービス紹介・実績資料は、以下のリンク先フォームから1分で請求できます。
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MEO対策|サービス資料
目次
そもそもMEOとは
MEOとは、GoogleマップやGoogle検索の地図で上位表示し、集客につなげる対策です。
「地域名 税理士事務所」のようなキーワードで検索された際に、自分の事務所が以下の赤枠部分に表示されるように対策をおこないます。
後の章で解説しますが、マップで上位を獲得するには「Googleビジネスプロフィール」の情報を充実させることが重要です。
税理士事務所でMEOが効果的な3つの理由
税理士事務所の集客対策でMEOが効果的な理由は以下の3つです。
- 理由1.ライバルが少ない
- 理由2.依頼意思の強いクライアントを集客できる
- 理由3.正確な情報提供ができる
それぞれ解説します。
理由1.ライバルが少ない
税理士事務所のMEOではライバルが少なく、上位表示しやすい傾向があります。
SEOでは「freee税理士検索」や「比較ビズ」など全国規模の強いサイトと順位を競う必要がありますが、MEOにその必要はありません。
MEOでのライバルは、同じエリア内の税理士事務所や会計事務所に限定されます。
税理士事務所のなかにはMEOに取り組んでいない事務所もまだ多いため、基本的な対策をするだけでも大きな成果が出やすいです。
理由2.依頼意思の強いクライアントを集客できる
MEOは「税理士に依頼したい」「税理士に相談したい」とすでにニーズを感じている顧客へのアプローチです。
顕在層に事務所の情報を表示できるため、相談や契約に直結しやすい特徴があります。
Googleの調査では、モバイル端末で近隣の企業・店舗を検索した人の76%が当日中にその企業・店舗を訪問したというデータがあります。
税理士事務所の場合、当日に事務所を訪れる顧客は多くないですが、ホームページの閲覧やお問い合わせは増やすことが可能です。
理由3.正確な情報提供ができる
Googleビジネスプロフィールで正確な情報を提供をすることで、顧客の信頼や安心感を高められます。
もしビジネス情報が過去の古い情報だったり誤った情報だったりすると、それが原因で顧客が離れてしまう可能性があります。
税理士は「この税理士さんなら安心して任せられる」と思ってもらわなければ、顧客に選んでもらえません。
意外と知らない方も多いですが、Googleマップで掲載される「営業時間」や「電話番号」などのビジネス情報には、ユーザーの入力情報やGoogleが取得した情報が自動で反映されることもあります。
そのため常に正確な情報提供をするには、自身でビジネスプロフィールの管理をすることが大切なのです。
税理士事務所は「〇〇税理士事務所」のように指名検索されることも多いですが、その際表示される赤枠部分の情報も、Googleビジネスプロフィールを反映します。
税理士事務所のMEO成功事例
この章では、弊社が支援した弁護士事務所・会計事務所のMEO成功事例をご紹介します。
事例1.5ヶ月で1位獲得、ユーザーの反応が2.5倍に
東京都内に事務所を構える税理士事務所様の事例です。
対策開始5ヶ月後に、狙っていた対策キーワードで1位を獲得しました。
ユーザーの反応(ウェブサイトへのアクセス・ルート検索・電話などの数)は2.5倍以上に増えています。
エリア内で税理士を探すユーザーをターゲットに設定し、プロフィールや投稿で取扱業務に関する情報を充実させました。
- ビジネス情報の充実化
- 定期的な投稿対応
- 外部対策
- クチコミ対策
- 平均順位:101位 → 1位
- ユーザーの反応:32回 → 82回(2.5倍)
事例2.6ヶ月で表示回数が2倍、インタラクションが5.6倍に
こちらも東京都内の会計事務所様の事例です。
対策開始6ヶ月後には、検索での表示回数が2倍に増え、インタラクションも5.6倍になりました。
「地域」「取扱業務(会社設立)」「会計事務所」の3軸でバランス良く情報記載・投稿をおこなうことで順位や表示回数が増えました。
- ビジネス情報の充実化
- 会社設立に関連する投稿を継続的に実施
- 検索での表示回数:173回 → 357回
- インタラクション数:6回 → 34回(5.6倍)
税理士事務所が具体的にどのような施策をおこなっていくべきかを次の章で解説します。
税理士事務所のMEOで成果が出る8つの施策
税理士事務所がMEOで成果を出すためには、以下の施策に取り組むことが重要です。
- 「地域名 × 税理士」を軸に対策キーワードを選定する
- Googleビジネスプロフィールを充実させ、最新情報に保つ
- NAP情報を統一する
- 「商品」欄で対応業務を明示する
- 事務所やスタッフの写真を充実させる
- 定期的に「投稿」をする
- 顧客に口コミを依頼する
- 口コミに返信する
それぞれ詳しく解説します。
1.「地域名 × 税理士」を軸に対策キーワードを選定する
まずは、どのような検索で上位表示したいのか「ターゲットキーワード」を決めましょう。
税理士のMEOでは、「地域名 × 税理士」を軸にキーワードを選定します。
以下、税理士事務所の対策キーワード例です。
- 「地域名 × 税理士」(「渋谷 税理士」)
- 「地域名 × 税理士事務所 」(「渋谷 税理士事務所」)
- 「地域名 × 会計事務所」(「渋谷 会計事務所」)
- 「地域名 × 税理士 × 無料相談」(「渋谷 税理士 無料相談」)
- 「地域名 × 税理士 × 専門(取扱業務)」(「渋谷 税理士 会社設立」)
キーワードを決める際には、実際に検索してみて、
- 上位にどのような事務所が表示されているか?
- 口コミの数はどれくらいか?
などを確認しておくと、難易度が掴みやすいでしょう。
上位に口コミ数が数十、数百ある事務所が並んでいる場合、難易度が高い可能性があります。
その場合は、地域名を「最寄り駅」に絞ったり(例:渋谷区 → 恵比寿駅)、キーワードを追加したり(例:「渋谷 税理士」→「渋谷 税理士 確定申告」)すると難易度が下がります。
対策キーワードはターゲット顧客から逆算して決めましょう。
全部で3〜6個程度選んでおくと良いでしょう。
2.Googleビジネスプロフィールを充実させ、最新情報に保つ
Googleビジネスプロフィールを充実させ、最新かつ正確な情報に保ちましょう。
Googleは、検索キーワードとビジネス情報の関連性(=一致度合い)を評価し、関連性が高い事務所を上位に表示します。
したがって、ビジネス情報を充実させるほど正確な情報が提供され、MEOに有利に働きます。
Googleビジネスプロフィールでは、以下のような基本情報の登録が可能です。
- ビジネス名
- ビジネスカテゴリ
- 説明
- 開業日
- ビジネス所在地(およびサービス提供地域)
- 営業時間(および特別営業時間)
- 電話番号
- ウェブサイト
- その他
- 写真
それぞれの項目をもれなく入力するようにしてください。
「営業時間」や「電話番号」は、顧客がお問い合わせ時に参照する情報なので、変更があったらすぐに最新のものを反映しましょう。
また「メインカテゴリ」は順位への影響が非常に大きいため、税理士事務所であればきちんと「税理士」を設定しておくようにしてください。
各基本情報を入力する際には細かな注意点もあるので、初めての方はGoogleのガイドラインを確認しながら入力することをおすすめします。
Google に掲載するローカル ビジネス情報のガイドライン – Google ビジネス プロフィール
3.NAP情報を統一する
以下の3要素を「NAP」と呼びます。
- N・・・Name(ビジネス名)
- A・・・Adress(住所)
- P・・・Phone(電話番号)
3要素を記載する場合には、どの媒体でも表記が同じになるように統一しましょう。
- Googleビジネスプロフィール
- ホームページ
- SNS
- 税理士ポータルサイト
なぜ表記の統一が必要なのかというと、Googleが瞬時に「この税理士事務所に関する情報だ!」と判断できるようにするためです。
Googleはインターネット上での「視認性の高さ(=事務所の知名度や評判)」を評価しており、実はこの評価がMEOの順位にも影響します。
そのため、NAP情報にバラツキがあると、本来集まるはずの評価が別の事務所のものとしてスルーされてしまう可能性があるのです。
全角・半角(「1丁目」「1丁目」)や大文字・小文字(「P税理士事務所」「p税理士事務所」)など、細かな表記にもバラツキが出ないようにしておくことをおすすめします。
4.「商品」欄で対応業務を明示する
ビジネスプロフィールの「商品」欄では、取扱業務を記載しておくことができます。
事務所がどのようなサービスを提供しているのかが一目でわかるため、インターネット上で看板のような役割をしてくれます。
「相続税」「会社設立」「税務申告」「記帳代行」など、複数の取扱業務があればここに全て掲載しておきましょう。
商品欄には画像や説明文、リンクの掲載が可能です。
5.事務所やスタッフの写真を充実させる
税理士や事務所スタッフ、事務所の内観など、雰囲気が伝わる写真を投稿しておきましょう。
相談前に事務所の雰囲気がわかるだけで、顧客は安心できます。
写真を充実させると、プロフィールの表示回数や閲覧数、ユーザーのアクション率にも良い影響が出る傾向があります。
以下のように、さまざまなタイプの写真を投稿しておき、顧客が事前に確認できるようにしておきましょう。
- 外観の写真:正面だけでなく、右・左からなどあらゆる角度での写真。事務所の入口や建物の入口、看板など。
- 事務所内の写真:事務所内の雰囲気が伝わる写真。デスクの様子など。
- 税理士の先生の写真:事務所内で撮影した個人の顔写真や、相談中の様子がイメージできる写真。事務所スタッフの写真。
- 事務所のロゴ
ただし、アップロードする写真のサイズや形式には、以下のように推奨される基準があるので、基準を守って投稿するようにしてください。
- 形式: JPG または PNG
- サイズ: 10 KB~5 MB
- 推奨解像度: 縦 720 ピクセル、横 720 ピクセル
- 最小解像度: 縦 250 ピクセル、横 250 ピクセル
- 品質: ピントが合っていて十分な明るさのある写真を使用します。大幅な加工や過度のフィルタ使用は避けてください。雰囲気をありのままに伝える画像をお選びください。引用元:ビジネス プロフィールの写真や動画を管理する – Google ビジネス プロフィール ヘルプ
6.定期的に「投稿」をする
定期的に「事務所の最新情報」や「顧客へのお役立ち情報」を発信しましょう。
Googleビジネスプロフィールには、SNSやブログのように情報発信できる「投稿」と呼ばれる機能があります。
税理士事務所の場合、以下のような内容で投稿すると良いでしょう。
- 取扱業務に関して、よくある悩みや相談、疑問を解決するコンテンツ
- 無料相談の案内
- 営業時間などお知らせ
ポイントは「集めたい顧客がどのような情報を欲しているか?」「どのような悩みを抱えているか?」を考えて、それに合う投稿をおこなうことです。
投稿は「最新情報」欄に日付とともに表示されるため、ビジネスプロフィールの情報がアクティブに管理されていることを示す意味でも効果的です。
また、上位表示したいキーワードに関連するトピックの投稿を増やせば、Googleに対してもユーザーに対しても専門性を示すことができ、MEOに有利に働く可能性があります。
投稿では、顧客にとって有益な情報を発信することはもちろん、対策キーワードやトピックも意識してみてください(過剰にキーワードを盛り込んだりする必要はありません)。
7.顧客に口コミを依頼する
Googleマップの口コミは、顧客の事務所選びに直接影響するだけでなく、マップ順位にも影響する要素です。
Googleは口コミの数や評価が順位に影響することを公表しています。
税理士業界では口コミが2件〜3件しかない事務所が上位にいることも多いですが、裏を返せば口コミ1件を獲得するインパクトがかなり大きいということです。以下のような方法で顧客に口コミを依頼してみましょう。
- 満足度が高いと思われる顧客や無料相談の利用者に、直接声かけをする
- 口コミ投稿のQRコードを掲載したチラシを配布する
- 顧客へのお礼メールの際にクチコミ依頼を記載する
ただし、自作自演のサクラ行為や特典などを用意して口コミを促す行為は当然NGです。
8.口コミに返信する
口コミ欄は「これから税理士に相談したい」という人が頻繁に見る場所です。
顧客から口コミをもらったら返信をしましょう。
返信で顧客に良い印象を与えたり、事務所の強みを伝えたりすることも可能です。
以下の画像は、とある税理士事務所様の返信例ですが、誠実に対応していることや事務所の雰囲気が伝わってきます。
もし良くない口コミをいただいた場合にも返信するように心がけてください。
それが事実の場合には謝罪し「今後こうしていきます」と方針を示すことをおすすめします。
口コミ返信の例文については、下記の記事でご紹介しています。
ぜひ参考にしてみてください。
Googleの口コミ返信の例文10選|型やポイントも紹介 -webma-
税理士がMEOに取り組むときの注意点
税理士がMEOに取り組むときの注意点を3つ解説します。
MEOでの失敗を避けるために事前にチェックしておきましょう。
- 注意点1.Googleのガイドライン違反はリスク大
- 注意点2.MEOの順位は検索場所に応じて変化する
- 注意点3.SEOへの取り組みをおろそかにしない
注意点1.Googleのガイドライン違反はリスク大
Googleのガイドラインやポリシーを遵守しましょう。
Googleは、ビジネス情報の掲載に関する条件や禁止事項をガイドラインにまとめています。
ビジネス プロフィールに関連するすべてのポリシーとガイドライン – Google ビジネス プロフィール ヘルプ
このガイドラインに違反すると、アカウントが停止されたり、ビジネス情報が検索結果から削除されたりするリスクがあります。
たとえば、以下のような行為はガイドライン違反です。
- 上位表示を狙ってビジネス名にキーワードを追加する例:正式名称が「さいとう税理士事務所」なのに「さいとう税理士事務所|東京都 渋谷区 恵比寿 税理士 会計士 相続 会社設立」と記載するなど。ビジネス名に不要な情報を含めるのは禁止されています。
- 割引や特典と引き換えに、顧客にクチコミを投稿してもらう
自分で対策をする場合はもちろん、外部のMEO会社に依頼する場合にも、ガイドライン違反がないか確認するようにしてください。
注意点2.MEOの順位は検索場所に応じて変化する
実は、GoogleマップやGoogleの検索結果は、検索場所や検索履歴によってパーソナライズされています。
指定した地域での正確な掲載順位が知りたい場合には、アイサーチフロム のようなツールを使用します。
具体的な確認方法は以下の無料ダウンロード資料で説明しています。
MEOノウハウ|MEO 順位・インサイト確認マニュアル -webma-
注意点3.SEOへの取り組みをおろそかにしない
SEOとMEOは異なるようで、実は相互に関連する施策です。
MEO単体ではなくSEOとセットで取り組めば、相乗効果が期待でき、どちらの順位にも良い影響をもたらす可能性があります。
Googleビジネスプロフィール上での対策を一通り実施した方は、ぜひホームページのSEO改善も意識してみてください。
税理士事務所の具体的なSEO施策については、以下の記事で解説しています。
税理士事務所がSEOで集客を成功させるための5つのヒント -webma-
集客でお悩みの税理士・公認会計士さんはエクスコアにご相談ください
株式会社エクスコアでは、MEO対策代行サービスを提供しています。
エクスコアの約2割のお客様が弁護士や税理士、会計士など士業に関わるお客様です。
2013年の創業以来、2,000社以上のお客様のWebマーケティングを支援した経験・ノウハウを活かして、成果の最大化をお手伝いさせていただきます。
エクスコアのMEOサービスに関して、料金プランや具体的な対策内容、運用実績は「MEO対策|サービス資料」にてご紹介しています。
興味をお持ちの方は、まず上記リンク先の資料をご覧ください。
【まとめ】税理士の集客方法としてMEO対策は効果的!ライバルより先に対策を始めよう
今回は、税理士事務所のMEOで成果が出る8つの施策をご紹介しました。
- 「地域名 × 税理士」を軸に対策キーワードを選定する
- Googleビジネスプロフィールを充実させ、最新情報に保つ
- NAP情報を統一する
- 「商品」欄で対応業務を明示する
- 事務所やスタッフの写真を充実させる
- 定期的に「投稿」をする
- 顧客に口コミを依頼する
- 口コミに返信する
MEOで成果を出すには、こうした基本の施策を一つ一つ丁寧におこなっていくことが重要です。
対策が十分でないと感じた方は、ぜひ一つずつ改善に取り組んでみてください。
弊社ではMEOだけでなく、SEOやWeb広告もサポートしています。
何か集客でお困りのことがございましたらお気軽にご相談ください。
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株式会社エクスコアのコンテンツディレクター・ライター。
1996年生まれ。大学で言語学専攻を卒業したのち、エクスコアに入社。2020年からオウンドメディア「Webma」の運営に従事し、コンテンツ制作・編集・SEO業務に携わる。累計100記事以上を執筆し、PV数・CV数400%超成長に貢献。