これからMEOを始めようか悩んでいる弁護士や司法書士の方もいらっしゃるでしょう。
その際、そもそも士業とMEOの相性が良いのか気になりますよね。
この記事では、MEOと士業の相性やMEOをおこなうメリット・デメリットを解説いたします。
また、「何をすべきか」「業者に依頼した場合の費用はいくらか」「どれくらいで効果が出るのか」などの疑問にもお答えしております。
MEOを始めるべきか悩んでいたり、web集客で悩んでいたりする士業の方は、ぜひこの記事を読んでみてください。
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目次
MEO対策とは
MEO対策とは、Googleマップで自分が所有しているビジネスプロフィールの検索順位を上げる施策のことです。
「ローカルSEO」と呼ばれることもあり、店舗を持つ地域ビジネスにおいては重要なWeb施策となります。
士業とMEOの相性
結論からお伝えすると、士業とMEOの相性は良いです。
その理由を大きく下記3つの観点から解説いたします。
- ビジネス形態
- 競合性
- 対策キーワードの幅
それぞれ詳しく解説します。
ビジネス形態
士業はエリアビジネスの一面を持っています。
税金に関する相談や相続に関する相談などは、通いやすい場所にある事務所を探して訪問するというケースが多いでしょう。
現代ではスマートフォンを使って事務所を探す人が多いです。
税について専門家に相談したいと考えている渋谷在住の方であれば、検索エンジンを使って「渋谷 税理士」といったキーワードで検索するでしょう。
その際、自然検索よりも上位に出てくるのがマップです。
必ず自然検索よりも上位に出るわけではありませんが、多くのケースで自然検索よりも上位に出てきます。
検索エンジンにおけるマップで上位表示できれば、相談者や依頼者の獲得につながるでしょう。
競合性
SEOをおこなっている士業は多いでしょう。
ただ、MEOをおこなっている士業はそこまで多くありません。
MEOをおこなう場合、競合は周辺地域の同業者に限られます。
同業者より先にMEOを始めることでマップの上位表示につなげられ、集客アップに大きく貢献する可能性があります。
対策キーワードの幅
士業の対策キーワードは幅広く、たとえば弁護士の場合は「相続」「離婚」「交通事故」「債務整理」「刑事事件」など、対策キーワードは多岐に渡るでしょう。
外壁塗装業や注文住宅業など、業種によっては対策キーワードが少ないケースもあります。
対策キーワードの幅が狭いと、他の競合も同じようなキーワードを対策することになり、競合との差別化も難しくなります。
これに対して、士業は対策キーワードの幅が広いため、競合とも差別化をしやすいです。
「〜市 弁護士」「〜市 司法書士」といったキーワードを狙うこともできれば、「〜市 弁護士 離婚相談」といったキーワードを狙うこともできるわけです。
フリーランスの士業でもMEOはできる?
検索エンジンを使って「〜市 税理士」「〜市 弁護士」などと調べると、マップに表示されるのは複数の社員を抱える事務所がほとんどです。
一方で、弁護士や司法書士個人が表示されているケースは少ないです。
このことから「個人で業務を請け負うフリーランスだとMEOはできないのか」と思われる方もいらっしゃるでしょう。
しかし、弁護士や司法書士個人でもMEOをおこなうことは可能です。
以下に、Googleビジネスプロフィールに関するガイドラインを一部抜粋します。
個人専門家とは、対外的に専門業務を行い、通常は独自の顧客層を抱える専門家です。医師、歯科医師、弁護士、投資顧問、保険代理人、不動産仲介士などが個人専門家に含まれます。専門家のビジネス プロフィールには肩書きや学位を記載することができます(例: Dr.、MD、JD、Esq.、CFA、博士、医学博士、法務博士、公認会計士など)。
個人専門家は以下の場合に専用のビジネス プロフィールを作成できます。
- 対外的に専門業務を行う専門家本人であること。サポート スタッフが自分のビジネス プロフィールを持つことはできません。
- オーナー確認された事業所で営業時間内に本人に直接連絡が取れること。
1 人の専門家が専門分野ごとに複数のビジネス プロフィールを作成することはできません。また、販売員や企業の見込み顧客の発掘代理店は個人専門家ではないため、ビジネス プロフィールを持つことはできません。
このように一定の条件を満たしていれば、フリーランスの士業でもビジネスプロフィールを作成できるため、MEOもおこなえます。
士業がMEOで得られるメリット
士業がMEOをおこなうことには下記のようなメリットがあります。
- 良い口コミで信頼を獲得できる
- 問い合わせや相談者が増える
それぞれ詳しく解説します。
良い口コミで信頼を獲得できる
士業は信頼性が特に求められる業界です。
離婚問題といったプライベートな相談をされることもあれば、相続税といった今後の生活に大きく関わる問題の相談をされることもあります。
こういった相談をする相手として、信頼できない相手は適していません。
そのため、信頼性が求められるわけです。
Googleビジネスプロフィールに良い口コミが多く寄せられていれば、依頼する側としても信頼しやすいでしょう。
また、口コミが星の評価だけでなく、リアルな内容のコメントが記載されていれば、具体的な評価をもとにより信頼されやすくなります。
問い合わせや相談者が増える
一般的に士業の相談先を探す際は、できるだけ自分が普段生活している地域で、何かあったときに直接対面で相談できるところを探す傾向にあります。
検索エンジンのマップで上位表示させることができれば、自分の生活している地域で専門家を探しているユーザーの目に入る機会が増えます。
相談に至る可能性が高いユーザーに対して効率的にアプローチできるため、問い合わせや相談者の数が増えるでしょう。
士業がMEOをおこなうデメリット
士業がMEOをおこなうことには、少なからず以下のようなデメリットも存在します。
- 悪い口コミが目立つ恐れがある
- 手間がかかる
それぞれ詳しく解説します。
悪い口コミが目立つ恐れがある
Googleマップに投稿される口コミは必ずしも良い口コミとは限りません。
悪い口コミを書かれることもあります。
Googleマップの口コミが少なく、内容が悪い口コミばかりだと、かえってそれが目立ってしまいます。
サービスの質に問題がある状態でMEOに取り組むと、悪い口コミによって信頼を損なう恐れがあるのです。
手間がかかる
MEOはGoogleビジネスプロフィールに一度情報を埋めて終わりではありません。
臨時休業日があれば設定したり、投稿機能で事務所の情報を発信したりと、定期的に更新することが大切です。
また、Googleによるアップデートがあれば、その都度内部の情報を見直すべきです。
本業で忙しいなか、こういった手間のかかることもおこなう必要があります。
これらを怠れば、MEOの効果を最大限発揮するのは難しいでしょう。
ご自身での運用が難しいなら、専門家に依頼して運用をサポートしてもらうことがおすすめです。
士業がMEOの成果を最大化するために必要な取り組み
士業とMEOの相性が良くても、MEOで効果を出すためには適切に運用することが大切です。
具体的には、以下のような取り組みをおこなうと良いでしょう。
- 正しい営業時間を設定する
- 適切なメインカテゴリを設定する
- 事務所の内観や外観写真を追加する
- 依頼者に口コミ投稿の協力を依頼する
- 投稿機能で定期的に情報を発信する
- NAPO情報を統一させる
それぞれ詳しく解説します。
正しい営業時間を設定する
営業時間は正しく設定しましょう。
間違った時間を設定すると、営業時間外に連絡が来てしまう恐れがあります。
また、最近では営業時間がGoogleマップの順位に影響しているため、正しく営業時間を設定することが大切です。
実際に、ある弁護士事務所における営業時間中の順位と営業時間外の順位を計測してみると、営業時間外の順位は営業時間中の順位よりも下がっていました。
■営業時間中 22位
■営業時間外 27位
適切なメインカテゴリを設定する
MEOをおこなううえで、メインカテゴリの設定は非常に重要です。
メインカテゴリはGoogleマップの順位に大きく影響する要素のひとつであり、Googleのガイドラインにも以下のような記載があります。
カテゴリを設定すると、そのサービスを探しているユーザーに見つけてもらいやすくなります。
「弁護士」「司法書士」「税理士」など、事業内容を示すカテゴリに設定しましょう。
事務所の内観や外観写真を追加する
Googleビジネスプロフィールには写真を追加できます。
事務所の内観や外観は、ユーザーとって気になるポイントとなるため追加しておきましょう。
「事前にどのような場所へ行くのか」「どのような部屋で相談をするのか」などを把握できることは、ユーザーの安心感にもつながります。
依頼者に口コミ投稿の協力を依頼する
良い口コミの獲得は、Googleマップでの順位上昇や事務所の信頼度アップにつながります。
ただ、相談者や依頼者のすべてが口コミの投稿をしてくれるわけではありません。
口コミを書いてもらえるよう、積極的に促すことが大切です。
しかし、割引といった特典と引き換えに口コミ投稿を促すことはやめましょう。
このような行為はGoogleのポリシー違反となります。
もちろん、良い口コミを書いてもらうには、良いサービスを提供することが前提です。
また、口コミを書いてもらったらしっかりと返信しましょう。
丁寧に返信することで、相談者や依頼者との信頼関係を築くことにつながります。
どのように返信すべきかについては「Googleの口コミ返信の例文10選|型やポイントも紹介」の記事にて詳しく解説しておりますので、ぜひ参考にしてみてください。
投稿機能で定期的に情報を発信する
投稿機能を活用することもポイントです。
Googleビジネスプロフィールヘルプにおける「Google のローカル検索結果のランキングを改善する方法」のページには以下のような記載があります。
ビジネス情報を更新して表示頻度を上げる
ビジネスの所在地で関連性の高い語句を検索しても、ご自身のビジネス情報が表示されない場合があります。ローカル検索結果でお客様のビジネスが表示される頻度を最大化するには、ビジネス プロフィールのビジネス情報の内容を充実させ、魅力的なものにしてください。
ビジネス情報に変更があったタイミングで更新することはもちろん、投稿機能の活用も定期的な情報更新につながります。
ユーザーにとって有益な情報提供にもなるので、積極的に活用していきましょう。
NAPO情報を統一させる
MEOにおけるNAPOとは以下の情報のことを指します。
- Name:名前
- Address:住所
- Phone:電話番号
- Operating hours:営業時間
これらの情報を各媒体で統一させましょう。
NAPO情報を統一することで、Googleが同一ビジネスと認識しやすくなり、適切な評価を受けやすくなります。
MEOの効果が出るまでの時間
MEOは適切な運用をしたからといって、すぐに効果が出るわけではありません。
効果が出るまでには一定期間かかります。
具体的な期間に関しては明言することが難しく、3ヵ月〜6ヵ月程度かかることもあれば、1年程度かかることもあるでしょう。
ただ、SEOよりは効果が出るのは早い傾向にあります。
MEOを代行業者に依頼した際の費用
MEOを代行業者に依頼する場合、費用形態は大きく「月額固定型」「成果報酬型」の2種類にわけられます。
月額固定型の場合は月3万〜5万程度が相場です。
成果報酬型の場合は「上位表示された日数×設定された日額成果金額」で算出されることが多く、日額成果金額の相場は1,200円〜1,500円程度です。
ただ、上記の金額はあくまでも目安のため、より具体的な費用については業者ごとに確認しましょう。
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- 電話数:130件 → 300件
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弁護士や税理士の成功事例については、以下の記事で紹介しております。
弁護士はMEO対策で集客できる?成功事例やポイントを紹介
税理士のMEOは効果的?成果が出る8つのMEO施策【代理店が解説】
このように、士業での実績も豊富にありますので、士業のMEOに強い会社をお探しならエクスコアにご相談ください。
【まとめ】士業もMEOを始めるべき
士業とMEOの相性は良く、適切に運用することで「問い合わせや相談者の増加」「ユーザーからの信頼の獲得」などにつながります。
まだMEOを始めてない士業の方は、ぜひ始めることをおすすめします。
「本業で忙しいけど、MEOは始めたい」という方は、代行業者へ依頼すると良いでしょう。
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2020年に新卒としてエクスコアに入社。入社後の1年目と2年目は新規開拓営業に従事。3年目以降は、MEOの運用とオウンドメディア「webma」や「medee」のコンテンツ制作に携わる。