
こんにちは!
Webmaの垣谷です。
先日、株式会社ウィルゲート様(以下、ウィルゲート)・株式会社WACUL様(以下、WACUL)が共同開催された
「Webコンバージョン最大化セミナー~コンテンツSEOとCVR改善でCVアップのノウハウを大公開!~」
というセミナーに参加させていただきました。
オウンドメディア運営などのコンテンツマーケティング担当者からの注目が絶えない2社のセミナー。
気になっている方も多いのではないでしょうか。
今回は、上記2社に許可をいただき、こちらのセミナーについてのレポートを公開させていただけることになりました。
内容としては、表題の通りSEOとCVの改善に関する内容がメインです。
Webマーケティングをご担当されている方は、ぜひご一読ください。
目次
Webコンバージョン最大化セミナー
~コンテンツSEOとCVR改善でCVアップのノウハウを大公開!~について
今回のセミナーは2部構成でした。
■第1部
【SEOを内製化したい方は必見のハイレベルSEOセミナー】5ヶ月でSEO流入が月200万UU増加!月650万UUに成長した暮らしニスタのSEO戦略を大解剖
ご講演者:株式会社ウィルゲート 専務取締役COO 共同創業者 吉岡諒 様
株式会社ウィルゲートコーポレートサイト
吉岡 様Twitterアカウント
■第2部
CVR2倍以上の実績多数!AIアナリストが実践する「データから改善施策を生み出す」手法
ご講演者:株式会社WACUL 執行役員 松尾 龍 様
株式会社WACULコーポレートサイト
松尾 様Twitterアカウント
どちらのセミナーも表題からして、とても興味深いですね。
いずれのセミナーも会社を代表するお二方から、直接お話をお伺いできるというもの。
参加前からとても楽しみでした!
それでは、それぞれのセミナーについてご紹介します。
■第1部
【SEOを内製化したい方は必見のハイレベルSEOセミナー】
5ヶ月でSEO流入が月200万UU増加!
月650万UUに成長した暮らしニスタのSEO戦略を大解剖
まずはウィルゲートのセミナーから。
メインテーマは「SEO」です。
月間650万UUの暮らしニスタがどのようなSEO戦略を行なっているのか、非常に気になるところ。
オウンドメディア担当者の方は、ぜひご一読ください。
第1部のアジェンダ
今回のセミナーのアジェンダは以下のとおりです。
- 650万UUを達成した「暮らしニスタ」の成功事例
- コンテンツ作成について
この記事では、暮らしニスタの概要と特に勉強になったことを紹介させていただきます。
月650万UUを誇るメディア「暮らしニスタ」の概要
第1部では、株式会社主婦の友社とウィルゲートが共同運営する「暮らしニスタ」というアイデア投稿型プラットフォームメディアを軸に話が進められました。
暮らしニスタの概要は以下の通りです。
暮らしニスタ:「暮らしのアイデア投稿メディア」 | |
目的 | 毎日の生活や家事など暮らしを楽しんでもらうことを目指す |
トラフィック | 月間650万UU 3,200万PV |
投稿実績 | ユーザー投稿55,000記事 編集部投稿7,000記事 |
上位表示実績 | 「コストコ おすすめ」:3位 220,000/月間「DIY」:8位 148,000/月間などその他多数 |
表をみていただくとわかる通り、暮らしニスタは生活系のメディアの中でもかなり大きいメディアだとわかりますね。
生活系メディアは他にも多く存在しますが、その中でも間違いなくトップ層でしょう。
暮らしニスタの戦略で学んだ2つのこと
今回のセミナーで特に印象的だったことは、暮らしニスタのメディア戦略です。
主にSEOの内容ですが、その中でもリサーチ方法は目から鱗でした。
セミナーを聞いている限り、ウィルゲートでは競合サイトのリサーチを入念に行なっていらっしゃいます。
特に以下の2点に関しては新しい発見があり、勉強させていただきました。
- 競合サイトのコンテンツチェック
- キーワードごとの上位表示チェック
それぞれ紹介させていただきます。
競合サイトのコンテンツチェック
ウィルゲートでは競合サイトのコンテンツ調査を、かなり詳細に行なっていらっしゃいます。
方法はシンプルで、上位表示を狙いたいキーワードで「コンテンツ量が少なくても上位表示をされる見込みがあるのか」を確認することです。
大まかには次の3ステップで確認できます。
- Google検索にて「site:競合サイトのURL intitle:上位表示したいキーワード」で検索
- そのサイトでそのキーワードを含むコンテンツがいくつ作られているのかを把握
- コンテンツ量が少なくても上位表示されている競合サイトがあれば記事を作成
仮にあなたが生活系のメディアを運営していて、暮らしニスタが競合サイトだとしましょう。
「洗濯 部屋干し」というキーワードで上位表示を狙うとき、競合である暮らしニスタが「洗濯 部屋干し」というキーワードのコンテンツをどれだけ作成しているのかを知ることが、重要なポイントなのです。
Google検索で「site:https://kurashinista.jp/ intitle:洗濯 intitle:部屋干し」と検索すると、「洗濯 部屋干し」というキーワードを含むコンテンツを暮らしニスタがいくつ作っているのかを把握できます。

この例の場合。
暮らしニスタ内に「洗濯 部屋干し」を含むコンテンツは7件です。
別のキーワードも確認してみましょう。
同じように「洗濯 外干し」というキーワードを検索すると、暮らしニスタ内で「洗濯 外干し」を含むコンテンツは1件です。
つまり、暮らしニスタを競合サイトとする場合、「洗濯 部屋干し」よりも「洗濯 外干し」の方がコンテンツ量が少ないため、「洗濯 外干し」であれば、上位表示できそうだと判断できます。
ウィルゲートでは、このような緻密な競合サイト調査を、キーワードやサイトごとに行なっていらっしゃるようです。
弊社もWebmaを運営する上で、競合サイトをチェックしていますが、このような方法では調査していませんでした。
この方法については、弊社でもぜひ活用させていただきたいと考えています。
キーワードごとの上位表示チェック
もう1つの発見は、「上位表示されているページがパターン表示されている」ことです。
これまでのSEOで上位表示されている記事は、網羅性が高い記事が上位を占めていることがほとんどでした。
しかし、現在では上位表示される10個のページのうち、網羅性の高い記事は2〜3ページと決められているのです。
たとえば、「年末調整 とは」というキーワードの場合、年末調整に関する情報の網羅性が高いページ以外に、年末調整に関する「特定のトピックに特化したページ」が上位表示されています。
たとえば、以下のようなトピックです。
- 「年末調整を行う理由」
- 「年末調整の還付金について」
- 「確定申告との違い」
- 「年末調整の書き方」
もちろん、トピックだけで上位表示されるほどSEOは甘くはありませんが、マーケターである以上、この情報は知っておかなければいけません。
もし、あなたが担当されているWebコンテンツが上位表示されずに困っている場合。
コンテンツの切り口を変えて、そのテーマの中でも特定のトピックに特化したコンテンツにすることで、上位表示される可能性もあるでしょう。
恥ずかしながら私も知らない情報だったので、今後はこの情報を加味してSEO施策に取り組む必要があると勉強させていただきました。

ウィルゲートでは、Webマーケティング関連のセミナーを毎月開催されています。
SEOやMEOなどのWeb集客が中心なので、Web集客に課題を感じている方はぜひチェックしてみてください。
無料かつウェビナーと同時開催なので、全国どこからでも参加できるのも嬉しいです!
ウィルゲートが開催するセミナーのスケジュールは以下のリンクから確認できます。
ウィルゲートのセミナー一覧
■第2部
CVR2倍以上の実績多数!AIアナリストが実践する「データから改善施策を生み出す」手法
第2部はWACULのセミナーです。
CVRを改善するために、どのような施策を行うべきかというテーマのもと、具体的な手法を勉強させていただきました。
WACULが提案するCVR改善の流れは非常にシンプルです。
- 大通りを見つける
- 改善箇所を特定する
- アクション後の効果検証をする
特に勉強になったことは、「大通りを見つける」「アクション後の効果検証をする」です。
それぞれ解説していきます。
第2部のアジェンダ
第2部のアジェンダは以下の通りです。
- デジタルマーケティング業界の悪しき習慣
- アクセス解析に対する課題感
- アクセス解析手法の解説
この記事では、特に勉強になった2つのポイントを紹介させていただきます。
大通りを見つける
大通りを見つけるとは、「アクセス解析をして訪問数が多いページを見つける」ことです。
これは、訪問数が多いページを改善することでCVRを大きく改善できる可能性があるからです。
反対に訪問数が少ないページを改善しても、CVRが大きく改善される可能性は低いでしょう。
大通りを見つけて、そこを改善することでCVRに大きなインパクトを与えることができるのです。
たとえば、月間訪問数1万のページと月間訪問数5000のページがあるとしましょう。
この場合、月刊訪問数5000のページを改善するよりも、月刊訪問数1万のページを改善する方が、改善できた場合のインパクトが大きいです。
そのため、訪問数1万のページを優先的に改善すると判断できるのです。
一見、当たり前のように思えますが、この考えを持ってWebサイトを改善されている企業は少ないのではないのでしょうか。
アクション後の効果検証をする
アクション後の効果検証がPDCAを回していく上で、重要だということはご存知でしょう。
今回のセミナーでは、以下の2つが挙げられていました。
「ABテスト」
「前後比較」
この記事をご覧の皆様は、自社のWebサイトを改善する際に、どちらの方法を利用されているでしょうか。
私としては、ABテストをメインで行なっているメディアが多いという印象があります。
しかし、WACULでは前後比較が推奨されています。
なぜなら、ABテストは明確な結果が出にくいことが多いからです。
私も言われて気づいたのですが、たしかにABテストは前提条件を揃えることはできても、2つの間に明らかな差が生まれることは少ない印象があります。
前後比較の場合、前提条件を揃えることは難しいですが、チェック項目を明確化しやすく、変更後の数字に差が生まれやすいです。
この記事を読んでいるマーケターの中にも、ABテストを行なっているけれど思ったような差がでないために、悶々としている方は多いのではないでしょうか。
そのような場合には、前後比較を検討することで有効な効果検証を行えるかもしれません。
前後比較を含め、他の効果検証にもぜひ取り組んでみてください。

WACULのAIアナリストは無料版も用意されています。
AIアナリストを使うと、Webサイトのアクセス解析を自動で行なってもらえます。
・レポート作成
・成果予測
・改善提案
このような手間のかかる作業を自動化できるのは嬉しいですよね〜!
Webサイトの効果を最大化したい方はぜひ一度お試しください。
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【まとめ】
株式会社ウィルゲート様と株式会社WACUL様の2社共同セミナーに参加させていただきました。
今回紹介させていただいた内容以外にも有益な情報がとても多く、弊社も学んだことを活かせるように取り組んでいきます。
また、今後もさまざまなセミナーに参加して、Webマーケティングの動向を発信していくので、お楽しみにしてください。