こんにちは、Webma編集部ライターの具志堅です。
弊社エクスコアではリスティング広告から各種SNS広告まで、あらゆる広告の運用を行なっています。
今回は、そんなエクスコアの広告担当者が「どんなツールで日々の業務を効率化しているのか?」という疑問のもと、3名のマーケターに業務で重宝しているツールを聞いてきました!
「このツールのここが良い!」「こんなときに使っている」というコメントもいただいたので、ぜひ確認してみてください。
「広告の管理・運用編」「リスティング広告編」「クリエイティブ編」に分けて、それぞれ3つのツールをお伝えします。
目次
【広告の管理・運用編】
まずは、広告の管理・運用に利用できるツール3選です。
- Googleデータポータル
- Google Tag Manager
- Googleスプレッドシート
■ 紹介してくれたマーケター ■
佐野さん
2017年エクスコアに新卒入社し、Webコンサルタントとして従事。
リスティング広告をメインに各広告媒体の運用を担当。
【保有資格】Google広告、LINE広告、IMA検定、公式LINE運用…など
佐野さんのインタビュー記事はこちら
1.Googleデータポータル
広告担当者が日々行なう業務の一つに、数値進捗の確認があります。
この作業を効率化できるのが「Googleデータポータル」(無料)です。
- デイリー/ウィークリーでの運用状況を大まかに確認するとき
- 様々なデータ(GoogleAnalytics/各広告媒体)を連携できるため、複数の広告媒体を運用している場合に一度に確認できる
- カスタマイズ性が高く、欲しいデータを効率的に確認できる
Google Analyticsの管理画面を見て、Google広告の管理画面を見て、次はスプレッドシートの数値を見て、…。
そんなふうに各管理画面(タブ)を開かなくても、Googleデータポータルでは一度に数値のチェックができるので、確認作業の無駄な手間が省けます。
現在、GoogleデータポータルでGoogle広告のデータを反映できるテンプレートを無料配布中です!フォームに情報入力・送信いただければ、テンプレートをメールでお届けしますので、ぜひご活用ください。
テンプレート|Googleデータポータル Google広告編
2.Google Tag Manager
タグの管理・設定の効率化に利用しているのが「Google Tag Manager(グーグルタグマネージャー)」です。
- コンバージョン計測の設定をするとき、施策検証のための計測設定をするとき(広告掲載開始時・追加で計測項目が発生した場合)
- WebサイトにGoogleタグマネージャーのタグを一度設置すれば、その後の計測設定はコードをいじらずに対応できる
- コードの知識がなくても設定可能
- 様々な形式に合わせたタグがあるため(Google広告用、Googleアナリティクス用…など)、時間をかけずに設置できる
- 不要になったタグも「停止」設定だけで簡単に計測設定の解除ができる
効果計測のタグは次々と増えていくので、個別に管理・設定をおこなっていると大変です。
タグマネージャーを使えば、タグを一元管理できるので、毎回HTMLを編集する必要はありません。
エンジニアの方に対応協力を依頼せずとも、タグを設置できるので工数が大幅に削減できます。
3.Googleスプレッドシート
業務に欠かせないツールが「Googleスプレッドシート」です。
- 数値
- 広告訴求内容
- 対応履歴
など、広告運用業務に関わるあらゆる情報をスプレッドシートで管理しています。
- 情報の管理
- お客様に情報共有をするとき
- Googleアカウントさえあれば、お客様への共有が可能
- 関数利用により数値関連の算出が効率的に行える
- 複数人でリアルタイムで編集/閲覧が可能なため、共有工数がかからない
- Google広告やGoogleアナリティクスのデータを自動連携できる
社内外での連携・共有の工数も削減できるので重宝しています。
【リスティング広告編】
続いて、リスティング広告に関わる業務を効率化できるツール3選です。
- Similarweb
- Googleキーワードプランナー
- ラッコキーワード
■ 紹介してくれたマーケター ■
山本さん
2020年エクスコアに新卒入社し、Webコンサルタントとして従事。
広告運用からSEOまで、幅広く案件を担当中。
好きなものはカフェインで、コーヒーかモンスターを多飲している。カフェインの過剰摂取で病気にかからないかが心配。
【保有資格】Google広告、SEO検定…など
山本さんのインタビュー動画はこちら
1.Similarweb
リスティング広告の競合調査の際には「Similarweb(シミラーウェブ)」を利用しています。
競合が「どのような広告を出しているか?」「どのようなキーワードで広告を出しているか」を調べることができます(弊社では有料版を使用しています)。
- 広告アカウントの初期設計時や、広告文を変更するとき
- 競合調査による広告媒体選定
- 自力で調べるには限界がある情報がわかったり、本来であれば時間がかかるものをすぐに調べたりできる。競合と差を付けたい時にも、逆に競合のいい部分を吸収したいときにも、両方に使用できる。
競合調査を効率よく行なうのに欠かせないツールです。
2.Googleキーワードプランナー
リスティング広告の入稿キーワード決定の際には、「Googleキーワードプランナー」を活用しています。
検索ユーザーがどのようなキーワードで日々検索を行なっているのか、ニーズを掴むことが可能です。
- 主にアカウント初期設計のタイミング。ある程度の予測を出してくれるので、優先して入稿するキーワードを決定したり、キーワード単価調整をしたりもしている。
- 無料で利用できる点。
- 実際のGoogle上での検索情報をもとにデータが出ているため、ある程度信憑性の高い情報を得られる点。
実際に広告掲載をした場合のシミュレーションもできるので、どのキーワードを入稿すべきかという決定がスムーズになります。
3.ラッコキーワード
「ラッコキーワード」もキーワード選定の際に活用しています。
ラッコキーワードの「Q&A」や「共起語」機能を利用して、広告文を作成することもあります。
- 広告アカウントの初期設計時や、広告文を変更するとき
- ユーザーのインサイトを一括で確認できるところ。
- キーワードプランナーで拾いきれなかったキーワードも確認できることがあるので、思わぬニーズも発見できる。また、フリープランでも1日50回の検索が可能なため、それほど制限されないのも魅力。
特に初期のキーワード選定で時間削減につながるのでおすすめです。
【クリエイティブ編】
最後に、広告バナーの作成など、クリエイティブ業務に活用しているツール3選です。
- Canva
- Instagram
■ 紹介してくれたマーケター ■
宮澤さん
2018年エクスコアに新卒入社、Webコンサルタントとして従事。
最近はSNS広告や運用支援を中心に担当。
スキルアップのため日々奮闘中。
1.Canva
ちょっとしたバナーや投稿用画像など、クリエイティブツールとして優秀なのが「Canva(キャンバ)」です。
- 主にInstagramの広告用クリエイティブ作成のとき、複数のクリエイティブを回したいとき
- テンプレートがたくさん用意されているので、簡単にデザイン性の高いクリエイティブの作成が可能。
Canvaを使いこなすことができれば、毎回デザイナーさんに依頼せずとも、必要に応じて自身で広告素材を作成できます。
2.Instagram
「Instagram」は他社のクリエイティブ確認のために、よく利用しています。
- 他社がどういったクリエイティブでどのような出し方をしているかアイディアが欲しいとき
- ユーザー目線でリアルな配信のされ方を確認できる
Instagramで他社のクリエイティブを確認しておくことで、配信のイメージがしやすくなります。
3.Twitter
「Twitter」は、最新情報のキャッチアップなど、主に情報収集を目的として利用しています。
- バナーの改善項目を洗い出したいときなど
- マーケターの方がたくさんいて有益な情報を紹介してくれている
- 記事に載っていないようなマーケター視点のリアルな意見を確認できる
たとえば、以下のアカウントでデザインや広告運用に有益な情報が発信されているので、チェックしてみてください。
- デザイン研究所 (デザ研) @designkenkyujo
- ingectar-e design @ingectar_design
- sem_master @semlabo
弊社エクスコアでも広告運用に関連してさまざまな情報を発信していますので、ぜひこちらもフォローしていただけると嬉しいです!
- エクスコア マーケ部/『Webma』@Webマーケティングメディア運営 @xsc_marketing
まとめ
今回はエクスコアの広告運用を担う3名のマーケターの方々に、業務効率化ツールをご紹介いただきました!
導入できそうなツールや使ってみたいツールはありましたでしょうか?
マーケターにとっては、時間も貴重なコストの一つです。
効率化できるところはツールを使って生産性アップを図っていきたいですね!
この記事が「参考になった」という方は、ぜひSNSでシェアしていただけると嬉しいです。
当サイトでは、他にも広告運用に関するコラム記事がありますので、気になる方はこちらもチェックしてみてください。
広告運用担当者インタビュー
【成長日記】広告運用担当者が仕事で大切にしているマインドをインタビューしてみた
株式会社エクスコアのコンテンツディレクター・ライター。
1996年生まれ。大学で言語学専攻を卒業したのち、エクスコアに入社。2020年からオウンドメディア「Webma」の運営に従事し、コンテンツ制作・編集・SEO業務に携わる。累計100記事以上を執筆し、PV数・CV数400%超成長に貢献。